概要
大正デモクラシー(たいしょうデモクラシー)とは、日本で1910年代から1920年代(概ね大正年間)にかけて起こった、政治・社会・文化の各方面における民本主義の発展、大衆の自由を求める自由主義的な運動、風潮、思想の総称である。
大正の日本国内では新中流階級(サラリーマン)が発生し、従来の藩閥政治に代わって政党政治が定着することになり、後の時代に「大正デモクラシー」と呼ばれる自由主義的風潮が中流層に広まった。
明治の末年から大正デモクラシーの時期にかけて、女性参政権をはじめとした女性の権利を求める気運が女性の中から高まっていった。
大正7年(1918年)には米騒動が起こり、全国で暴動にまで発展している。