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星奈ひかる

ほしなひかる

アニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」の主人公。キュアスターに変身する。
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CV:成瀬瑛美


概要

本作の主人公で星座宇宙が大好きな中学2年生。宇宙妖精のフワと出会ったことがきっかけでキュアスターに変身する。観星町出身。

天体観測が大好きで、毎夜自室の望遠鏡で宇宙を眺めて、夜空に見える星の配置に独自のイメージで線を引いて結びつけ、「UFO座」「グレイ座」など既存の星座にないオリジナル星座を作ってはノートに書き留めるのが趣味。口癖は「キラやば〜っ☆」。

誕生日は4月12日

4月12日は1961年に旧ソ連が世界初の有人宇宙飛行船「ボストーク1号」を打ち上げ、宇宙飛行士ガガーリンを宇宙に送り出した日であり「世界宇宙飛行の日」とされている。


人物

想像力豊かで好奇心旺盛な性格。誰がなんと言おうが 「好きなモノは好き!」と貫き通す強い想いの持ち主で、あれこれ考えるより直感で行動するタイプ。未知な食べ物を口にしたり、生身で宇宙空間に飛び出すような事にも躊躇が全くない。

人類がまだ解明しきれていない「未知なるもの」にロマンを感じるタイプ。

そのため先入観を持たず、宇宙人を前にしても恐れや不安を抱くことなく、コミュニケーションを積極的に取ろうとする。

しかし上述したように直感で行動するため、相手の気持ちを考える前に体が動いてしまい、周囲を振り回す結果になるような側面も垣間見える。

「誰に対しても自分の想いを同じようにぶつけることができる」というのはひかるの最大の長所だが、裏を返せば「相手に自分のことを理解してもらえるように、相手の文化や価値観に合わせたコミュニケーションをとる」という配慮は苦手。ひかる本人もそれは自覚しており、自分とフィーリングがあわないと判断した相手には、自分のことをわかってもらう努力は無理にせずに「適度な距離感」をとったうえで友好的に付き合えるよう意識している部分もある(学校でのクラスメイトとの距離感がこれに当たる)。

頭の回転が速いような場面がしばしば見える。結構な読書家であることも折に触れて描かれており、元が父の書斎だった自室では父の蔵書を、さらには天文台に通っては管理人である空見遼太郎の蔵書をも読破している。こうした環境もあったからこそ、宇宙や星座に興味を持つようになったとも言える。また、学校の授業も集中して真面目に受けていることから学習意欲は普通にあるようで、桃キュアの中で比べたら学力はわりと高めな方である。

しかし本人曰く単純作業が苦手で、夏休みの宿題は苦手科目を中心に残してしまうタイプ。本編では自由研究に熱中しすぎたのもあり理科、国語、更に1教科を期限当日まで残してしまった。こうゆう描写を見るとひかるも勉強を計画的にやるのは得意ではない模様。


学校を舞台にしたエピソードでは勉強をちゃんとしているシーンがある一方でモブのクラスメイトと楽しくおしゃべりみたいなシーンがあまり見られないことから、ひかるはクラス内で孤立しているのではという疑惑が一部視聴者から懸念されていたが、プロデューサーの柳川あかり氏によれば「たまたま自分と同じ熱量で同じものを好きな子がいないだけ」であり、別にクラスメイトと話をしてないとかではないと語っている。

学校ではキラやば〜っ☆なテンションが薄くアホの子っぽさもあまり見えないのも、学校には「自分と違うタイプの他人」ばかりだからである。プリキュアに覚醒する前の天宮えれな香久矢まどかに対しても萎縮した態度であった。(一方、羽衣ララに対しては宇宙人であることから「自分の宇宙への興味を共感してくれそうな人」として初対面からグイグイきている)

自分の趣味をさらけ出せるような親友といえるポジションの子が学校にいなかったことについては、家族→保育園幼稚園→小学校という子供特有の狭いコミュニティが人格形成の全てではなく、コミュニティ外での良き理解者の存在の大きさを遼太郎との交流を通じて描く意図があったという。(超!アニメディアでの記事より)。

だからといって学校生活がひかるにとって退屈で窮屈だとかでは決してなく、ララが転校してくる13話などでは学校生活の描写に尺が多く取られていることもあって、ひかるとクラスメイトとの適度な距離感が比較的わかりやすく演出されており、ひかるが学校生活をちゃんと楽しんでいることがわかる。


ただ、ひかる自身の本音として、「自分と違うタイプの他人」であるクラスメイト達と無理して付き合うよりも一人で好きな物事に打ち込む方が好きだったとも第26話で告白している。また、ララと出会う前のひかるの本質は「自分は自分、他人は他人」と割り切れることだったと遼太郎から第45話で語られてもいる。

そんなひかるも、プリキュアになったことをきっかけに「自分と違うタイプの他人」であるララえれなまどかユニと交流を続けることになった。この結果、自分の価値観になかった物事を知ることも楽しいと気付けるようになったとして、ひかるは「みんなと出会えたことを感謝している」とも述べている。


身体能力については第8話で逆立ちしながら走っていったので意外と高いが、落下の際よく頭から着地している。


容姿

髪の色は濃いピンク色。髪型はぱっつんの前髪にアホ毛があり、毛先に黄色い玉状の飾りを付けたツインテール。頭頂部に星の飾りが付いた青いカチューシャを付けている。

好奇心旺盛ゆえか目をキラキラ輝せていることも多い。


私服

キラやば〜っ

春~秋

肩出しの薄ピンク色のトップスと、ヒップ部分に星のアップリケが付いた青いキュロット状のオーバーオールの組み合わせ。


センシティブな作品

冬服

大きな星マークが入ったピンク色のパーカーワンピースを着ている。

靴は白とピンクのハイカットスニーカー。


制服

女の子しか描かないのでたまに飽きる

水色のセーラー服でピンク色のタイの部分に星の飾りが付いている。

夏は半袖、秋冬は制服の上からグレーの上着を着用。


映画版の私服

ピンク系統の星柄のパーカーと青いプリーツスカートを履いている。


家族構成

星奈家

父:星奈陽一(CV:大塚明夫

母:星奈輝美(CV:小島幸子

祖父:星奈春吉(CV:小形満

祖母:星奈陽子(CV:一龍斎春水

愛犬:イエティ(CV:多田野曜平


祖父母同居。父・陽一の両親である。

その陽一は普段は不在。第2話ではひかるの部屋は本来は父の書斎であったことが説明されている。なかよし2019年4月号掲載の漫画版第2話においてはUMAの研究をして世界中を飛び回っている旨が明かされており、また柳川も前掲インタビュー記事で「年中どこかに行っているのでなかなか帰ってこない」と語っている。本編でも第18話にてひかるが「仕事で世界中を旅していて、1年に1回しか会えない」と説明していたが、写真に写った素顔はぼかされていた。第22話に初登場し、かつては大学の講師をしていたが(現在は休職中なのか退職済みなのかは不明)、前述の漫画版の説明通り、UMAの研究のため世界中を旅していることが語られた。


母・輝美については第1話で「徹夜明けはきつい」とこぼしており、自宅で創作系の仕事をしていることが匂わされていたが、第18話で漫画家であることが明かされた。


トリビア

声優について

えいそはプリキュア


声を演じる成瀬瑛美氏は、プリキュアシリーズ初出演にしてテレビアニメ初主演。

本業はタレントであり、出演当時はアイドルユニットでんぱ組.incのメンバーであった(本作終了後の2021年2月16日に卒業)。


成瀬氏は大のプリキュアファンとしても知られており、アイドルとしての目標を「プリキュアになること」と公言していたくらいである。その夢が遂に実現したことになる。

漫画やアニメ好きとして知られる成瀬女史は、いわゆる「大きいお友達」でもあり、彼女のプリキュア愛は子供の頃に憧れていたとかいうレベルではなく、リアルタイムで全作見続けたガチ勢のそれである。特にキュアマリン/来海えりかに強く影響を受けており、えりかが夢であるファッションデザイナーに「絶対なる!」と決めていたことが、そんな「彼女のようになりたい」という思いが自分の中での決定打になって、「プリキュアになりたい」をアイドルとしての可愛げのある天然キャラアピールとかでなく、「プリキュアになる!」をガチな夢として持ち続けることにしたのだという(ドワンゴジェイピーnewsのインタビュー記事)。

実際、バラエティ番組でも「好きなプリキュアベスト3」を挙げていたり、幼女に近づいて「お姉ちゃんプリキュアなんだよ」とホラを吹いて喜ばせて(?)いたり、アニマックスで放送された東映アニメーション創立60周年記念特番でも、キュアゴリラことFUJIWARA原西孝幸氏ともプリキュアトークを繰り広げたほど。公式サイトの発表コメントでも歴代全作品について長文で語り尽くしているので、一読されたい。

(ちなみに内容があまりにもマニアックなので、各種ニュースサイトの記事ではこの部分だけカットされたコメントが転載される始末となっている。ただ本人的にはまだまだ語り足りないとか)


キャスト発表時はやはりというかSNS上で「話題づくりのキャスティング」という声もあったようだが、プリキュアのメインキャストの配役がオーディションなのはファンなら知っての通り。専業声優以外からのキャスティングは過去にも例がある

東映アニメーション側のプロデューサーである柳川あかり氏によると、「ズバ抜けてキャラにあってた。歌のオーディションでノリノリで歌っている後ろ姿を見たとき、ひかるのように見えた。成瀬さんがアイドルでなくても選んでいたと思います」と採用の経緯を語っている(MANTANWEBのインタビュー記事1) 。


成瀬氏はでんぱ組inc.でのイメージカラーが黄色であること、また同グループ内では「明るくポジティブで、太陽みたいな存在」と言われていることから、当初は自身とイメージカラーが同じ天宮えれな/キュアソレイユ役を受けていたが、オーディション当日にひかる/スター役も受けるように勧められ、結果主人公役での起用に至ったという(MANTANWEBのインタビュー記事2)。プリキュア声優ではよくある話であり、本作の初期メンバーのプリキュア声優は全員採用された役とは別のプリキュア役も受けている。

ソレイユの役でオーディションを受けている時はかなりキャラづくりをして挑んでいたが、スター役はいきなり言われたので成瀬瑛美のいつもの素の姿でセリフと歌を見せるしかなかったのだという。ただ突然言われただけあって「プレッシャーとかはなく、ただ単に楽しもうとしていた」という事で、それこそが評価されてスター役に起用されたというところだろう。

ひかると自分の共通点については「好きなところに夢中になっちゃうところ」としている(エンタメステーションのインタビュー記事)。

実際、本編中でのアフレコ現場でも「普段喋ってる感じがすでにキュアスター」と他の声優メンバーから言われている(AbemaTIMES のインタビュー記事)。


成瀬氏の演技について、「機動戦士ガンダム00」や「鋼の錬金術師」などの作品を手がけたアニメーション監督・水島精二氏は自身のTwitter上で「唯一無二の主人公になると確信。素敵だった」と絶賛した。でんぱ組を始め各種アイドルのファンである水島氏ではあるが、ひいき目無しの評価と思われ、その後には「キッズアニメはほんとうにやりたいんだけどスター☆トゥインクルプリキュアは自分が監督じゃないのがほんとうに悔しい。(中略)1話だけでも自分の目指すキッズアニメの理想形だった」と作品自体にも好評価をあげている。


眼鏡キュア

高橋晃氏の初期のデザイン案ではメガネをかけていたらしい。もしそれが採用されていれば桃キュアとしては花咲つぼみ以来のメガネっ子となっていたことになる。

アニメージュ2020年2月号の153ページでは高橋氏の直筆で「メガネをかけたひかる」の描き方が解説されている。


各話ネタ

HUGっと!プリキュア』第49話(最終話)話

  • 特別ゲストとして先行登場。先行登場は前々作『魔法つかいプリキュア』の宇佐美いちかキュアホイップ)(前作キラキラ☆プリキュアアラモード)から数えて3回目。
  • 最後の猛オシマイダーとの戦いに挑むHUGっとプリキュアの5人を町のみんなが応援しているシーンで、同作品の主人公の野乃はなの妹の野乃ことりの右隣に立っていた。しかし見ているだけでは我慢できなかったようで「フレ、フレ、わたしも…!」と呟く。余談だがことり役の佐藤亜美菜も成瀬と同様、女子アイドルユニット出身である。
  • 落としたスターカラーペンを拾おうとするはぐたん、そこに猛オシマイダーが襲い掛かろうとした瞬間、ひかるが変身したキュアスターが戦場に乱入。星形のバリアを張ってオシマイダーの攻撃を食い止めてはぐたんを守る。そして名乗りを決めた。これにはキュアエール先輩も「めっちゃイケてるプリキュアだね!」と感心。
  • 戦闘が終わり普段着に。はぐたんが拾ったスターカラーペンはひかるが探していたものらしい。はぐたんからペンを貰ったとき、光り輝いたと思ったら「はぐたんペン」になる。
  • 「キラやば〜っ☆」と興奮していると、はぐたんがのびのびケ原の沼で見つけたカッパが川を流れているのを発見する。思わず「待って待って待って〜!」と追いかけていった。
  • エンディング終了後のバトンタッチでは、キュアスターとしてフワを連れて登場してご挨拶。そしてエールからプレゼントとして「フレ、フレ!スター!」と応援のエールを貰うと、「フレ、フレ!エール!」とエールを返した。
  • 更なる余談では有るがこの猛オシマイダーを生み出したのは漫画家の編集者であり、18話で判明する彼女の母親の職業が漫画家だった事を思うと中々因縁じみた対決かもしれない。

本編

■第1話

  • 夜空を眺め、「今日はどんな星座にしようかな!」とご機嫌。流れ星を見つけると、そこに不思議な生き物の姿が一瞬重なって見えた。早速その姿をオリジナル星座として書き留めていると、突如ノートが光りだし、中からその生き物が飛び出してきた。そしてお約束の顔面ごっつんこ。
  • 「星座が…飛び出た!?キラやば~っ☆」と驚くよりも大喜び。すると今度はその生き物は不思議なワープホールを開き、ひかるは宇宙空間に飛び出ていた。なぜか呼吸ができるので、ポップな星々が広がるその宇宙を遊泳しながら堪能するが、前方に1つだけ、闇に覆われた星があった。
  • と、そこで目が覚める。「なんだ、夢か」…と思いきや、目の前には例の不思議な生き物が。夢ではなかったのだ。窓から飛んでいった生き物を追いかけ、自転車で追跡。途中、天文台の空見遼太郎に昨夜の出来事を話し、「遼じいがくれたこのノート、何かオカルトなパワーでもあるんじゃない?」と話す。
  • しかしあてどなく探してみたものの、朝ご飯抜きで飛び出してきたためエネルギーゼロに。ドーナツを食べようとすると、謎の生き物がドーナツに釣られて姿を現した。とりあえずフワッフワなので『フワ』と名付ける。
  • いつの間にかひかるとフワは居眠りしてしまい、フワはスタープリンセス達に希望を託されて旅立った時の夢を見ていた。そのフワは何かを感じ取り、再びワープホールを開くと、中から1機のロケットが現れて着陸。ロケットから出てきたのは触覚の生えた宇宙人の少女とスライムのような姿のタコ型宇宙人だった。
  • その2人、ララプルンスは、地球人に姿を見られたと大慌てするが、ひかるは宇宙人とのファーストコンタクトに大興奮。地球語がわかるプルンスから話を聞くと、この2人は伝説の戦士プリキュアを探すためにフワと一緒に旅をしていたが、突然フワが行方不明になって大慌てでいたらしい。つまりフワはひかるの絵から生まれたわけではなく、ララのロケットからひかるの部屋に転移してきたのだ。
    • ちなみにこの時ひかるがフワのことを「フワ」と呼んでいることに「勝手に名付けんな!」とプルンスからツッコミ。しかし真名が「スぺガサッス・プララン・モフーピット・プリンセウィンク」と聞かされると「長っ!いいよフワで」と一蹴した。
  • その時、大量のアダムスキー型UFOが襲来し、フワを狙っているノットレイダーカッパードが現れた。明らかに危険な状況なのだが、そんなことおかまいなしに「かっちょいい~!」と目を輝かせる。

スタ☆プリ 1

  • ララとプルンスはフワを連れて逃げ出すが、状況を察したひかるも後を追ってロケットに乗り込んだ。そのバイタリティに呆れられつつも、ロケットの窓から見える地球の姿に感激していると、カッパードが追撃してきて、UFOの攻撃で窓が割れ、船外にフワが吸い出されてしまう。ひかるはフワを助けようと反射的に宇宙空間に飛び出ようとしたが、プルンスは「地球人が宇宙に出たら命がない」と慌ててひかるの手を掴む。だが、「でもフワが!」とひかるはプルンスの触手を強引に振りほどき、真空の宇宙空間に飛び出てしまった。
  • カッパードはその無謀な愚行を冷笑するが、ひかるは不思議な光に包まれて生存していた。そしてひかるの腕の中にはフワの姿が… 「フワと一緒なら大丈夫だと思ったんだ」と、直感しての行動だった。
  • 一方、フワの持つ不思議な力を見せつけられたカッパードは「お前の代わりに我々がその力を使ってやる!」とフワを力づくで奪おうとする。だがひかるは、その態度に強い怒りを感じた。「えっ、使うって… フワを! 物みたいに言うなー!」
  • 「わたしはフワを守る!」と叫ぶひかるの叫びにフワが応えて光り輝くと、ひかるのノートがトゥインクルブックに姿を変え、変身スターカラーペンスターカラーペンダントが出現。ひかるはその力でキュアスターに変身する。「宇宙に輝くキラキラ星!キュアスター!」

キュアスター誕生!

  • そこで我に返り、「…って、えーっ!?わたし、何言っちゃってるの!?なんか~、歌ってたし~!」とセルフツッコミ。まあ、プリキュアの基本仕様ですから。そしてキュアスターは、カッパードが繰り出したノットレイ達を軽く一蹴し、襲ってきたカッパードをもプリキュアスターパンチで退けた。
    • ちなみに初変身となった今回の変身バンク、右脚のオーバーニーソックスがヒールと共に装着され、その後素足となってワンピースと共に再度装着される作画ミスがあった。第2話からは修正されてヒールの装着シーンでソックスは無くなり、ワンピースと同時装着という本来の形になる。
  • プリキュアに変身したり、フワと出会ったり、「キラやば~っな1日」にご満悦。地球語が話せなかったララとも、フワの力で会話できるようになり仲良くなれた…と思いきや、先程のUFOの攻撃で故障していたロケットは地球に墜落。

■第2話

  • 第1話には無かったタイトルコールを担当。
  • しゃべる人工知能に「キラやば~っ☆」、よくわからないながらも伝説の戦士・プリキュアになれたことにも大はしゃぎと、高テンション続行中。しかしその傍らで、ララが暗い顔をしていることには気づいていない。
  • プルンスから宇宙の宝であるトゥインクルブックの返却を求められるも、「ダメだよ!宇宙の前にわたしの宝物だから!」と強引に奪い返す。「フワを守る役目があるから」と食い下がられても、「だったらどっちも守る!フワもトゥインクルブックも!それがプリキュアでしょ!」と笑顔。
  • それならフワを匿える安全な場所をと要求され、自宅にご案内。ただし宇宙法に引っかかるので、地球人に異星人の存在を知られてはならず、裏口からひかるの部屋へ。趣味が炸裂した部屋は、文明の差異があるにせよ、ララには理解し難いものだった。
  • ロケットの修理のために一旦戻ったララを追いかけ、夜食としておにぎりを差し入れ。サマーンの感覚では異形に映るおにぎりにビビるララは「コスモグミがあるから大丈夫」と固辞するが、逆にひかるは大喜びでコスモグミを口に入れて味わう。怖いもの知らずだな、地球代表。「何事も経験だって!食べてないのに決めつけはなし!」と強引に勧めたおにぎりも、ララに喜んでもらえて、文化交流第一弾は成功。ロケットの操縦・修理ができるララを「凄いね!」と称賛したが、ララに「いい大人ルン」と返されたため、ララの年齢を聞いた所、地球換算で「13歳と294日」と判明し同い年であることに驚く。
  • プルンスから聖域スターパレスが闇に呑まれた事、脱出したプルンスとフワがララと出会った事、スタープリンセスの力を蘇らせる必要がある事などを聞かされ、ますますプリキュアとして頑張ろうとハッスルするが、ララはひかるがプリキュアに選ばれた事に納得していなかった。だがひかるは「ララちゃんもプリキュアになりたいの?なりたいならなればいいんだよ!」と無茶を言う。なりたくてなれるものではないし、データが示す確率では自分は無理だと悲観するララだったが……。
  • カッパードが再び襲ってきた。ひかるはキュアスターに変身して応戦するが、カッパードを食い止める間に、ララはノットレイ達に取り囲まれてピンチ。スターは「ララちゃん、プリキュアになって!」と真剣な表情で無茶振りする。
  • なりたいと思う気持ちだけでなれるようなものではないと戸惑うララに対し「なれないなんて決め付けはなしだよ!ララちゃんはララちゃんだよ!データなんて関係ない、思い描くの!なりたいララちゃんを!」と懸命に励ます。その言葉に勇気づけられ「自分の力でフワを守りたい」というララの願いが通じ、フワの不思議なパワーでララはキュアミルキーに変身を果たした。
  • 戦いが終わり、「星奈ひかるがなれたから、わたしもプリキュアになれると思った」と礼を言うララ。その時、ひかるのスターカラーペンダントが突然輝き始め……

