概要
28歳。落語家。事件の被害者旋風亭獏風の弟子。夕神迅とも面識があるらしい。
本名は不明だが、逆転裁判では証人や容疑者を芸名・役名で呼ぶのは珍しくない。
「美風」という名は、彼が二つ目昇進を期に襲名することになった名跡。
事件は彼の二つ目昇進記念の寄席で起きた。
落語家らしく(?)座布団の上に正座して証言する。なお、この座布団はたまに増えたり減ったりする
なお、下戸であり、一滴飲んだだけでも酩酊してしまうほど酒に弱い。
関連項目
この先、ネタバレがあります!
ネタバレ
美風は多重人格であり、全部で4つの人格が存在する。
1人目は落語家の「美風」、2人目はひょうきんな「一八(いっぱち)」、3人目は花魁風の「喜瀬川(きせがわ)」、そして4人目が5歳児に幼児退行の「磯田定吉(いそだ さだきち)」である。この多重人格を活かして落語を行っていたが本人曰く「こんな邪道みたいな方法でやってるなんてバレたらまずい」ということで、一門以外には秘密である。
このうち、美風、一八、喜瀬川の3人は記憶を共有しているが、定吉だけは記憶を共有していない。
しかし、美風たちは定吉の存在を知っており、存在を隠していた。3人の人格が全員気絶した際に磯田定吉の人格が表出する。
実は真犯人が罪を着せようとしていたのは被告のすするではなく美風であり、偽のダイイングメッセージを見た美風が咄嗟に自分に疑いがかからないようメッセージを改ざんした為、事がややこしくなってしまった。
(本人も偽のメッセージを見て「もしかしたら自分が気絶している間に定吉が被害者を殺してしまったのでは?」という不安から偽装工作を行ってしまった)
裁判では心音と夕神の活躍によって偽装工作が暴かれ、定吉の人格が表に出された事で、事件の目撃者である定吉の証言により真犯人の手がかりを掴む事に繋がった。
エンディングでは自分のやった事(偽装工作や冤罪)の償いも兼ねて自分が一門を守っていく事を表明し、定吉にも落語の稽古を付けるとコメントしている。