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宗谷(砕氷艦)

そうや

1938年進水・竣工の旧日本海軍の砕氷船(現海上保安庁の巡視船)「宗谷」(2代)の俗称。

→詳細は宗谷(船)へ。

→もしかして:そうや PLH-01ヘリコプター搭載型大型巡視船[砕氷型])。宗谷の直接の後継船。海上保安庁は軍事組織ではありません。

→ひょっとして:宗谷丸鉄道連絡船[砕氷型貨客船])艦船であったことすらない民間船である。

→まさか:初代宗谷防護巡洋艦) ・そうや MMC-951(機雷敷設艦)宗谷の初代と「3代目」。いずれもれっきとした艦船ではあるが、砕氷能力はない。


解説

宗谷は竣工時から砕氷能力をもつ船であったが、砕氷艦に分類された事は一度もなかった。日本海軍には砕氷艦の分類はあったものの、これに類別されたのは「大泊」のみである。宗谷自体は海軍時代を通じて運送艦に類別されていた。戦後も海上自衛隊ではなく海上保安庁に所属する巡視船であったので日本の南極観測船としては唯一「砕氷艦」ではない。


だが、戦後の書籍では砕氷艦として言及されることが多い。例えば2005年8月に発刊された日本海軍艦艇写真集 巡洋艦(呉市海事歴史科学館図録 福井静夫コレクション傑作選)では砕氷艦として類別されている。


なお、竣工当初の宗谷の砕氷能力は30cmと高くはなかったので国際基準では「耐氷船」にあたる。南極観測に向かう際、船首構造を強化しバルジを装着し1mの砕氷能力を持つ本格的な砕氷船に改造された。


正式な類別と俗称が違う艦の例

鳳翔(軽空母)龍驤(軽空母)- 海軍の類別では正規空母だが、記事名のようにしばしば軽空母扱いされる。

キーロフ級ミサイル巡洋艦 - しばしば「キーロフ級巡洋戦艦」と呼ばれる。

ドイッチュラント級装甲艦 -俗に 「ポケット戦艦」と呼ばれ戦艦扱いされるが、実際には「似て非なる」ものである。

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