■第3話

  • 今回からアバンの挨拶が登場。
  • ペンダントは光だけではなく不思議な音も鳴らし始めるが、すぐ止まってしまう。預かったララとプルンスが徹夜で分析しても理由がわからない。プルンスが「プリンセスの力があるところを教えているに違いない」と推論を述べると、ひかるは早速ペンダントを持ってプリンセスの力を探しに出発してしまった。
  • 「分析がまだ終わっていない」と引き留めるララと、「そんなの待っていられない」と急ぐひかるの間には、だんだん険悪な空気が流れ始め、「『ちゃん』付けはやめて。わたしは大人ルン!」「そっちこそ堅苦しくフルネームで呼ばないで!」と呼び方で言い争いが始まる始末。そのやり取りの間に、一瞬何かを探知したスターカラーペンダントのことは共有されず宙ぶらりんに。

スタプリ3話

  • ひかるはララが嫌がるのも構わずに人目の多い商店街に足を運び、さらにスタードーナツに寄り道。店長から山奥で巨大ホタルが目撃されたという噂を聞きつけ大興奮。だが、そんな能天気なひかるの様子にララの苛立ちは募る一方。睨み合いが始まったが、そこに天宮えれなが割って入り、『観星中の太陽』として名高い人気者のえれなに話しかけられたと、ひかるは感激……したのも束の間、えれなが去ると2人とも「フン!」。
  • 巨大ホタルを探しに山奥の星空湖に向かおうとするひかる。興味の赴くままに好き勝手に行動しているようにしか見えないひかるの身勝手さに、ララは腹を立てながら彼女を追いかける。道中はずっと「遊んでる場合じゃないルン!」「遊んでないし!」と口論が止む気配なし。視線を逸らし「地球人の考えはわたしにはわからないルン」と諦めたような口調で言い捨てるララに、とうとうひかるも爆発してしまう。「何よ…ララちゃんなんか…大き…!」と叫びかけた時……
  • 先刻えれながくれた花を手にして「フワ~!なかよくフワ!なかよくフワ…」と大粒の涙を流すフワの姿が2人の目に入った。ひかるとララは心が痛むと同時に落ち着きを取り戻し、えれなが言っていた「相手の話を聞いてあげな」という言葉を思い出す。そこでララに促され、先の奇行はスターカラーペンダントが反応した方角の確認と、噂話が集まるスタードーナツならば不思議な現象を見聞きしているはずだと踏んでのことだと明かした。
    • ひかるはひかるなりに情報を求めてスタードーナツに寄ったのだが、その理由を説明しなかったし、ララが恐れている正体バレについても、見かけがほとんど地球人と変わりがないのだから大丈夫と一言安心させるべきだった。ララもララで、分析に行き詰まったのなら、ひかるの自由な発想を試してみるという選択もあったのに、自分の流儀に固執して譲らなかった。
  • 冷静になってお互いの情報を整理すると、やはりペンダントはプリンセスの力がある方向に向けた時だけ音が鳴る事がわかった。湖のほとりでペンダントを動かしてみると、案の定音が鳴り出し、その先にはプリンセススターカラーペンが落ちていた。
  • ところがスターカラーペンはノットレイに横取りされ、新幹部テンジョウも現れる。キュアスターに変身して戦うも、テンジョウの指揮のもと、統率の取れたノットレイ達の一斉射撃の前に苦戦。そこでスターはミルキーに分析を頼む。さっきまではまどろっこしいのと、意地を張っていた事もあって否定していたが、やはりミルキーの冷静な分析は必要なのだ。素直に頭を下げるスターにミルキーもうなずく。
  • 2人で組んでバリアを張り、射撃をかわしてからのミルキーショックでノットレイ達を蹴散らす戦法で、テンジョウからスターカラーペンを奪い返す。おうし座の力を借りたスターは、プリキュアおうし座スターパンチでテンジョウを退けた。
  • おうし座のスタープリンセスが復活し、スターパレスに召喚された2人は、宇宙の危機を救う重大な使命を託される。そして地球に戻ったひかるは開口一番、「ごめん!わたしララちゃんにひどい事…勝手な事ばっかり…」と謝る。そんなひかるにララは「わたしの方こそごめんルン、『ひかる』」と答え、自分の呼び方も「『ララ』でいいルン」と微笑む。ひかるも「うん!ララ!」と笑顔になった。

プリキュア解散!?


■第4話

  • 学校を知らないというララを連れて観星中へ。えれなの姿を見かけ、先日仲直りのきっかけを作ってくれたお礼を言いに行こうとすると、『観星中の太陽』の周りにはたちまち人の輪ができて、近づく事すらできない状態に。オーバーヘッドキックを華麗に決める姿に「キラやば~っ☆」。
  • 国語の授業風景では、窓の外から覗き見て「文字を書いてるルン」「アナログでプルンスなぁ」と感想を囁きあうララとプルンスの存在に気付かず、イタズラ書きや居眠り等する事もなく、真面目にノートに書き写していた。
  • 昼休み、お弁当にフワが喜ぶと、トゥインクルブックが輝いた。促されるままスターカラーペンでケーキの星座を描いてみると、本物のケーキが現れ、フワは喜んで噛り付く。どうやらこうやってフワを育てていくらしい。
  • 放課後、人だかりを見つけ、きっとえれなだと思い「天宮先輩!」と声をかけると、周囲の生徒達から「太陽じゃなくて月!」と訂正される。学校ではえれなと双璧の人気者、『観星中の月』こと香久矢まどかだったのだ。えれなは帰ったと教えられ、礼を言ってその場を去る。この時、バッグから飛び出したフワの姿をまどかに目撃されてしまったが、ひかるもララもそれに気づくことはなかった。
  • えれなの実家である商店街の花屋「SONRISA」を訪ね、あらためてえれなにお礼を述べるが、またもバッグから飛び出ていたフワが彼女の弟妹達に見つかって、ぬいぐるみとごまかしたものの冷や汗をかく羽目に。
  • 家の手伝いや弟妹の世話も何ら苦にする事もなく、常にその周囲には笑顔が溢れるえれなの姿をみて、ひかるはなぜ彼女が『観星中の太陽』と呼ばれるのかわかった気がした。店名の「SONRISA」も「笑顔」の意味であり、「花でみんなが笑顔になればいいなぁって」と言うえれな。ひかるもララも同じ気持ちだった。
  • ところが帰り道でテンジョウと出くわしてしまう。変身するものの、煙幕で視界を塞がれ、ミルキーと分断されている間に、フワとプルンスがピンチに陥る。そこへえれなが駆けつけてフワを救った。ノットレイに襲われながらも、勇気を振り絞って「フワの笑顔を守る!」と叫んだえれなはキュアソレイユに変身、華麗な技でフワを守り抜いた。
  • プリキュアとは何なのかプルンスが説明しようとするが、多忙なえれなはさっさと帰ってしまった。その背中を見送りながら、ひかるとララは笑い合う。また1人、頼もしく素敵な仲間が増えたのだ。

■第5話

  • この日はララ達を連れてえれなと共に登校。すっかり打ち解けたようである。
  • まどかからは、先日目撃した不思議な生き物=フワが宇宙人に関係しているのではないか疑われており、休み時間にえれなやフワと談笑していた所、まどかがやって来て「星奈さん、何か隠していませんか?」と問い詰められ、ごまかすのに必死になる。その時はトゥインクルブック内に隠れたためフワの姿を見られなかったが、えれなと共にその場を離れようとした時に、当のフワが無邪気にも「バイバイフワ~!」とトゥインクルブックから飛び出てまどかに挨拶したため、存在が露見してしまった。
  • まどかから「わたくしには、に伝える義務があります」と言い渡されるも、「宇宙人だってばれたらララとプルンスも地球にいられなくなっちゃうの!だから誰にも言わないで!」と懇願する。そこでフワが自然とまどかに懐いたことでまどかに迷いを生じさせることになる。
  • ララのロケットでえれなや宇宙人勢とご飯を食べていた所、ひかるを尾行していたまどかにロケットが見つかってしまい、「どんな理由であれ、わたくしはあなた方のことを秘密にするわけには参りません!父の為にも…」と宣言され、大ピンチに。
  • しかしひかるは諦めることなく「ララとフワとプルンスと一緒にいると決めたんです!だからお願いします!」と頭を下げ、説得を続ける。フワがまどかにおにぎりを渡して元気づけようとしているのを見て、「香久矢先輩はどう思っているんですか?フワが悪い宇宙人だと思う?」とまどか自身の気持ちを問う。
  • そこにテンジョウ達が現れ、プリキュアに変身。フワをまどかに託すもテンジョウに見つかってしまう。まどかのフワを守るという気持ちがペンダントと変身ペンを出現させるが、プリキュアになる事は父の教えに背くことを意味するためまどかは変身を躊躇う。スターの「プリキュアになって!香久矢先輩、フワを守って!」と叫ぶ声にもまどかは迷っていたが、ひかるの「香久矢先輩はどう思っているんですか?」という先刻の言葉と、フワを守りたい自分自身の気持ちからまどかはプリキュアへの覚醒を決意、キュアセレーネへと変身し、テンジョウ達を追い払う。
  • 戦闘後、宇宙人の捜索に出ていたまどかの父・冬貴達に遭遇し、冬貴はまどかに「ここで何か見なかったか?」と聞いたが、まどかは「いいえ」と答えた。かくして、秘密は守られ、まどかはひかる達の仲間に加わったのであった。
  • その直後に「香久矢先輩と天宮先輩がプリキュアなんてキラやば~☆」と興奮するが、えれなから「『先輩』っていうの固いからやめてよね」と言われ、名前で呼ぶように求められる。憧れの太陽と月を馴れ馴れしく呼ぶのも憚られ、妥協案として「えれなさん」「まどかさん」と呼ぶことにしたが、ララは何の躊躇もなく年上の2人を呼び捨てにしたため、「ええー!?」と驚愕。
    • とはいえ上記の発言を見ればわかる通り、ひかるはまどかに対して敬語ではなく普通の口調で話すことも多かった(敬語と普通の口調が半々といった所である)。しかし呼び名に対しては敬称にこだわるあたり、礼儀正しいのかもしれない。

■第6話

  • 「じゃ~ん!ここがララのロケットだよ!」とえれなとまどかをご案内。例によって「みんなでロケット修理して、いざ宇宙へレッツゴー!」と騒がしいものだから、修理がうまくいかずイライラしていたララに追い出される。
  • ララの息抜きとプリキュアが4人そろった記念を兼ねて、みんなで天文台へ。初めは興味深そうにしていたララだったが、遼太郎から「最近星空の輝きが鈍っている」と聞いて、遊んでいる場合ではないから帰ると言い出した。「そんなに急がなくても、今日くらいはゆっくりと」と引き留めようとしても、ララは「どうして邪魔するルン!」と聞く耳を持たない。
  • ひかるはひかるなりに邪魔をするつもりなどなく、根を詰めてロケットの修理に取り組んでいるララの息抜きになればと思って誘ったのだが、ノットレイダーの脅威をひしひしと感じ、一刻も早くロケットを修理せねばと内心焦っているララにとっては、ひかるが暢気に自分の足を引っ張っているようにしか思えなかった。「わたし、ララの力になりたいんだ」と言っても、ララは「ロケットの修理はわたしの仕事ルン!」と突っぱねて出て行ってしまう。
  • そこへアイワーンバケニャーンが登場。遼太郎の心をダークペンで塗りつぶして誕生したノットリガーの猛攻に、プリキュア達は叩きのめされる。しかしミルキーが狙われた時、スターはソレイユやセレーネと共に、「ミルキーはわたし達が守る!」と彼女を庇って立ちはだかった。ミルキーは、1人で何もかも抱え込んで突っ走っていた自分を反省し、みんなの連携攻撃でダークペンを奪回。浄化されたダークペンはプリンセススターカラーペンに戻り、しし座のプリンセスが復活した。
  • ようやく素直になって「みんなにロケットの修理を手伝ってほしいルン」と頼むララ。ひかる・えれな・まどかも異存はなくロケットの修理に挑むことに。

■第7話

  • ロケット修理に着手するにあたり、AIが作業効率アップのため、各人のデータを分析した上で、最適な作業を割り振る。ララは実作業担当、えれなは力仕事、まどかはリーダーとなり、「う~ん、AI分かってるね~。で、わたしは?何をするの?」と目をキラキラさせて待ち構えていると、「ひかる様の行動は予測不能。効率化を重視して掃除係」との診断。
  • それでも腐ることなく掃除に励む。その一方、ララ達は長時間の作業を続ける内に、集中力が途切れて居眠りしたり、疲労で息が上がったりで、すっかりペースダウン。そんな中、息抜きにひかるがトゥインクルブックに描いていたロケットのイラストに、一同は目を奪われる。
  • 「こんなロケットに乗ってみたかった」というひかるの願望を反映したデザインに、えれなやまどかもアイデアを出し、どんどんカラフルなイラストに。「作業時間が増えると完成が遅れます」「ロケットに飾りは必要ありません」などとAIが冷静な意見を述べても、もはやスイッチの入った4人はこの夢のロケットを作りたくて仕方なくなっていた。
  • 持ち主であるララのOKが出たことで、4人は本筋からは脱線しつつも楽しく作業を再開する。ポップな外部のデザインに加え、中には各人の個室まで作る張り切り様。AIはそれ以上反対することもなく、黙ってカメラでひかるの姿を撮影しつつ、分析をした結果、「解析不能な状況。不必要な作業が増えているのに、なぜか作業効率が上がっています。ひかる様には周りを元気にする力があるようです」という形でデータは更新された。特に秀でたものがなくても、笑顔とイマジネーションでみんなに力を与える。それがひかるなのだ。
  • そしていよいよ完成という時、テンジョウとノットレイが現れる。みんなで頑張ったデザインを嘲笑い、ロケットを壊せと命じるテンジョウだったが、大勢のノットレイを繰り出し、数で押し切ろうとしても、プリキュア達の結束の力の前では敵ではなかった。
  • テンジョウ達を追い払い、改めてロケット完成。AIは明日の朝出発であると告げると同時に、「ひかる様、寝坊しないでください」と釘も刺した。とことん分析されたようで。
  • その日曜日、遂にロケットは宇宙に向けて出発する。地球の青さに感動していると、えれなのスターカラーペンダントが光りだし、その導きに従うかのようにフワがワープホールを開く。ロケットでそれをくぐるとなんと星空界に到着。「キラやば〜っ☆」

■第8話

  • ペンダントの導きにより、骨の形をしたケンネル星に着陸。最初に降りる事を志願し、「さぁ、この星に初めて降り立つ地球人の記念すべき第一歩!」と張り切って足型を残そうとするがコケてしまい、豪快に顔型を残す。
  • この星の住人であるドギー・マギー・ネギー達と出会うが、そのモフモフの外見に愛犬イエティを思い出し、「よーしよしよし!」と頭を撫でるわ、抱きかかえて転がり回るわ、骨を掲げて「追いつけたらこの骨あげるよ!」と走り出すわとやりたい放題。「ワンサイドにいろいろやるな!」とツッコまれ、「ごめん、うちのイエティと遊ぶ時のノリで、つい」と釈明。文明と文化を持つ宇宙人相手に愛犬と同じノリで接する、恐るべき地球人少女である。
  • 地球人は初対面の相手に挨拶もできないのかと煽られ、「わたし、星奈ひかる!宇宙と星座が大好きな中学2年生!」と毎週のアバンの挨拶を毎週のバンク映像つきで披露するも、「違う!」とドギーから否定され、顔面から地べたに落下するズッコケ。
  • ケンネル星人にとっての挨拶とは、吠えた後に逆立ちして名乗るという独特のもの。さすがのえれなとまどかも笑顔のまま固まり、異星人のララさえも「あんな挨拶、嫌ルン」とドン引き。しかし、ひかるだけはケンネル星流の挨拶に果敢にチャレンジ。「姿勢がなってない!」とダメ出しされても「こうかな~?」と笑顔でトライし続け、プルンスに「チャレンジャーでプルンスな~」とツッコまれる。
  • それを見かねたえれながドギーに地球式の挨拶でフレンドリーに接しドギーの警戒心をやわらげた。「さすが観星中の太陽…」と感心するひかる。しかし体勢は逆立ちのまま
  • その後に骨の雨からみんなが避難する時も「待ってよー!」と逆立ちで走って追いかけて行った。→逆立ちひかる

ひかるが逆立ちで爆走してくる


■第9話

  • 地球に無事帰還。鼻の頭を赤くしつつ「イテテテ…みんな無事?」と皆を気遣うが、顔面を打ったのはひかるだけであった。
  • 放課後、相変わらず周囲に人の輪ができるえれなに、まどかはどこにいるか尋ねる。以前は入ることすらできなかった人の輪の中のえれなに簡単に近づけるとは、特に仲の良い人物として認識されたのか、潜り込むテクニックが向上したのか。
  • そのまどかの放課後のスケジュールといえば、「弓とお茶にピアノ、お花の習い事、家庭教師の先生との受験勉強『だけ』」とのこと。このボリュームで『だけ』とは…。しかも生徒会長も務め、登下校も車で送迎なので、寄り道も買い食いもしたことがないというまどかを、ひかるは気の毒に思う。
  • 翌日の放課後、「全て完璧にこなさなくては」と自分を追い込んで沈んだ表情のまどかの前に現れたひかるは、送迎の運転手が止めるのも聞かず、まどかの手を引っ張って商店街に連れてきた。「商店街来たことないんでしょ、今日は楽しもう!」と、ブティック、ファンシーショップ、書店などを連れ回す。宇宙人のぬいぐるみや、書店のUMA関連書籍コーナーなど、かなりひかるの趣味に付き合わされた部分もあるが、まどかの表情は明るくなっていた。
  • えれなお勧めの見晴らしの良い湖畔で、みんなでスタードーナツを頬張る。えれなとまどかは「ひかるって不思議な子だよね。あの時もロケットの修理で行き詰ったララを、天文台に連れて行ったよね」「今日はわたくしを商店街に…」「みんなのこと、実は誰よりよく見てる。天体観測で鍛えた目力かな、すごい子だよね」と称賛していた。太陽も月も、自分達にはないひかるの隠れた人間的魅力をしっかりと理解してくれていたのだ。ただしあいにく当のひかるは、ちょっと離れたベンチでララやえれなの弟妹達と談笑していたため、赤面必至のこのお褒めの言葉は聞こえず。

■第10話

  • 天文台の本棚を整理中、遼太郎の好きな星座は何かと問うとサザンクロス南十字座)との答え。日本からは見る事のできないサザンクロスのロマン溢れる話を聞き、「キラやば~っ☆、見てみたいな~!」と目を輝かせるが、その無邪気な願望が思わぬピンチを招く事になるとは、この時のひかるは知る由もない。
  • 「サザンクロス見に行くぞ~!おーっ!」と張り切るも、さすがにそんな私情丸出しの宇宙旅行に対する賛同者はなし。「宇宙に行くのは遊びではない」「先日のロケット発射を捉えられていて、政府機関の調査も厳しくなっている」と反対されたが、「多忙なえれなさんとまどかさんがせっかく来れたんだし、スターカラーペンも探しに行こう!」ともっともらしい大義名分まで持ち出して食い下がるひかるに、全員根負けして了承。
  • 一刻も早く宇宙に出たくて、カウントダウンも3からではなく2から始める飛ばしっぷりで、ララを慌てさせる。しかしその飛び立つロケットの白煙を、調査に来ていた香久矢冬貴が目撃していた。
  • ところがいざ宇宙に出てみると、星々がはっきり見え過ぎるおかげで、逆にサザンクロスがどれだかわからずガックリ。そこでペンダントが輝き、フワがワープホールを開いた先の惑星クマリンに着陸。「クマリン」だけにクマのぬいぐるみのような現地人を想像していたが、出迎えたのは地球のクマムシに似たクマリン星人のクムだった。
  • 数十年ぶりの客を物珍しげに歓迎するクムについて行こうとするも、重力は地球の2倍で、突如吹雪になったり猛暑になったりする惑星クマリンの環境に悪戦苦闘。過酷な環境に適応するために植物も硬くなったとの事で、地面には宝石が石ころのようにゴロゴロ転がっており、「お小遣い何千年分だろう?」と、思わず目が¥マークになる庶民の子ひかる。
  • なんとかプリンセススターカラーペンの反応がある丘までたどりつくが、なんとカッパード・テンジョウ・アイワーン・バケニャーンと、ノットレイダーの幹部が全員出現。変身して戦うも、『あのお方』から力を与えられた彼らはこれまでよりはるかに手強く、圧倒される。
  • 戦いの最中、カッパードの攻撃で美しい地面や植物が傷つけられたのを見たスターは、「このような過酷な環境の星、価値はない」と冷笑する彼に「星にはその星の良さがある!厳しい星だけど厳しいからこそ綺麗なの!」と食って掛かるが、逆にその言葉はカッパードの逆鱗に触れ、「ぬくぬくとした環境で生きるお前が知った風な口を!」と弾き飛ばされてしまう。

温々とした環境で生きるお前が…!

