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女医ヨセフカ

よせふかあるいはにせふか

フロムソフトウェアのゲーム『Bloodborne』の登場人物。 ピクシブでは主にヨセフカでの登録タグが多いが、本記事の内容から敢えてここでは女医ヨセフカの表記で記事を制作する。
目次 [非表示]

概要

CV:Jenny Funnell(英語音声)/遠藤綾(日本語音声)

CV:Lucy Briggs-Owen(英語音声)/能登麻美子(日本語音声)


Bloodborne本編において序盤に登場するNPCであり、人によっては最初に接触するNPCでもある。尚、ヨセフカ(Józefka)はチェコ語の女性名であり、英語のジョセフィン(Josephine)、フランス語のジョゼフィーヌ(Joséphine)に当たる。

また、英語版で採用されている綴りIosefkaはヨセフカをラテン語綴りしたもので、ラテン語はiとjを区別しないので、Josefkaと同じ意味になる。

CVを担当する声優が各言語ともに二人いるが、これはゲーム途中でヨセフカの診療所の女医が入れ替わるためである。

本来であれば入れ替わった以上別人として扱うべきなのだが、ヨセフカの入れ替わりがゲームの中盤に入ってすぐに行われる上、入れ替わって以降は、ヨセフカの診療所を避難所としていくつかのNPCに紹介することができるようになり、プレイヤー的にはむしろ入れ替わった方のヨセフカとの付き合いの方が長く、そして深くなる。


その為、通常は最初にプレイヤーと接触した方のヨセフカを本物として扱い、後から入れ替わった偽物の方は「偽フカ」と呼ばれることが多い。

この際、呼び方がほぼ決まっている偽フカに対して、本物のヨセフカはヨセフカ婦人、女医ヨセフカなど表記に揺れがある。英語表記の場合Doctor Iosefkaとなっている為、本記事では女医ヨセフカと記述する。

なお、本記事では偽フカについても記述する。


人物像

最初に狩人が目覚めることになるヨセフカの診療所の所長であり、女医を務めている女性で、DLC・ゲーム本編を通しても比較的理性や自我をしっかりと持っているキャラクター。

ゲームの中盤で入れ替わりが発生し、プレイヤーは入れ替わった方の頼みを聞く形で、ヨセフカの診療所にヤーナムの街の住人を避難させることになる。

通常の場合、ヨセフカとは本物偽物問わず、扉越しでしか会話することが無く、彼女の顔を見ることができるようになるのはゲームの後半となる。

少なくとも偽物のヨセフカに関しては、怪物じみたモブが多いヤーナムのNPCの中では珍しく、結構な美女として造形されている。


女医ヨセフカ

CV:Jenny Funnell(英語音声)/遠藤綾(日本語音声)


でも、今の私にできることは、もうないのです

すみませんが、分かってください

狩りの成就を、祈っています


Bloodborneで冒頭、狩人が目覚めた場所こそ、ヨセフカの診療所である。

此処でプレイヤーは最初に戦闘を行った後に探索を行い始めるのだが、その際に診療所の奥に行くことで、そこに籠っている女医のヨセフカと扉越しに会話を行う。

扉越しの会話である為その顔を見ることはできないが、会話の内容から患者の身を案じている良心的な人物であることと、狩人であるプレイヤーに対して、自分たちの代わりに獣狩りを行っている存在として、良心的な言葉をかけてくる数少ない人物。

彼女と会話をすることで、かなり貴重な回復アイテムであるヨセフカの輸血液を貰うことができる上、獣狩りを行うプレイヤーに対してはそれなりに好意を抱いているらしく、獣狩りの夜が終わることでプレイヤーと直接会うことができるようになることを楽しみにしている面を見せるなど、やや乙女チックな面を見せる人物の一人。


基本的にヤーナムの住人はプレイヤーをはじめとした獣狩りを行う狩人に対しては良い感情を持っておらず、罵倒したり嘲ったり、冷たく接するので、彼女の様な反応をするNPCは珍しい。

概要の項目でも述べられている通り、ゲームの中盤で入れ替わりが発生するため、彼女との会話を楽しめるのはここだけとなる。


その後、ゲームの後半で入ることになるヨセフカの診療所内にて、ヨセフカの輸血液を落とす星界からの使者が存在するが、偽フカの実験によって星界からの使者へと改造された彼女であると考察されることが多い。


この情報だけであれば、善良な医者でありながらも、どこからか現れた偽物によって人体実験の材料にされ、最終的に死亡した人物となる。


しかし、その一方で彼女自身にも謎が多く、そもそも彼女に対する情報はほぼ扉越しに見えるごくわずかな衣服のみであることに加え、ゲーム開始当初、狩人となるべくプレイヤーに血の医療を受けさせる契約を果たした男性がヨセフカの診療所にはおらず、その人物についての描写も説明も一切ない。

その為、ゲーム内で描写された彼女自身の人物像についてまとめると、プレイヤーの身を案じてくれた人以上の何者でもない。


実際にはヨセフカの診療所自体、ゲーム内エリアの禁域の森と呼ばれる地域とつながっており、『禁域の森とヨセフカの診療所に通じる通路の出入り口に大量の遺骨が存在する』・『ヨセフカの診療所と共通のエネミーである星海からの使者が生息している』と言う特徴が確認できる。

この他にも、扉越しにも教会の白装束を纏っていることが確認でき、メンシスの悪夢に輸血液があること、拝領のカレル文字が配置されていることなど、医療教会の内情に詳しい上級聖職者であり、偽フカ同様、女医ヨセフカ自身も上位者研究やその知識に精通していると考えられる。


