帝室

ていしつ

皇帝の血族の総称。内務府とも。

日本

皇室（こうしつ）は、天皇・皇族および皇帝血族の総称。

戦前においては、帝室（ていしつ）とも呼ばれていた。

天皇と内廷皇族を家族とする内廷と皇太子以外の男性皇族及びその家族である宮家で構成される。

具体例

• 天皇を中心にその配偶者である皇后、先代の天皇の未亡人である皇太后、
• 先々代の天皇の未亡人である太皇太后、
• 皇太子をはじめとした男性皇族である親王、王、
• 生まれながらの女性皇族である内親王、女王がある。
• 親王妃、王妃は親王、王の配偶者となることをもって、皇族とされる

中国

内务府・內務府

皇帝の帝室の『正式名称』は内務府という。

（日本の宮内庁とは違い、政治行政もつかさどる）

清朝

清代の内務府は紫禁城に内府（皇帝の住居の隣）にある。

おもに紫禁城に2000人以上いる宦官の生活管理をおこなう。皇帝帝室（愛新覚羅家）他の貴族たちの雑務や日々のスケジュールを立てたりする。

満州国

康徳帝(愛新覚羅溥儀)の一族を指していた。

「皇室」という名称は、日本の皇室と被るという理由のため満州・日本においては一環として「帝室」という名称を使用し、その一族も「帝族」、皇帝位も「帝位」と称されていた。

皇族・貴族は資金・お金の計算をする（中国の貴族は伝統的に『計算・数学』がまったくできない）皇帝や貴族・大臣を載せた椅子の『神輿』も内務府が管理する、紫禁城内の『官庁』など調整役を行う

関連

皇帝