  • テンジョウもそれに同調し、彼らなりの事情があるらしき様子を悟るスターだったが、アイワーンがプリンセススターカラーペンを発見してダークペンに変える。さらにおうし座スターパンチを放とうとする手をカッパードに掴まれてペンを奪われた上に、カッパードの猛攻を食らったプリキュア達は変身が解けてしまい、絶体絶命の大ピンチに陥った。
  • フワがカッパード達の気を逸らした隙に、ララがロケットを呼び寄せ、プルンスが素早く全員を退避させたおかげで、何とか逃げ延びることはできた。しかし自分の軽はずみな願いが原因で、プリンセススターカラーペンを奪われて敗北を喫したばかりか、惑星クマリンを守れなかった後悔に打ちひしがれるひかるの目には、涙が浮かんでいた。そして悪い事はそれだけでは終わらない。地球にロケットが着陸する現場を冬貴に見られてしまったのだ……

■第11話

  • 何とか地球に帰還できたものの、ロケットはボロボロ。「サザンクロスを見たい」などと言ったばかりに、ペンを奪われ、みんなで作ったロケットもこんな姿になってしまった。「わたしのせいだ…」とひかるは自分を責める。
  • ロケットを小さくしてその場から逃げるが、すぐさま冬貴と政府職員がやってきた。天文台に逃げ込むも、今度は遼太郎にフワとプルンスの姿を見られてしまう。さらに冬貴が天文台まで追ってきてまたも大ピンチ。しかし遼太郎が「誰も来ていない」とごまかしてくれたおかげで、何とか最悪の事態だけは免れた。
  • ララ達の正体を明かし事情を説明した事で、遼太郎は秘密を守ると約束してくれた。しかしまだ立ち直れず、プラネタリウムで一人落ち込むひかるに遼太郎は「サザンクロスは想像力をくれる星座。旅の目印になるだけではなく、人々に進む力を与えてきた。ひかるにぴったりだろ」と励ます。
  • 一方、地球に到着したアイワーン・カッパード・テンジョウの三幹部が合体してノットリガーに変身し、冬貴や政府職員を襲っていた。冬貴が気を失った隙に変身したプリキュア達は合体ノットリガーを迎え撃つが、そのパワーの前に再び叩きのめされる。
  • 地球を乗っ取って資源を奪うという目的を明らかにした合体ノットリガーに「そんな事させない!」とスターは立ち向かうも歯が立たない。それでも「奪うって、そこに住んでいる人たちのことを考えないの!?」と反論してくるスターに、カッパード達3人は自分達の過去をひかるに聞かせる。
  • 実は彼らは故郷の星を奪われて、宇宙の果ての暗く凍える環境で闇に潜んで生きることを強いられていたのだという。豊かな生態系を維持し辺境ゆえに星間戦争に巻き込まれたこともない地球は幸運な環境であり、そんな地球人としての価値観が通用しない世界が宇宙にはあったのだ。「あんたは宇宙のことを何もわかっていない。なのに自分の頭で考えて想像しようともせずに、その場の勢いだけで行動してる」と三幹部からイマジネーションの欠如をなじられ、スターの心は折れそうになるが……
  • 「そんな事ないルン!スターは遠く離れた宇宙からフワを呼んだルン、イマジネーションの力で…スターの想像力の力でわたしはプリキュアになれたルン!」というミルキーの声が届いた。ソレイユとセレーネも口々に励まし、スターは嬉し涙を流す。「わたし、想像してたんだ…宇宙をずっとずっとずーっと想像してたんだ。だから大好きなんだ! 宇宙の事、わかってないかもしれない。けどわたし、大・大・大好きなんだー!」宇宙の非情な弱肉強食の現実を知ってもなお、宇宙への愛が溢れるスターの体はまばゆく輝く。

大大大好きなんだー!

  • 合体ノットリガーの中で激怒するカッパードは「わたしは星を奪われた!だから同じく奪うのみ!」とノットリガーの拳を振り下ろすが、4人はそれを受け止め、「どんな理由があっても、大好きな宇宙を、星座を、星を、地球を奪うなんて、わたし嫌だ!みんなを守るんだー!」と跳ね除けた。そのプリキュア達の熱い想いから、トゥインクルステッキが誕生、新必殺技サザンクロスショットでノットリガーを倒す。おうし座のスターカラーペンだけは取り返したものの、バケニャーンがもう1本のペンと気絶した三幹部を保護して逃げ去って行った。
  • 一件落着と思いきや、意識を取り戻した冬貴が姿を現す。一度ならず二度までも宇宙人騒ぎの現場に居合わせたとあっては偶然と言い逃れする事もできず、苦境に立たされるひかる達。その時、1人の人影が近づいてきた。「あっ、あなたは……!」

■第12話

  • 近づいてきたのは、映画監督のP.P.アブラハムだった。「世界的映画監督のあなたがなぜここに?」と訝しむ冬貴に、「実は映画の撮影中で、あなたが見たロケットも巨大な怪物も全部映画のマジック、日本語で特撮デース!」とアブラハムは説明する。なぜかはわからないが自分達を庇ってくれるらしい彼に話を合わせるつもりで、「わたし達役者なんです。どうしても映画を完成させたいんです!」と冬貴に頭を下げるが、それを聞いて今度はアブラハムの方が慌て出した。
  • 幸い、この世界的な有名人相手に強硬な態度に出ては日米関係に影響が出るかもと政府職員が判断して、外務省に連絡したところ、なんと内閣総理大臣から「わたしもあなたの映画の大ファン。日米友好のためにも、映画の撮影を是非続けてください」とメッセージが届く。冬貴の疑念も晴れて、一安心かと思いきや……
  • ララのロケットに招かれたアブラハムは「なんて勝手なことをしてくれたんだ!」と怒り出した。冬貴の目を欺くために「映画撮影」という方便を使っただけなのに、ひかるの余計な一言のおかげで話が大きくなってしまい、本当に映画を撮らなければ引っ込みがつかなくなってしまったという訳である。そしてアブラハムは正体を明かした。実は彼は、地球人の男性型ロボットを内部で操縦していた小柄なミニチュラ星人。太陽系を監視するため、宇宙星空連合からやってきた調査員だったのだ。100年以上前に地球を訪れ、地球人の生態や文化を記録することにのめり込み、いつしか映画に魅入られていったのだという。「わたしも監督の映画大好き!でも最近ヒット作がないんだよね」「グサーッ!」
  • とにかく、地球人に存在を知られるという宇宙法違反を犯したララ達に、強制帰還を命じるアブラハムに、ひかる達は猛抗議。「まがりなりにも日本政府相手に映画を撮ると公言したのだから、映画撮影に協力する。その代わりにいい演技ができたらララ達のことは見逃してほしい」と頼み込んで、アブラハムも了承する。
  • 映画のタイトルは「忍法羽衣伝説・妖怪スペースウォーズ」と、B級テイスト溢れるツッコミどころ満載の代物。ひかるの役どころはくノ一・星影だが、案の定セリフは棒読み、いつも通りに「キラやば~っ」と叫び、投げた手裏剣はアブラハムに命中するというグダグダな有様に。

SHI・NO・BI '19

  • それでもなんとかクライマックスまで漕ぎ着け、天女が宇宙へ帰るシーンの撮影へ。「短い間だけど楽しかった、ずっと忘れない…」というセリフを口にする天女役のララの脳裏には、ひかる達との思い出の数々がよぎり、目には本当の涙が浮かんでいた。ひかるも目を潤ませながら、「今までありがとう、さようなら」と言おうとするが……
  • ひかるの口から出たのは「ううん、さようならなんて言わない!さよならなんて絶対嫌だよ!」という、脚本とは違うひかる自身の言葉だった。「わたしはララと、ララとずっと一緒にいたい!ララ…行かないでよ…」と涙を拭うひかるの姿に、ララも演技を忘れて「ひかる…わたしも…ずっと一緒にいたいルン!」と叫ぶ。アドリブの連発に、カメラマンはストップをかけるかアブラハムに尋ねるが、「何言ってる!撮影は続ける!カメラを止めるな!」と命じたアブラハムも貰い泣きしていた。

さよならララ!

  • その時、スターカラーペンダントが鳴り響き、ダークペンを手にしたアイワーンが登場。アブラハムをノットリガーに変えてしまった。変身して戦うが、ダークネストから力を授けられたダークペンによって誕生したノットリガーは今までのものより手強く、苦戦を強いられる。しかし「映画なんて作り物」と嘲笑うアイワーンに「あの感動は作り物じゃない。4人の友情がみんなの心を揺さぶった、宇宙一の名シーンでプルンス!」とプルンスは涙ながらに叫び、プリキュア達もその声に奮い立って反撃。ノットリガーに勝利した。
  • 「せっかくの映画を台無しにしちゃってごめんなさい」と詫びるひかる達の前に、アブラハムが呼び寄せた帰還用ポッドが着陸する。いよいよララとお別れ…と思いきや、アブラハムはポッドをそのまま送り返した。星を超えた4人の友情に感動した彼は、今回の件を不問にしてくれたのだ。さらに「地球で暮らすには地球人としての名前が必要だな」と言われて、ひかるは今回の映画のララの役にちなんで「『羽衣ララ』なんてどうかな?」と提案。ララも気に入り、ひかる達の顔には久々に笑顔が戻っていた。

■第13話

  • 『羽衣』という苗字もできたところで、地球で何かやってみたい事はあるかとララに聞くと、「わたし、学校に行ってみたいルン!」との返事。アブラハム監督が入学手続きをしてくれたので、さっそく一緒に登校…するも、案の定ララにとっては文化・風習・校内ルール・言葉遣いに至るまで知らない事だらけで、ひかるはフォローに四苦八苦。おかげでクラスメイトの注目の的になってしまう。
  • さらに、AIが全て教えてくれる生活を当たり前として生きてきたララは、地球の一般常識も何も知らずに失敗を繰り返す自分に落ち込んでしまい、翌日はAIと連動したいつものグローブをつけてきた。何かあればすぐAIに確認し、昨日のような失敗もなく無難に一日を終えたララだったが、いつもの語尾の「ルン」も変な目で見られるからという理由で意識的に言わないようにしており、本当の自分を押し殺しているのは明らかだった。
  • 放課後、「AIのおかげで失敗しなくてほっとしてる」と言うララに、「別に失敗したっていいじゃん!」と返したものの、「そうはいかないルン!いえ、いかないわ!わたしが変な事ばかりしてたら、ひかるやえれなやまどかまで変な目で見られるルン!いえ、見られてしまう!」とララは頑なだった。仲間に迷惑をかけたくないのはわかるが、それで本当の自分を抑え込んで笑顔も失くしてしまっては、何のための学校生活なのか……ひかるはその夜、考えた末にえれなとまどかに連絡を取る。
  • 翌日、みんなで休日の学校に集まったところで、ひかるはララに改めて「どうして学校に行きたいって思ったの?」と問い掛ける。地球の文明を知るという大義名分もあったが、みんなが楽しそうだったからというのがララの本心だった。ひかるは自分もララとこれから学校でいろいろな事をするのが楽しみだと言い、日直として黒板に書いてある『星奈ひかる』の横の『羽衣ララ』の名前を指さす。クラスメイトのみんながひかると一緒なら安心だろうと思い、ひかるとコンビでの日直にしてくれたのだ。まだ地球語は読めないが、これがここでの自分の名前。宇宙人である自分にも、地球での名前と居場所ができたのだ。笑顔が戻ったララはひかる達に感謝する。
  • カッパードを撃退した後、軽部タツノリは「『ルン』って言ってくれよ。俺さ、そっちのノリの方が断然好きなんだよな!」と言い、他の女子生徒達も「語尾に『ルン』をつけるのが可愛いから『ルンちゃん』!」と言ってくれた。クラスメイト達は確かにララを奇異の目で見ていたかも知れないが、それはあくまで好奇心ゆえのもので、誰もララに不快感など持っていなかったのである。あれほど我慢して使わないようにしていた『ルン』が、逆にチャームポイントとして認識された事を、ひかるとララは喜び合う。「行こ!日直だよ!」「ルン!」

■第14話

  • ララ・まどかとスタードーナツを買って、えれなを誘ってロケットで食べようとソンリッサに。と、その時配達から戻ってきたえれなの父カルロスと仕事から戻ってきた母かえでと初めて会うことに。ギター片手に現れたカルロス、えれなからひかるたちのことを聞かされていて思わずハグするかえで、陽気なラテン系一家に最初は驚くもだんだんなじむようになる。
  • 天宮家のホームパーティーに誘われたのだが、パーティーだからと仮装グッズを持ち込むひかる。ララはアフロ、まどかは髭眼鏡、本人に至っては趣味丸出しのグレイのお面。
  • ところが、ラテン系過ぎる一家に反発して天宮家の長男とうまが家を飛び出してしまう。彼を追いかけ探すことに。
  • テンジョウとの戦いでとうまを無事救い、さそり座のプリンセスも復活。ひかるたちは天宮家に戻ってホームパーティーを楽しむのであった。

■第15話

  • スターカラーペンダントの反応を追ってやってきましたゼニー星。きらびやかな街並みを見て興奮し、ララに「のんき過ぎるルン…」とツッコまれる。直後ホログラム映像に映し出された宇宙アイドルのマオに興奮するプルンスの意外な姿を見て驚く。
  • ペンダントの反応を追ってみるとオークション会場に。意気揚々と乗り込もうとするが案の定警備員にコテンパンにされ、80年代の漫画でよく見られた吹き飛ばされるポーズで仲間たちの元に飛んでくるはめに。その時超大型リムジンに乗ってやってきた超セレブのドラムスに寄れば近頃全宇宙を騒がせている怪盗ブルーキャットが犯行予告を出しているので厳重警備になっているとのこと。「宇宙怪盗」という単語を聞いてひかるとフワは「キラやば~っ!」と目を輝かせる。
  • と、リムジンからもう一人降りてくる人物が。ドラムスがポケットマネーで呼び寄せた、先ほど話題に挙がったマオだった。大ファン過ぎて興奮するプルンスを見たマオは「ファンは友達も同然」とドラムスにおねだり。こうしてオークション会場に入ることができ、さらにマオはドレスも貸してくれた。
    • この時ひかるが着たドレスはドール「プリキュアスタイル」の着せ替え衣装「トゥインクルロングドレス」として商品化されている。

センシティブな作品

  • オークション会場に入ると、まずは開催前の余興としてマオのライブがスタート。そのパフォーマンスに感激しつつ、プルンスにどうしてマオのファンになったのか尋ねると、プルンスはフワを守りながらプリキュア探しをしていた頃の事を語り始める。とある星で長距離トラックにしがみついていた時、疲れ果てて挫けそうになっていたが、運転席から流れてきたのはマオの歌声。聞いていると次第と勇気づけられ元気を取り戻し始めていた。そしてマオの歌声に救われたプルンスは彼女の大ファンとなったのだという。ひかるはそんなプルンスのマオを応援する姿を見て感心する。
  • オークションが始まるが、500万キランという金額にいまいちピンとこない。ララから「だいたい500万円くらい」と聞かされると庶民であるひかるとえれなは驚愕。さらにドラムスが桁外れの財力でガンガン競り落とすのを見て唖然とする。そして最後の目玉商品として現れたのはプリンセススターカラーペン。ドラムスがこの品には興味を示さないのを見て、これはチャンスとばかりひかるは「わたしの全財産で勝負だ!」と500円玉を出すも、次の瞬間「1000万!」と予算の2万倍の声が上がり、あっさり撃沈。
  • そうこうしている間に、興味を示さなかったはずのドラムスの気が変わり9億キランを提示。そこに待ったをかけたのがまどか。なんとプルンスが作ったドーナツを掲げ「先ほどの歌のように価値がある」と勝負に挑む。宇宙料理評論家のシタコ・エーテルが味見をすると大絶賛で10億キランの価値があると判定。これにはひかるたちも仰天。
  • そしてまどかとドラムスの競り合いがスタート。ひかるたちはドーナツを掲げる手伝いをするが、残っていた7個全て出し切ってしまう。しかしまどかのここ一番の冷静さと度胸にドラムスの心は屈することになり、何とか競り勝つことができた……のだが、突如上がった花火とともにペンを始め出品物が全て盗まれていた。そこにあったのはブルーキャットがいつも犯行後に残すカード。
  • ペンダントの反応を追うと屋根の上にはマオの姿が。彼女は知らないと言うがペンダントの反応は彼女に向いている。するとマオは自らの正体がブルーキャットであることをあっさりと明かす。
  • さらに面倒なことにアイワーンがドラムスをノットリガーに変えて襲撃。ひとまず変身しスターはミルキー・ソレイユと共にノットリガーに応戦することになる。
  • 戦いの中でブルーキャットがあっさりとペンをセレーネに渡し、いて座セレーネアローとサザンクロスショットでノットリガーを倒し、いて座のプリンセスも復活。しかしブルーキャットの真意が測れないどころか、なぜ彼女はひかるたちがプリキュアである事を知っているのかという疑問もある。帰りの船内で浮きながらあぐらをかいて考え込んでいると「どうでもいいでプルンス!」とプルンスの怒声。見れば憧れの人が宇宙怪盗だったというショックから、プルンスが大量のドーナツを作ってやけ食いしていたのだった。

■第16話

  • 「全国弓道王大会」の連覇がかかるまどか。ひかるたちは応援に行くことにしており、まどかに期待の声をかける。
  • そんなとき桜子が教室で(テレビの向こうの視聴者に)弓道王大会の解説を熱弁しているのだが、体育の時間もあって皆クラスを出て行ってしまい、最後にひかるが「次体育だよー、姫ノ城さん」と声をかける。桜子が慌てたのは言うまでもなく。
  • 大会当日、ひかる達は客席で応援。期待のホープ那須ゆみかが気にかかると神出鬼没の解説者姫ノ城さんに驚いたり詳しい解説に感心したり、まどかの母満佳に初めて会ってご挨拶。ただ忙しいのか冬貴の姿が見当たらず気がかりに。
  • 大会は進み、勝負は互角のまままどかとゆみかの2人による決着戦へ。昼休みにいてもたってもいられないひかる、何とかしてまどかの応援をしたい、心の支えになりたいと考えていると、フワが不思議な力でフォーチュンカプセルメーカーを生み出した。小さい頃にこれを使っていたプルンスによれば「星のかけらに願いを込めてカプセルに入れると願いがかなうと言われている」とのこと。ならばとこれで願いを込めたカプセルを作る。
  • そしてまどかとともにえれなお手製のお弁当でお昼。その場で作ったフォーチュンカプセルを渡し勇気づける、「まどかさんには私たちがいる」と。ところがゆみかがアイワーンによってノットリガーにされてしまい、戦うことに。
  • ノットリガーを倒し、ついにまどかとゆみかの一騎打ち。客席に戻ると冬貴がいたので「間に合ったんですね」と安堵して声をかける。試合の結果はまどかの優勝。仲間たちとハイタッチで喜び合った。

