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採集決戦

さいしゅうけっせん

強化素材を求めたマスター達の手により発生した、最終決戦と似て非なるカオス
目次 [非表示]

概要

Fate/GrandOrder』の第1部最終章『冠位時間神殿ソロモン』。

それは、人類存亡を賭けた魔術王ソロモンとの最終決戦

主人公たちは、魔術王への道を阻む決して減らない無数の魔神柱を前に、かつてを結んだサーヴァントたちの援護を得ながら必死に戦っていく。


────というのがシナリオ上での光景

ゲーム的には、ここまで辿り着いた全マスター(プレイヤー)が総出で8体の魔神柱(複合体)と戦い殲滅する事によってソロモンのいる玉座への道が開かれる、というレイドボス形式が取られていた。


開始前は手に汗握る死闘が予想されていたのだが、実際に起きたのは熟練のマスター達が魔神柱の持つレア素材を求めて我先にと狩り合う地獄絵図であった……


こうなった経緯とマスター達による熾烈極まる狩りの様子は、「管制塔バルバトス(Fate)」と「魔神柱」の記事を参照してほしい。

その盛り上がりから、皆が自然と「(最終決戦ならぬ)採集決戦」と呼ぶようになったわけである。

しかし誰が上手いこと言えと……


後に魔神柱の中の人自分のラジオ番組で「FGOの人たちは俺を殴っていいと思ってるの?『見つけたら折っていい』って」とボヤき、FGO関連メディアにも関わっている同番組の相方に慰められている。


おかげでバンバンQPとアイテムが貯まって、みるみるスキルがあがっていく!

でもマーリンの英雄作成はLV7止まり。

なぜって……バルバトスさんが……オレが眠っているうちにバルバトスさんが……

おのれ人類、なんとしても滅ぼす……!

などと、人類の消費文明・競争社会の恐ろしさをマジマジと見せつけられる最高の制圧戦でした。

そうそう、人類悪ってこういう事よ。

…この惨状を見せつけられた菌糸類の言である。


なお、この件は以降の期間限定イベントでも「あの時スナック感覚で根絶やしにされたのではなかったのか!?」ノッブ談)「1秒に44本魔神柱を殺さないと間に合いません!」BBちゃん談)といった感じで遠回しにネタにされている


補足

ソシャゲの期間限定イベントにおける強敵というのは、概してイベント限定の貴重なアイテムや、限定でなくとも勝利報酬やスコア報酬などで激レアアイテムをドロップすることがよくあり、何度も復刻されているうちにこうなることがよくある。他作品での例は後述。


犠牲となった柱達

終局特異点での出現はちょうどピックアップされていたマーリンを含めたキャスターなどのサーヴァントが大量に使用する「禁断の頁」「無間の歯車」や、当時入手機会に恵まれなかった激レア素材「蛮神の心臓」などをドロップするため、これらの不足に苦しめられたマスターたちに集中攻撃され、実装後平日である事にもかかわらず12時間程で200万本全部討伐され、管制塔は機能停止に陥ることになる。

もっとだ…もっとよこせバルバトス!

貴様に朝日は拝ませねェ!

その後もレイドイベントの度に公式プレイヤー問わずネタにされる、更には期間限定イベントで再度採集の対象とされてしまう、「一秒あたりの撃破数が単位として認知される」など(詳細は個別項目参照)、魔神柱=美味しい素材という認識を確立してしまった。


  • 情報室フラウロス

ドロップに「竜の逆鱗」「混沌の爪」や「八連双晶」といった、需要がかなり多い初期素材が含まれているためか、イベント開始後24時間持たずに管制塔バルバトスの後を追うように閉廷。

某ガンダムのせいで「流星号」などというあだ名が付けられてしまった。


  • 観測所フォルネウス

ドロップに「鳳凰の羽根」といった古来の需要が高い素材と、「万死の毒針」という新しくも大量消費させられる素材がドロップする為、バルバトスとフラウロスの次に集中砲火に浴びる羽目に。そして20時31分にて閉館と相成ったが、ギリギリ一日耐え切った。逆にいえば、この段階で管制塔、情報室、観測所の三拠点が一日程度しか持たずに陥落している段階で彼らは今後72柱の中で肩身が非常に狭い思いをすることはないのだろうが。


  • 生命院サブナック

比較的新しい激レア素材「呪獣胆石」をドロップする以上、彼もまた素材に飢えたマスター達に狙われ、先に沈んだ三柱の後を追うように葬られ、生命院も手早くご臨終と相成った。

