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新疆ウイグル自治区

しんきょうういぐるじちく

新疆ウイグル自治区(ウイグル語: شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونی、簡体漢字: 新疆维吾尔自治区)は、中華人民共和国の北西部に位置する自治区である。

※この記事は中華人民共和国の行政区画に関するものです。新疆ウイグル自治区の民族問題や独立是非に関する議論は『東トルキスタン』の記事で行うようお願いいたします。


概要

東アジア中央アジアが交わる自治区であり、中国西北部に位置する自治区である。自治区の中央政府が置かれている都市はウルムチ。北西部はモンゴルロシアなどの周辺8諸国と接する。


面積164万km2は、中国全土の行政区画では最大である。この広大な土地を利用して農作物が豊富に栽培される。また地下資源、特に石炭や天然ガスも豊富に埋蔵されている。


人口は2022年国勢調査によると約2,587万人で、ウイグル族が47%、漢民族が39%を占める。領土内には、テュルク系のウイグル族漢族チベット族回族モンゴル族など、多くの民族が暮らしている。新疆には、十数個の少数民族の自治県や郡がある。古い英語の参考文献では、この地域を中国のトルキスタン、東トルキスタンと呼ぶことが多い。新疆は、山脈によって北のジュンガリア盆地と南のタリム盆地に分かれている。新疆の土地面積のうち、人間の居住に適しているのは約9.7%に過ぎない。


少なくとも2,500年の歴史を持つ新疆ウイグル自治区では、多くの人々や帝国がこの地域のすべて、または一部を支配しようと競い合ってきた。18世紀には清朝の支配下に置かれ、その後、中華民国政府に取って代わられた。1949年の中国内戦以降は、中華人民共和国の一部となっている。1954年、ソビエト連邦に対する国境防衛を強化するとともに、兵士を地域に定住させることで地域経済の振興を図るため、新疆生産建設兵団 (XPCC) が設立された。1955年、民族の宗教や権利の平等性を保護するために新疆は省から自治区へと行政が変更された。


1990年代から2010年代にかけて、他の宗教を排外する宗教原理主義的な東トルキスタン独立運動、分離独立紛争、イスラーム過激派(ISIL)の影響により、この地域では時折テロリズムが発生したり、分離独立派と政府軍が衝突するなどの不安が生じている。これらの内紛を受けて、中国政府はこの地域に強制収容所を設置し、イスラム教徒を思想改造しようとした。


本来中国には時差が設定されていないが、新疆では非公式に北京時間 (UTC+8) より2時間遅れの新疆時間 (UTC+6) が使われている。


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中華人民共和国

チベット自治区

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