■第17話

  • おとめ座のペンの反応をたどり、再びゼニー星へ。「また来たかったんだ~」と目を輝かせつつ、ペンダントの音の方向へ行ってみると、その先には巨大な豪邸が。そこで「あら、プリキュアじゃない」と言いながら飛び上がった影を、4人がのけぞりながら見上げると、それは怪盗ブルーキャットであった。
  • ここは前回オークションで争ったドラムスの屋敷であり、プリンセススターカラーペンも含めて多くのお宝があるという。それをいただくために協力してほしいとブルーキャットは持ちかけるが、彼女に裏切られたと怒り心頭のプルンスを始め、みんな盗みには反対する。ところがモニターでそのやり取りを見ていたドラムスが、お互いのペンを賭けた勝負を提案してきた。
  • 次の瞬間、一同は落とし穴の中へ真っ逆様。プルンスがクッション代わりとなってみんなを受け止めるが、普通に着地するララ・えれな・ブルーキャット、正座でお行儀よく着地のまどかに対し、案の定ひかるはガニ股で頭から突き刺さる。
  • 「宝の在り処までたどり着いて奪ってみたまえ」と言うドラムスの声と同時に勝負スタート。赤外線やレーザーの張り巡らされた地下室を脱出したが、その先で待っていたのは屈強な私設軍隊・ドラゴン兵団。しかし「ドラゴン兵団……胸躍るネーミング!」と目を輝かせる。こらこら…。追い掛け回されて、坂道を上りきったところで、今度は転んで顔面を打ち気絶。
  • その直後突然現れたドラムスが何故かかくまう。指示に従ってドラゴン兵団は別の方向へ行くが、一同は疑問。ところが気絶から目を覚ましたひかるは持ち前の洞察力で見抜いていた。よく見れば猫の尻尾。このドラムスはブルーキャットが変装したものだった。「別にあなたたちの為じゃないわ」という彼女にはひかるは「またまた〜」と茶々入れ。
  • 見つかって再び逃げ回り、とある部屋に隠れるが、今度はドラゴン兵団さえ震え上がる恐怖の宇宙危険猛獣・宇宙ケルベロスが出現。ピンチ!…と思いきや、腹部にしがみついたひかるの「よーしよしよしよし!宇宙ケルベロス、キラやば~っ!」というスキンシップに、すっかり喜んで手なずけられてしまう宇宙ケルベロス。「うちにもイエティって犬がいるんだよ!」と、ケンネル星の時と同じように、飼い犬レベルで宇宙危険猛獣とじゃれ合い楽しそうなひかる。

センシティブな作品

  • ようやく宝物庫にたどりつき、ペンも発見できた。ところが現れたドラムスが「君達に渡すくらいなら全て潰した方がましだ」と、警備用の巨人像を使って宝物を破壊し始める。ブルーキャットの何か特別な思い入れのあるらしい惑星レインボーの宝も壊されそうになった時、ひかる達はプリキュアに変身する。
  • 「サングラスしてたってわかるよ、あの宝物が大切なものなんだって!」とブルーキャットの想いを汲んだスター達は巨人像を抑え込み、ドラムスの持つリモコンを奪おうとするが、そこへカッパードが来襲し、ドラムスの闇のイマジネーションを吸い取った武器で襲い掛かった。プリンセススターカラーペンに手をかけられるも、ブルーキャットの協力で素早く奪い返し、カッパードを撃退したスター達は、おとめ座のプリンセスを復活させた。
  • 一件落着と思いきや、なぜか戦闘服を着せられ、ドラムスに「ようこそ、我がドラゴン兵団に!」と歓迎されてきょとんとする一同。もちろんひかるだけは「キラやば~っ!」と大喜び。オークションの時に盗んだ宝を返せとブルーキャットに言ったところ、「宝の代わりにプリキュアをドラゴン兵団に入れてもいいわよ」と承諾をもらったとの事。「あたし達帰らないと」「学校もありますし」とみんながさっさと帰ろうとする中、ドラムスと一緒に「そんな!」と叫ぶひかるであった。

■第18話

  • 母・輝美の漫画が、単発ながら人気雑誌「月刊あさがお」に掲載される事になった。これをきっかけに是非連載をと意気込む輝美だが、急に決まったためにアシスタントもいないので、ひかる達はお手伝いを志願する。
  • ララの「ルン!」という語尾にひらめき、『星空少女ルンちゃん』というキャラを瞬時に作り出すなど、輝美のポテンシャルはなかなかのものだが、担当編集者の追川に「うちの読者にSFやファンタジーはウケない」と待ったをかけられ、ネームも「いまいちですね」とダメ出しを食らうなど、端から躓きっぱなし。
  • 「ウケるのはイケメン・恋愛・医療もの」と言われ、えれなとまどかにコスプレをさせたところでエンジンがかかってきたが、ひかるが横から「で、そのドクターの正体は宇宙人で!病気を引き起こす邪悪なウイルスと戦う使命を帯びて、地球に潜入していて…」と口を挟んだおかげでどんどん脱線し、またも待ったをかけられて、「えぇ~?」と不満そうなファンタジー母娘。
  • とりあえず追川に押し切られる形にはなったが、その恋愛漫画はみんなのアシストを得て順調に作画が進んでゆく。そんな中、ひかるは幼い頃、輝美に描いてもらった手作りの漫画「宇宙(そら)ゆけ!流星少女」を取り出して眺める。それを読んでいて、意地悪な男の子達にからかわれて泣いていた時、母は「好きなものが人と違ったっていいじゃない。ひかるが好きなものはひかるだけの宝物なのよ」と励ましてくれたのだ。

すきなもの

  • そんな母の描く漫画は昔も今も大好きなひかるだったが、目の下に隈を作りながらも精一杯の笑顔を見せつつ作画に打ち込む輝美の姿を見て、ふと心に引っ掛かるものを感じた。果たして今描いているのは、本当にお母さんが描きたい漫画なのだろうか……
  • その作品「イケメンDr」が遂に雑誌に掲載され、お祝いのパーティーの準備をして待っていると、編集部に打ち合わせに行っていた輝美が沈んだ顔で帰ってきた。編集長が追川を「星奈輝美の実力じゃ、うちの雑誌は無理だったんじゃないか。この程度では連載なんて程遠い」と叱責するのを聞いてしまったのだ。あれだけ頑張った力作を酷評されて落ち込む輝美は、「外の空気を吸ってくる」と言って、力なく出て行ってしまった。
  • 追いかけてきたひかるに「やっぱり漫画家は無理かもしれない」と弱音を吐く輝美。「お母さんの漫画好きだよ」とひかるが励ましても、「好きってだけじゃダメ、連載が持てなきゃ漫画家は続けられないのよ!」と、商業漫画の現実の壁に直面した輝美は、すっかり自信を失っていた。
  • そこにテンジョウが出現し、輝美を巨大ノットレイに変えてしまう。ひかるはキュアスターに変身し、ペンや吹き出しを使うトリッキーな攻撃に苦しみながらも、「お母さんの漫画、大好きだよ!たくさんのイマジネーションが詰まってて、ドキドキハラハラの連続で…主人公はどんな逆境にも負けない!そんなお母さんの漫画にわたしは勇気をもらったんだ!」と叫ぶ。テンジョウに嘲笑されようと「誰に何て言われても好きなものは好き!」と言い返し、仲間達の助けもあって、巨大ノットレイを浄化して輝美を救出した。
  • 意識を取り戻した輝美は、ひかるが落とした「宇宙ゆけ!流星少女」を手に取った。「ひかるに読んでほしくて夢中で描いたっけ…」と懐かしく昔を思い出しながら、ひかるの笑顔を見た彼女は、もう一度連載を目指す事を決意する。「自分の好きなものはその人だけの宝物だもん。その気持ちを大事にすれば、きっと読者にも伝わると思うから!」と熱意を取り戻した母の姿にひかるも喜ぶ。
  • 壁の貼り紙も「目指せ!初連載!!」から「目指せ!自分らしい初連載!!」になって心機一転、輝美はファンタジー漫画を描き上げた。追川も絶賛し、作品のヒットこだわるあまりに大事なものを見失っていた事を謝罪した上で、「これからは自分が面白いって気持ちをもっと大事にします。連載目指して頑張りましょうね!」と激励してくれた。きっと遠くない将来に結果は出せるはず。ひかると輝美は抱き合って喜びあうのだった。

■第19話

  • 「よ~し!プリンセススターカラーペン見つけるぞ~!」と今日も張り切って出発。たどり着いたのは、ブルーキャットが宝を集めている星、惑星レインボーだった。
  • 上空から見た綺麗な外見とは裏腹に、実際に着陸してみると、そこは花も木もない淋しい光景だった。聞いていた通り、住民もみんな石になってしまっている。それでもペンの探索を開始すると、岩山のホログラムで隠された洞窟を発見。中にはブルーキャットが集めた財宝と、ペンが置かれていた。
  • そこに同じくペンを探していたアイワーンとバケニャーンが登場。その戦闘の最中、アイワーンはレインボー星人を石化して星を滅ぼしたのは自分だという、衝撃的な事実を明かす。かつてペンを探しにこの星を訪れた際、住民の抵抗に遭ったため、実験段階のダークペンを使ったところ、暴走して住民はみんな石化したのだった。
  • さらにフワをつかまえてノットリガーを誕生させようとするアイワーンだったが、バケニャーンが横槍を入れる。するとなぜかフワが「いい匂いフワ~」とバケニャーンの匂いに顔をほころばせる。それはマオ=ブルーキャットと同じ匂いだった。そして「まさかこの子に気付かれるとはね」とバケニャーンは変化を解く。何と彼の正体はブルーキャットだったのだ。
  • 怒り狂うアイワーンは石像からノットリガーを作り出すが、プリキュア達はブルーキャットの協力も得てペンを奪回し勝利。ふたご座のプリンセスも蘇った。しかし、この星を元に戻すために協力するというひかる達に対し、「ありがとう…でも気持ちだけで十分ニャン!」と返したブルーキャットは煙幕を投げつけ、その隙に全てのプリンセススターカラーペンとフワを奪って逃げ去ってしまう……

■第20話

  • ブルーキャットを追跡するひかる達。星を脱出しようとしていた彼女を発見し、変身して戦いながらも説得を試みるが、ブルーキャットは頑として聞き入れない。さらにキュアスターに変化することで一同を躊躇させ、その隙に逃走を図るも、本物のキュアスターが追いすがってきた。
  • 2人のスターが争う姿に「みんな仲良くするフワ…!」とフワは涙を流す。「フワの言う通りだよ!どんな理由があるかわからないけど、誰かを泣かせてまで奪っていいわけないよ!」とスターは訴えるが、ブルーキャットも「あなたがフワを救いたいように、わたしもこの星のみんなを救いたいの!」と譲らず、もみ合う内に煙幕弾が石像の一つに当たり、煙が噴き出した。その光景を見たブルーキャットの脳裏に『あの日』の悪夢が蘇る。戦うのをやめた彼女は変化を解き、本来のレインボー星人・ユニの姿を現した。
  • そして彼女はこの惑星レインボーの成り立ちを語り始める。かつて、変化の術を持つ彼女らの種族は人々に恐れられ、この星に流れ着いた。そして長であるオリーフィオの指導の下、星を開拓して豊かな土地へと変えて、平和に暮らしていた。しかし数か月前、プリンセスの力を探してやって来たアイワーンによって、そのささやかな幸せは奪われ、人々は石にされてしまう。ただ1人石化を免れたユニは変化の術でマオ・ブルーキャット・バケニャーンの顔を使い分けながら、仲間と故郷を元に戻す術を必死に探し続けていたのだった。
  • 再び宇宙怪盗の姿に戻り、「みんなを戻すためなら何だってする!」と叫ぶブルーキャットに、「ウソだ!何でもって言うけど、ペンダント盗らなかったじゃん!わたし達がプリキュアになれるようにって、盗らなかったんでしょ?」とスターは反論する。ノットレイダーがこの星にいる以上、ペンダントまで奪ってしまってはどんな危険にさらされるかわからない。それを案じたブルーキャットの心根の優しさをスターは見抜いていた。
  • ブルーキャットは必死に否定するが、そこにカッパードとアイワーンが出現。自分を騙していたブルーキャットへの憎しみを爆発させたアイワーンは、自らダークペンでノットリガーと化し、暴れ始める。
  • だが、ノットリガーに踏みつぶされそうになったブルーキャットを、プリキュア達が救った。どんなに叩きのめされても自分を庇って戦うプリキュア達の姿に、ブルーキャットの心は痛む。「なんでよ!?どうして戦うの!?あなたには関係ない!何も知らない他人でしょ!」と言うが、「知らないからだよ…知らないからもっと知りたい…わたしも会って話してみたい、この星の人達と。だってさ…キラやば~っだよ!何でも好きな姿に変われるなんて!だからわたしは守りたい!」とスターは答える。
  • 「なんで…そこまで…」とうつむくブルーキャットに、今度はフワが「ブルーキャットと同じフワ!」と言った。先刻自分が口にした通り、お互いに守りたいものがある気持ち・譲れない想いは同じなのだ。涙をこぼしたブルーキャットは、変身が解けて倒れ伏したひかる達を庇って、今度は自分がノットリガーの前に立ちはだかった。そして「わたしは救う…みんなを救いたいの!」と叫んだブルーキャットの想いにフワが反応し、新たなペンダントとスターカラーペンが誕生。彼女はキュアコスモへと変身を遂げた。「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

銀河に光る☆


■第21話

  • ノットリガーを翻弄するキュアコスモ。すると上空が暗雲で覆われ、ノットリガーに不気味なエネルギーが降り注いだ。ノットレイダーの首領・ダークネストが降臨したのだ。
  • ダークネストは、ノットリガーの中のアイワーンの意識を完全に乗っ取った。呪詛の言葉を吐きながらも、苦しむアイワーンの姿を見たひかるは「助けてあげないと…わたし、助ける!」と彼女を救うべく再変身。
  • カッパードはダークペンを見せつけつつ、第10話での惑星クマリンでのスターの敗北を引き合いに出して挑発し、冷静さを失わせようとするも、今のスターは過去の屈辱よりもアイワーンの救出の方を見据えていた。スターはカッパードを一蹴し、取り返したダークペンはおひつじ座のペンに戻った。
  • ノットリガーに立ち向かうスターとコスモに苛立つダークネストは「無駄な考えは捨てて思考を止めろ」と命じる。呻き声が苦痛の絶叫に変わったアイワーンを助けようと、スターはおひつじ座スターパンチを繰り出すが、まるで効き目がない。
  • 「見よ、あの姿を。一切の思考を止め、圧倒的な力を得たヤツを!」とカッパードは勝ち誇るが、「力を得た?こんな力、アイワーンが望んでるわけないニャン!」「思考を止めたって、何も考えないって事…?前、言ってたじゃん…わたしには想像力がないって言ってたけど、今、目の前にいるあなたがどんなに苦しんでるかはわかるよ!」とコスモとスターは反論。その勢いでノットリガーに突っ込んだスターは弾き返され、叩き潰されそうになる。
  • それをコスモが救った。「アイワーンは許せない…でも、アイワーンを乗っ取って考えを…自由を奪うあなたはもっと許せない!」その叫びに応えて、いつも使っていた香水がレインボーパフュームに姿を変える。すかさずスターからおひつじ座のペンを投げ渡されたコスモは、レインボースプラッシュでノットリガーを倒した。
  • ダークネストは消え去り、助け出されたアイワーンは意識を取り戻すが、なんと改心どころか感謝すらせず、悪態をつきながらブルーキャットの小型宇宙船を奪って逃げ去ってしまった。コスモは茫然。
  • ひかる達はスターパレスを訪れ、取り戻したおひつじ座のペンでおひつじ座のプリンセスが復活した。プリンセススターカラーペンを全て集めれば、惑星レインボーはきっと元に戻ると聞かされ、ひかるはブルーキャットの手を取り、自分の事のように喜ぶ。
  • オリーフィオの石像の前で「オリーフィオはわたし達の父であり母でもある。わたし達は一つなのよ」と聞かされ、「家族って事?」と解釈。早く戻すために一緒に地球に行こうと誘うも、「高性能レーダーであるスターカラーペンダントを手に入れた以上、1人で十分」と素っ気ないブルーキャットに「嫌だ、つまんない、行こうよ~!」と駄々をこねる。嫌がるブルーキャットだったが、さっきアイワーンに宇宙船を乗り逃げされてしまって移動手段がないため、不承不承ながら地球に同行する事に。
  • 帰りのロケットの中では、実はブルーキャットの変化の術が未熟な事がばれたりして賑やかな道中になった。プルンス作のドーナツを食べて少し打ち解けた彼女は「ブルーキャットじゃなくてユニよ」と自ら本名を名乗る。こうして新たな仲間が加わり、笑顔にあふれる一同を乗せたロケットは、地球へ帰還してゆく。

■第22話

  • 星奈家でのバーベキューにみんなを誘い、七夕についてララに説明していると、突然現れた男性がフワをつかまえ、「これはケサランパサランか?キラやば~っ!」と目を輝かせる。驚き焦る一同だが、ひかるの「お父さん!」という声に「えぇ~!?」。ひかるの父・陽一が帰国したのだ。
  • ララやプルンスにも興味津々でグイグイ迫り、「これでUMAと各地の伝承の秘密を解き明かせるかもしれない」と喜ぶ陽一。しかしララ達の存在が地球人に知れたら一大事。「この事は秘密にして!じゃないとみんな地球にいられなくなっちゃうの!」というひかるの頼みに陽一は………「よし!わかった!」とあっさりOK。さすがひかるの父。
  • 1年ぶりに家に帰った陽一を、輝美も陽子も、愛犬イエティも大喜びで迎える。しかし春吉だけは冷たい一瞥を送るのみだった。
  • ララになぜ陽一が1年に1度しか帰ってこないのか尋ねられたひかるは、父の事を語り出す。元々は大学講師だった陽一だが、UMAが大好きでひかるにUMAの話をしたり、一緒に探検などもしていた。いつしかUMAを探しにいきたいという夢を抑えきれなくなっていたものの、仕事や家族の事を考えて踏み切れずにいたところ、ひかるの言葉に後押しされる形で外国へ旅立つ事を決意する。だが春吉は大反対し、陽一が出発する日も見送りにさえ出てこなかった。それ以来、春吉は陽一を許していなかったのだった。
  • 春吉は意固地になってバーベキューにも加わろうとせず、外出したところでテンジョウに遭遇し、巨大ノットレイにされてしまう。駆け付けたひかる達と、早くも空気化…もとい別行動していたユニも合流し、5人はプリキュアに変身して戦う。
  • 巨大ノットレイの中で春吉は「息子の育て方を間違えた。わたしのせいで輝美さんやひかるにつらい思いをさせてしまった。家族は一緒にいなければいけないんだ!」と自分を責めていた。その彼に対し、スターは「そんな事ないよ!わたし、大好きなものを追いかけてるお父さんとお母さんが大好きなんだ!離れてたって家族は家族だよ!」と叫ぶ。そして巨大ノットレイは、コスモのレインボースプラッシュで浄化された。
  • 気を失ったままの春吉を介抱しようとしたところで、陽一がこちらにやって来るのに気付いたひかる達は、彼をベンチに座らせてから、物陰に隠れる。ノットレイにされていた間の記憶がない春吉は、ふらつきながら立ち上がろうとするが、陽一が肩を貸す。「お前の助けは借りん!」と意地を張る春吉を「いいから」と支えながら歩き出す陽一。わずかながら、春吉の顔に笑みが浮かぶ。そんな2人の姿をひかる達はうれしそうに見守っていた。
  • バーベキューが始まり、楽しそうに語らう陽一・輝美・ひかるの姿を横目で見ながらも、春吉は仏頂面のままだったが、「七夕は1年に1度、大切な人に会える日ルン?ひかる、うれしそうルン」というララの言葉にふっと微笑む。離れていても、家族は家族。心はこの星空のようにずっと遠くでもつながっているのだと。
  • 翌日、再び旅立つ陽一を家族が見送る中、やはり春吉は終始無言のままで、すぐ家の中へ引っ込んでいった。しかし今までと違い、今日は見送りに出てくれた。いつかは陽一が帰ってきた時、笑顔で迎えてくれる日がきっと来るはず。そう信じて父の背中に手を振り続けるひかるだった。

■第23話

  • ユニの歓迎会を行うも、ユニの携帯食・マタークッキーを食べたフワから大量のコピーフワが出現。AIの分析によれば、クッキーに含まれる宇宙またたびの成分が原因らしく、「(またたびって)宇宙にもあるんだ!」と目を輝かせる。
  • コピーフワは食べ物を与えれば満足して消滅する事がわかり、ひかるはトゥインクルブックでサラダを作り出すが、作る横からコピーフワが増殖し続けるので、「おなか空いたフワ~!」「おいしいフワ~!」と果てしなく続く無限コンボに「これじゃあ追いつかないよ~!」と悲鳴。
  • フワの群れの一つが星奈家の方へ向かっているため、慌てて帰宅すると、ちょうどイエティがコピーフワに吠えているところだった。プルンスにコピーフワの対応を任せ、怪しんで出てきた春吉をごまかそうとするが、苦し紛れに「おじいちゃんに大事な話があって」と口にしたばかりに、陽子に「好きな人でもできたんじゃないの?」と食いつかれ、春吉にも「じっくり話を聞こう!」とつかまってしまう羽目に。

