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概要

1966年8月7日放送。

監督 野長瀬三摩地

脚本 南川竜(野長瀬氏のペンネーム)

特技監督 高野宏一


STORY

木星開発用に6個の原子爆弾を搭載したロケット「ML-1」が発射直後、太平洋に墜落した。

積まれていた6個の原子爆弾の内1個は日本海溝5千mで爆発、爆心地に近い南洋の島々は津波に飲み込まれた。残りのうち4個は回収されたものの1個が未だに発見されない状態となってしまった。


科学特捜隊本部で事件の説明が行われていたころ、捜索中の艦船が沈没するという事件が発生した。ハヤタ隊員が生存者の事情聴取に赴いたところ、錯乱状態の乗員は「白い航跡」「怪物」、そして「原爆があった」と叫び続けていた。ハヤタがムラマツキャップへ状況を報告していたのと時を同じくして、旅客機が海上に「白い航跡」を発見したとの報告が入った。航跡の進行方向から千葉野島崎に向かうと判断したハヤタは移動を開始した。


同じころ、休暇で三浦半島葉山マリーナを訪れていたフジ隊員とホシノ少年は食事をとっていたが、ホシノ少年が「白い航跡」らしきものを発見。フジから報告を受けたムラマツはアラシ隊員ジェットビートルで出撃を、フジ達には葉山マリーナの避難誘導を、ハヤタへ千葉から葉山マリーナへの移動を命じた。


そして「白い航跡」の中から大波と共に姿を現したのは


海底原人ラゴン

全長30mにもなる巨大なラゴンの姿だった


ラゴンは元々全長2mと人類より少し大きいほどの海底原人であったが、冒頭に起きた原爆の海底爆発で突然変異を起こしてしまった。精神も異常をきたしているらしく、危害を加えなければおとなしかった性格も狂暴なものとなり、口からは放射能を帯びた光線をはけるようになった。

そして一番厄介なことは、「未発見だった原爆を左腕のヒレにつけている」ということである。


アラシのジェットビートルも到着し、攻撃態勢に入ろうとしたが原爆を恐れて攻撃許可が出ず、逆に放射能光線で撃墜されてしまう。打開策を考えていたイデ隊員たちは「ラゴンは音楽好き」であることを思い出し、自衛艦で音楽を流し海上へ誘導する作戦をとったが、逆に暴れてしまい作戦は失敗してしまった。原爆によって本能すらも狂ってしまっていたのだった。


窮地に立たされたハヤタはウルトラマンへ変身。ラゴンとの戦闘に入るが、その途中で原爆が地表に落下し起爆装置であるパイロットランプが点灯してしまう。

ラゴンはウルトラマンのスペシウム光線で倒されたが、もはや時間はない。

ウルトラマンは決死の覚悟で宇宙へ飛び、そして大爆発が起きた。


誰もがウルトラマンの死を予感する中でハヤタが帰還、「ウルトラマンは不死身だよ」と皆をなだめたのだった。


余談

  • 監督・脚本を務めた野長瀬は、ラゴンの初出演作であるウルトラQ第20話「海底原人ラゴン」でも監督・脚本を担当している。またウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏はかつてラゴンのスーツアクターとして出演した。
  • 核兵器で土地開発なんてできるのかと思われるが、60年代から70年代にかけて「平和的核爆発」が模索されたことがあった。例として

アメリカアラスカ州の港湾開発用(中止)

ソ連での土木工事(実施

房総丘陵の切り崩しによる東京湾の埋め立て(中止)

などがある。大体は放射能などのデメリットが大きすぎるとの理由で中止されている。


関連タグ

ウルトラマン 海底原人ラゴン 巨大ラゴン 原子爆弾

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