成れ果て

なれはて

メイドインアビスに登場する現象、及びキャラクターの総称

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目次 [非表示]

1 概要

2 成れ果て一覧

3 余談

4 関連タグ

概要

アビスの呪いである深界六層の上昇負荷を受けた人間が陥る現象。

六層の呪いは「人間性の喪失もしくは死」であり運良く生き残っても成れ果てと変異する。

多くの場合体組織が崩壊して肉塊のような姿と化し、知性や人格は失われまともな意思疎通すら不可能になり、体の一部分や全身が毛で覆われたり大きな爪が生えるなど獣のように変化することも多い。

またその魂は肉体の中に閉じ込められたまま、死ぬまで暗黒の中で苦しむらしい。

故に探窟家の間では介錯した後、遺品のみ持ち帰るのが基本。

中には人格を維持したままの成れ果ても少ないながら存在し、アビスの中に定住している者たちもいる。

ボンドルド曰く、上昇負荷には強過ぎる「呪い」に隠れているが「祝福」と呼ばれる効果があり、これを受ける事によって人間と違う感覚を獲得するらしい。

ボンドルドは「祝福」を獲得する方法を探るために子供を実験台とした人体実験を繰り返しており、五層と六層の境にある彼の実験場の奥底には実験により成れ果てになった子供達が大量に蠢いている。

ナナチはその「祝福」を受ける実験の成功例であり、ミーティに自らの呪いが押し付けられた結果、獣のような姿に成れ果てながらも人間性を保ち力場を認識する力を得ている。

また、六層に存在するイルぶるという村に定住している成れ果て達は、上昇負荷ではなく村に命を差し出すことによって成れ果てと化している。そのため外見は異形ながら、ナナチと同様に人間性を保っている。

また彼らの外見は多かれ少なかれ本人の『欲』の形を反映されるらしい。

成れ果て一覧

ナナチ
四層に住まう成れ果て。元はアビスに連れてこられた孤児であり、黎明卿の実験の成功例。
ミーティ
ナナチ同様アビスに連れてこられた孤児。実験でナナチが受ける上昇負荷を押し付けられ呪いが重複した結果『死ねない』身体となってしまった。
ボンドルド
黎明卿の異名を持つ白笛。カートリッジにより祝福を受けた事で成れ果ての身体強化を得た。
ファプタ
六層に住まう「成れ果ての姫」。村に住む成れ果てからは信仰を受けているが彼女は嫌悪している。村の成れ果てともまた出自が異なる存在。
ワズキャン
成れ果て村を治める三賢のひとりで、元「ガンジャ隊」三賢でもある。成れ果て村のリーダー格。
ベラフ
成れ果て村を治める三賢のひとりで、元「ガンジャ隊」三賢でもある。村に対価を支払いある物を複製してもらい…
ヴエロエルコ
村の奥で囚われていた成れ果て？の女性。元「ガンジャ隊」三賢。何故か人の形を保っているが…
ジュロイモー
成れ果て村を治める三賢のひとり。現在はヴエロエルコに代わって村を治めているがその正体は…。
マジカジャ
村について教えてくれた成れ果て。リコ達の言語を話せるがちょっとだけ片言気味。また本体は匂いらしく外見は入れ物。
マアアさん
村の住人。まああとしか話さないためとりあえずマアアさんと呼んでいる。かわいい物が大好き。あとお尻が汚い。
ムーギィ
村で食堂を営む成れ果て。食堂を営んでるからかリコ達の言語にも精通している。
モイチェモ
村の食堂で「睾丸焼き」を食べていた成れ果て。
ピギムゥ
べラフの住処にいた小さな成れ果て。村の外の物で作った兜をナナチへ贈った
メポポホン
村の宿屋ハニースクのご主人。名前は通称で『居眠りさん』という意味。リコが腹を下した「クベキャサス」を作った人である(ナナチ曰く結構イケる)。
エンベリーツ
村の市場にいる成れ果て。小さな生物を身体に這わせる事を価値にしており、余った動物(主にヤドネ)を売っている。小さすぎる虫はきらい。
シュレカカ
小動物のような姿の成れ果て。ひとりで沢山の群体の成れ果て(要するにボンドルドのような物である)で実はとても強くて怖いらしい。
パッコヤン
単眼の成れ果て。成れ果てる前はヴエコと寝たりするほど親密な関係だったため、ヴエコの事を大切に思っている。