■第24話

  • 地球での猛暑に耐えかねてロケットで宇宙に脱出。ついでに自宅の冷蔵庫が故障しているので、氷をもらって持参したかき氷機でかき氷でも、と思ったらロケットの冷蔵庫も不調でがっくり。
  • ただ星空界にはかき氷はないらしく、ユニもかき氷機を見て疑問に思う。ひかるが説明するとフワもプルンスも興味津々。えれなも弟妹のために作ると聞いてひかるも興味を示すも、「夏休みの宿題その日の分を終わらせること」を食べられる条件にしているのを聞いて「私は無理だ~」とがっくり。
  • そんな中、まどかを見ると物憂げな顔。宿題終わってないから憂鬱なのではと聞くと「もう半分終わりました」と聞いて「まだ2日目なのに!?」と驚愕。流石優等生。その真意は色々多忙でピアノの練習ができていないことだった。ただまどかには心に引っかかることがあるようで。
  • そんな折、ペンダントがプリンセススターカラーペンの反応を示す。導かれてやってきたのは雪と氷の星アイスノー星。そこの住民の雪だるまもといユキオが鼻をひっかえとっかえしながらナルシスト丸出しの発言で大きな汗で呆れ気味。とその時彼が最後に出したのがみずがめ座のプリンセススターカラーペンだった。ひかるは譲ってもらうために「お願いします!何でもするから!」と思わずジャンピング土下座。
  • そうこうやっているとイルマが現れユキオと会話するが、その時ニンジンの鼻にしていたユキオが「こないだ転んで鼻が折れちゃって」と鼻を折ったのを見て思わず吹き出してしまう。
  • しかしイルマは笑みを見せることなく立ち去る。ユキオに寄れば「笑顔が美しい」というのだが、よくよく聞けば彼自身彼女の笑顔を見たことがないと聞いてダイナミックにずっこける。ただ、ユキオは雪と氷の星ゆえ娯楽がないのが彼女が笑わない理由なのでは、と思っていた。それを聞いたひかるはそんなことないと、かき氷を作って食べたり、スケートやスノーボード、雪合戦を実践して楽しみ方を紹介する。新たな娯楽を知ってユキオは感心するばかり。
  • 氷の洞窟に行くと氷柱をスプーンで叩くと奇麗な音。それに期待を見いだしたユキオはイルマを笑わせることができたらペンを譲ると約束。しかしユニから「笑わなかったらどうするのよ?」と痛いところを突かれてしまい「だ、大丈夫だよ、きっと…あはは……」と頼りない返事を返すひかるだった。
  • イルマも洞窟にやってきて演奏会。ここはやはりピアノの名手であるまどかに演奏をゆだねる。まどかはノクターンを奏でるのだが、イルマの反応はいまいち。皆が不安になる中ユニは「コズミック☆ミステリー☆ガール」をアカペラで歌い始め、まどかもそれに合わせて演奏するとひかるたちはそのリズムにノリノリ。ユキオも踊る最中転倒し鼻にしていたペンが取れる。思わず手で顔を隠して飛び出すイルマ、演奏が気に入らなかったのかと不安に思い追いかけるが、外に出るとテンジョウ達によって巨大ノットレイにされてしまっていた。
  • 応戦して戦うプリキュア達、ユキオから託されたペンを使ってセレーネとコスモの連係で無事浄化でき、みずがめ座のプリンセスも復活できた。そして介抱していたイルマが目覚めると彼女に笑みが。ようやく笑うところを見られユキオも喜ぶが、イルマの笑いが止まらない。「まさか」とひかるが思ったとおり、彼女はちょっとしたことで笑ってしまう笑い上戸。先ほどの演奏も楽しかったし、またユキオの鼻が取れてしまったのを見て笑ったら失礼だと明かしたのだった。
  • アイスノー星を離れ地球への帰途、夏休みの宿題に憂鬱になるひかる。しかし先ほどの演奏で「楽しみながら弾く」ということの大切さを知り改めてピアノの練習に取りかかろうと決めたまどかから「宿題もまずは自分が楽しむことですよ」とアドバイス。

宿題


■第25話

  • 今日は観星町の夏祭り。初参加のララやまどかよりも、ひかるのテンションが一番高く大はしゃぎ。明らかに乗り気でないユニも強引に引きずって浴衣に着替えさせ、みんなで夏祭り会場へ。

みんなでお祭り!

  • えれなとまどかが女子生徒達に囲まれ、それに比例して必然的にユニも注目を浴びてしまったため、「この子はわたしの親戚なの!」とごまかすのに四苦八苦。さらにプルンスが水ヨーヨーと一緒に流されたり、フワが綿あめと間違えられるなどのハプニングはあったものの、ララとヨーヨー釣りで勝負したり、ユニに金魚すくいのテクニックを伝授したりと、お祭りの屋台に関しては熟練のひかるは祭りを満喫する。
  • しかし惑星レインボーの現在が気にかかって楽しめず、1人で先に帰ったユニは、テンジョウが差し向けた巨大ノットレイに捕まってピンチに陥った。しかしユニがどう思おうとひかる達は大切な仲間を見捨てない。全員で力を合わせてキュアコスモを救い出し、巨大ノットレイを倒した。
  • 会場に戻る前に花火が始まってしまったため、一同はララのロケットの上から花火見物をする。「お祭りって楽しいでしょ?」と尋ねるひかるに、「まぁ、悪くないわね」と答えるユニ。その横顔を笑顔で見つめるララが、自分は地球に来てひかる達と出会った事で楽しい思い出ができて、『心の宇宙』が広がったとユニを諭していたとは、ひかるは知る由もない。しかしそれぞれの思いやりが重なって、皆の絆は少しずつ強くなっていくのだった。

■第26話

  • ララの双子の兄・ロロから「プリンセスの力を見つけた」との通信が入り、みんなで惑星サマーンへ行く事に。1週間はかかる旅になりそうだが、アブラハム監督が「泊まりのロケ撮影に協力してもらう」との名分で各家族への説明を引き受けてくれたため、なぜかみんながついてくるのを嬉しがっていないララを尻目に、みんなノリノリで宇宙旅行に出発する。
  • 出発当日、ひかるとフワは一晩中興奮していたために寝不足気味。さらにフワが欠伸をしたためにワープに失敗し、ロケットは惑星サマーンにはだいぶ遠いシータ358系のショウフワックセイに不時着してしまった。寝不足なら少し休めばと勧められるが、逆にひかるはパジャマパーティーをやろうと言い出した。
  • 「夜更かしして映画を見たりお菓子を食べて盛り上がる」というパジャマパーティーの様式に則り、アブラハム監督の作品『ジャマシックパーク』(しかもテレビ放送版をVHSで録画したもの)を鑑賞。興奮して解説しまくるひかる、チープな映像に呆れ気味のララ、逆にそのチープなセンスに大喜びするまどか、そんな内容であっても真っ青になって怖がるえれな、途中で飽きて寝てしまったユニなど、五者五様のリアクションが繰り広げられた。
    • ちなみに、プルンスが「今時テープだなんて」とツッコんでいるが、それ以上にビデオデッキがかなりの年代物。それもそのはず、モチーフとなったであろう物がHR-3300というVHS規格策定メーカーのビクターによるVHSビデオデッキの第1号機である。ロケットのモニターへの接続はなんとかなってるようだが、それ以上にひかるがこれをロケットに持ち込んだと考えると、40年以上前に作られたこれを動く形で保管していた星奈家はかなり物持ちがよいようである。
  • 窓外に広がる宇宙空間を眺めながら、実は友達とお泊りするのが初めてだと告白する。パジャマパーティーの解放感からか、ララやえれなやまどかも口々にそれぞれの家庭の事情を打ち明けた。「友達と遊ぶより、一人で天文台に行ったりするのが好きだったけど、今はみんなとこうしているのもすごく楽しい。みんなと一緒にもっといろんな所に行きたい」と言うひかる。みんなも同じ思いだった。
  • その時、部屋の片隅から「青春ヤン!泣かせるヤン!」と聞き覚えのない声が。現れたのはヤンヤンという宇宙人の少女で、先刻ショウフワックセイに不時着した際に、こっそり乗り込んでいたらしい。さらにカッパードも現れ、ヤンヤンのイマジネーションを吸い取って戦いを挑んできた。
  • 手近の小惑星に着陸し、変身して戦うも、スター以外の4人は無重力の宇宙空間での戦いが初めてのため悪戦苦闘。しかしスターを中心にお互いを補いながら、徐々に攻勢に転じてゆく。パジャマパーティーのおかげでお互いの事をよりたくさん知る事ができたプリキュア達は、連携攻撃でカッパードを退けた。
  • 勝ちを収める事はできたが、ロケットの損傷は大きく航行不能。しかしヤンヤンが「家まで送ってくれたらロケットを修理する」と申し出てくれたため、彼女の故郷のプルルン星に向かう事に。

■第27話

  • ヤンヤンの故郷のプルルン星に到着。水に包まれた美しい姿に「キラやば~っ☆」
  • プルンスの奮闘により、水の星の中心部へ進んでゆく。「せっかくこんな素敵な星に来たんだから泳ぎたいよね!」と発案するも、あいにく潜水装備はロケットに積んでいない。「ユニみたいに変化できればいいのに」「何になるルン?」「水の中で息ができるように…半魚人!」ここでオーソドックスに「人魚」と言わないあたりがひかるのひかるたる所以。当然ララやえれなには却下される。
  • するとヤンヤンが、なりたい姿に変身できるアイテム「へんしんじゅ」を取り出した。あくまで半魚人にこだわり、まどかの「潜水服を着た姿になればいいのでは?」という提案にも、「うーん、わたしはやっぱり!」とへんしんじゅを作動させようとひかるを、ララとえれなは大慌てで止めようとするが、幸い無難な人魚の姿に変身した。
  • 奇妙でカラフルな魚や海棲生物の群れを眺めつつ、遊泳を楽しむ一同。ひかるはユニの手を握って一緒に泳ぎ、海中の幻想的な光景を見て「変われるって楽しいね!」とうれしそう。ユニの顔も少しほころんだ。
  • そんなひかる達を、謎の物体が襲撃してきた。ロケットに逃げ込もうとするも、ロケットはプルンスごと海流に流され、さらにへんしんじゅの効果が切れるタイムリミットまで迫るピンチ。何とか手近な気泡の島に飛び込んで一難は逃れたが、謎の物体も執拗に追ってくる。その正体は、以前ユニが使っていた宇宙ジェット。もちろん操縦していたのはアイワーンだった。
  • もはやペンもフワもどうでもよく、ユニ=バケニャーンへの復讐にのみ執着するアイワーンは、宇宙ジェットをアイワーンロボ16号に変形させて襲ってきた。変身したプリキュア達に、惑星レインボーの人々を石化した事や、スターパレスを襲ってプリンセスを散り散りにした事を糾弾されても、「自分が何かされたら人を騙したりしていいんだ?すっげぇなぁ!」と逆ギレで開き直る始末。反撃しようとするコスモだったが、先程のアイワーンの台詞で罪悪感に苛まれた彼女は途中で攻撃の手を止めてしまい、叩きのめされてしまう。
  • 「ころころ変わりやがって!お前はそうやって姿を変えてみんなを騙してんだっつーの!」と罵声を浴びせられるコスモ。しかしスターが代わって反論する。「違う!変わる事は悪い事じゃない!楽しい事だよ!変わる事で新しい自分を知る事ができるから…それにコスモは変わってないよ!自分の故郷を、惑星レインボーを救いたいっていう気持ち、それは一度だって変わった事はない!」
  • その熱い想いに励まされたコスモは立ち直った。「たとえどんな姿に変わろうとも…わたしはわたし!」ミルキー・ソレイユ・セレーネもうなずき、各個人技でアイワーンロボ16号を攻撃。おうし座スターパンチを放ったスターからペンを受け取ったコスモは、レインボースプラッシュで勝利し、アイワーンは逃げ去った。一同は再び星の中心部へと向かってゆく。

■第28話

  • なんとかプルルン星の中心部に到着。職人のフレアの家に、いつもの元気良いノリで「フレアさん、こんにちは~!」と入ろうとしたところ、玄関の敷石が高熱になっており大火傷……しそうなものだったが、ギャグ補正により「アチチチ!」程度で済む。
  • 「自分達のロケットは自分で直せ」と言われ、全員作業に参加。ひかる・ララ・ユニはプルルン星名物・サンゴインステーキを焼いて、フレアにエネルギー補給する役目を担当する。
  • ところが巨大足踏み式ふいごで風を送る担当のえれなとまどかが、予想以上の重労働でグロッキーになってしまう。フレアに「お前達のハートはそんなもんか!」と叱られても疲労困憊で返事もできず、降り出したスコールにも座り込んだままで、力なくひかる達に謝るえれなとまどか。『観星中の太陽と月』のこんな弱々しい姿を、ひかるは初めて目にした。
  • しかし、熱いハートで困難を乗り越えてきたフレアの話を聞いたえれなとまどかは奮起し、カッパードの来襲を退けた後に、再び作業を志願して今度は成功。ロケットも無事修理完了し、「惑星サマーンにゴー!」と喜ぶひかるだったが、ララの顔が曇ったままである事には気付いていなかった。

■第29話

  • ようやくララの故郷・惑星サマーンに到着。無数のロケットがロケットポートを発着するのを見て目を輝かせる。
  • 着陸しサマーンの地に降り立つと男性が。ひかるはロロだと早合点して「私星奈ひかる!」とアバンでいつもやっている挨拶をしようとする(ちなみにこの回はアバンは省略)が、直ちに違うとツッコまれる。どう見ても壮年の男性はララの上司ククだった。それでもひかるの好奇心はククの乗っていたホバーボードに移るのだが。
  • で、改めて挨拶しようとするが、プルンスから待ったがかかる。そう、ひかるは地球人。宇宙星空連合とは交流がない惑星から来た以上素性がばれるとララが罰せられるし自分の身もどうなるか分かった物ではない。さてどうしようかと考えているとAIが助け船。宇宙法第4条をうまく使って「ララが保護した異星人」ということでひとまず納める。
  • ロロの表彰式が行われるので会場に。そこには別の男性。またも早合点し「私星奈(以下略)」とやろうとして即座にツッコまれる。ひかるが天丼をやろうとした相手は宇宙星空連合のトップ、トッパーだった。彼はロロの表彰を行う為にやってきたのであった。そうこうしているときにようやく今回の主役のロロ、そして兄妹の両親であるトトカカがやってくる。
  • 表彰式も終わりようやく家族にご挨拶。グミでの食事などサマーン特有の事象に興味津々になったり、レクリエーションホールのホログラム映像を楽しんだりとキラやばな体験をすることになる。
  • と、そんなときにテンジョウ達がプリンセススターカラーペンを調べている研究所を襲撃。ペンを奪おうとする彼女達をひかる達はプリキュアになって迎撃し、ペンも守ることができた。しかし、ここでまずい事態が起こる。研究書は壊滅し、気を失って目が覚めたカカがララを見るとその手にはペン。ククは直ちにAIに何が起こったか報告を求めるが、監視カメラの映像は途中で途切れてしまっている。ククは言い分を聞かず「ララがペンを奪った」と決めつけ指名手配にしてしまう。こういうことを経験しているユニの即座の判断でひかる達は直ちに逃げ出すが、AIによる監視は至る所にある。果たしてどうなる?

■第30話

  • ひとまず逃げるひかる達、ユニのとっさの判断に流石と賞賛するが、逃げた先には複数の監視カメラが。だがララのパーソナルAIがジャミングを掛けることでひとまず難を逃れる事になる。
  • そんな折、この事態が信じられないロロは空間モニターを通じてララに訴えかける、自首するようにと。やはり自分は子供扱いであるとうつむき加減になるララだったが、仲間たちは「いっそのことプリキュアである事を明かせば」と助言。しかしプリキュアである事を明かせば宇宙星空連合が関与することになり皆に迷惑を掛けるとためらう。だが、ひかるはララのセンサーを手で握りながら励ます。「わたし達の事は気にしなくてもいいから。ララが決めた事なら、わたし信じる!
  • そうこうしているとマザーAIが警備隊を差し向ける。万事休すか―と思ったその時、警備隊のホバーボードが暴走し制御不能となる。そしてそれはロロ達のホバーボードや惑星中のロケット、あらゆる設備にまで及んでいた。それもそのはず、アイワーンが監視カメラアイの1つを使ってマザーAIをハッキング、それと連動しているあらゆるAIを含めサマーンの全システムを乗っ取ったのだった。
  • ララの家族を無事救ったのもつかの間、眼前にはテンジョウとアイワーン。ユニに対する復讐の念に駆られたアイワーンはマザーAIのコードを使ってひかる達を縛り上げ、手始めにユニにホバーボードをぶつけようとする。だが、それを身を挺して救ったのはララのロケットだった。パーソナルAIかたくなにマザーAIとの接続を拒否していたことから難を逃れたことになる。
  • これにはさしものアイワーンも怒り、直接乗っ取ろうとロケットにケーブルを侵入させ強制的にAIにアクセス。もはやこれまでと悟ったAIはこれまでの出来事を思い返し、ララに感謝の言葉を告げた。「ララ様、お役に立てず申し訳ありません。旅のお供ができて光栄でした。ララ様や皆様と過ごした日々は、ひかる様が言う『キラやば~っ』な日々でした。ありが…と…う…」明らかに心や感情が芽生えたAIの言葉にララだけでなくひかる達も涙する。
  • あまりの仕打ちに怒る皆に対し、自らの失ったことに比べたらと悪びれるどころかロケットを使って攻撃しようとするアイワーン。再起動したその時、ララの叫びに呼応するかのように、パーソナルAIの記憶がマザーAIに送り込まれる。そしてその情報を元にマザーAIはララを友好的パートナーと判断、システムも正常に復旧することになる。
  • こうなったら形勢逆転。テンジョウは超巨大ノットレイを差し向けるが、ララの「わたしもみんなのためにプリキュアになる」という強い決意を受けてひかるは仲間とともにプリキュアに変身し立ち向かう。
  • 超巨大ノットレイを撃退し、かに座のプリンセスも復活させることができ、騒動は一件落着。ロケットはロケット工学の博士であるカカによって修復され、あとはララのパーソナルAIのみ。ララがIDを告げて起動すると……「IDとは堅苦しいですね、ララ様」とAIは答える。本来ならマザーAIと共通化することで均一化するのだが、AIは「ですがララ様、ひかる様、皆様のデータは際立っています。埋もれる事はありませんでした」と告げた。AIにとってララやひかる達の情報は大切なものとなったのである。
  • こうして色々あった惑星サマーンへの旅。ひかるはトゥインクルブックにサマーンの絵を描きながら「色々あったけど楽しい夏休みだったね!」と思い返す。彼女の宿題が全て済んでいるかどうかはさておいて、ひとまず地球へ帰還するのだった。しかし彼女達は未だ知らない。プリキュアの変身を目の当たりにしたトッパーが、自らの宇宙船で彼女達を追いかけていることを……。

