大澤哲三

おおさわてつぞう

大澤哲三とは、日本のデザイナー、美術監督。故人。

1946年11月26日生まれ。

中国生まれ。

人物

中国にてミシン工場を経営する父の長男として生まれ、終戦後にぎりぎりのタイミングで復員船に乗ることができ、日本の大阪府に移住。

1967年、円谷プロダクションと契約し操演部助手として『快獣ブースカ』に参加。そこで池谷仙克、成田亨に師事し、『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』で美術助手を担当し、『ミラーマン』で美術監督に昇格。1974年の『ウルトラマンレオ』では怪獣デザインを手掛けた。

70年代後半にかけて、『ミラーマン』で知り合った矢島信男に誘われ特撮研究所の中心的な美術スタッフとなり、80年代の特撮研究所作品で美術監督を担当した。

その後は美術制作会社マーブリング・ファインアーツに入社。『帝都物語』『ガンヘッド』などを手がけたのちにVSシリーズにて『84ゴジラ』から『ゴジラVSデストロイア』までの全作品に特撮美術のチーフデザイナーとして参加した。

2010年10月10日死去。享年63歳。遺作は2011年に公開された『ウルトラマンゼロTHEMOVIE超決戦!ベリアル銀河帝国』となり、映画のラストで追悼文が提示された。

関連項目

特撮　キャラクターデザイン