ちなみにサブナックとフォルネウスはほぼ同時に狙われた為か、フォルネウスが倒された2時間も足りずにサブナックがご臨終となった。哀れ。


  • 兵装舎ハルファス

バーサーカーであるがゆえに有効な耐久手段が少なく少々敬遠されてこそいたが、他の拠点が次々と喰らい尽された結果ついに死ぬ順番が回ってきた。二日目の昼に五番目の犠牲者として完全に蹂躙され、兵装舎も根こそぎ略奪されてしまった。といっても、HPが他より若干高めだったせいか面倒くさいことに変わりはなく、ひとつ前に潰されたサブナックから半日程度耐え抜いた。


  • 覗覚星アモン

強力な回復スキルを有するうえ、前のイベントで補給されていた「愚者の鎖」や「智慧のスカラベ」「大騎士勲章」担当だったために優先度が低く後回しにされていたのだが、初期6柱のうちともに生き残っていたハルファスが潰えた時、とうとうその頭上に死兆星が輝く時が来た。その後は数時間足らずで消灯。如何に星を見ようと、その星が何の星なのかまでは解らなかったようだ。


四柱の柱が討伐された後に出現。ひとつの座につきHP70万600万体と他の魔神柱に比べて圧倒的に数が多く、魔神柱の根絶を使命とするプレイヤーたちを驚愕させたが……まだ実装間もない新素材や例によって数の必要な素材を引っ提げ登場したこともあり、他の柱を少し延命することには成功したもののクリスマスの午前にはあえなく倒されてしまった…


繰り返される決戦とその遍歴

その後1年余りに渡ってレイドボス形式は行われず、これらの出来事も一時は過去の伝説と化していたが、2018年4月下旬の『Apocrypha/Inheritance of Glory』を皮切りに時折行われるようになる。

当然その都度に採集決戦の幕が上がっており、熾烈な争いが繰り広げられている。


以下その戦績の一端を上げる。


Apocrypha/Inheritance of Glory

Fate/Apocrypha』とのコラボイベントで、敵サーヴァント群を次々と倒すレイドボス形式が取られている。

……のだが、開催期間がゴールデンウィークと重なっていた事もあり、当然の如くあのバルバトスを遥かに上回る僅か数時間で殲滅されており、その既視感から「(聖杯大戦ならぬ)採集大戦と呼ばれている。

ホント誰が上手いこと言えと……

(実際は撃退戦第二段階では時間内に全てのを殲滅できず、敵サーヴァント三体のうち二体が残っていた。しかし一体は倒せたことと、全二回戦のうち一回戦目は全て時間内に全滅したからなのか特にペナルティなどもなくイベントは進行した。復刻版では全ての段階で時間内に殲滅されている。)


特にアヴィケブロンが落とす素材の一つは世に「採集決戦」の名を広く知らしめた管制塔バルバトスと同じ「無限の歯車」があり、これは未だマスターからの需要が多い素材だった。


採集大戦、ふたたび。

5/3新刊②


「虐殺。あれは悪意があってもなくとも起こり得る。

 そして今回の場合……危険なほど条件が揃いつつある」


「虐殺というのはね、悪人がたくさん善人を殺すという単純なものではない。燃え広がるものだ」


獣国での言葉を図らずしも自らを以って証明してしまった。

結果―――20時開始時には120万体いたアヴィケブロンは2時間40分ほどで消滅、バルバトスの秒間44本の撃退を遥かに上回る秒間124体の撃退という新記録を樹立。

しかし翌日、朝の7時から始まった2回目の撃退戦。他の2騎が1回目と比べ数を減らす中、彼だけは140万体に増加。それでも僅か1時間30分で消滅し、昨日の記録をまたも大幅に上回る秒間262体の撃退を記録。彼の尊い犠牲により、イベントは幸先の良いスタートダッシュを切ったのだった。

(なお、この記録すらもその日のうちにこの人の犠牲で塗り替えられてしまうことに……)


そして2020年3月後半からの復刻版ではなんとたった100分ほどで第一陣が刈り取られてしまった。ただしこの時はジャックちゃんがこれより10分ほど前に(つまりたった90分で)刈りつくされている状況で幸か不幸かあまり注目されなかった。そして開始から二時間でシェイクスピア含む第一陣が全て刈りつくされてしまった。第二陣は幸い最後まで生き残ったが、どこぞの貴族令嬢みたいな目に遭ったとも言えるかもしれない。


多大な恩がありながら目先の欲に取り憑かれ虐殺を行ったマスターたちの姿は、好意的に解釈しても「あまりに多く彼の下に集まりすぎてもみくちゃにしてしまった」くらいがギリギリだろう。

恩を仇で返す」―――それこそがこの行為に相応しい言葉といえる(ある意味、この皮肉こそが彼にとって最大の贖罪なのかもしれない)。


レディ・ライネスの事件簿

2019年5月3日開催の『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』とのコラボイベントで、あの魔神柱バルバトスが再びレイドボスとして登場。

…そう。採集決戦(バルバトス独りぼっち)の始まりである。


この時は前と違い倍の量と途中追加されたこともあって3回ほど朝日をみられたが、途中ペースが落ちながらも常に秒速480体以上のペースで伐採され登場から52時間50分後に狩りつくされることになった。また戦闘時の消滅ボイスが8秒近くかかるためマスター達から「断末魔が長いので黙って早く死んで」「早く死ね、もっと長生きして」といわれ、一部では山の翁の宝具による断末魔の強制キャンセルも行われるという前回を思いださせるような盛り上がりを見せた。


超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020

2020年10月開催のぐだぐだイベントシリーズ。

炎ノブ、地ノブ、水ノブ、嵐ノブ、光ノブ、闇ノブ、狂ノブの7体が相手となる。340万体/1ノブなので、全体で2380万体いたことになる。

今回は27時間の制限が設けられ、MAP上の7柱の「凶つ神ノブ(巨大埴輪ノッブ)」を粉砕出来なければミッション報酬が得られなくなるペナルティが発生する。


開始と同時に「真理の卵」と「宵哭きの鉄杭」という、枯渇しやすい素材を抱えた嵐ノブにマスターたちが殺到。僅か2時間38分で粉砕される(雑な計算ではあるが、1秒当たり約360体狩っていた計算になる)。

続いて収集素材の「銅鐸」と竜属性サーヴァントの定番素材「竜の牙」を持つ炎ノブへと標的を切り替え、こちらも日付が変わる前に5時間6分で崩壊。


今回もこのまま順調に狩り尽くされるな……

と誰もが思っていたのだが、そこから急速にペースダウンし始め、次に破壊された狂ノブまでに12時間を要する急展開を迎える。

そしてそのままズルズルと討伐数は伸び悩み、気がつけば地・水・光・闇の4柱が残存したまま24時間が経過してしまった。

誰もが殲滅を諦めかけたが、残り1時間を前に最後の追い上げが開始され、猛然たるラストスパートの末に26時間58分で闇ノブを撃破し、首の皮一枚のところで完全制覇に成功した。

時間ギリギリでの撃破であり最後はアクセスが集中したからなのか、一部では結果の反映にタイムラグがあり、画面に「凶つ神が集落の中心に到達」の文字ミッション画面では闇ノブ討伐クエスト失敗の表示という討伐が失敗した世界線に進んだマスターたちがいたという。このマスター達はデータ更新をすることで、無事に討伐が成功した世界線に戻ることができた。


さすがに古参マスターたちも今回は肝を冷やす結果となったが、これには明確な原因が3つあった。

  • 直近に毎年恒例の武闘大会(影の国の舞闘会)があったため、ガチ勢マスターの「黄金の果実」を始めとしたAP回復アイテムの在庫が残っておらず、また武闘大会で既に気力の大半を費やしてしまったため、卵と牙を狩り尽くした時点で大半のマスターたちが息切れを起こしてしまった。
  • 日程も火曜日水曜日と平日であり、出勤などで翌日に備えて切り上げるマスターも多く、日中での討伐数の激減に繋がった。
  • 上に挙げたレイドと比べて多くの者がお目当てにしていた高レア素材のドロップ率が低く、低レア素材にしても高いとは言えない渋めの調整だった。

ちなみに一番遅かった闇ノブだが、その理由を多くのマスターたちは「脂イラネの一言に集約している。

脂こと「黒獣脂」は、何故か多量に消費するサーヴァントが実装からほとんど居らず、基本的に余りやすく「収集優先度の低い素材」という哀しい認識で知られている。

一応、収集の機会がまだ少ない銀レア素材「光銀の冠」も抱き合わせだったが、どうしても脂の存在が目についてしまい、億劫になったマスターが多かった“らしい”。


ちなみに最後まで残った闇ノブは1秒当たり約35体のペースで撃破されていた。最速撃破の嵐ノブと比べると10分の1である。


当初は凶つ神ノブを差し向けた芹沢鴨の呆然とする顔を思い浮かべて笑っていたマスターたちだったが、今回ばかりは前提条件が悪く、完全制圧を一度は諦めかけた。

それもあってか、図らずも芹沢は「歴代FGOイベントでも屈指の強敵」 という評価を得るに至る。しかし、卵を落とす嵐ノブが早々に退場してしまったため、おかわりを求めるマスターたちによりTwitter上で「芹沢さんが代わりに卵産んで」といった類の妄言がつぶやかれ続けることとなり、その結果「#芹沢鴨 #産卵という嫌すぎるパワーワードによるサジェスト汚染被害に遭っている……。

さらにはストーリー上で一切接点がないにもかかわらず、「産卵」つながりでレジライとの顔カプ「鴨南蛮」概念が発生してしまった。これはレジライのスキル使用時に「卵を取り出して食べる」モーションがあり、その仕草がファンたちから「産卵」と形容されていたことと、今回の渋いレイド報酬に対する芹沢への願いが絶妙な親和性を生んだことから発生したと思われるが、このような未来は卑弥呼をもってしても予知できなかったであろう。


超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020 復刻ライト版

2021年11月開催の上記イベントの復刻版。

基本は前回と同じだが、レイドボス戦の開始が日曜になっていたり、在庫の数が半減して170万体/1ノブになっている。


そして嵐ノブは、やはり今回も最速撃破され開始から約1時間16分という復刻前よりも早いタイムで撃破された。(討伐数と討伐時間を比較すると秒速372という前回と変わらない討伐数だったりするが、今回は休日ということもあってユーザーが押しかけロード祭りになったため単純な比較もできない)

レイド序盤に嵐ノブにあまりにもプレイヤーが集中したため、7日19:00ごろからサーバーの不調が始まり、スキル使用でフリーズしてしまうマスターや通信遅延でそもそも戦場に立てないマスターが続出してしまった。(これをレイド戦を妨害する芹沢の策とうけとるマスターも多かった)それでも運営の対応により同日21:00ごろには通信状況が落ち着いたこと、今回は開始時間が休日だったため社会人マスター達も万全の態勢で参戦できたこと、前回のギリギリすぎる惨状を考慮したからか凶つ神ノブたちの総数が半減という状況であったため、開始から8時間8分で全ての凶つ神ノブが討伐されている

その他復刻レイドが復刻前に比べて人気を博した要因としては、絆ポイントとQPが大幅に増加しており、これ目当てに走ったマスターが多かったことも考えられる。余談だが絆PとQPが美味しければ開催時間等の条件が悪くともマスターは走るというのは後述のツングースカレイドでも証明されている。


ちなみに前回最後まで残っていた闇ノブは今回は5番目に倒されており、最後に残ったのは地ノブであった。

今回の場合、前回需要の少なかった闇ノブの落とす「光銀の冠」がモルガンオベロンの実装で急激に必要になってしまい、逆に相対的に需要の少なくなった地ノブの撃退報酬「血の涙石」を余すマスターが多かった事に起因すると考えられる。


非霊長生存圏ツングースカ・サンクチュアリ

2021年12月開催のイベントで、初代以来となる年末レイド。

直前までボックスイベントが実施されており、更に社会人マスター達が参加しづらい平日の夕方からレイド戦開始参加できるのは2部6章クリア済みマスター限定という、制限時間ギリギリでの討伐となった初回邪馬台国の凶つ神戦を彷彿とさせる状況での開催となっている。


今回はボスが4日間に分けて1種ずつ出現する形式になっているのが特徴で、4連戦を見越して適切なペース配分をしておかないと後半で息切れするリスクがある。

また、ほぼ全てのレイドボスに1ターンキルを妨害するギミックが仕掛けられているため、効率的に周回するためにはギミックを破る方法を見つける必要がある。


  • 1戦目:AN602-Ivan

巨象形態のイヴァン雷帝解除不能の宝具耐性(1回)が付与されている。

体力が多い上に宝具でワンパン出来なくなっているため、宝具を2発以上叩き込むかクリティカルでゴリ押す必要がある。

全部で400万体いたが開始から1時間48分(秒間617体)のハイペースで殲滅された。


  • 2戦目:R-36M2-Voevoda

悪竜現象が発現したスルトの再現体。メインストーリーでは男性・超巨大・竜など特攻対象となる属性を多く抱えていたスルトだが、兵器として再現されたコピーだからか男性属性が消え下姉様の特攻が入らなくなっている。さらに、アーツ&バスター属性に対する耐性(各2回)が追加されており、同じ属性で3回攻撃して正面突破するか、クイック属性で耐性を無視するかの2択が要求される。