一難去ってまた一難でキラやば~っ☆


■第31話

  • フワの開いたワープホールを通ってようやく地球に帰還と思いきや、続いてワープホールからトッパー代表の宇宙船が出現して一同びっくり。後を尾けられていたのだ。
  • ララが地球人に存在を知られた件については、アブラハム監督の承認があったということで不問になったが、トッパーはプリキュアに、宇宙星空連合に加わってほしいと要望してきた。しかし「団体行動苦手ニャン」「店の手伝いあるし」「学校と習い事もありますし」と、極めてプライベートな理由であっさり断る彼女達に唖然。
  • 一週間ぶりに家に帰り『撮影旅行』の報告。その後、大量のおにぎりを作ってロケットに戻り、「お腹空いたかなぁと思って!」と目を輝かせながらぐいぐいとトッパーに勧めるひかる。トゥインクルブックから飛び出したホットケーキをフワに食べさせるのを目の当たりにしたトッパーは、「星々の輝きが失われし時、トゥインクルブックと共に現れる戦士プリキュアが再び輝きを取り戻す…」と伝承を口にする。
  • ひかるをプリキュアのリーダーと見込んだトッパーは、ひかるを宇宙船に招待する。ロケットの窓から見るのとは一味違う星々の輝きを堪能するひかるだったが、プリンセスの力が失われたために、多くの星の輝きも同時に失われたという。「私は守れなかったでアル。スタープリンセスを、宇宙を守れなかった…」と己の無力さを嘆くトッパーの目には涙が浮かんでいた。
  • 「それでも私はリーダーを退かない。失われた星々の輝きを取り戻す責任があるからでアル!だが無力な私はプリキュアに頼るしかない、星空連合に入ってくれでアル!」と懇願し、頭を下げるトッパー。その真摯な思いを理解しつつも躊躇するひかるだが、「無力な私にも責任があり、力がある者にも皆を守る責任がある」と訴えかけられ、心は揺れ動く。
    • 「責任」は本作の裏テーマであるようで、実はここまでの話でひかる以外のプリキュア全員に「自分は何かに対する責任を背負っている」ことを明確に自覚している描写が少なからずある。ララは当初から「大人としてフワを守る責任」を語っており、えれなは「長姉として弟妹の面倒を見る責任」、まどかは「香久矢家を継ぐ者としての責任」、そしてユニは「レインボー星のただ1人の生き残りとして故郷を救う責任」を持つことがしばしば作中では強調される。そして彼女たちは自分の責任を重荷とは思わずに正しく受け入れてもいる。普段の生活において責任を背負う意識がなかったのはひかるだけなのである。
  • その時宇宙空間にワープホールが開き、ノットレイダーの大幹部・ガルオウガが出現した。キュアスターに変身して戦うが、ダークネストから借り受けた腕輪の力で、瞬間移動を交えたパワー殺法を繰り出すガルオウガの前に苦戦する。
  • 場所を月面に移して戦いながら、「フワもプリンセススターカラーペンも守る!」と叫ぶスターの言葉に、「守るだと?守るなどと軽々しく口にするな!」と憤激して叩きのめすガルオウガ。月面に倒れたスターの脳裏に、先刻のトッパーの言葉や、これまで出会った人々の顔が去来するが、「責任って…わたしには…」と弱々しく呟くことしかできなかった。自分もこんなにも無力なのだ…1人では何も守れない…
  • そこへカッパードからの連絡があり、最後のプリンセススターカラーペンの位置を把握したガルオウガは、小型ワープホールを使ってペンを手中に収めた。プリンセスの力を奪うべくスターに迫って行くが、虚ろな表情のスターは立ち上がる事すらできない。その時フワが叫んだ。「1人じゃない…スターは1人じゃないフワ!みんなで守るフワ~!」
  • 次の瞬間、フワが開いたワープホールからロケットが現れ、ミルキー・ソレイユ・セレーネ・コスモが駆け付けた。トッパーが彼女達に救援を求めていたのだ。「探す手間が省けた、全てのプリンセスの力をいただく」と襲い掛かるガルオウガに、気力を取り戻したスターは仲間達と共に立ち向かう。
  • だがガルオウガの力は強大で、レインボースプラッシュやサザンクロスショットまで跳ね返してしまった。「守るなど、何もわからぬ者共が!我々は全宇宙を乗っ取る!お前に…お前などにこの宇宙が守れるというのか!お前の手には余る!」と挑発するガルオウガにスターは飛び掛かる。瞬間移動でかわそうとするガルオウガだったが、なぜか移動に失敗し、その隙を突いたスターはペンを奪い返す。先程の必殺技2連撃は決定打にこそならなかったものの、ガルオウガの腕輪の力を確実に弱体化させていたのだった。

守り抜け

  • 繰り出されたうお座スターパンチにも耐え抜いて、「これしき、か弱き小さな拳で!」とスターの拳を受け止めるガルオウガ。しかしスターも「わたし1人だったら手に余るかもしれない…でも…みんなの力が合わされば!」と譲らない。そして腕輪は完全に力を失い、それによって宇宙空間でも呼吸ができていたガルオウガは戦闘続行不可能となって、やむなく退却してゆく。
  • スターパレスに向かってうお座のプリンセスを復活させるひかる達。遂に全てのスタープリンセスが蘇ったのだ。落涙したプルンスが皆に感謝を述べる感動の場面……と思いきや、唐突にうお座のプリンセスが「ではフワに食事を」と言い出した。「なんで今?」と疑問に思いながらもトゥインクルブックでゼリーを与えると、何とフワはユニコーンのような姿に変化した。

■第32話

  • スタープリンセスが全員戻ったと聞いて目を潤ませるトッパーに、スターパレスでの出来事を報告するひかる達。姿が変わったフワだが、これでもまだ成長の途中らしい。「途中って!?まっ、まっ、まっ、まさか~!」と、ユニコーンの成獣になった姿を想像し、「あのフワフワのフワが~!」と気が動転。
  • ともかくフワをさらに成長させなければ、宇宙の平和は訪れないとの事。成長と言えばまずごはんと、たい焼きやらタコ焼きやらをみんなで与えた結果、フワは満腹になったものの、単にお腹がぽんぽこりんになっただけに留まる。
  • 遊びに行こうとするフワを追いかけると、何とガルオウガが襲来。プリキュアに変身して戦うも、前回の屈辱を晴らしフワを奪おうとするガルオウガの猛攻に大苦戦。さらにスター達の「フワを守る!」という叫びに憤りを見せる彼は「お前達は何も知らない。力なき者は何も救えぬ!」と言うと、自分の過去を語り出した。
  • かつてカッパード達が明かしたのと同様に、ガルオウガもまた母星や仲間を失い、ダークネストの差し出す手にすがりついて力を与えられ、奪われる側から奪う側へと回っていたのだった。「フワに対する思いなどただの自己満足の可愛がりだ」と罵りながら、ガルオウガは一同を叩きのめす。「驕るな、プリキュア!」
  • ガルオウガの剛拳がスターに襲いかかるが、コスモが立ちふさがり、その拳を受け止めて叫ぶ。「自分が星を守れなかったからって、ダークネストの力に頼って、奪っていいわけない!」ミルキー・ソレイユ・セレーネもそれに続き、皆の戦う姿でスターの闘志も蘇った。「わたし…確かにプリキュアになって…何でもできるってちょっぴり思ってた。何も知らなかったから…」と言うスターに、「だから何だ!宇宙を知って強くなったとでも言うか!」とガルオウガは畳み掛けるが、「違う!わかったんだ…宇宙って広いんだなあって…いろんな人達がいて、いろんな考えがあって、まだよくわからないし…あなたの事もめちゃくちゃ怖い…でも…『フワを守りたい』…あの気持ちだけは変わらない!ってか、変えられない!」と叫ぶスター。「だからわたしは…フワを守る!」
  • 「御託はもういい!」とスターの言葉にも耳を貸さず、ガルオウガは全て消し飛ばさんと特大の暗黒エネルギー弾を放った。するとフワがプリキュア達をかばってエネルギー弾の前に立ちはだかり、「守るフワ!フワもプリキュアを守るフワ!」と叫んだ。プリキュア達も「フワを守る!」と叫び、お互いの気持ちが一つになった時、新たなペン・シャイニートゥインクルペンが出現した。

重なる想い

  • 5人はトゥインクルスタイルに進化を遂げ、新必殺技スタートゥインクルイマジネーションが炸裂。ガルオウガの腕輪は真っ二つに砕け、勝負は決したかに見えたが、腕輪の中からダークネストの立体映像が現れた。「とうとう器が完成したか…だが器だけでは…フフフフ…」とフワを見やって謎の言葉を残しながらその姿は消え去り、ガルオウガも撤退していった。
  • スターパレスに召喚されたひかる達は、まだ終わりではなく、宇宙に真の平和をもたらすためにはトゥインクルイマジネーションと呼ばれる「何か」を集めて、フワを大いなる力へと導かねばならないと告げられる。だが、それが何なのかはスタープリンセス達さえ分からないという。
  • プリキュアたちから一連の話を聞いたトッパーは、ひかるが少なくともフワの運命に対して「責任」を背負う覚悟を決めたことを理解する。そしてフワとプリキュアたちとの絆を信用し、プリキュア達を星空連合に無理に勧誘することはもうしないとしたうえで、それでも宇宙を救うために協力させて欲しいと言ってくれた。どこにあるのか、どんなものなのか一切が不明なトゥインクルイマジネーション。しかし絶対探し出して見せると、ひかる達は決意を固めるのだった。

■第33話

  • 成長し、短距離ワープもできるようになったフワは「トゥインクルイマジネーションもすぐ見つけるフワ!」と大はりきり。しかし学校のあるひかるはフワだけに構ってあげるわけにもいかず、早く探しに行きたいフワを宥めるのに四苦八苦する。
  • 学校では夏休みの自由研究が返却されるが、ひかるは「新発見宇宙人大図鑑」という”ドキュメント”を提出しており、当然ながら先生には「熱意と努力はすごいんですが…」と微妙な顔をされ、クラスメートからも「すごい想像力、というか妄想力!漫画家になれるよ!」と斜め上からの賛辞を受ける。
  • さらに先生からは「まだ夏休みの宿題が終わっていない人は、今日中に提出しないと評価はつきませんよ」との厳しいお言葉が。「数学のドリル、まだ終わってないルン」と言うララに対し、「えっ、数学だけ!?」と慌てるひかる。ひかるもひかるで自由研究に没頭しすぎたせいでいくつか終わっていないのがある。この時期になって、まさかのプリキュア伝統「夏休みの宿題ネタ」がやってくることに。
  • 図書館でラストスパートに励むひかるとララだったが、待ちきれないフワはまどかのところに行ったり、ユニを探しに行ったり、遼太郎のところに行ったりと、ひかる達を散々振り回す。さすがのひかるも機嫌が悪くなって「みんな忙しいのにどうして勝手な事するの!」と叱るが、フワは「勝手じゃないフワ!ひかる、何もわかってないフワ!」とべそをかきながら飛んで行ってしまう。
  • フワを捕まえようと追いかけるイエティもろとも、フワは短距離ワープして湖にドボン。イエティもその災難で歪んだイマジネーションを発してしまったらしく、目を付けたカッパードによって武器に変えられてしまう。イエティを助けようとしてカッパードにはじき飛ばされたフワは、駆け付けたひかる達に「みんなの役に立ちたかったフワ…」と謝り、ひかる達も学校や私生活が忙しくてフワに構ってあげられなかった事を詫びて仲直り。5人はプリキュアに変身して戦い、フワの活躍もあって見事勝利。イエティを救い出した。
  • 一件落着後、イエティに謝るフワに対し、「まったく、誰かさんによーく似てるでプルンス」「暴走っぷりとかね」「育ての親にそっくりルン」と口々に言う仲間達。「それってわたし!?」と言いかけるひかるだったが、宿題がまだ終わっていないのを思い出して大慌て。するとフワが「学校に戻るフワ!」と短距離ワープを発動……したものの、案の定失敗して星奈家に戻ってしまったのであった。「もう~!ワープは禁止~!」やんちゃになったフワには当分悩まされそうである。

■第35話

  • みんなとおしゃべりする中で「宇宙からの修学旅行を迎え入れて、観星中の生徒と合同生徒会を開いてみたい」という、いかにもひかるらしい夢を披露していると、その発想力に感服したまどかが「生徒会長になってみませんか」と勧めてきた。まどかは生徒会長引退の時期を迎えたが、誰も後継に手を挙げなかったので、立候補者としてひかるに白羽の矢を当てたのだ。戸惑いたじろぐひかるだったが「プリキュアとしてみんなをまとめてくれている」「悩むなんて、ひかるらしくない」と言う仲間達の声に後押しされ、生徒会長に立候補する事を決意する。
  • ところが異議を唱えたのは姫ノ城桜子。桜子は誰かが自分を推薦してくれると思って、敢えて挙手しなかったのだが、今まで生徒会活動に関わってこなかったひかるが担ぎ出されたとあっては黙っておれぬという口実で出馬を宣言。かくしてひかるVS桜子の生徒会長選挙が実施される事になった。
  • 家族からも応援され、「観星中をキラやば~っ☆な学校にします!」と選挙活動に励むひかる。しかしいつもの調子で「宇宙規模でキラやばな学校になって、宇宙からの転校生も受け入れ…」とやってしまったため、生徒達からは引かれ、「みんなが望む生徒会長って何だろう」と思い悩む。
  • やはり最高の生徒会長だったまどかを真似るのが一番だと思い立ち、まどかに倣って人の話を聞き、気遣いのできる会長を目指すというスローガンを掲げるひかるが支持を集める一方で、「桜子のお茶会の開催」「桜子の部屋の設立」など、自分が主役の生徒会を立ち上げようという風にしか見えない公約を並べる桜子の方は失速しつつあった。戦況はひかるが優位に立っていたが……
  • 校内を駆けずり回り、日頃やった事のない部活の応援や、生徒への声掛けなどして疲労困憊。そんなひかるを祖母の陽子は「小さい頃のひかるは自分の好きな事に夢中で、周りの事などお構いなしだったが、とても楽しそうだった。でもここ数日のひかるの口から聞くのは『大変』『頑張る』『もっと』…心配になるわ」と案じる。それを聞いてひかるもはたと考え込んだ。はたして今の自分は夢中になれているのだろうか?何のために頑張っているのだろうか?そんなひかるの「らしくない姿」には、まどかを始め、みんなが気付いていた。
  • そんなひかるにタツノリが「星奈より姫ノ城の方がいい感じって思う。どうして『桜子の部屋』やお茶会をやりたいのかって知りたくならねぇ?」と声を掛けてきた。ノリで生きている彼には付け焼刃で理想の会長を目指すひかるよりも、自分らしく自己主張をしている桜子の方が魅力的に見えたらしい。更に、桜子が放課後遅くまで学校に残って何かしているようだと聞き、ひかるはララと共に学校に向かう。
  • その桜子は「姫ノ城さんって、自分が目立ちたいだけに見えちゃったりするんだよね」と噂していた女子生徒の会話を聞き、意気消沈してメモ帳を落としてしまう。通りかかったひかるがそれを拾い、中を見ると、そこには校内の危険個所や要修復部分がびっしり書き込んであった。放課後残っていたのはこうやって全校を一人でチェックするため。「桜子の部屋」やお茶会も、生徒が気軽に悩みを打ち明け、新しい意見を出せるようにと願ってのものだった。ひかるは、一見高飛車で自己主張が強そうに見える桜子の、真摯に学校と生徒を思う素顔を知ったのである。
  • どうして誰もわかってくれないのか…桜子はひかるの選挙ポスターに手をかけ、破いてしまいたい衝動を必死に押さえつけていた。しかしその嫉妬心はカッパードに目をつけられ、桜子は歪んだイマジネーションを吸い取られてしまう。そこへひかる達が駆け付け、プリキュアに変身して戦闘開始。
  • カッパードの武器から放たれる黒い桜吹雪に苦戦する一同。今日の武器の強力さに満悦するカッパードは、桜子がひかるのポスターを破こうとしていた事を教え、「これがあの女の思い。歪んでいる、実に歪んでいる!」と高笑いする。しかしスターは「姫ノ城さんは歪んでなんかいない。わたし、彼女の事を何も知ろうとしてなかった。でも今は少しだけわかる。もっと彼女の事を知りたい、わたしの事も知ってほしい!」と反発。「敵とわかり合う事になど意味はない!」とカッパードに否定されようと、「意味なくなんかないよ…きっとそこから生まれるんだ!キラやば~っなものが!」と叫んだ。
  • その時スターの体が輝いたかと思うと、謎のパワーが迸って黒の桜吹雪を打ち消し、ノットレイ達をも吹き飛ばした。すかさず一同はスタートゥインクルイマジネーションを繰り出して勝利する。その謎のパワーは、スターパレスのスタープリンセス達も感じ取っていたが、彼女達も、当のスター本人にも何が起こったのかわからなかった。「今の一体、何だったんだろう…」
  • 意識を取り戻し、剥がしかけていたひかるのポスターを元に直す桜子。そこにひかるが拾ったメモ帳を差し出すと、「中を見ましたの!?」と焦りながら、礼も言わずに去ってゆく。その背中を見送るひかるの心は既に決まっていた。
  • 投票前の最終演説。「わたし星奈ひかるは全力で!……姫ノ城桜子さんを応援します!」と言い出したひかるに全校生徒はどよめく。よりによって相手の応援をするひかるの姿に「でもひかるらしくて素敵です」と笑うまどかとえれな。これこそがひかるらしさ。余所行きではない本来のひかるの姿なのだ。
  • かくして次期生徒会長に選出された桜子にお祝いを言うひかる。「自分はまどかさんの真似をして、後を追いかけていただけ。でも姫ノ城さんは自分のやり方で頑張ろうとしてた、夢中になってた!」と褒められて、嬉しさで頬を染めながらも、「わたくし『観星中の金星』に真っ向勝負など100年早いお話ですわよ!」といつもの調子で桜子は強がる。だが「『観星中の金星』…わたしは何かな~?」と言うひかるに桜子は「あなたはそうねぇ…『観星中の銀河』におなりなさい!」と答えた。それは滅多に人を褒めない桜子からの最大級の賛辞。認め合った二人の間には、確かな友情が築かれたのだった。

キラやば選挙バトル☆


■第36話

  • 宇宙マフィアのドン・オクトーが惑星レインボーの指輪を入手したという情報を聞き、久々にブルーキャットの姿で盗みに行こうとするユニだったが、ひかるや他の一同は盗みには大反対。しかしユニは頑として譲らず、かと言って一人でマフィアのアジトに乗り込む彼女を放っておくわけにもいかないので、結局全員で出動する事に。
  • 入場チェックを「ドン・フワフワのファミリー」と言い張って強引に突破。その変装は、ララがアフロのかつら、まどかが髭眼鏡、ひかるがグレイ型宇宙人のマスクと、第14話の仮装とほとんど同じだった。お気に入りなのか。
  • 星空警察のメリー・アンや、テンジョウまで現れる混乱の中、巨大ノットレイ化されたドン・オクトーと戦闘開始。ミルキーをかばって叩きのめされたコスモを、「プリキュアといる内に弱くなったんじゃない?」とテンジョウは嘲笑するが、スター達は「優しくて何がいけないの!コスモは誰よりも優しくて!とってもとーっても!いい子なんだー!」などと擁護しながら反撃。ほとんど褒め殺し状態になってしまい、コスモを赤面させる。

褒め殺しよいしょよいしょ


■第37話

  • 2年3組のみんなでハロウィンの仮装コンテストに出る事に。ひかるはイエティ、ララはツチノコに扮しノリノリ。天宮家は花、そこと掛け持ちのえれな及びまどかとユニは猫の仮装で、コンテストは賑やかに進む。

センシティブな作品センシティブな作品

  • そんな中、カッパードが出現。放ってはおけないが、かと言ってプリキュアに変身して観衆の前で戦えば、宇宙人の存在が明らかになってしまい一大事。そこでひかるは一計を案じる。
  • 「ちょっと待った~!」高らかな声と共に現れたのは、星型サングラスをかけた5人の戦士。

カラフルな爆発と共にポーズを決め、「わたし達はミホッシースターズ!」と名乗りを上げて戦闘を開始すると、人々はアトラクションの一部だと思い込んで拍手喝采。戦いながら会場の外にカッパード達を誘導して事なきを得た。

ミホッシースターズ!

  • いよいよ結果発表。素敵なファミリー賞は天宮家、クールな3人組賞はえれな・まどか・ユニ、アイデア賞は2年3組チームUMA、そして優勝のスタードーナツ1年分は……「カッパと愉快な仲間達」というオチだった。

■第38話

  • 今回からメンバー全員が冬服にチェンジ。他のメンバーはセーターを着た程度の小さな変化だったが、ひかるはぶかぶかのパーカーを着た萌え袖の姿であり、大きく印象が変わっていた。
    • 冬服でもスポーティーなイメージになりやすいピンクチームの中では意外なチョイスとなった。ひょっとして寒がり?

冬服

  • ウラナイン星を舞台にした今回の話では、ユニとアイワーンとの因縁に一応の決着がつく。戦いの後にアイワーンに「居場所がないならば地球に来ればいいじゃん」と勧誘したが、アイワーンは余計なお世話だとその場を去っていく。しかしそれは今までのような憎悪を感じる言い方ではなかった。

■第39話

  • 英語スピーチコンテストに観星中代表としてえれなが参加し、ひかるも観覧。えれなの意外な過去のカミングアウトに胸を打たれて思わず涙した…のはまどかであって、ひかるは「えれなさん、キラやば〜」といつものノリで拍手しつつも具体的な感想は一つも言ってなかった。

■第40話

  • 放課後、ロケットに集合していると香具矢冬貴がやってきたため、慌てて「な、なんでもない!全然全くロケットなんかじゃないよ~!」としどろもどろで言い訳。幸いアブラハム監督が現れ、「ザッツライト!この映画は新作映画『未知とのSo Good』で使用する大道具なのです!」と説明してくれたが、もはやそれを鵜呑みにする冬貴ではない。近隣住民の撮った写真に、地球外生物と思われる2体(フワとプルンス)と共に写っていたララを完全にマーク対象とした彼は、「ララの尻尾を掴んでみせる」と言い残して立ち去った。
  • アブラハム監督はトゥインクルイマジネーションが見つかったと聞いてやってきたのだが、先程のように冬貴や日本政府が目を光らせている事もあり、「プリキュアである事がばれないように」と釘を刺す。「わかってるって!」「ルン!」と軽く返事をするひかるとララだったが、その危惧はたちどころに現実のものとなる。
  • 翌日、2年3組のクラスメイト達が妙にララに対してよそよそしくなった。遠巻きにして怯えるような視線に耐えかねたララがゴミを捨てに行っている間に、ひかるは「みんな、どうしちゃったの?なんか今日変だよ!ララが何かしたの!?」と一同を問い質すが、桜子がそれに答える。冬貴が学校まで来て、特別講師のジョー・テング先生が突然消えたり、学校に巨人が現れたという噂にララが関係しているのではと尋ねてきたというのだ。
  • 確かにそういった現象がララが転校してきて以来頻発するようになったという事実を前に、桜子やクラスメイト達はララが宇宙人なのではないかという疑念に取り憑かれてしまっていた。そしてララを自然に友人として受け入れているひかるにも疑いの目が向けられ、桜子に「あなた、羽衣さんに操られているのではなくて!?」と逆に詰問される。これにはひかるも「ララが…そんな事する訳ないじゃん!」と反論するが、この時にひかるもカッとなったせいか「(宇宙人でないという仮定で)できるわけない」というごまかしをしなかったので、余計にクラスメイトの疑念を深めてしまう。さらに廊下で偶然その会話を聞いてしまったララがショックを受けて走り去っていき、ひかるはその後を追いかける。
  • 図書室で見つけたララは、この世の終わりのごとく打ちひしがれて顔を覆っていた。ひかるに背を向けたまま、「やっぱりわたしはサマーン星人。地球人からしたら異星人ルン…」と消え入りそうな声で呟くララの背中を、ひかるも涙しながらぎゅっと抱き締めた。「違うよ…異星人とか地球人とか関係ないよ!だって!…ララはララだもん!」その温かい思いに触れ、少し気分が和らいだララは「ひかる、ありがとうルン…」と礼を述べる。でも、これからどうすれば…。

スタプリ40話

  • そんな時、よりによってカッパードが襲ってきた。ララに対する不信感に満ちた2年3組一同から歪んだイマジネーションを吸い上げるべく追い回す。その前にひかるとララが立ちはだかるが、カッパードはララがサマーン星人である事を改めて暴露した上で、「異星人同士がわかりあえるはずなどない!」と痛罵した。
  • しかしララは既に覚悟を決めていた。たとえどんな目で見られようと、地球にいられなくなろうと、大切な友達である2年3組一同のピンチは見過ごせない。スターカラーペンダントを取り出すと、なんとひかるまでもがペンダントを出して身構えた。「ひかる、みんなの前で変身したら…」「それでもいい!だって…わたしはララの友達だから!」ひかるもララと同じ気持ちだった。プリキュアであるとバレたらどうなるかなんて、後の事は考えない。いまはただクラスメイトを、そしてララを守る。決してララを一人ぼっちになんかさせない…。
  • そしてまどかが、えれなが、ユニが駆け付けた。プリキュアである事が発覚したら、それぞれ今の生活が失われるかもしれないのに、誰一人として躊躇はなかった。5人はプリキュアに変身して戦い、ララ=キュアミルキーが命懸けで自分達を守って戦う姿に、2年3組一同は心を打たれ、ララに対する不信は霧散する。地球に来たばかりの頃、ひかるが「ララちゃんはララちゃんだよ!」と言ってくれたように、ありのままの自分を認めてくれたクラスメイトを守りたいという一心で、ミルキーはトゥインクルイマジネーションに覚醒し、カッパードを撃退した。
  • イマジネーションを吸われて気を失っていた冬貴だったが、2年3組一同や、まどかまでが口をそろえて「ララは異星人などではなく、大切な友達」と主張したために引き下がった。ララの正体を知った桜子やタツノリやクラスメイト達は異星人だからという偏見に取り憑かれていたことをララに謝罪し、ララもセンサータッチの挨拶で仲直り。ひかるとララの顔にはいつもの笑顔が戻っていた。

■第41話

  • 今回はまどか回なのであまり出番なし。
  • 下校時にたまたまプリキュアメンバーが揃ったので一緒に帰路。「スタードーナツ、キラやば〜☆」と買い食いを堪能していた。
  • もっとも、まどかはそんなひかるのマイペースなあり方こそが憧れであったことをこの話の後半で自覚して、ひかる達と縁を切ることを命じた父に反抗する覚悟を決めることになるので、これは実のところ重要な演出でもある。

■第42話

  • スタードーナツがセールで安かったから大量に買って笑顔ほくほくでみんなをドーナツパーティーに誘うのであった。

センシティブな作品

  • 期間限定黒糖ハニーシナモンナッツまみれドーナツを食べるか、塩ミルクきな粉オーレドーナツを食べるか、ハードコアにプレーンを食べるかで人生の一大事のように悩むひかるだったが、結局全部食べるというありがちな結論に。そしてほくほく顔のひかるの笑顔にえれなもこの時は元気づけられた。

■第43話

  • ノットレイダーの本拠地の調査のためにトッパーをスターロケットでグーテン星へ連れていく。星空界の科学文明を牽引するこの星の未来的な様相に素直にリスペクトするひかるであったが、この星の影の側面である差別主義は気づかなかったのかあえてスルーしたのか、他のメンバーほど違和感を感じた様子は見せなかった。

■第44話

ハッピークリスマス!!

  • クリスマスが初めてのララとユニは興味津々で、えれなが作ってきたケーキにみんな大喜び。ここしばらく元気がなかったえれなに、いつも通りの笑顔が戻っているのを見て、「よかった、少し元気になって」とひかるは呟く。やはり気になっていた様子。
  • そこへアブラハム監督から、観星町に宇宙船が墜落したので助けてあげてほしいと連絡が入る。現場に駆けつけてみると、立ち込める白煙の中にはサンタのようなシルエットが見え、「ま、まさか…サンタクロース?キラやば~っ☆」と大はしゃぎするも、現れたのはやけに陽気でノリのいいサンター星人だった。人々の驚く顔が好きで、サプライズでプレゼントを配りまくる異星人との事で、地球では彼らがサンタクロースとして扱われていたらしい。
  • しかし墜落のショックで相棒の配達ロボが故障してしまい、「相棒いないと今晩中にプレゼント配れないじゃ~ん!」と嘆くサンター星人を見かねたひかるは「わたし達が手伝うよ!」と申し出る。全員異存はなく、プリキュア恒例・代理サンタのプレゼント配達スタート。
  • 応急処置した宇宙船ではあまりスピードが出ないので、フワのフーワープで時間短縮して街中を飛び回り、子供達にプレゼントを配っていく一同。「毎日がクリスマスだったらいいのに」と言うひかるに「来年もまたみんなでサンタやるルン!」とララは続けるが、それを聞いたえれなが、母親のような通訳になろうと決め、勉強のために留学すると打ち明けた。まどかもおそらく留学、ユニも惑星レインボーが元に戻ったら帰ってしまうとあって、今までのように一緒にいられない事を改めて認識し、しんみりした空気が漂う。
  • するとフワが「フワがいるから大丈夫フワ!みんなといつでも会えるフワ!」と無邪気にみんなを励ました。フーワープがあればどんなに離れても大丈夫だと、「フワ!ずっとずっと一緒だよ!」とフワを抱き締めるひかる。その時、何者かが宇宙船を攻撃してきた。夜空に浮かぶその影の正体は何とダークネスト。遂にノットレイダーの首領が自らフワを奪いにやってきたのだ。「器…器を我が手に…」
  • すぐさま変身して応戦するものの、ソレイユ・ミルキー・セレーネを軽々と蹴散らしながら、ダークネストはフワ目がけて襲い掛かってくる。フワが宇宙船から放り出され、雲の中へダイブしてキャッチしたスターだったが、ダークネストが素早く追いついてきた。「器を渡すのだ…!」「器なんかじゃない!フワはフワだよ!」
  • 星型のエネルギーフィールドで足場を作り、空中を自在にかけまわりながらダークネストと戦うキュアスター。他の仲間たちが空中では自由に戦えない中、唯一の戦力となり単身頑張るのだが、実力差はいかんともしがたく、ダークネストの猛攻をかわすのが精一杯で追い込まれてゆく。そこへロケットが突っ込んできて、ダークネストをはじき飛ばした。AIが助けに来てくれたのだ。そのチャンスを逃さず、プリキュア達は次々個人技を繰り出し、スタートゥインクルイマジネーションにつなげてダークネストに勝利した…と思いきや、砕けた兜の下の顔はただのノットレイで、ワープホールに呼び戻されて姿を消した。力尽きて倒れたノットレイを見下ろしながらダークネストは「フッフフフ…歪みが足りぬか。だが…鎧の力は試された」と不気味に笑う。今日の戦いは単なるテスト。プリキュア達があれだけ苦戦して倒したのは、ダークネストの力を分け与えられた鎧を纏った、一介の雑兵に過ぎなかったのだ……。
  • ともあれ危機は去り、プレゼントは何とか配り終えた。えれなの弟妹達を始め、街の子供達はみんな大喜び。配達ロボも治って、次の星へサプライズプレゼントを届けに旅立つサンター星人を笑顔で見送るひかる達だった。

■第45話

  • 雨の日、自室でベッドに寝転がって「トゥインクルイマジネーション…」と呟くひかる。みんなはトゥインクルイマジネーションを手に入れたのに、なぜ自分だけには目覚めないのだろう。えれな・まどか・ララ達は将来に向けて歩き始めているのに、自分はまだ立ち止まったままだからなのか…。
  • ララのロケットにユニが住むための部屋を作る事になり、みんなと談笑している時も、そのロケットの話題でクラスメイト達が盛り上がっている時も、ひかるはどこか心ここにあらずの様子。用事があるからと言ってララと別れ、天文台にやってきた。ひかるが何か悩みを抱えているのを見て取った遼太郎は、彼女を招き入れる。
  • 幼い頃、天文台で催される星座教室を見て、ひかるは星座が好きになった。プラネタリウムを見ながら、こと座のベガが織姫、わし座のアルタイルが彦星に例えられ、はくちょう座のデネブと併せて「夏の大三角」と言われているなどの遼太郎の説明を聞いて目を輝かせ、「わたしがデネブでベガが織姫のお母さん、年に一度帰ってくるお父さんが彦星のアルタイル」などと想像を膨らませて、それがオリジナルの星座作りにつながっていったのだ。
  • 「最近はララちゃん達と一緒に来ていたのに、一人で来るなんて珍しい」と遼太郎に問い掛けられて、ひかるは「わたしさ…いつも自分が楽しければ一人だって平気だった。でもね、今はララ達が、みんながとっても気になるの。自分だけ進んでない、取り残されてるって思ったり、焦ったり…。なんかわたし、おかしいんだよ…」と悩める心の内を告白する。
  • それに対して遼太郎は「友達ができるというのはそういう事さ。おかしな事なんてないよ」と答え、ひかるの祖父・春吉と祖母・陽子とは幼馴染みで仲良く遊んでいたのに、大人になった時、自分は天文台で働く夢をかなえたものの、二人は結婚してしまったため、自分だけが取り残されたような寂しさを感じていたという過去を語った。「友達と時には比較してしまうよ。時の移ろいと共に周りは変わる。焦りや戸惑いだってあるさ。夏と冬ではデネブの周りで輝く星・星座は違う。デネブはおよそ8000年後には北極の近くで輝く北極星になる。環境や状況が変わっても、デネブは変わらず輝き続けるんだろうね」と優しく説く遼太郎の言葉に、ひかるはじっと聞き入っていた。
  • 天文台を出てロケットに向かう途中、待ち受けていたのはカッパードだった。得体の知れないダークネストの計画を嫌い、自らの力で戦いに臨む事を「これで最後」という条件付きで許された彼は、決着をつけるべく挑んできたのだ。ひかるは変身して戦うも、自分自身の歪んだイマジネーションを武器に吸わせた上に、降りしきる雨と、湖から水のエネルギーを得てパワーアップしたカッパードに一方的に叩きのめされ、さらに超特大のカッパードストライクに押し潰されてダウンしてしまう。
  • 「この星の水、思い出す…オレのふるさとを」と、カッパードは己の過去を語り始めた。旅人に分け与えるほどの豊かな水資源があった彼の母星は、やがて異種族同士の争いを招き、遂には全ての水を奪われて枯渇し、滅んでしまったのだ。「全て!奪われた!この憤りがお前には理解できまい…ぬくぬくと生きているお前にはなぁ!」その間にフワがフーワープでスターを助けようとしたが、一瞬で追いつかれ、再びカッパードストライクを食らい、変身も解けてしまった。「人は変わる。イマジネーションなどすぐ歪む。それなのにお前は…『大好き』『キラやば』…いつもいつもそればかり!そんなものは無力!終わりだ…!」力尽きて言い返す事すらできないひかるにとどめを刺すべく、カッパードが近づいてきた。
  • その時、仲間達が駆け付けた。ソレイユ・セレーネ・コスモにノットレイを差し向けて、ひかるとフワに襲い掛かろうとするカッパードの前にミルキーが立ちはだかるが、シールドを打ち破られて倒れる。自責の念に駆られ、「わたしのせいだ…わたしがトゥインクルイマジネーション見つけられないから…みんな、ごめん…」と呟くひかるをさらに責め立てるように、「見つけられるはずがないだろう、お前ごときが。この宇宙の現実も知らず、異星人同士が理解できるなどと、綺麗事を言っているお前ではなぁ!」とカッパードは罵声を浴びせる。
  • だが、ひかるに代わって反論したのはミルキーだった。「そんな事…ないルン!綺麗事なんかじゃ…ないルン!ちゃんと仲良くなれたルン。ひかるやえれな、まどか達、それだけじゃないルン。あなたも見たルン、2年3組のみんなを!みんなが受け入れてくれたルン!わたしらしくしてても、ちゃんと理解し合えるって…ひかるが…教えてくれたルン!」そしてミルキーはひかるの方を振り向くと「ひかる…ひかるはひかるルン!」とにっこり微笑んだ。
  • ひかるの脳裏に、先刻の遼太郎の「デネブは変わらず輝き続けるんだろうね」という言葉が響く。「そっか…遼じいが言ってた…周りが変わっても、デネブは変わらず輝くって。わたし、知りたい…宇宙の事、みんなの事…もっと知りたい!それにカッパード、あなたの事も!」それを聞いたカッパードは「知るだと?ぬるい環境で育ったお前に何がわかる!?」と逆上するが、ひかるは「うん、そうだよ。わからない…でも…だから、わたし…あなたの輝きも、もっともっと…知りたいの!」と叫んだ。
  • そして一粒の涙がスターカラーペンダントにこぼれると、ペンダントは光り始め、同時にひかるの体も温かい輝きを放ち出した。「みんな星みたくさ、キラキラ輝いてる。その輝きが教えてくれるの。輝きはそれぞれ違うんだって…わたしはわたし!輝いていたいんだ!」ひかるの全身が眩い光に包まれる。遂にトゥインクルイマジネーションに目覚めたのだ。

センシティブな作品

  • ひかるはスターに再変身。カッパードの攻撃を受け止め、「怖くない。あなたの事が少しわかったから」と穏やかに言い、「ほざけ!お前らに何がわかる!」と怒り狂う彼に対しても、「他の星の人の事、信じられないかもしれない。でもさ、私の事やみんなの事もわかってほしい。知ってほしいの!怖がらないで…!」と説得を試みる。プライドを傷つけられたカッパードは、「オレが…恐れているだとーっ!?」と三度目のカッパードストライクを放つも、スターパンチが見事打ち砕いた。そしてスタートゥインクルイマジネーションで敗北した彼に、スターは笑顔で手を差し伸べる。その曇りなき瞳に救いを求めるかのように、思わず手を伸ばしたカッパードだったが、ワープホールに吸い込まれて強制帰還させられてしまった。そしてダークネストは「お前の激しい歪み…憤りを滾らせるのだ!」と彼の体に謎のエネルギーを注ぎ込んでゆく…。
  • 「とうとうトゥインクルイマジネーションがそろったでプルンス!」と喜ぶプルンスと一同。これできっと宇宙に真の平和が訪れるはず。迷いを断ち切ったひかるも笑顔だった。そして見上げる夜空には、夏も冬も変わらないデネブが明るく輝いていた。

■第46話

  • 全てのトゥインクルイマジネーションがそろい、ひかる達はスターパレスに招かれる。フワとトゥインクルイマジネーションを持って儀式を行えば、宇宙に平和が訪れるという。だがその時、無数のUFO群が出現。ダークネスト率いるノットレイダー軍が、スターパレスの結界を破ってフワを奪おうと総攻撃を仕掛けてきたのだ。ひかる達は変身して迎撃する。
  • ノットレイダーの先陣を切るのはやはりガルオウガ・カッパード・テンジョウの3名。しかしダークネストの鎧を着せられた彼らは、自我を失った戦闘マシーンと化していた。その変わり果てた姿に、彼らとわずかながら心が通じ合いかけていたプリキュア達は衝撃を受ける。その間にスターパレスの結界が破られそうになるが、今度はトッパー率いる星空連合の艦隊が到着。ノットレイダーも鎧を着た強化ノットレイを出撃させ、両軍の間で激しい戦闘が繰り広げらる。
  • 鎧によって歪んだイマジネーションを増幅され、口々に怨嗟の叫びを上げながらプリキュアに襲い掛かるガルオウガ達。両軍の攻防もエスカレートする一方で、もはやどちらかが殲滅されるまで戦いは終わりそうにない。耐え切れなくなったスターの声が宇宙空間に響く。「みんな…もう…やめてーーー!」
  • 「宇宙を渡さないとか、乗っ取るとか、そんなの…おかしいよ!宇宙にはいろんな人達がいるんだ。みんなそれぞれ思いや考え方も全然違う。そんな人達がたくさん、たくさんいるんだよ!この宇宙は誰かのものじゃない!みんなの宇宙でしょ?星空連合も、ノットレイダーも、わたしも、みんなみんな同じ宇宙に住む…宇宙人でしょ!」その懸命の訴えに心を揺さぶられたノットレイ達の間に動揺が走るが……
  • ダークネストはそれを許さず、闇のエネルギーでノットレイ達を縛り上げ、歪んだイマジネーションを吸い上げて星空連合艦隊を攻撃した。彼らを道具のように扱う非情な仕打ちに驚いたガルオウガは「我らが同志をなぜ!?ダークネスト様!」と問い掛けるが、ダークネストは「茶番は終いだ」と鎧を脱ぎ捨てる。その下の素顔はなんと女性。「我は蛇遣い座のプリンセス…かつてはそう呼ばれていた」ダークネストの正体は、スターパレスを去っていた13番目のスタープリンセスだったのだ。
  • 「我は奴らと共にこの宇宙を造った。だが忌々しき想像力がはびこるこの宇宙は完全なる失敗作。よって全て消し去る!」と、蛇遣い座は真の目的を語り、自分達が宇宙を乗っ取るのではなく、宇宙そのものを消し去るために加担させられていたと知って愕然となるガルオウガ達を「本気で宇宙を乗っ取れるとでも?見捨てられし日陰者達がおこがましい」と冷笑する。さらに、母星を呑み込んだブラックホールが、蛇遣い座の闇の力によるものと聞かされたガルオウガは怒り狂うも、カッパードやテンジョウもろとも、着用する鎧に操られてしまい、彼らの攻撃でスターパレスの結界は破壊されてしまった。
  • 操り人形となって襲い来る3人の猛攻でプリキュア達はピンチに陥るが、アイワーンが乱入して窮地を救った。しかしその隙に、結界を張り続けて消耗していた十二星座のプリンセス達を捕えた蛇遣い座は、「お前のせいだ。あと一歩でパレスの結界を砕けたものを、お前が皆を止めたから。しゃしゃり出なければ、ああして歪みに飲まれ、苦しむ必要はなかった」と身勝手な言い分でスターをなじる。
  • さらに「お前の相手、我ではないぞ」とガルオウガ達を差し向けようとする。しかし彼らは自らの歪んだイマジネーションに呑まれて、獣のような苦悶の咆哮を上げていた。一瞬であっても心が通じかけた彼らが苦しむ姿に、胸が締め付けられる思いのプリキュア達。「歪んだイマジネーションに呑まれた奴らだ。倒せはせぬ」と嘲笑う蛇遣い座に対し、逆にプリキュア達の覚悟は決まった。「倒すんじゃない…みんなを…守る!」スタートゥインクルイマジネーションが炸裂して3人は浄化され、ノットレイ達も仮面が砕けてそれぞれ元の異星人の姿に戻った。
  • 「トゥインクルイマジネーションか。だがもう力は残っていまい」そう言うと蛇遣い座はスターパレスを破壊し、遂にフワをも捕まえてしまった。彼女が発生させた巨大なワープホールから星空連合艦隊は全艦退避、プリキュアはロケットが、3人はアイワーンが救助して星域を脱出する。かつてプリンセス達から託された「フワを守る」という使命を果たせず悔し涙に暮れるプルンスを、スターは力強く励ました。「大丈夫だよ、プルンス。フワは必ず…助けるから!」

