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学園キノ

がくえんきの

時雨沢恵一によるライトノベル作品。
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キャッチコピー

読むな危険!キノの旅のファンは絶対に読んではいけない。

概要

キノの旅(以降、「原作」と表記)のスピンオフ作品だが、ほぼストーリー上のつながりは無い。
タイトルどおり、原作の面々が学校の生徒や教師になっている。既刊5巻。
作者は「仮に本編が最終回を迎えたとしても、学園キノにつながることは絶対にありません」と断言している。

世界観

原作と異なり、世界観は実在の世界になっている(学校は神奈川県横浜市、JR大船駅の近くにある)。メンバーはとある星の女神の怒りを買って(頼みを聞いてくれなかったから)、記憶と人格を操作されこの世界に飛ばされてきてしまったという設定。
しかしどういうわけかこの世界では魔物が頻繁に出没する。
魔王」が手下を使って人間を魔物に変化させてしまうのである。「魔の誘い」は序盤は人間の心の闇を付け込むという正統派特撮によくあるモノだったが、生徒達が用心深くなった影響で中盤以降は「夢の中で騙された」「トイレを流しただけで『YES』と見なされた」など詐欺まがいの手法が乱立することになる。
話が進むにつれ町の人々は魔物の出没に慣れており、出ると速やかに避難している。
魔物を人間に戻すには、木乃が「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」に変身し、「ビッグカノン〜魔射滅鉄〜」を撃ち込まなければならない。
また、魔物が毛を引っこ抜くことで分身体「化け物」を生み出すこともある。

このように、原作のややダークで風刺的な作風は完全に排除されており、パロディやギャグをふんだんに織り交ぜたコミカルな作風になっている。
「問題作」等というキャッチコピーが付いたりしているが、むしろ原作のほうがライトノベルとしては異色で、「学園キノ」のほうがより一般的なライトノベルに近いのも事実である。

いくら原作と関係ないといっても、キャラクター設定には原作から引き継がれたものが多数ある。

登場人物

木乃

キノが変化させられた姿。
セーラー服スパッツといういでたち。ただし腰にマガジンポーチ(中身は大量の銃器に変わっている)とホルスター(但しモデルガン)をつけているところはキノのまま。
原作のキノより女の子らしくなっており、一人称は「ボク」ではなく「わたし」。キノと異なり、口数が多くドジでおバカ。しかし大食いなのは原作のまま、というか原作以上。しかも原作キノより食べ物が簡単に手に入る状況にいることから、ほとんど常に食べることばかり考えている。
「ビッグカノン〜魔射滅鉄〜」を掲げ「フローム・マイ・コールド・デーッドハンズ!」と叫ぶと「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」に変身し、魔物退治ができるようになる。但し見た目の変化はほとんど無い。
ちなみに変身後の名前が長いので周囲にはもっぱら「謎のキノ」呼ばわりされている。サモエド仮面からは「謎の」とだけ呼ばれることも。

エルメス

金属板にバイクの形の型押しがされたストラップになっている(女神に「スクラップが良いですか」と脅され、「できればストラップがいい」と答えたため)。
人格は原作と変わらないが、木乃があんな性格なのでややしっかり者に見える。木乃には見られないようにしているが、実は飛べる。
必要時にはバイクに変身できるが、かつての古典的なモトラドではなく現代的なオフローダーバイクになる。唯一の常識人(人?)であるため出番が少なく、作者でさえ悩んでいたがもう途中で諦められた。