800万体とイヴァン雷帝の2倍もの在庫が用意されたものの、弱点の多さが災いしたか秒間808体もの速さで狩られ開始から2時間45分で全滅という驚異的な記録を叩き出した。

余談だが、再現体スルト戦が開催されたのは12月24日であり、片思いの女性に振られた男が聖夜に暴れようとしたらボコボコにされる悲惨な絵面になってしまった。


  • 3戦目:異聞眷属

前2戦とは異なり、全6種類のエネミー群と戦う方式になる。しかも一度全滅させれば終わりではなく、5つの枠を埋めるように入れ替わりながら複数回出現する。(重複あり)


回避・ガッツ・オーダーチェンジ封印など、厄介なスキルを持つ敵も多かったが、開催が休日だったため参加資格を持つマスター総出でなぎ倒され約3時間半(21時30頃終了)で全ての異聞眷属が根絶やしにされた。


※エネミーが目まぐるしく入れ替わるため正確なタイム計測は困難だったが、全体で秒間898体ものペース(終章バルバトスの約20倍)で討伐されていたという報告が出ている。


今回のラスボスだけあって用意された在庫は3000万という圧巻のボリューム。

ドロップする素材もQPも豊富だが特に特攻礼装との相乗で得られる絆ポイントが多く、絆Lv上げでサーヴァントコインや絆礼装を獲得するチャンスとなる。

取り巻きも素材を落とすが取り巻きを倒すたびにビーストⅣの最大HPが5万増えるギミックがあり、欲張ると倒しきれずに逆転負けする危険がある。

3000万体という厚い壁やボス自体の強さもさる事ながら、ボスを1ターンキルするよりも3ターンかけて取り巻きごと倒したほうがドロップが美味しくなるというまるで人類悪の欲望を逆手にとったかのような高度な遅滞戦術により、12月26日18時開戦からマスターの総攻撃を受けても即退場とはならず深夜0時を迎えてもほぼ6割(1742万体)が生存。

その後深夜帯を過ぎて平日に差しかかったこともあり大きくペースが落ちて朝6時でようやく半分を切る。復調し始めたのは開戦から丸一日が経過した18時あたり(残り43万)から、その後も激戦は続き、倒し切ったのは21時40分頃、実に27時間40分に及ぶ長期戦となった。

(討伐速度は初日で秒速582体、全体で平均すると秒速300体を記録した)

ビーストⅣ戦では各種秘石に加え、赦免の小鐘夢幻の鱗粉といった6章実装サーヴァントが大量に消費する素材がドロップしたため、レイド終盤を迎えたSNS上では戦いの終わりを惜しむあまり化したマスターたちが「フリクエになろう」「俺たちと戦い続けよう」とコヤンスカヤを勧誘する姿が見られた。


復刻版 レディ・ライネスの事件簿 Plus Episode

非霊長生存圏での激闘の翌月、待望の事件簿コラボが本編同様三田誠氏による追加シナリオ・及びプリテンダーとなったヘファイスティオンをひっさげて復刻。同時にレイドバトルの開催も告知された、


そう。事件簿コラボのレイドと言えば、ひとりぼっちのバルバトス。すなわち3度目のバルバトス狩りの時が遂に訪れたのである。既にマスター達は1月18日18時の開戦に備え着々と準備を進めている模様。また、前日である1月17日から、「バルバトス」「レイド戦」と言った単語がトレンド入りする始末であった。正にスナック感覚である。


そうして始まった決戦では、なんと正確な在庫が開始時点で分からず、表示される撃破数と残量で在庫を推定する必要があるという前代未聞の状態で始まった。そのドロップ内容は、前回の事件簿コラボと全く同様の内容。ドロップ内容は先述のバルバトスの専用記事を参照してもらいたいが、相変わらずおいしいドロップではあった。しかし、消費APが30のため、若干ドロップ率は渋めになっているとの声もある。一応時間制限もあるが、300時間越えの時間制限などあってないようなものだろう。


