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データ

体長45m
体重2万3000t

デザイン…NAKA雅MURA(なかむらまさる)


CBC公式の怪獣図鑑では、完全生命体イフと同じく別名と個体名称が一体になった表記を名前と記述していた。なので別名の欄が無い・・・じゃなかったかな・・・?


概要(えっと…なんだっけな…)

細長い脚にトゲトゲがいっぱい生えた丸い身体に一つ目が付いてて、宇宙化猫なわりに猫っぽいところはなかった・・・かな?

そう、たしかこんな感じの見た目だったと思う・・・

宇宙化猫

  • 猫耳がついてるのがクロ
  • 猫の右後ろ脚がついてるのがタマ
  • それ以外がミケ

だったかな。尻尾からは鈴の音が聞こえていた・・・らしいけどよくおぼえてない。

あれ?こんなだったかも?

わたしはだあれ?



エリーの報告によると、有機生命体の記憶を妨害するエネルギーを放出していて、思考能力と記憶が曖昧になって、自分が今何してたのか、何しようとしてたのか、そもそも自分が何だったのかすらわからなくなるらしく、ウルトラマンマックスも恥ずかしい目にあったらしい。なんかマクシウムカノンの発射ポーズが解らなくなって命!とかやったり、ブーメランを頭から落としたりとか。


トミオカ長官は別世界のそっくりさんの記憶が混ざったのか変身道具と間違えてスプーンじゃなくてカレー皿上げてたそうだし、DASHマザーがその場でぐるぐる回ってたり、ミサイルのボタンがわからず脱出用レバー引いちゃったりと大変だったらしい。


宇宙生物の能力でDASHの皆さんやマックスまでも物忘れ状態になって、DASH壊滅の危機に陥ってしまったそうな。前回の悪夢は何だったんだろう。


番組を視ていた視聴者の皆さんも、先週は最強のウルトラ怪獣が出てきた事はおろかなんて番組だったか忘れそうになる様なカオスな状況が、いつまで続くんだと思ってらっしゃったらしいのだが、パーツに有機物は使われてても元が無機物のロボだから記憶障害の被害を受けなかったエリーの祈りと激励がマックスに届いて、即興で編み出した必殺技で偶然倒せたらしい。


とりあえず三池崇史って監督がバカ(誉めてます)なのは良くわかった。


真面目な概要

ここから先は正式な詳細が書かれておりますので、気兼ねなくお読みください。

宇宙化猫 タマ・ミケ・クロ

ウルトラマンマックス』第16話「わたしはだあれ?」に登場した宇宙怪獣。

「化猫」の肩書きの通り、動くと鈴の音が鳴る尻尾や地球産の猫と全く同じ鳴き声など、猫の要素もあることにはあるが、全体像は黒い球状の体に針金の様な細長い4本の手足と背中を覆う多数の棘を持つ一つ目の異形の生命体。見分け方は尻尾の横に猫の足が生えているのがタマ、尻尾がまだら模様なのがミケ、黒い耳と尻尾が生えてるのがクロ。

そんな不気味な外見ながら、メイン画像の様にマンガみたいに血管を浮かせて怒ったり、やられた際は瞳がバッテンになったり、マックスとDASHのコミカルなやり取りにぽかんと口を開け、瞳を点にして唖然とするなど、感情表現は非常に豊か。怪獣のくせにな。


口からはそれなりに強力な破壊光線を放ち、三匹で一緒に放てばマックスすら意識不明になりかける威力を発揮する(これを食らった際、マックスの意識は三途の川を越えて極楽浄土、ではなく、銀河を超えて故郷に至っている。腹筋にブラックホールが吹き荒れる爆笑ポイントの一つである)。


しかしこいつらの最も恐るべき武器は光線ではなく、全身から放射する全ての生物の記憶を妨害する特殊なエネルギー波である。

あらゆる有機生命体の記憶を忘れさせてしまう恐るべき能力であり、影響を受ければ受けるほど、それだけあらゆる記憶が失われてしまい、最終的にはまともな思考能力すら奪ってしまう。

この影響をモロに受けてしまった防衛チームDASHのメンバーやウルトラマンマックスのスラップスティックコメディっぷりは必見。深刻化するにつれてだんだん笑えなくなってくるが

ほぼ全員が何をどうしてどうすれば終わるのか全くわからない状態になってしまい、特にマックスは必殺技の構えを忘れてしまった為にウルトラマンガイアでもやらない様な珍妙なポーズをとり、挙げ句の果てに頭から大事な武装を落っことすなど、ウルトラ史上でも類い稀な超絶カオスな展開になってしまった。

