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指輪物語

ゆびわものがたり

『指輪物語』とは、イギリス出身の言語学者であるJ.R.R.トールキンによって書かれたファンタジー小説。
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映画化作品については『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)』を参照のこと。

版権 ロードオブザリング



作品の概要

架空の世界である“中つ国(Middle-Earth)”とその周辺を舞台に、ホビット族のフロド・バギンズとその“旅の仲間”たちの冒険と、“一つの指輪”を巡る戦乱を描いたファンタジー小説。

いわゆる現代のハイファンタジー、エピックファンタジー小説の始祖であり、これ以降のファンタジーものは殆どが指輪物語のパクr・・・・・・影響化にあるといっても過言ではない。RPGの元祖であるD&Dも指輪が素体であるため、映画版LotRを見た日本人が「まるでドラクエみたい」とトンチンカンな感想を抱くほどである。

あらすじ

ホビット族のフロド・バギンズは、義父のビルボから簡素な金の指輪を譲られる。それはビルボがかつての冒険で手に入れた、はめると姿を見えなくすることができる魔法の指輪だった。しかしその指輪が実は、冥王サウロンの魔力の本質を秘めた“一つの指輪”であることが判明する。
“一つの指輪”を手にしたものは、それを手放す意志を奪われてしまい、それを使用すれば強大な魔力が得られる代わりに、最終的に冥王の下僕か冥王そのものになってしまうという、恐ろしいものだった。そしてサウロンは失った力を取り戻すため、一つの指輪を狂おしく追い求めていた。

サウロンによる中つ国の支配を防ぐ方法はただ一つ、サウロンの本拠地モルドールの国の中心にある滅びの山の火口に、一つの指輪を投じることだけだった。あまりにも望みの少ない“指輪を捨てる”任務のため指輪の担い手となったフロドと、彼を守るため、中つ国のそれぞれの種族を代表した九人の“旅の仲間”が結成された。偉大な魔法使いのガンダルフ、人間の王の血を引く野伏のアラゴルン、人間の英雄ボロミアエルフのレゴラスドワーフのギムリ、ホビットからは忠実な庭師のサムに、友人で親戚のメリーピピン

かれらは旅路へと踏み出していった……。

デッサン#ロードオブザリング



主な登場人物

旅の仲間の一行


自由の民

モルドールの軍勢

作品の成り立ち

元々、トールキンが自身の子供たちのために読み聞かせていた作品が出版社の目に留まり、ビルボを主人公とした児童文学作品『ホビットの冒険』として出版された。これが思いのほか好評を博したため、その続編として書かれ、大人向けの長編作品に仕上がったのが『指輪物語(The Lord of the Rings)』だった。


作者トールキンは本職の小説家ではなかったが、幼少期よりさまざまな伝説への興味や、特に「人工言語」を作る楽しみから、オリジナルの複数のエルフ語(クウェンヤシンダール語)の言語体系と、その言語の「歴史」となる神話の物語体系を育んでいた。『指輪物語』は執筆する内に、そうしたオリジナルの神話世界の設定に取り込まれ、その一部分となって完成した(実際に会話ができるほど言語として完成している)。

こうした事情のため、今日的な嗜好に照らすとやや冗長だったり、分かり難かったりする部分も多々あるが、しかしその背後に秘められた膨大で緻密な世界観や歴史、登場人物たちの心理、生活、風俗などは今日でも硬派なファンタジーの一つとして位置にあり、出版当時は実に世界的な熱狂をもって迎えられた。

トールキンの作品がそれ以降のファンタジーに与えた影響は有形無形ともに無視しがたいものがあり、たとえば種族としてのエルフ、ドワーフ、ホビット、オークトロルエントトレント)、バルログなどが特徴。

ちなみに、上で述べたトールキンの元々の神話体系は整理しきれず、生前に発表されることはなかった(「終わらざりし物語」)が、父の遺言によって息子が整理して完成させて『シルマリルの物語』や遺稿集として日の目を見ることができた。

尚、あまり知られていないが、これらの作品群の舞台となっている“中つ国(Middle-Earth)”は、現在の我々が住んでいる地球の過去の姿(神話的な過去)という設定になっている。その年代も意外に新しく、おおよそ6000年~7000年前のヨーロッパ世界の話であるとトールキンは手紙などで明言している。

関連タグ

小説/ファンタジー
(作者):トールキン 「ホビットの冒険」:「指輪物語」の前日譚
(略称タグ):LOTR
(映画化作品タイトル)「ロード・オブ・ザ・リング

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