ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

奴は四天王の中でも最弱…

やつはしてんのうのなかでもさいじゃく

ギャグマンガ日和の劇中劇『ソードマスターヤマト』内のセリフ。敵の四天王が言いがち。
目次 [非表示]

ゴクアーク「サイアークがやられたようだな…」

キョウアーク「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」

レツアーク「人間ごときに負けるとは魔族の面汚しよ…」

概要

ギャグマンガ日和』の劇中劇『ソードマスターヤマト』内でのセリフ。

最終回において、魔王ベルゼバブ配下の四天王先鋒・サイアークが倒されたことを受けて、同じく四天王の一人であるキョウアークが言ったもの。

この後、同じく四天王のレツアークが「人間ごときに負けるとは魔族の面汚しよ…」と続ける。

IIDXマスターヤマト

『ソードマスターヤマト』はありがちな設定で固められた作品として描かれており、このセリフも「四天王が登場する作品でのベタなネタ」として盛り込まれたもの。

ところが、尺の都合で残りの四天王も次のコマでまとめて倒されてしまい、一種の死亡フラグとなってしまった。

ソードマスター杏里


作劇技法としての扱い

『ソードマスターヤマト』に限らず、四天王など一つの陣営に複数の実力者とされる敵キャラが登場する作品で使われがちな台詞である。


主人公が敵組織の一角を崩した時、このような台詞と共に新たなキャラクターを登場させることで、“苦労して倒した敵の幹部が実は敵組織の幹部陣では最弱だった”と明示することによって敵組織の層の厚さを表現すると同時に、今後もさらなる強敵が待ち受ける展開を仄めかして観賞者の期待を煽ることを意図した作劇ロジックの一種である。


プレイヤーが操作をするゲームにおいては、序盤のボスは弱いバランスになるという通説があり、設定としては同格のように扱われていても登場順によって能力が明らかに高くなる場合が多い。例としてポケモンシリーズジムリーダーは攻略する順ごとに手持ちの数やレベルが上がってゆくが、メディアミックス作品にて挑戦者の力量に合わせているような描写がなされたり後発のシリーズやリメイク版で殿堂入り後に強化された手持ちと再戦できるようになるなど意図的な調整がなされていることが示唆されている。


一方で、あくまで作品にもよるが、皮肉にも「敵勢力中最弱」呼ばわりされた幹部との戦いを通して主人公が能力的あるいは精神的な成長を遂げた結果、次の幹部との戦いが初戦よりも苦戦しているようには見えなかったり、何らかの理由でその最弱とされた者よりもあっけなく倒されたりといったケースもあったりと、読者および視聴者から見た感覚的には必ずしも“1番手=最弱”とは言い切れないパターンも存在する。後に1番手が復活(再登場)し、最強クラスの敵として立ち塞がったり離反し主人公の味方になったりするパターンもある。


ゲーム作品の場合も、特にレトロゲームでは最初のボスが一番難しかったんじゃね?と言うこともしばし見られる。

代表的なものは時空の七騎士のベルフェルや、ポケモン赤緑タケシヒトカゲを選択した場合)であろうか。ドラゴンクエストⅥムドーは能力自体は後々の人間設定の中ボスよりも低いものの転職システムの解放条件であることやダンジョンを経ての連戦、プロローグ以来の因縁など難易度、ストーリーの両面で印象的なボスとなっている(漫画版では自虐気味に最弱を自称するが)。

敵のHPや火力などは控えめに設定されていたとしても、この時点では主人公側も低HPや弱い装備で戦わざるを得ないため、便利技や便利アイテム無しで挑む最初の強敵は総じて油断ならないのであろう。


ギャグとしての扱い

広く作品に用いられてきた言い回しであるため、(『ソードマスターヤマト』がそうであるように)お約束としてネタにされる傾向もある。

信長の忍び外伝 尾張統一記』『四天王-1』など一部のギャグマンガでは逆に「集団の最強格が真っ先にやられて青ざめる」という逆パロも見受けられる。主人公側に置き換えてみれば、仲間の実力者やベテランを早々に敗死させて敵の強大さや置かれた環境の過酷さを表現するのはある種定番ともいえるが。

センシティブな作品

Twitterなどインターネット上においては改変ネタのテンプレとして定着している。


余談

なぜか、小説家になろうにて「「ククク……。奴は四天王の中でも最弱」と解雇された俺、なぜか勇者と聖女の師匠になる」という明らかにこのセリフを元ネタとした小説が2020年5月26日から投稿され、2021年2月10日には一巻が刊行され、2021年2月25日からは芳橋アツシによって漫画化もされている。(漫画版は主人公の顔芸もあって好評)


敵勢力の中でも最弱な人(と言われている方)たち


関連イラスト

機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM

31位ブラックナイツのやられ方にこれを感じていた


関連項目

ギャグマンガ日和 ソードマスターヤマト サイアーク

四天王

かませ犬

ヴィランズミーティング

関連記事

親記事

ソードマスターヤマト そーどますたーやまと

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 778800

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました