東日本旅客鉄道(JR東日本)を第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道(JR貨物)を第二種鉄道事業者とする鉄道路線で、幹線。
本記事では路線データや沿革等一部項目を除き、旅客線のうち取手駅(茨城県取手市)〜岩沼駅(宮城県岩沼市)間及び貨物支線について記載する。
取手駅以南の旅客線については常磐快速線及び常磐緩行線の記事を参照されたし。
路線データ
本線
路線名 | 常磐線 |
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路線区間 |
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運転系統名 |
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路線記号 |
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ラインカラー |
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路線距離 |
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軌間 | 1,067mm |
駅数 |
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最高速度 | 130km/h |
電化区間 | 全線
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複々線区間 | 綾瀬〜取手 |
複線区間 |
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単線区間 |
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閉塞方式 |
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保安装置 |
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運転指令所 |
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列車運行管理システム(※2) | 東京圏輸送管理システム(ATOS):日暮里〜羽鳥 |
大都市近郊区間 |
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電車特定区間 | 日暮里〜取手(E電) |
特定都区市内制度適用区間 | 東京23区内:日暮里〜金町 |
ICカード乗車券エリア |
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第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本):全線 |
第二種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物):三河島〜岩沼 |
※1:常磐快速線区間は中距離列車は青、快速電車はエメラルドグリーンを使用
※2:綾瀬駅は東京メトロ管理駅の為、旅客案内機能は未導入
支線(隅田川貨物線)
路線区間 | 三河島〜南千住 |
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路線愛称 | 隅田川貨物線 |
路線距離 | 5.7km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 3駅 |
最高速度 | 95km/h |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
単線区間 | 全線 |
運転指令所 | 東京総合指令室 |
第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
第二種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
支線(田端貨物線)
路線区間 | 三河島〜田端(田端信号場) |
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路線愛称 | 田端貨物線 |
路線距離 | 1.6km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 2駅 |
最高速度 | 95km/h |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
単線区間 | 全線 |
運転指令所 | 東京総合指令室 |
第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
第二種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
概要
関東地方と東北地方を太平洋側を経由して結ぶ鉄道路線で、以下の3線から構成される。
- 日暮里駅(東京都荒川区)から水戸駅(茨城県水戸市)、いわき駅(福島県いわき市)を経て岩沼駅に至る「本線」。運行系統上の区間は上野駅(東京都台東区)〜仙台駅(宮城県仙台市青葉区)。
- 東京都荒川区内の三河島駅から隅田川駅を経て南千住駅へ至る「貨物支線」(隅田川貨物線)。
- 三河島駅と田端駅・田端信号場駅(北区)を結ぶ「貨物支線」(田端貨物線)
路線名は令制国の「常陸」と「磐城」の頭文字を合わせたものである(並走する常磐自動車道も同様)。なお、磐城国は明治令制国(戊辰戦争後の令制国)である。
本線
正式な線路名称としては日暮里駅〜岩沼駅間で、「○○本線」ではない路線としては日本最長である。起点の日暮里駅を経由する全列車が上野駅まで、終点の岩沼駅を経由する全列車が仙台駅まで直通する。どちらも東北本線の駅であり、国鉄時代より長距離輸送においては東北本線のバイパス線としての役割も果たしていた。
なお、起点側においては2015年(平成27年)3月14日に開業した上野東京ラインを経由して東海道線品川駅まで直通運転を行う列車もある。その為乗換案内等では品川駅〜上野駅間も常磐線として扱われる場合がある。
上野駅〜浪江駅間は大都市近郊区間の東京近郊区間及び交通系ICカード乗車券「Suica」首都圏エリア、小高駅〜岩沼駅間は仙台近郊区間及びSuica仙台エリアに指定されている。
上野駅からいわき駅までの中距離電車区間では特に車内での宴会が風物詩となっている…らしい。
- 電化方式
茨城県石岡市柿崎にある気象庁地磁気観測所の影響で、藤代駅構内の取手方にあるデッドセクション以南は直流電化、以北は交流電化されている。その為取手駅から先に向かう列車には交直流両用の電車が運用されている。
直流区間は綾瀬駅〜取手駅間が複々線化されており、常磐快速線と常磐緩行線として運行系統が分けられている。詳細は当該記事を参照。
貨物線
関東地方から東北方面へ向かう貨物列車の経由地であり、隅田川駅は東海道本線貨物支線の東京貨物ターミナル駅同様に東京都区内における貨物ターミナルとなっている。なおJR東日本が路線を所有している為、田端貨物線においては時折団体列車が経由する。
なお詳細は後述するが、かつて田端貨物線と本線の交点で大惨事が発生した(三河島事故)。
沿革
1889年(明治22年)1月16日に、水戸鉄道の路線として、現在の水戸線に相当する区間と共に小山駅〜水戸駅間で開業した事が始まり。
1895年(明治28年)11月4日には日本鉄道土浦線として土浦駅〜友部駅間が開業し、水戸鉄道と繋がった。
1905年(明治38年)4月1日に三河島駅〜日暮里駅間が開業し全線開通。翌1906年(明治39年)11月1日日本鉄道は国有化され、1909年(明治42年)10月12日に国有鉄道線路名称制定により日暮里駅〜岩沼駅間は常磐線、田端駅〜隅田川駅間は隅田川線と命名された。なお隅田川線は1911年(明治44年)5月5日に常磐線に編入された。
1943年(昭和18年)10月26日には土浦駅構内で列車衝突事故が発生。110人の死者を出す大惨事となった。
1949年(昭和24年)7月6日には当時の国鉄総裁下山定則が北千住駅〜綾瀬駅間で遺体で発見された(下山事件)。
1962年(昭和37年)5月3日、国鉄五大事故の一つである「三河島事故」が発生。
1971年(昭和46年)には3月1日から4月20日にかけて綾瀬駅〜我孫子駅の複々線化が行われ、快速線と緩行線の分離運転が開始された。なお1978年(昭和53年)3月31日には複々線区間が我孫子駅〜取手駅間に延長された。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化に伴いJR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として路線を継承した。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災による津波と、福島第一原子力発電所事故により被災。最終的に2020年(令和2年)3月14日に9年ぶりに全線での運転を再開した。
なお復旧作業中の2015年3月14日に上野東京ラインの運行が開始された為、全線再開後の特急列車は最長品川駅〜仙台駅間で運行されている。
運行形態
直流区間の運行形態は省略。
特急
品川駅〜いわき駅・仙台駅間の速達タイプとして「ひたち」、品川駅・上野駅〜土浦駅・勝田駅・高萩駅間の停車タイプとして「ときわ」が運行されている。
詳細は当該列車の記事を参照。
特別快速
品川駅〜土浦駅間で2022年(令和4年)3月12日ダイヤ改正以降は2往復運行される。交流区間は各駅に停車する。
常磐快速線も参照。
普通
基本的に土浦駅、水戸駅、勝田駅、いわき駅、原ノ町駅で運行系統が分かれている。
民営化後しばらくは上野駅〜原ノ町駅間や水戸駅〜仙台駅間の長距離列車も設定されていた。
- 品川駅・上野駅〜水戸駅・勝田駅
元々上野駅発着だったが、上野東京ライン開業以降は品川駅発着が増えている。直流区間では2004年(平成16年)10月16日以降「快速」として案内されている。
2022年3月12日ダイヤ改正以降は日中は土浦駅で系統分割され、同駅で上野駅方面と水戸駅方面の列車が接続を取っている。
東京への通勤圏内であり常磐線では比較的本数の多い区間。友部駅〜勝田駅間は日中以外は水戸線直通列車も運行されている。
朝の上りと夜間の下りの一部は高萩駅発着。関東地方のグリーン車を連結する普通列車が運行される北限である。
土浦駅~水戸駅・勝田駅間では2024年3月16日のダイヤ改正より日中時間帯を中心にワンマン運転を実施する。
- 水戸駅〜いわき駅
上野駅方面の列車とは一部時間帯を除き水戸駅で接続している。
勝田車両センターのある勝田駅以北は毎時2〜3本程度の運行頻度で、うち半数は水戸駅〜高萩駅間の区間便。
一部時間帯で最長原ノ町駅まで直通する列車が存在する。
2023年3月18日より日中時間帯を中心にワンマン運転が行われている。
- いわき駅〜原ノ町駅
系統分離が行なわれた2007年(平成19年)以前は仙台駅直通列車も運行されていたが、現在は同区間の運行の他、久ノ浜駅・広野駅発着の区間便も設定されている。
1〜1時間半に1本程度の運行で、いわき駅では特急「ひたち」と接続する。
一部列車はいわき駅を跨ぎ水戸駅方面との直通運転を行う。
2024年3月16日より全列車でワンマン運転が実施される。
- 原ノ町駅〜仙台駅
仙台市への通勤圏内であり、毎時1〜2本程度運行される。2023年(令和5年)3月18日ダイヤ改正以前は東北本線利府支線利府駅に直通する列車も存在したが、同改正以降は全列車が仙台駅までの運行。一部新地駅・山下駅発着の区間便が設定されている。
貨物列車
東日本大震災以前は上野駅〜三河島駅間以外の全線で運行されていたが、不通区間発生中に殆どが東北本線経由にシフトした為、現在は最長でも泉駅までの運行。同駅からは福島臨海鉄道に直通する。
直流区間限定では総武本線(新金線)や武蔵野線経由の列車が運行されている。
事故・事件・災害
大規模なもののみ記載
土浦事故
1943年10月26日発した列車脱線衝突事故。
土浦駅構内で入換作業中の貨車が、信号掛のポイント転換ミスにより分岐器を割り出して脱線し上り本線を支障。上り本線の貨物列車がこれに衝突して脱線し下り本線を支障し、下り本線を走行していた列車が更に衝突。客車が桜川に転覆し機関士と乗客計110名が死亡した。
なお、歌手の坂本九が幼少期に疎開の為下り列車の転覆した客車に乗車していたが、事故発生直前に他の客車に移っていた為この時は難を逃れている。
下山事件
1949年7月6日発生。
国鉄初代総裁下山定則が、北千住駅〜綾瀬駅間で轢死体となって発見された事件。「昭和国鉄三大ミステリー」と呼ばれた。
目撃証言や動機に不可解な点が多く、また時代背景からGHQによる暗殺説が出るなど混迷を極め、1964年(昭和39年)7月6日に殺人事件としての公訴時効が成立し、迷宮入りした。
三河島事故
1962年5月3日発生。「国鉄戦後五大事故」の一つで、列車防護の重要性が認識された事故。
三河島駅構内で現在の田端貨物線を走行中の貨物列車が出発信号機を冒進し、安全側線に乗り上げ脱線し下り本線を支障。下り本線を走行中の電車がこれに衝突し、脱線して上り本線を支障。更に上り本線を走行中の電車が線路上を歩行していた下り電車の乗客を次々と撥ね、脱線した下り電車と衝突して築堤から落下し倉庫と衝突。死者160名を出す大惨事となった。
この事故により大幅にイメージが悪化した国鉄は、保有球団である国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)を売却する事となった。
また各鉄道会社が異常発生時に勝手に車外に出ないよう利用者にアナウンスしているのは、この事故が理由である。
東日本大震災
2011年3月11日発生。
大津波による甚大な被害及び原発事故による放射能汚染で沿線の一部が立ち入り制限区域となった為、長らく不通区間が存在した。
前述の通り大きな被害を受けなかった区間は比較的早期に復旧し、また相馬駅〜亘理駅間では5月23日から代行バスによる運行が開始された。
なお原ノ町駅〜相馬駅間は12月21日に運転を再開したが、当時は他の区間とは離れた孤立区間であったため、運用に必要な車両である仙台車両センター所属の701系電車2両編成3本を勝田車両センターへ転属の手続きを経て陸送で搬入した。これは同区間は水戸支社の管轄である為。
被害の大きかったエリアのうち、新地駅・坂元駅.・山下駅は2016年(平成28年)12月10日に線路を内陸に移転した上で再開された。
最後の復旧区間である富岡駅〜浪江駅間は2020年3月14日に運転再開。実に9年の時を経て常磐線は復旧した。
- 被災車両
原ノ町駅以北の使用車両であるE721系電車のトップナンバーであるP1編成が新地駅で、貨物列車を牽引して走行中のED75形電気機関車のラストナンバー1039号機が浜吉田駅]]〜亘理駅間でそれぞれ津波に襲われ被災した。両車はP1編成甲種輸送時の牽引機と輸送車の関係だったが、同日に同じ路線で被災しその後廃車された。
- 幻の特急再編計画
震災発生直前のプレスリリースで、2012年(平成24年)のダイヤ改正で特急「スーパーひたち」のいわき駅〜仙台駅間を系統分離し、「フレッシュひたち」で使用されていたE653系電車による新たな特急が運行される予定である事が発表されていた。しかし震災による不通区間発生で計画は立ち消え、全線復旧時に復興の象徴として「スーパーひたち」の後身である二代目「ひたち」が「スーパーひたち」時代からやや減ったもののほぼ同じ本数で仙台駅に乗り入れる事となった。
駅一覧
品川駅〜取手駅
取手駅〜仙台駅
●:停車 ○:「ときわ」と一部「ひたち」が停車
◼︎:一部特急が停車 □:一部「ひたち」が停車
▲:「ときわ」のみ停車 △:一部「ときわ」が停車
レ:通過
※特別快速は各駅に停車する為省略
駅番号 | 駅名 | 特急 | 乗換路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|
↑常磐快速線上野方面 | ||||
JJ10 | 取手 | レ | ||
↑直流電化/↓交流電化 | ||||
藤代 | レ | |||
龍ケ崎市 | △ | 関東鉄道竜ヶ崎線(佐貫) | ||
牛久 | △ | |||
ひたち野うしく | △ | |||
荒川沖 | △ | |||
土浦 | ○ | 当駅発着あり | ||
神立 | レ | |||
高浜 | レ | |||
石岡 | ▲ | |||
羽鳥 | レ | |||
岩間 | レ | |||
↑水戸線小山まで直通運転 | ||||
友部 | ▲ | 水戸線 | ||
内原 | レ | |||
赤塚 | △ | |||
(臨)偕楽園 | ◼︎ | 下り線のみ | ||
水戸 | ● | 運行系統上の境界 | ||
勝田 | ● | ひたちなか海浜鉄道湊線 | 当駅発着あり | |
佐和 | レ | |||
東海 | ◼︎ | |||
大甕 | ○ | |||
常陸多賀 | ○ | |||
日立 | ● | |||
小木津 | レ | |||
十王 | レ | |||
高萩 | ○ | 当駅発着あり | ||
南中郷 | レ | |||
磯原 | □ | |||
大津港 | レ | 当駅発着あり | ||
↑茨城県/↓福島県 | ||||
勿来 | □ | |||
植田 | レ | |||
泉 | ● | |||
湯本 | ● | |||
内郷 | レ | |||
いわき | ● | 磐越東線 | 運転系統上の境界 | |
草野 | レ | |||
四ツ倉 | レ | |||
久ノ浜 | レ | 当駅発着あり | ||
末続 | レ | |||
広野 | ● | 当駅発着あり | ||
Jヴィレッジ | レ | |||
木戸 | レ | |||
竜田 | レ | |||
富岡 | ● | |||
夜ノ森 | レ | |||
大野 | ● | |||
双葉 | ● | |||
浪江 | ● | |||
桃内 | レ | |||
小高 | レ | |||
磐城太田 | レ | |||
