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教育ママ

きょういくまま

教育熱心な母親のこと。場合によっては否定的なニュアンスを持つ。
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説明

自身の子供により良い教育を受けさせようとしたり、時には自分自身で厳しい教育を施したりする母親の総称。愛の鞭と捉えるか、ありがた迷惑と捉えるかは人それぞれ。


専業主婦が増加し、教育が母親の役割とされる(それまでは父親が子供の進路を取り決めることが一般的であった)のと比例して広まった人物像である。

「全盛期」と言える昭和半ばには、母親同士の競い合いもあって子供の意思を無視した教育の強要社会問題にまで発展した。その様子は受験戦争として今なお語り継がれている。

当時の母親は学校を出てすぐに結婚出産をする者も多かったため、自身が勉強以外に興味・関心が無いということも珍しくなく、その歪さもまた悪印象を増大させた。

折しも流行していた恐竜怪獣になぞらえて「教育ママゴン」などと呼ぶ向きもあった。


ありがちな行動として、「宿題を終えるまで家から出られない」「テレビゲームなどの制限・禁止」といった家庭独自のルールを作ることが挙げられる。エスカレートしてくると交友関係に支障をきたし、学校に居づらくなるという本末転倒を生じることもある。

一世を風靡した「ゲームは1日1時間」という語録も、彼女達からの圧力で半ば強制的に言わされたものだと言われている(発言者の「高橋名人」はゲーム会社の社員であり、本来1秒でも多くゲームを遊んでもらいたい立場であった)。

学校以外に通信教育を受けさせたり、「情操教育」としてピアノ書道などを習わせたりすることもある。これらもまた、しばしば子供の希望とは噛み合わない事例が見受けられる。

実際学歴社会時代の考えや特定の職業に就かせることにこだわり過ぎた結果、「子供の為」、「躾の一環」という名目で自分や一家の見栄を気にして自分の意に沿わないと暴力で服従させ、殺人事件に発展してしまった事例も確認されている(特に代々事業を営んでいたり、医師や教師など社会的信用が大きな職に就いている場合、子供も同じ仕事に就いて自分の跡を継ぐべきという封建的な考えが顕著と言える)


フィクションでは

以上のイメージを更に誇張して、皮肉や揶揄を込めたブラックジョークのように描かれることが多い。厚化粧、派手なファッション、変なメガネなど、見るからに癖が強い造形をしていることもよくある。

また、高確率で語尾に「ざます」を付けて喋る(→ザマスおばさん)。

子供も子供で、他に取り柄の無いガリ勉であったり、金持ちを鼻にかけるボンボンであったりと、問題児にされがちである。元々そういう血筋なのか、不適切な教育の結果そうなってしまったのかはまちまち。

気が癖が強い人物も多いため、息子や娘も頭が上がらなくなってしまうことがある


このようなキャラ付けを語る上で外せないのが、スネ夫のママである。

彼女は次々と高額な玩具を買い与えるなど甘い所もあるが、息子を低学年から塾に行かせ、全科目に家庭教師を付けさせようとしたこともあるなど、教育面では紛うことなき「教育ママ」である。そして御多分に洩れず、語尾が「ざます」である。

もっとも『ドラえもん』の場合、主人公の学力…というより勉強に対する意欲が低すぎるため、本来一般人に過ぎないはずの主人公の母親の方がはるかに勉強のことでガミガミ言っているというのが笑い所になってしまうのであるが。

しかしチチ(ドラゴンボール)などのように、が武道一辺倒でなかなか人並みに働こうとしなかったことから、長男の孫悟飯(ドラゴンボール超からは次男の孫悟天も)に対して自分の息子達には一般社会の事を学んで戦いとは無縁の人生を生きて欲しいという彼女なりの親心を持っていた者もいる(もっとも悟飯は幼い頃から学者になって色々な研究をしたいという夢を持っていた)。


関連事項

母親 教育 英才教育 ステレオタイプ

毒親 モンスターペアレント 虐待:悪化するとこうなる可能性がある。

孟子:「孟母三遷の教え」というように、母親が教育熱心だった。

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