実はわたし、『宇宙人』なんです
CV:加瀬康之
ここは 概要ですか?
登校途中の東方仗助と虹村億泰が発見したミステリーサークルの中心部で倒れていた謎の少年。通称:ミキタカ。
自称『マゼラン星雲からやって来た宇宙人で、本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ、年齢は216歳、職業は宇宙船のパイロット』とのこと。趣味は動物を飼うこと。学生鞄の中でハツカネズミを飼っている。更にその学生鞄からビニール袋に入ったアイスクリームを取り出していたが、長時間鞄に入っていたはずなのに溶けている様子はない。宇宙船に置いてきたので所持していないが光線銃も使えるらしい。
言動は礼儀正しく紳士的でとても温厚。とりあえず悪い人ではない。後述の特殊能力も仗助への恩返しの為に使用しており、自身の悪意や欲で悪用する気は皆無である。
その一方、掴み所のない性格をしており、非常に世間知らずというか度の過ぎた天然というか、一般常識に欠けている。ミキタカのかすり傷の出血を見つけた仗助が渡したポケットティッシュをしげしげと眺めた末、もぐもぐと食べてしまい、更に「ありがとう。とてもおいしかったです」とピントのズレたお礼まで言って仗助と億泰をドン引きさせる場面もあった。
消防車のサイレンの音を聞くと、叫び声を上げながら苦しみだし、全身に蕁麻疹ができるという奇妙なアレルギー体質を持っている。
容姿
オールバックの長髪にとんがり耳が特徴。チェーン付きの鼻ピアスをしていたが、再登場時はしていない。
薄い色の長髪に長身、彫りの深い容姿はいわゆるノルディック型の宇宙人を思わせる。
星やUFOなど「宇宙」モチーフのアクセサリーがついた長ランを着ている。
スタンド? 「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」
身体の一部や身に付けているものを、別のモノに変身させる事が出来る能力。
詳細は該当項目を参照。
活躍
初登場時、吉良吉廣がミキタカの首筋めがけて放ったスタンドの矢が刺さらずにはじき返されるという、全シリーズ中でも彼にしか起きたことのない現象を見せた。
一応かすり傷はついたが、そのあとミキタカはすぐに体調不良で寝込んでしまいミステリーサークルの中で半日以上気を失っていた。仗助たちによって目を覚ましたミキタカは彼らに変身能力を披露したが、矢によって得たばかりのスタンド能力であればずっと気を失っていたミキタカが自分のスタンドの使い方や弱点を細かく把握しているのは不自然である。
また、仗助が咄嗟に出現させたクレイジー・ダイヤモンドに全く驚かないという、スタンドが見えてないような描写があった。(スタンドが見えない=スタンド使いではない可能性がある。)
恩返しがしたいと申し出るミキタカの変身能力を見た仗助はこれを使って、金持ちでいけ好かない岸辺露伴からいくらかお金を巻き上げようと考え、イカサマ賭博(チンチロリン)を仕掛ける。しかし、イタズラ程度に考えていたこの悪だくみがトンデモない事態に発展していく…。
その後登場したミキタカの母親はごく普通の中年女性であり(耳は尖っている)、「息子が『自分は宇宙人だ』と言って、転校する先々の学校を混乱させて困る」と言っていた。
ミキタカ本人はこのことを「母親役を演じさせるために洗脳している」と語っており、仗助と吉良吉廣を更に混乱させていた。主人公側も敵側もミキタカの正体を掴み切れずに振り回されるという、なんとも珍妙なキャラクターである。
後の簡易キャラ紹介のシーンでは、「スタンドは見えるらしい」という曖昧な注釈が添えられている。
再登場時は鉄塔に住む謎の男を発見し、双眼鏡に変身して仗助と億泰が来るのを待っていた。
その男、鋼田一豊大のスタンド、スーパーフライ内での戦闘では変身能力を生かして活躍、自らを犠牲にして仲間を助けようともしており、後に仗助と億泰からその覚悟を評価されている。
杉本鈴美が成仏する際にも登場してそれを見送っているが、見ている方向が明後日のためスタンドどころか幽霊も認識できているか怪しい。
(ただしアニメでは皆と同じように杉本鈴美の方をしっかりと見ているため、原作と違いちゃんと認識できているようである。)
結局最後までスタンド使いなのか宇宙人なのか判明しなかった…。
アニメの最終回では鋼田一とすっかり打ち解けたようで、鉄塔の高所に佇んでいた。「そんなにしょっちゅう町を眺めていて楽しいですか?」と鋼田一に聞かれ、「面白いですよ。とても、面白いです。この町は…」と答えながら杜王町の様子を楽しそうに眺めていた。