肝心の在庫の数なのだが、撃破数とゲージの減りから推定される在庫の数は、愛玩の獣と同等の3000万体という圧巻のボリュームであると推察された。

……が、そこはFGOマスターたち。取り巻きも一切おらず、上限体力も50万と比較的おとなしめであったことや、強力なサポート型サーヴァントの実装やシステム面での改良によって1戦あたりの戦闘時間が短縮されたこともあり、開幕から恐るべき速度で一気に狩り続けられ6時間で約1500万体が倒された。更に喜劇として、不具合により断末魔キャンセルされるという始末。この始動6時間での討伐速度はなんと秒間694体という、これまた相変わらずというか毎度恒例の凄まじい速度での幕開けとなった。流石に深夜帯になり速度は落ち込んだものの、朝方には3分の2相当である2000万体が狩りつくされた。この勢いを受け、運営は1月19日14時にまたしても「悲しみに燃える敵拠点の魔力の増大」としておかわりを投入した。当初存在したと思われる3000万は24時間経過時点で狩りつくされていたため、このおかわりの影響でなんとか24時間は残った。が、その後夕方になって再加速したこともあり、20時52分、レイド開始から26時間52分をもって、おかわり含め総計3500万体のバルバトスがすべて撃破された。平均にして秒間362体という数値は、秒間平均にして前回の事件簿コラボの時に比べ、秒速は数値にして100ほど多く、倍率にすると1.4倍という速度であった。










とこれまで数多の存在を絶滅するまで狩り尽くした人類悪達だったが遂にその歴史を覆すことが起こった。







激走!川中島24時 ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51

2023年12月より開始したぐだぐだイベントで、2年ぶりとなるレイドイベント。

合戦という形で、今魔川軍を川中島に到達する前に全滅させることとなる。ツングースカのように合戦は複数回発生する。


  • 第一陣:今魔川大将戦

今魔川軍を率いている大将との戦い。

今魔川兵を2体連れており、クラスは全員バーサーカー。リーダーである大将を倒せばクリアとなる。

肝心のドロップ品はというと、大量のQP。これに金欠のマスター達が食いつかないはずがなく、みるみるうちに討ち取られていく。しかし、半分を切ったところでサーバーに負荷が発生(これに対しマスター達は伊東甲子太郎の卑劣な策」と受け取ったとか)。これにより一定時間撃破スピードが落ちるも、レイド開始から約2時間13分で殲滅された。


  • 第二陣:海道覇王ヨシモト戦

東西南北に配置された複製義元との戦い。いずれも取り巻きがおり、1ターンキルを妨害するギミックが付いている。

北海道覇王:北に配置されたヨシモト。クラスはバーサーカー。1回の宝具耐性を持っており、宝具を2連射する必要がある。しかし、ギミックの中では対処しやすい方であることに加え、落とす素材が逆鱗/羽根/氷/オーロラ/太陽皮/骨と枯渇しやすいものが多かったため最も早くマスター達に狩られ、22時6分に撃破された。

西海道覇王:西に配置されたヨシモト。クラスはアーチャー。ヨシモト自体のギミックは無敵貫通、防御無視と攻撃系だがHPは91万と多め、さらに取り巻きの鴉天狗を攻撃すると強化効果を1つ解除してくる。素材は胆石/鱗粉/鈴/宝玉/糸玉/鉄杭。周回のしやすさから2番目に早く狩られ、22時55分頃に陥落した。

南海道覇王:南に配置されたヨシモト。開幕でNPを減らしてくることに加え、全体にアーツ&クイック耐性を付与するため、バスター宝具で一気に決めたい。素材は爪/鏡/ランタン/種/灰/鎖。オベロンや光コヤンを主軸としたパーティが多く用いられ、23時30分頃に突破した。

東海道覇王:東に配置されたヨシモト。クラスはライダー。取り巻きの大百足に3回の無敵とタゲ集中を付与するため、全体宝具か無敵貫通での露払いは必須。素材は卵/冠/蹄鉄/毒針。ギミックの面倒さからスピードは滞り、撃破されたのは日が変わった0時58分のことであった。


満を持して出陣した服部武雄との戦い。クラスはセイバー。ゲージは脅威の1600万。

これまでとは違い単体での戦いとなるが、体力は100万越えであることに加え解除不可のガッツにより20万回復する。しかもダメージ軽減が付いているため、一気に宝具等で体力を削った後にすかさず第二撃を撃てるようにしておくべし。

新選組最強(当時の彼はとっくに新撰組を抜けて御陵衛士である上、そもそも誠の旗のための掟のはずが、手段と目的が逆転し、掟の為に誠を捻じ曲げ暴走しつつある新撰組を見限った立場であるためこう呼ばれるのは甚だ不本意であろうが)とまで謳われた服部の防御力は伊達ではなく、1ターンキルできずに苦戦するマスターが続出。結果レイド終了まで生き延びた。


服部「伊東先生、申し訳……、ありません……。

甲子太郎「いやいや、君は充分働いてくれたよ。ご苦労様、おかげでほら、……時間切れだ。


今回のレイドの結果はまさかの時間切れ。甲子太郎の策と服部の耐久力の前に、歴戦のマスター達が初めて敗北を期したのだった。

敗因は色々あるが大きく分けて二つ「クリスマスの恒例ボックスイベント直前による1ターン余裕勢の出し渋り」と「これまで勝ち続けてきた人類悪どもの慢心」である、特に後者が痛く、最後の1時間は一気に加速していたが、結局26万と少しを撃ち漏らしている。(開幕の30分鯖落ちが無ければ落とせている量であるので天が彼に味方したとも言える)


なお、シナリオにおけるこのレイドの扱いは敵味方両陣営どちらにとっても本命の策を通すための足止めのようなものであり、レイドの勝敗がその後の展開に影響することはゲームシステムだけでなくストーリー的にもなかったことには留意してほしい(開始時のアナウンスにも全撃破だけでなく時間切れでもシナリオが進むことは明記されていた)。


しかしながら彼が「人類悪共の欲しがる新素材やドライノッブの逆鱗プレゼントと大量の絆&QPを持ちながら」「ガッツと防御力上昇だけで」「土日開催」の人類悪の猛攻を番外戦術抜きに耐え切ったのは事実であり、前述の芹沢鴨や伊東甲子太郎と共にその健闘をマスター達は称えられその功績故に一部からグランドセイバーと呼ばれるまでに至った。



誇れ、お前は強い


関連イラスト

バルバトスうめえの脳内イメージFGO最終章というお祭り

終局特異点冠位時間神殿ソロモン星ぐだ子


関連タグ

Fate/GrandOrder

冠位時間神殿ソロモン 魔神柱

管制塔バルバトス(Fate)犠牲者代表。


決戦 ラスボス 最終決戦 レイドバトル


殺したかっただけで死んでほしくはなかった:とあるマスターが呆気無い幕切れを嘆いて放った迷言

ソロモンの悪夢:「魔術王ソロモンにとっての悪夢」的な意味で使用。だいたいリヨぐだ子を絡めた絵に付けられる。

うまい棒:採集決戦の過程で魔神柱に対して付けられた呼び名。状の物体&(激レア素材アイテムたっぷりでマスターにとって)「うまい」事に由来すると思われる。先述した「スナック感覚で根絶やしにされた」という言い回しの元ネタ。

断末魔が長い:二度目の採集決戦で生まれた迷言。


期間限定

犠牲になったのだ

どうしてこうなった

誰が上手いこと言えと

そういうゲームじゃねえからこれ!

もっとよこせバルバトス!


茨木童子:この惨劇の先駆者とも言えるサーヴァント。期間限定イベント鬼哭酔夢魔京 羅生門』にてボスとして登場、このボス戦は「茨木童子に与えたダメージがそのままポイントとなり、その数値に応じてより良い報酬が貰える」というシステムが実装されている。そのため上位報酬を求める幾多のマスターたちにより魔性特攻持ちやらステラ作成機やらの餌食となったのだ

増えるボコり手


ソドムズビースト/ドラコー期間限定イベント螺旋証明世界リリムハーロット』にて主人公を巻き込む形でビーストとしての力を取り戻そうとするが、特異点にてかつての最終決戦の再現体である大量のシャドウサーヴァントと戦うことになり、「ほんとキッツイ……」と漏らす主人公に「貴様も……強襲(レイド)される側の気持ちが……少しは……理解できた……ようだな……ッ」と疲労困憊で発言した。


Apocrypha/Inheritance_of_Glory 採集大戦


他作品で発生している(or発生した)似たような現象

タブンネビクティニポケモンシリーズでバルバトスと同じような扱いを受けたキャラ。⇒タブンネ狩りビクティニ道場


アカムトルムアトラル・カモンスターハンターシリーズでバルバトスと同じような扱いを受けたキャラ。もっとも彼らの場合、レア素材や経験値の獲得もそうだが、コモン素材でも高値で取引されることから、主に装備作成や強化のために必要な資金を確保するための金策目的で乱獲されることが多かった(前者は銀行、後者はカマキリオンラインという用語が生まれた)。


