ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

1948年(昭和23年)1月26日に発生した毒殺事件。

東京都豊島区の帝国銀行(現:三井住友銀行)で職員12人が毒を飲まされ、殺された。

GHQ支配下における混乱期を象徴する事件として有名である。


事件は閉店直後に発生。

厚生省関係者を名乗る男が「近所で集団赤痢が発生したので飲んでほしい」と、予防薬とされるものを16人の職員に飲ませた。

しかし実はこの薬は猛毒の青酸化合物であり、職員たちはすぐに倒れ、その隙に現金や小切手が盗まれた。


使われた青酸化合物は遅効性であり、一定時間が経過してから毒性を発揮するよう調剤されていた。

飲み方に関しても、確実に効果が表れるよう詳細な指示を出していたことから、犯人は毒物のプロと推測された。


やがて、犯人として画家平沢貞通が逮捕されたが、謎や不合理な点が多く、当時から冤罪との見方があった。

平沢は死刑判決を受けたものの、執行されることなく1987年に獄中で死去している。


現在では平沢が犯人という説はほぼ否定されており、未解決事件の一つとして扱われる。


関連項目

未解決事件 毒殺


松本清張:1959年に帝銀事件を推理した『小説帝銀事件』を刊行している。

横溝正史:同じく1951年に帝銀事件を題材にした『悪魔が来りて笛を吹く』を刊行している。

関連記事

親記事

未解決事件 みかいけつじけん

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 36

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました