概要
演・加藤忠男
70歳の猟師。
赤い水の影響を受けないで幻視ができる数少ない人間。
27年前の土砂崩れで家族を失っており、その土地から離れられないでいる。
村民の中では八尾比沙子の正体に気づいている希少な人物。また後述の事情から、異界に取り込まれた後も人間としての終焉をかなり早い時点で悟り、自害する。
・・・が、死して尚終わらない地獄が異界であり、結局屍人として蘇ることになってしまった。
序盤では最強と言ってもいいほどのキャラなので某スナイパーに例えられることも・・・
志村家について
勘の鋭い者が多く、特に晃とその従兄弟の貴文はそれが突出していた。また志村家は竹内家とも親しく付き合っている間柄で、父・臣人そっくりに成長した多聞を彼と誤解する様子も見られた。
志村家の存在は、村にしてみれば呪いの因果律の完成に邪魔な筈だが、儀式の失敗による災厄さえ呪いのうちと考えるならば、彼らが今まで存続できたのも分からなくはない。それに一族一丸となって反抗するならまだしも、実行に移すのが一部の人間のみである為、村としても火消しが難しくないのもあるだろう。
志村晃一
晃の息子。村の歪みに気づき、先代・美耶子とともに行動するが途中で屍人化の兆候が表れる。
27年前の土砂災害のきっかけを作った人物でもある。
宮田医院の地下で杭打ちされているのは彼である。
志村貴文
晃の従兄弟。晃と同じく幻視が使える。
村の異変に気づいても黙殺する晃とは違い、周囲に村の歪みを警告をしたが、
狂人として宮田医院に収容されてしまう。その後病院から脱走するが、
赤い水を飲んで屍人化してしまった。