しかしこの能力は有機生命体にしか効かない為、DASHのアンドロイドであり電子頭脳を持つエリーは影響を受けなかった。


活躍(というか引き起こしたドタバタの経緯)

第16話本編の一ヶ月前に隕石に扮して地球に飛来。

しかし落下地点に生体反応は見られず、また着地跡も非常に小さかった為、DASHの調査は打ち切られた。

ショーン曰く「隕石だとしたら米粒サイズ」とのこと。


散り散りになった三匹が地中で一ヶ月間成長しながら再び集まろうと密かに移動する中で、人間や動物に至るまであらゆる生物の記憶が徐々に失われるという事件が頻発。中には家族の名前すら忘れた人までいたという。


その後DASHの本拠地・ベースタイタンの目の前にてミケが出現。

すぐさまダッシュマザー・ダッシュバード1・2に乗り込み出撃体制を整えたDASHの面々だが、放出される特殊エネルギーの影響で戦い方やメカの操縦方法を綺麗さっぱり忘れてしまい、挙句カイトに至ってはウルトラマンマックスへの変身方法を忘れてしまう

コバはダッシュバード2が待機状態のままスイッチを適当に押しミサイル発射し出撃ハッチを破壊。

エリーの指示を受けつつようやくダッシュマザーの出撃体制が整ったと思いきや、操縦ミスにより全力で機体が大回転しだす始末


カイトも本来左腕に着ければ良いだけのマックススパーク足の裏やら額に付ける有様(この時カイトが言った台詞は「イヤー!うん…ハイ!ハイ!ハイ!」と「これでどうだ!………(コンッ)」の2つ)

ちなみに、足裏にマックススパークを付ける撮影時にカイト役の青山氏は靴下を海(東京湾)に落としてしまったらしい。


その間ダッシュバード2に乗り込んでいたコバはまた適当に押したスイッチでようやく出撃できたと思いきやいきなりアフターバーナー点火のオーバーブースト状態となり、急激なG負荷でエリーの呼び掛けに応じる余裕も無く、急ストップ&急ブーストの繰り返しの変態機動を連発。

ようやくミケを捉え、ミサイル発射しようとしてレバーを引くも、それは緊急脱出用のものでそのままコバはシートごと空中に投げ出され海に落ちてしまう(その際コバはカメラに接近して「ドゥゥゥゥゥゥン!ダアァッシュ‼︎」という謎すぎるキメ台詞とピースサインをキメて東京湾に落下していった)。


搭乗者のいなくなったバード2は物凄い効果音と共にミケにぶっ刺さるが、大したダメージにもならずただ怒らせただけで、引っこ抜かれて投げ捨てられた所を破壊光線で爆破されてしまった。

この時の衝撃でカイトはすっ転び、偶然マックススパークが左腕にくっついた事でようやっとウルトラマンの姿に変身できた。

が、登場時の姿勢はすっ転んだ時のまま地面に寝込んでいて非常に締まりのない状態だった(変身BGMまでスロー化し、ミズキからは「何でくつろいでるの?」と言われてしまう)。


状況に気付いたマックスは、ミケとの戦闘態勢へ移行。マクシウムカノンを発射しようとするがポーズを間違えて不発(何か変な煙がボンって出た)。

何度も発射しようと変なポーズを取り続けた挙句、TIMのゴルゴ松本の「命」にしか見えないポーズまで披露(明らかに「イノッ!!」と発声している)。

変なポーズでの必殺技に定評のあるウルトラマンガイアもビックリである。

終いにはバツが悪そうに頭を掻いたら頭部に格納されてるマクシウムソードが落っこちてしまい、なんとか再び頭部に収めようとするが収め方がわからず諦めてそのへんに放り投げてしまう。

さらにショーンが適当にスイッチ押した所為でダッシュマザーの砲撃がマックスに直撃してしまうなど、その珍妙な行動にはミケも唖然としていた。自分の能力に自覚が無いのかこいつらは…


ダッシュマザーから適当に放たれた砲撃が原因で、ベースタイタン及びダッシュマザーがミケについに直接攻撃されることになり、ベースタイタンも非常用電源で稼動するほどの事態に陥る。

この事態に憤慨したヒジカタ隊長は何故かカレー食ってる最中のトミオカ長官とヨシナガ博士を連れ出し、ダッシュマザーで再度出撃するが、やっぱりまともに出撃できず、更に激しいアトラクションと化してしまい、エリーも呆れて「もうそこでずっと回っててください」と匙を投げてしまった。