原ノ町 | ● | 運転系統上の境界 | ||
鹿島 | レ | |||
日立木 | レ | |||
相馬 | ● | |||
駒ケ嶺 | レ | |||
新地 | レ | 当駅発着あり | ||
↑福島県/↓宮城県 | ||||
坂元 | レ | |||
山下 | レ | 当駅発着あり | ||
浜吉田 | レ | |||
亘理 | □ | |||
逢隈 | レ | |||
岩沼 | □ | 東北本線福島方面 | ||
館腰 | レ | |||
名取 | レ | 仙台空港鉄道仙台空港アクセス線 | ||
南仙台 | レ | |||
太子堂 | レ | |||
長町 | レ | 仙台市地下鉄南北線(N15) | ||
仙台 | ● |
使用車両
常磐快速線・緩行線専用の電車は省略
現在の使用車両
自社車両
勝田車両センター所属の交直流両用特急形電車。「ひたち」「ときわ」で運用されている。
- E653系K70・K71編成
勝田車両センター所属の交直流両用の波動用特急形電車。
元は0番台として特急「フレッシュひたちで運用されていたが、新潟車両センター転属後1000番台に改造、その後K70・K71編成が勝田に復帰し波動用車両として運用されている。
- E531系0・3000番台(メイン画像)
勝田車両センター所属の交直流両用近郊形電車。
基本編成は10両で4・5号車がグリーン車。付属編成は5両で、一部はワンマン運転対応。耐寒仕様の車両は3000番台として区別されている。
10両は品川駅〜高萩駅間、5両は原ノ町駅以南(土浦駅以南は必ず10両と併結)で運用される。
勝田車両センター所属の交直流両用通勤形電車。
かつては上野駅〜土浦駅間で運用されていたが、現在は土浦駅〜草野駅間で運用される。
- 701系1000・1500番台
仙台車両センター所属の交流区間用電車。
現在は原ノ町駅以北での運用だが、震災前はいわき駅まで乗り入れていた。また、震災後の部分復旧時に一時的に勝田車両センターに所属し、原ノ町駅〜相馬駅間の区間運転を行なっていた。
- E721系0番台
仙台車両センター所属の交流区間用電車。701系と共に原ノ町駅以北で運用される。
トップナンバーのP1編成は津波の被災車両。
- ED75形
仙台車両センター所属の交流区間用電気機関車。現在は工事列車等で不定期に運用される。
ぐんま車両センター所属のディーゼル機関車。
工事列車や甲種輸送等で使用される。
JR貨物所属
新鶴見機関区(EF65形)・吹田機関区(EF66形)・高崎機関区(EH200形)所属の直流区間用電気機関車。田端信号場駅〜武蔵野線方面の列車で使用される。
新鶴見・吹田・岡山機関区所属の直流区間用電気機関車。田端信号場駅方面や新金線・武蔵野線直通列車で運用される。
- EH500形0・900番台
仙台総合鉄道部所属の交直流両用の電気機関車。貨物列車牽引機としては現在交流区間を走行する唯一の車両。
過去の使用車両
自社車両
勝田車両センター所属の交直流両用特急形電車。
特急「ひたち」や臨時急行「ぶらり鎌倉号」等で使用された。
青森運転所(現・盛岡車両センター青森派出所)所属の交直流両用特急形電車。
- 651系0番台
勝田車両センター所属の交直流両用特急形電車。
特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」や臨時列車で運用され、E657系への置き換え後もいわき駅〜富岡駅間の普通列車で運用された。
勝田電車区→勝田車両センター所属の交直流両用近郊形電車。
原ノ町駅以南で運用されていた。
- 701系100番台
仙台車両センター所属の交流区間用電車。
一時期秋田時代の塗装でいわき駅〜原ノ町駅間のワンマン運転列車として使用された。
- 719系0番台
仙台車両センター所属の交流区間用電車。
震災後に浪江駅以北で運用されていた。
田端運転所(現・田端統括センター)所属の交直流両用電気機関車。客車運用の寝台特急「ゆうづる」牽引機。
- EF510形500番台
田端運転所所属の交直流両用電気機関車で、東北本線の寝台特急「北斗星」「カシオペア」牽引機。
福島臨海鉄道直通の貨物列車を牽引していた。
青森運転所所属の客車。客車運用の寝台特急「ゆうづる」で使用された。
JR貨物所属
愛知機関区所属の直流区間用電気機関車。
田端信号場駅〜武蔵野線方面の列車で使用された。
- ED75形
仙台総合鉄道部所属の交流区間用電気機関車。震災翌年に貨物運用を終了した。
ラストナンバーの1039号機は津波の被災車両。
- DE10形
新鶴見機関区所属のディーゼル機関車。
田端信号場駅〜武蔵野線方面の列車で使用された。