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布椎闇己

ふづちくらき

布椎闇己とは、樹なつみによる少女漫画『八雲立つ』のもう一人の主人公である。

cv関智一

布椎闇己とは、八雲立つの登場キャラクターである。同作品のキャラクター七地健生と共に、八雲立つの主人公である。


島根県の山奥の村で49年に一度だけ行われる秘祭・神和祭の取材に同行した七地健生の前に現れ巫女として女装し舞っていた美少年の巫覡

複雑な出自からか、他人に対しては人当たりの良い優等生の演技をするが、かなり偏屈な性格であり、もしくは毒舌家で無愛想な冷たい雰囲気を放っている。


古代西出雲の稀代たる巫覡・真名志の能力を色濃く受け継いでいる。“気”を自らに憑依させることができるだけではなく、“念”を取り込むこともできる負の巫覡であり、しかもその資質はまさに天才。自分が「負」の巫覡であると自覚しており、体という器の中には巨大な念を巣くわした「場」を持っている。体内の念を利用し物体を破壊するなど人間離れした能力を発揮してみせることがある。姉・寧子と養父・海潮とある日を境に出会った健生を心の底では大切に思っている。


ある夜、島根県・維鈇谷村にて布椎家当主の座を交代するにあたり、闇己は伝統の風習である当主の父親の首を刎ね、殺すことになってしまう。父の首を斬り落とした後16歳で布椎一統と布椎神道流居合道の第15代宗主となり、その現場を秘祭・神和祭の取材に来ていた東京の大学生・七地健生がたまたま目撃する。

当主を引き継ぐ伝統祭事を「よそ者に見られた」こと、敬愛する父をこの手で殺した自暴自棄も拍車をかけ、闇己は錯乱しながら健生を殺すために走る。後一歩で健生を追い詰めるが健生の人柄と説得に触れ、健生を殺す事と自殺を思いとどまり、道返神社の結界を神剣・水蛇に守らせたあと、東京の叔父の家に身を寄せ、七地健生と行動を共にする。



怨霊の類を引き寄せる負の巫覡である自分を嫌悪しているが、稀代の才能に恵まれた巫覡の自覚も十分。 素戔嗚の怨念を昇華する悲願達成のためなら、依代として素戔嗚の怨念を飲み込み、果てる覚悟でいる。そのためが、人を寄せ付けない雰囲気を放ち、時には大人さえ萎縮させる。


また、巫女の舞の女装時に間違えられたように姉の寧子に顔立ちが瓜二つである。



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