マックスはエリーの指示を受けながら戦う事になるのだが、状況が状況なのでまともに戦えず、

「左手はご飯を食べる時お茶碗を持つ方」と言われてご飯を食べるジェスチャーをやって左手を確認した後にやっとマクシウムカノンの溜めポーズをとった矢先に破壊光線を受けてダウン。これにはさすがのエリーもイラついたらしく明らかに口元をヒクヒクさせていた


エリーの我慢はもはや限界であり、マザーから戻ってきたトミオカ長官とヨシナガ博士の情け無い姿を見て遂に堪忍袋の緒がブチ切れ、「やァかましいぃ ! ! ! …ええかげんにせんかい」と頭から蒸気を出しながら広島弁で一喝した(これで皆一斉におとなしくなった)。


すると、マックスのパワータイマーが自身の存在意義を思い出したように鳴り出したと同時に残りの二匹であるタマとクロが出現。

三匹とも完全に威嚇状態(猫の尻尾がぶわっと膨らむアレ)に移行し、破壊光線でマックスを直接攻撃。更にベースタイタンも巻き添えを食らい、DASHの面々も完全に戦意を失ってしまうが、マックスは最後に残った故郷の光の国の記憶とエリーの激励で戦意を取り戻し、即興で編み出した技「高速回転して勢いで出した光線(正式名称)」を放ち、3匹まとめて撃破された。

その勇姿を見たエリーは、アンドロイドにはあり得ないはずの涙を流したのだった。


今回の話は記憶を失い、主人公達の珍行動やエリーの意外な一面を見せたコミカルかつカオスな一話であった。

同時にマックスの最後まであきらめなかったその姿勢に感銘を受けたDASHメンバーは、一丸となって地球の平和を守る決意を新たにしたのだった。




「俺は仲間じゃないんですねッッ ! ! 」


イイハナシ風に終わらせようとしたところで海藻やらタコやらを張り付けた姿でコバが東京湾から帰還。

メンバー及び視聴者から存在を完全に忘れられていた事実に顔をヒクつかせながら、上のセリフと共にびしょ濡れのジャケットを床に叩きつけた。


ギャグ回は最後の最後までギャグ回なのであった。


このように、人間の記憶に悪影響を及ぼす厄介者だった訳だが、タマ・ミケ・クロ自身も記憶を失った人間たちの行動を見て唖然としているような表情をするなど、自分の能力が及ぼす影響について自覚していなかったような節があるため、根っからの悪党だったかどうかは疑問である(実際、後に『X』に登場した同族は侵略や破壊の意思を持たない生物だった。とはいえ、猶更他の有機生命体にとって大迷惑な怪獣であることに変わりない)。


これほどに公式が末期レベルでおふざけ全開のカオス回だった訳だが、冷静に考えるとエリーが何かしらの原因で機能停止した時点で地球終了のお知らせ待った無しだったという、背筋が凍るような事態もあり得た、非常に危うい相手だったと言える。

実際、タマの電撃光線をベースタイタンが受けた際に、モニター画面の前にいたヒジカタ隊長が余波に当たって感電している。万一、この衝撃がエリーに及んで彼女が倒れていたら、誰もこの後の混沌に対処できずにDASHもマックスも共倒れという全く笑えない事態になっていたかもしれない。

いずれこいつらが倒されるか去るかしていなくなったとしても、この時点でDASHとマックスを失ってしまえば、この先の地球と人類の未来に暗雲が立ち込めた事は想像に難くない。

ともあれこいつらが悪知恵の働くタイプじゃなくてホントによかった…


余談

をモチーフとしたウルトラ怪獣は、円谷プロダクションの歴史の中でシリーズ初である。


デザイン画での名称は「カフカ」。また、デザイン画では3体は尻尾のみが異なるだけであったが、造型スタッフがアドリブでタマに猫の足をつけ、監督の三池崇史もこれを気に入ってクロには耳をつけるように指示した。


マックスとタマ・ミケ・クロのプール撮影は、『ウルトラマンティガ』のガタノゾーア戦以来8年ぶりであり、21世紀ウルトラマンシリーズでは初であり、その後『ウルトラマンジード』第1話のスカルゴモラ戦まで12年もの間行われなかった。

非常にお金がかかるものの、派手なプール撮影の復活を待ち望んでいる視聴者は多い。


ウルトラマン超闘士激伝新章』では第1話にモブ観客として登場している(どの個体かは不明)。


ちなみにカイトが変身の仕方を忘れて苦心するシーンではバッタの変身ポーズを取るカットが撮影されたが、やっぱりというか未使用になった


また劇中にてマックスが思い出した光の国の街並みは映画『ウルトラマン物語』に登場したクリスタルタウンの建物である模様。


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