静先輩

シズが変化させられた姿。したがって帯刀している。
木乃の先輩に当たる生徒。イケメンで女性に人気があるが、なんだか胡散臭い。文武両道で才色兼備。男子生徒からは「辻斬り男」等と呼ばれている。
普段は物静かで硬派に見えるのだが、「謎のキノ」がピンチになったとき(と勝手に判断したとき)、白い鳩とともに「サモエド仮面」として現れる(初登場の後は『サモエド仮面』の後にαなどが付くが、見て分かる通りネーミングが壊滅的)。
このときはマント(シルク製)をはおり、仮面をかぶって犬耳をつけ、頭にリンゴを載せている。
本人としては木乃を救いにきているつもりだが、傍目に見ると邪魔をしているだけで木乃が魔物を追い詰めたときに限ってしゃしゃり出てきて、その場にあるあらゆるもの(と言うよりも建物そのもの)を刀で切り刻む上、魔物は取り逃がしてしまう。
そのため木乃にはとても嫌われており、まともに相手にされないばかりか魔物同様に撃たれる。ちなみに刀で弾丸を弾く上、マントが防弾仕様なので銃はほとんど効果が無い。なにより、仮に当たっても出血するだけで死なない。しかも銃弾を手持ちのトマトで弾いたりする。
ただ木乃は静先輩がサモエド仮面だとは知らないため、変身していない静先輩には割と好意的である。

犬山・ワンワン・陸太郎

である。普段の見た目は変わらないが、いつでも白髪の美少年に変身できるようになっている。
「陸は四大魔王宇宙のスパイだった」ことになっており、あらゆる手段を使ってサモエド仮面つまり静先輩を付けねらう。
特技は木乃同様、射撃。
女子に大変に人気があるが、当人は木乃にのみ猛烈にアプローチをかける。木乃からは全く相手にされていないが、決してやめようとしない。
戦闘時はさらに「ワンワン刑事」に変身する(地の文では明言こそされないが明らかにそうである)。
ガン=カタっぽい特技「銃七乗の拳法」(じゅうしちじょうのけんぽう)の使い手。
ワンワン刑事は迷惑なサモエド仮面を引っ込ませてくれるので木乃には好意的に見られている。一方で陸太郎同様、サモエド仮面を付けねらう。また、ワンワン刑事も当然木乃が好きなのだが、陸太郎のときと違ってなぜか奥手になる。

黒島茶子

ティーが変化させられた姿で、教師であるためなんと静より年上にされている。
英語担当として学校にやってくるが、実は政府直轄の対魔物特殊部隊「KAERE」のリーダー。しかし大変弱く戦力にならない。
ところがピンチになると突如子供化してティーの姿になり、手榴弾を投げまくる恐ろしい娘になる。
元がティーであるので陸太郎を大変気に入っており、いつも(英語の授業をしているときでさえ)彼の頭の上にあごを乗せている。

イーニッド・スミス

イーニッドであるが、金持ちのアニメオタク少女になっている。
アメリカの某大企業のCEOの令嬢で、執事・メイド・ボディーガードを従えている。
陸太郎に次いで原作からの変化が激しい人物。

おばあちゃん

木乃の実の祖母ということになっているがどう見ても師匠である。北海道在住。
変身すると美老婆銃士「ヴァヴァア・ザ・スーパー」になる。
怒らせたら怖い人(マジで)。
師匠がベースゆえ、作中最強の人物として君臨する。ただし、やっぱりお化けには弱い。
その武勇伝が幾度となく映画化されているという超有名人だが、木乃はヴァヴァア・ザ・スーパーの正体が自分の祖母だとは知らないまま。

コミカライズ

原作はコミカライズされていないが、この「学園キノ」はコミカライズされている。
時雨沢恵一黒星紅白コンビの直接の著作ではなく、二人の監修のもと脚本担当の矢咲さなえ・作画担当の東くまこのユニット「電脳桜蛙団(でんのうおうわだん)」が製作した。ストーリーはオリジナル部分もあるが、基本的にはライトノベル版を踏襲している。
連載期間は2010年8月~2012年6月。当初は「電撃G's Festival! COMIC」で連載され、その後は「電撃G'sマガジン」で連載された。単行本全3巻。

関連イラスト

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5巻!


お菓子大好きー!
学園のほうの旅してない人。

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