その為、実は偽フカの暴挙とは別に、彼女自身も何らかの邪悪な研究を行っていた可能性もあり、その上品な口調や穏やかな性格とは裏腹に無条件の善人とは言いきれない人間でもある。


偽フカ

CV:Lucy Briggs-Owen(英語音声)/能登麻美子(日本語音声)


無事でよかったわ。あなたに、お願いがあるの


ヤーナム市街から聖堂街の方に入ることでゲーム内のストーリーが進み、それと時期を同じくして女医ヨセフカも入れ替わる。以下、記事内では偽フカと呼ぶ。

英語表記では、この時のヨセフカは、英語表記Imposter doctorとなる。


偽フカに入れ替わると声優が交代することに加え、口調や科白に若干の変化があり、入れ替わり前は、今現在の患者だけしか守れないと言う女医ヨセフカに対して、偽フカはたくさんの人を助けたいと言う内容の発言を行う。

これ以降、プレイヤーはゲーム内の幾つかのNPCに対して、オドン教会に避難させるか、ヨセフカの診療所に避難させるかの、いずれかの行動を取らせることができる。


そして、オドン教会に案内した場合とは違い、ヨセフカの診療所の方にNPCを案内した場合、ゲームの中盤では診療所の内部に入り込むことができないため、NPCのその後の状況を確認することはできず、有意義な治験になると、自分自身の知的欲求について隠そうともしない怪しい言動を取り、もしも避難させることが可能なNPCを全て診療所に案内した場合、獣でない人間がいないことを残念がると言う、人としてかなり危ない言動をとる。



あなたが助け、私が救う、元通りの関係に戻りましょう

もし、引き返す気がないのなら…



そしてゲーム後半、禁域の森を抜けることでヨセフカの診療所の裏口を使えるようになる。

裏口から侵入することで、今まで行けなかった診療所の奥の探索が可能になるのだが、そこでプレイヤーは、診療所を案内したNPCと同じ数の星界からの使者を目の当たりにする。

診療所内にいる星界からの使者は、攻撃の意思はおろか、プレイヤーに対しても関心が無いように、ただ診療所内を徘徊しているだけである為、容易く殺すことが可能。

そして、倒した星界からの使者のドロップアイテムを確認することで、プレイヤーは今殺した敵がかつてどういったNPCであったかを知る形になる。

また、診療所内に存在する星界からの使者は、診療所内に送ったNPCよりも一体分多く存在し、そのうちの一体がヨセフカの輸血液を落とすことから、偽フカが女医ヨセフカを実験・改造したものと考えられる。

また、かつて女医ヨセフカであったと思しき星界からの使者が存在するのは、女医ヨセフカとプレイヤーが会話を行った扉の向こう側に存在する部屋であり、その部屋には廃城カインハーストの招待状が存在している。

そして、カインハーストの招待状は、主人公宛てである上に、ヨセフカ・偽フカともに、初対面のはずの主人公を知っているので、この二名は協力して、もしくはどちらかが主人公から招待状を盗んだ可能性もある。



さあ、死ねっ!

おとなしく、しろっ!

するんだっ!



星界からの使者を倒しつつ、もしくは単に診療所内の奥に進むと、偽フカ自らプレイヤーに対して今すぐ引き返すように警告を発する。

その警告を無視して偽フカの元にたどり着くと、彼女が暗がりから不意討ちする形で戦闘が発生する。


偽フカとの戦闘では、偽フカは教会にまつわる装備とエーブリエタースの先触れを使って攻撃を行っており、彼女の使用する装備と秘儀から、彼女が最低でも上級聖職者であり、聖歌隊の一員である可能性が読み取れる。


そして、彼女との戦闘を避けて、赤い月が上ったのちに再びヨセフカの診療所に偽フカに会いに行くと、そこには今までとは様子の違った偽フカの様子がある。




…ああ、気持ち悪い…あなた、分かる?

私、ついにここまできたの、見えてるのよ…

やっぱり私は、私だけは違う。獣じゃないのよ

だから…ああ、気持ち悪いの…選ばれてるの…

分かる?頭の中で蠢いてるの…

幸せなのよ…




そう言うヨセフカは、手術台の上で這いつくばった態勢のまま時折り体中を痙攣させており、

この状態の彼女はプレイヤーに対して一切の敵対行動を取らない上に、上記の戦闘状態とは違い、どんなに弱い一撃を加えても死亡してしまうほど瀕死の状態となっている

そして、死亡した彼女からは三本目のへその緒を入手することができる。


この三本目のへその緒に関しては、ウィレームの名前が出ていることから、ウィレームが入手したものを盗んだとする説もあるが、最後の最後に彼女が遺したのがへその緒と言う意味ありげなアイテムであるということに加えて、通常は胸の位置にドロップするアイテムがこの時の彼女だけ腰のあたりでドロップすること、何よりもその態勢と時折り体を痙攣させるという状況から、着衣の乱れなどは一切ないが、どことなく淫靡めいた要素を感じる為、実際に彼女が妊娠したことで発生した可能性も高い。

実際、本編中には上位者の子供を産んだ女性が存在しており、その際の彼女の言動と偽フカの言動には一部一致するところがある。


余談

ディレクターの宮崎英高氏によると、偽フカはこのゲームのヒロインの一人である。と、明確に位置付けられたキャラクターであるが、制作チームは誰一人としてそれを信じなかったらしい。

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