「一つの生命が他の生命を支配し、貪り尽くすなんて不自然よ！ 最後は全部破滅するわ。このままじゃいけない……」
データ
解説
リュグローと共に地球に飛来した宇宙人で、彼の妻でもある。リュグローが人間の姿を嫌い、ハンバーガーショップの車に変身したのに対し、彼女はベロニカ・アレイという地球人の店員に変身して地球で働いていた。人間に対して、友好的な性格でUMA隊員のチャールズと親しくなるが、夫のリュグローは嫉妬で妨害してしまう。それが原因でオーストラリア軍ARMYに侵略者と誤解され、危うく捕まりそうになった。その後、人間体になったリュグローと共に地球に幸せに暮らす道を選んだ。ちなみに彼らは5000年生きてきたといわれる。
余談
日本版脚本では正体を現して射殺される結末になっていた。
吹き替えを担当した潘恵子の娘：潘めぐみは、『ウルトラマンジード』のペガッサ星人ペガ役を皮切りに、多くのウルトラシリーズ関連作品に出演している常連声優となっている（これにより、親子そろってのウルトラシリーズ出演が実現した）。
『ウルトラマンR/B』劇場版公開時のインタビューによると、潘めぐみがウルトラシリーズにハマったきっかけは、家にあった『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『ウルトラマンタロウ』のビデオだったとのこと。このビデオについてめぐみは「母が仕事の関係で貰ってきた何かのサンプルだったと思う」と語っているが、時期的に考えるとこの『ウルトラマンG』吹き替えか、『ウルトラマンキッズのことわざ物語』に関連するものだった可能性が高いと思われる（ちなみに、このビデオテープは何度も繰り返し見ているうちにビデオデッキにテープが巻き込まれて駄目になってしまったらしい）。
潘恵子自身はウルトラシリーズとはそこまで深いつながりがあったわけではないが、少ないとはいえウルトラシリーズに関わったことが、世代を跨いで後年のシリーズに大なり小なり影響を与えることになったとは何とも感慨深い話であると言えよう。