ワルプルギスの夜(舞台装置の魔女):マギアレコードにおいて、Last_Magiaで大量のプレイヤーにボコられた魔女。リンク先はテレビアニメ版ネタバレ注意


王都終末決戦プリンセスコネクト!Re:Diveにおける採集決戦。同じような蹂躙劇となるのを防ぐためか、当初は討伐対象のステータスが高く、挑戦回数増加までの時間が長いなど制限も厳しかった。

だが敵が強すぎた、回復に時間がかかりすぎた、よしんば倒せても報酬がしょっぱい、そもそも出撃できるキャラに制限があったなどと、逆に討伐が進まないという問題が発生。

その対処として敵の弱体化・挑戦回数増加の所要時間を短縮(ついでに撃破時報酬も増やす)といった調整を施され、結局似たようなオチに。


アルティメットバハムート:こちらはグランブルーファンタジー。一時期、自発トレジャーなしで呼べるキャンペーンが展開された際、どういうわけか期間中に70万近くが討伐された存在。1日1回制限があったのだが、熟練の騎空士が集まれば、10分弱で狩られることもザラだったのが原因か。


ダークラプチャープロトバハムート:同上。こちらも上述の自発トレジャー0キャンペーン絡み。1日1回制限があるにもかかわらず、こちらも10万を超える数が討伐されていた。


年年歳歳PREMIUM:同上。騎空士たちの討伐数によって報酬が変化するという事で、ある意味でも採集決戦となっているのだが……討伐するのはエビフライである。


年年歳歳きのこたけのこ合戦:同上。騎空士たちの討伐数によって報酬が変化するという事で、ある意味でも採集決戦となっているのだが、討伐対象がきのこたけのこ戦争(明治製菓公認)とタイアップしているためにきのこの山たけのこの里モチーフのレイドボスとなっている。それもあってか初日の段階で累計報酬は全て取りつくしてしまった。後に累計報酬も追加されたが、それも取りつくされた。


ナイドホグルミズウォルムフラスベルグフラワーナイトガールにおける、三種類の超巨大な害虫、元「守護神虫」。特にナイドホグルとミズウォルムは何度も決戦イベントが開催され、いつからかこんなことに。なお、ストーリー上、三体ともいまのところ死んでいない。


マッシブオブリスクールガールストライカーズ。当初は直前の協力戦における、超弩級レイドオブリの生き残りが超巨大化したものと考えられていたが、やがてそうでないものも現れるようになった。オブリとしては規格外の、それこそ本州よりも巨大なもの。こんなものが上陸してくるととんでもないことになるため、短期間で撃破するため全員で何兆というとんでもないダメージを叩き出す必要がある、まさに最終決戦。…だったのだが。

サンドバッグオブリ:これをネタ化したようなもの。ただ経緯含む背景を考察するとわりとえぐい。


レアストーン製造機(星のカービィディスカバリー):難易度の割に回収効率の良さからやはり餌食となった。


F.SCT攻略戦:ブルーアーカイブ版の採集決戦。KAITEN FX Mk.0ゴズを除いた全ての総力戦ボスが出現、先生達で力を合わせてこれらを撃破していく…というイベントだったのだが、やはりというかこちらも撃破時の報酬目当てに数多の先生達が片っ端から狩り尽くしていく状況となった。特に被害を受けたのがヒエロニムスで、様々な要因が絡み合った結果イベント開始からしばらく経った後に一気にターゲットにされ、僅か二日で全滅した。その後全てのボスが撃破された後に第二フェーズが開始、ヒエロニムスも無事復活したが…その結果はお察しください


ヴァイス(アリス・ギア・アイギス)アリス・ギア・アイギスの類似事例。こちらはイベントだけでなく、日常的にヴァイスの出現したコロニーへ赴いてヴァイスを狩っていくのが(とある事情で)常態化している。ストーリー上、根絶したことが報告はされていないが…。


Link!Like!ラブライブ!:2023年12月度ストーリーと連動して、事前予告なしで採集決戦タイプイベントが開催された。作品の世界観の関係から(ストーリーにて)やり方が上記の諸作品と全て異なる…のだが、本質には冠位時間神殿と同じく「ストーリークライマックスにおける、全プレイヤーから協力して主人公達の未来を賭けたもの」となっている。こちらは挑戦回数が限られたという厳しい制限があったながら、報酬目当てにすきすきクラブメンバー達によってわずか3日に全目標達成となった。ちなみに、イベント開催初日は12月23日であり、そして同時期のFGOのクリスマスイベントでは…


外部リンク

ニコニコ大百科では「魔神柱追悼動画」の記事に詳細が書かれている。

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