■第47話

  • 蛇遣い座の闇の力で星空連合艦隊もノットレイダーも大ダメージを受け、唯一無事だったトッパー代表の旗艦は、さながら野戦病院の様相を呈していた。敵味方関係なく治療が施され、ベッドに横たわる負傷者の中にはガルオウガ・カッパード・テンジョウの姿もあった。自分がアイワーンに救われた事を知り、礼を言うガルオウガに対して、プルンスは「フワとプリンセスはどこにいるでプルンス!」と詰め寄るも、ガルオウガの答えは「おそらく我らが行く事はかなわぬ場に…」だった。
  • 蛇遣い座が儀式を行おうとしているノットレイダーの星は、ダークネストの力によるワープでしか行く事ができず、為す術はないかと思われたが、先日グーテン星に依頼した調査の結果、ノットレイダーの星の座標が判明していたとわかり、早速乗り込もうという運びになる。カッパードやテンジョウやノットレイも、自分達を利用していたダークネストこと蛇遣い座に一泡吹かせてやりたいと同行を申し出てきた。ひかるの「うん、行こう、一緒に!守ろう、みんなの宇宙を!」という声に同意し、士気が上がる一同。旗艦はノットレイダーの星目指して出発した。
  • 出撃に備えるカッパードに、ひかるとララがおにぎりを勧めてきた。得体の知れない未知の物体を口にする気にならず、カッパードは素っ気なく「水でいい」と断るが、ひかるは「そう言わずにさあ~!おいしいよ!」とグイグイ迫る。押し切られて恐る恐る一口食べると「美味い!」。ひかるが笑顔で「ねっ、キラやば~っ☆でしょ?」と言うと、今までのように否定する事もなく、「ああ…」と微笑むカッパード。ようやく心が通じ合えたのだ。
  • 遂にノットレイダーの星に到達。蛇遣い座は、蛇状の闇のエネルギー波を放って攻撃してきたが、ガルオウガ・カッパード・テンジョウ・アイワーンが迎撃を引き受けてくれた。今や頼もしい味方となった彼らの後押しを嬉しく感じながら、プリキュア達は囚われたスターパレスへと向かう。
  • 「儀式の邪魔はさせん!」「フワは守る!」遂に激突するプリキュアと蛇遣い座。スター達5人はトゥインクルイマジネーションで闇のエネルギー波を突破し、「わたし達のトゥインクルイマジネーションの力だ!」と叫びながらサザンクロスショットとレインボースプラッシュを放つ。直撃を受けた蛇遣い座は、呆気なく倒されたかに見えた。しかし、何事もなかったかのように起き上がった彼女は衝撃的な事実を明かす。「トゥインクルイマジネーションがわたし達の力だと?何も知らされていないようだな。教えてやろう。この宇宙の命、全てに宿るイマジネーション、その力は、プリンセスから分け与えられたのだよ!」
  • かつて13星座のスタープリンセスが宇宙を創った時、皆は「生まれてくる生命にイマジネーションを与え、想像力を巡らせて作る世界を見てみたい」という考えだったが、蛇遣い座だけは「与えたイマジネーションが歪めばどうする?宇宙の秩序がなくなるぞ!」として強硬に反対。結局、「プリキュアの力が歪んだイマジネーションを前へと戻すべく浄化してくれるはず」と主張する一同を説得できず、力づくでねじ伏せようとして失敗し、放逐された。案の定、イマジネーションは憤り・悲しみ・妬みと、数多の歪みを見せ始めたため、蛇遣い座は宇宙そのものを消すと決めたのだった。
  • 「宇宙創造の時と同じように、宇宙消去にも13星座の力が必要。そして儀式で使う器を手にせねばならぬ」と言う蛇遣い座に対して、「フワは器なんかじゃない!」とスターは食って掛かるが、冷笑する蛇遣い座は「器だよ、正真正銘。なぁ?プリンセス達よ。ヤツはプリンセスの力を入れる儀式の場、このスターパレスの一部!」とさらに衝撃的な事実を明かした。
  • プリンセス達は「フワとトゥインクルイマジネーションで儀式を行い、彼女の闇を止めるのです!止めねば宇宙が消えます!」と必死に訴える。止めるにはプリンセスの力が必要で、力の半分はフワの中、残りの半分は人々に授けたイマジネーションの中にあり、その結晶こそがトゥインクルイマジネーションだったのだ。
  • 蛇遣い座はそれも鼻で笑って、「奴らがお前達を動かしていたのは我を消すため!言っておくが消えるのは我だけではないぞ。その力を使えば器はこのパレスに戻る。存在は確実に消える!」と断言する。「えっ…フワが消える?」スターは茫然となった。
  • 自分達のイマジネーションは、プリンセスからの借り物?今までの戦いは、全て蛇遣い座を消すため利用されたものだった?宇宙を守るためにはフワが消えなくてはならない?次から次へと突きつけられるショッキングで残酷な真実の数々に、すっかり頭が混乱して立ち尽くすスターを目がけ、蛇遣い座は容赦なく小型ブラックホールを放った。だが、体が動かず恐怖に目を見開いたスターの耳に、フワの声が届く。
  • 「大丈夫フワ…フワが…みんなを守るフワ~!」そう言うと、フワはスター達からトゥインクルイマジネーションを吸収。変身が解けて元の姿に戻った5人に対し、フワは「みんな!今までありがとうフワ!」と礼を言うと、必死で止める一同の声を振り切って、単独でスタートゥインクルイマジネーションを発動する。小型ブラックホールは打ち消されるが、眩い光の中に蛇遣い座もろともフワの姿も消えてしまった。がっくりと崩れ落ちたひかるの「フワーーーー!!」という悲痛な叫び声だけが、空しくスターパレスに木霊する……。

消えゆく宇宙と


■第48話

  • フワの消滅に茫然自失のひかる達に対し、おうし座のプリンセスは「儀式を終え、完全にパレスに戻りました。フワは無事使命を果たしました。プリキュア、本当に感謝します。宇宙は救われました」と礼を述べる。確かに宇宙に平和は戻ったのかもしれない。でもそのためにフワが…納得できず瞳を潤ませるひかるの耳に、「救われただと?フフフフ…」と嘲笑う声が聞こえ、蛇遣い座が姿を現した。彼女は消滅していなかったのだ。ひかるの心を恐怖と絶望が覆う。
  • フワとお別れしたくないというひかる達のイマジネーションが『大いなる力』の完成を邪魔し、儀式を失敗させたのだと蛇遣い座は笑う。改めて自分の力をスターパレスに注ぎ込んで宇宙を飲み込もうとする彼女を阻止しようとするも、エネルギーを使い果たしていて、プリキュアに変身できない。そして大いなる闇――ブラックホールが宇宙各地に出現し、ひかる達が訪れた星々や地球、イマジネーションを持つ全ての人々を呑み込んでゆく……
  • ひかるは、星々の輝きも全て消え去って、虚無の空間と化した宇宙を漂っていた。見えるのはスターカラーペンダントがわずかに照らす自分の周辺だけ。何もかもが、みんな闇の中へ消えてしまった。「力が…入らない……守れなかった…約束したのに…フワ…」とめどなく涙があふれる。
  • その手に何か触れるものがあった。ララのセンサーだった。「ひかる…大丈夫ルン?」ララに続き、えれな・まどか・ユニも無事な姿を見せ、少しばかり安堵するひかるだったが、5人以外の全ては闇に呑まれてしまっていた。スターカラーペンダントの力も徐々に弱まりつつあり、やがては自分達の命運も尽きる。宇宙を守るというフワとの約束を守れなかった悔恨が再びのしかかり、ひかるは弱々しく「フワ…ごめんね…」と繰り返すだけだった。
  • その目に、宙を漂うトゥインクルブックが映った。フワの形をなぞった『フワ座』のページを見たひかるは、愛おしげにトゥインクルブックを抱き締める。「フワ…いるよ、ここに……いたね、フワ……宇宙は消えてない…まだある、まだ残ってるよ…わたしの…わたし達の心の宇宙!」たとえ星々が消えようと、イマジネーションがある限り、あきらめない限り、心の宇宙は消えない。それは自分達だけではなくきっと他のみんなも同じはず……ひかるの瞳に力強い輝きが戻ってきた。「わたしは守りたい…宇宙を、みんなを守ろうとしてくれたフワの想いを!」
  • だが、プリキュアに変身できねばどうにもならない。そう思われた時、ひかるが歌い出した。「♪きらめく星の力で、憧れのワタシ描くよ…」フワへの想いを込めて歌う声に、他の4人も続く。「♪トゥインクル、トゥインクルプリキュア…スター☆トゥインクルプリキュア…」その心が通じたか、スターカラーペンとペンダントは輝きを取り戻した。イマジネーションの力が甦ったのだ。ひかる達はプリキュアに変身し、スターパレスに突入する。
  • 遂に蛇遣い座との最終決戦が始まった。「お前達のイマジネーションは所詮プリンセス達の借り物、そんなものでは我には勝てぬ!」と言い放つ蛇遣い座に対し、「違うよ!」「元はプリンセスの力かもしれないルン!」「でも今はあたし達のイマジネーションなんだ!」「わたくし達は自分達で考え、思いを巡らせ!」「イマジネーションを育てていったニャン!」「だから!わたしだけのイマジネーションなんだ!」と口々に叫びながら、猛攻を加える。
  • 「不完全なイマジネーションなど我の宇宙にはいらぬ!そんなものがはびこるから宇宙は歪むのだ!我の宇宙こそが美しい!我の宇宙こそが完全なのだ!」と、蛇遣い座は頑として譲らない。だがプリキュア達は「そんなの…つまんないじゃん!」「そうルン!みんな違うイマジネーションを持ってる!だから…だから宇宙は楽しいルン!」「それがあるから苦しむ事もあるニャン!」「でも…だから!わかり合えた時の笑顔が輝く!」「イマジネーションがあるからわたくし達は未来を創造できるんです!」と、溢れるイマジネーションの力で怒涛の連続攻撃。さすがに息が荒くなってきた蛇遣い座に対し、スターは「わたしは知りたい…あなたのイマジネーションも…」と微笑みかける。
  • 「何を戯言を!」と蛇遣い座は逆上するも、「イマジネーションはさ、消すよりも星みたくたっくさん輝いていた方がキラやば~っだよ!」とスターが言うと共に、まばゆい光が暗黒の宇宙を満たし始めた。それは地球のみんなや、ノットレイダーや宇宙の人々、皆のイマジネーションの力だった。さらにスターの耳に「みんなの想い重ねるフワ!」というフワの声が聞こえた。スターはうなずくと、5人の想いを重ねたスタートゥインクルイマジネーションを放つ。光の奔流が宇宙中に走り、闇に呑まれた星も人々も、元に戻っていた。
  • その奇跡を前に、蛇遣い座は「なぜだ?なぜ大いなる闇だけを消し、我を消さなかった?」と問い掛ける。「消すわけないじゃん!」と笑顔のスターに、おうし座のプリンセスが「彼女達のイマジネーションは我々の想像をはるかに超えて育ちました。蛇遣い座のプリンセス…わたし達とともに彼女達を見守りませんか?」と続けた。蛇遣い座の中からは既に邪心も戦意も消えていたが、「今更戻れぬ。プリキュア…では見せてみろ。キラやば…な世界とやらを。もしその世界が誤っていれば、我は再び現れよう」と言い残し、腕輪をガルオウガに渡して去って行った。
  • しかしスターパレスと一体化してしまったフワだけは元に戻らない。スターはイマジネーションの力でフワを戻せないかと訴えるが、それをおこなったとしても完全な復活は難しく、その上プリキュアの力を失ってしまうという。そうなればもう宇宙に来る事もできない。だがミルキーは「『それでもフワに会いたい』、ひかるならそう言うルン」と言い、ソレイユ・セレーネ・コスモもみんな同意してくれた。5人はトゥインクルブックの上に手を重ね、一心にフワの事を想った。
  • 一瞬眩しい光が走り、変身が解けたひかる達の前にいたのは、出会った頃の幼いフワだった。だがやはり記憶も力も失われている…そう思われたが、ララのグローブからAIが「忘れるはずがありません」と断定した。その言葉通り、「ひ…かる…?」とフワは言葉を発した。やはり覚えていてくれたのだ。ひかるは「うん…そうだよ…」と嬉し涙を流す。
  • しかし喜びも束の間、フワを甦らせた代償として、力を失ったペンダントの光が消えてゆく。それを見たガルオウガが、先刻蛇遣い座から渡された腕輪を使って、ワープホールを開いてくれた。フワがワープ能力を失くした今、地球に帰るにはそのワープホールを使うしかない。腕輪の力は長くは持たないので、すぐに行かなくてはならないのだが……
  • おうし座のプリンセスは、幼い状態に戻ったフワにはパレスが必要なので自分達が面倒を見ると言い、プルンスも一緒に残って世話を引き受けてくれた。さらにユニとララもそれぞれ故郷に帰る事にしたと言う。淋しいけれど、みんな家族のいる故郷が一番なのだ。「わたし、またきっと行くよ。自分の力で宇宙に!」と言うひかるに、涙ながらに答えようとしたララだったが、口からは「ルン!ルルルン!」とサマーン語しか出てこない。スターペンダントが力を失ってしまったため、自動翻訳もできなくなってしまったのだ。しかしララは懸命に発音し、「ひ…かる……あり…がと…」と日本語で答えた。ひかるも溢れる涙をこらえながら、指でセンサーにタッチした。「うん!ありがとう…」
  • 地球に帰ってきたひかる・えれな・まどか。トゥインクルブックは遼太郎にもらったノートに戻ってしまっている。宇宙はまた遠い場所になった。だがひかる達は夜空に輝く5つの星を眺め、宇宙の友と再び会える日を信じるのだった。「またね…」

■第49話(最終回)

無題

  • 惑星レインボーではアイワーンの開発した薬品でオリーフィオや住民が石化から復活。惑星サマーンではララの影響で社会が変わり始めている。そしてスターパレスでは、復活したフワが元気にはしゃぎ回っていたが、プリンセス達はこのままフワの力が戻らないかもしれないと危惧していた。
  • テレビのニュースでは、日本初の有人ロケットの打ち上げが報じられている。それを見ながら「国産の有人ロケットねぇ、ほんと長生きするもんだわ」と言う陽子。「ひかるはどうした?」と尋ねる春吉に輝美が答える。「ああ、ひかるなら……」
  • 空を見上げて何かを思いながらも、鼻歌混じりでロケットと仲間達のイラストを描くひかる。「みんな元気かなあ」「ええ」と言うえれなとまどかの声に、懐かしさと一抹の淋しさがこみ上げた。ララ・ユニ・フワ・プルンス…今頃どうしているのだろう。
  • その時、「フ~ワ~!」と声が聞こえ、ワープホールからロケットが現れる。そして中からは、一角獣に成長した姿のフワが飛び出てきた。「フワ!会いたかった!」と抱き締めて再会を喜ぶひかる・えれな・まどかの前に、ララ・ユニ・プルンスも姿を見せた。抱き着いたひかるに対し、嬉しそうに答えようとするララだが、「ルン、ルルルン、ルンルールン!」と、やはりサマーン語しか話せなくなっている。すると、フワがスターカラーペンダントを作り出してくれて、ララは再び日本語を話せるようになった。プルンスによればフワの力が元に戻ったらしい。「ただいまルン!」「お帰り!ララ」と、2人は改めて再会を喜び合った。
  • まどかが留学をやめて、家から通える高校にした事や、代わりにえれなの留学が決まった事など、しばし近況の話題に花を咲かせる一同だったが、ララが地球に来た本来の目的は調査のためだった。ガルオウガがひかる達を地球に帰した時、一緒にノットレイのマスクも地球に送り込まれてしまい、かぶるだけで歪みを増幅させて巨大化するという代物なので、誰かがかぶる前に回収しに来たという訳である。
  • フワと共に森の中を捜索するひかるは、可愛らしい犬を抱いて散歩している一人の少女と出会う。「キラやば~っ、可愛い!」「ありがとう、ラテっていうの」「へぇ~、ラテちゃんかぁ」と会話する内に、フワが「可愛い名前フワ~!」とつられて声を出してしまい、「ぬいぐるみがしゃべってる!?」と驚かれてしどろもどろに。自分を呼ぶララの声が聞こえたのを幸いに、「わたし行かないと!じゃあまたね!」とそそくさと立ち去るひかるの背中を、少女は笑顔で「うん、またね!」と見送っていた。
  • そして肝心のマスクはなかなか見つからない。「もう誰かに拾われてしまったとか?」と心配するまどかに対し、えれなは「だとしても、さすがにかぶらないでしょ。落ちてた得体の知れないマスクなんて」と苦笑しつつ楽観論を述べるが……
  • 冬貴から、「よくわからない物を拾ったので意見を聞きたい」と手渡された陽一が、「キラやば~っ!」といつもの好奇心全開でかぶってしまったのだ。しかもマスクがずれたイライラで心が歪み、たちどころに巨大ノットレイに変身するというおまけつき。父の変わり果てた姿?に「どうしよう~!?」とうろたえるひかるに、フワが「ひかる、変身フワ!」と声をかける。そう、スターカラーペンダントが復活した今なら…。「そっか…変身できるんだ、久しぶりに!」5人は久々にそろってプリキュアに変身する。
  • 長らくのギャップも物ともせず、息の合った連続攻撃を繰り出すスター達。しかし巨大ノットレイが反撃で放ったビームで森の木がなぎ倒され、破片の一つがフワとプルンス目がけて飛んできた。危ない!その時、突如現れた新たなプリキュアがピンチを救う。「あなた、もしかして…」「うん!わたしはキュアグレース!」「キュアグレース、キラやば~っ!」グレースは再び放たれたビームをも打ち消し、その隙にスター達はスタートゥインクルイマジネーションで巨大ノットレイを浄化した。
  • すると、フワの絵が描かれた不思議なボトルが降ってきた。そしてさっき会ったラテがやってきて、ボトルに興味を示すので、「あげるフワ!」とフワはラテのリボンにボトルをつけてあげた。「よかったね、ラテ。ありがとう!」と喜ぶグレースの姿に、彼女の正体は先刻の森の少女と気付いたスターは、「ねえ、キュアグレースってもしかして…」と話しかけようとしたスターだったが、目を覚まそうとする陽一に気を取られた隙に、グレースの姿は消えてしまっていた。さらに、どこからか着信音が聞こえてくる……。
  • テレビのニュースでは、日本初の有人ロケットの打ち上げが報じられている。それを見ながら「国産の有人ロケットねぇ、ほんと長生きするもんだわ」と言う陽子。「ひかるはどうした?」と尋ねる春吉に、少々年を取った輝美が答える。「ああ、ひかるなら……今頃、発射の準備でしょ
  • 「まったく、連絡すると言ったのに」とブツブツ言う春吉を横目に、陽一はひかるに電話をかけていた。「やっと出た」「あっ、ごめん、寝てて…」「寝てたって…もうすぐ宇宙に行くっていうのに、ひかるらしいなぁ」「アハハハ…」照れ笑いしながら、ひかるはカーテンを開ける。窓から見えるのは、間もなく打ち上げられる国産有人ロケット。さっきのララ達との再会や、プリキュアとしての戦いは全部ひかるの見た『夢』だった。そう簡単に奇跡は起こらず、ララ達に会えぬまま15年の歳月が流れていた。しかしその代わりに、ひかるはまた宇宙に行くという『夢』をかなえた。背が伸び、髪型もショートカットになって、凛々しい大人の女性になったひかるは、宇宙飛行士として、今日宇宙へと旅立つのだ。
  • 通訳となっているえれなが打ち上げの実況を担当している。まどかは今や、宇宙開発特別捜査局の有人ロケットプロジェクトリーダーだ。まどかと談笑しつつ、ひかるははるか遠くの宇宙のララ達に思いを馳せていた。時を同じくして、惑星レインボーのユニを訪れていたララも、流れ星を見ながら願う。「もう一度、会いたいルン…」その想いは、地球のひかる・えれな・まどかも同じ。「会いたいな…」「会いたいルン…」「会いたい…みんなに…」「みんなに会いたい!」「会いたいルン!」みんなの想いが重なった。

流れ星に願ったら、願いが叶うルン・・

  • その時、AIが告げた。「スターパレスより連絡です」。続けて、慌てふためいたプルンスの声が聞こえてくる。「ララ!フワが、フワが…!」「オヨ!?」
  • 地球では、ロケット発射のカウントダウンが始まっていた。星奈家や観星中OB、宇宙の仲間や友達がコールする中、ひかるを乗せたロケットは打ち上げられる。「ひかる、行っといで…」と目を細めてロケットの航跡を見送る遼太郎。みんなの夢や想いを背負ったロケットは、遠くなってゆく。
  • 大気圏を離脱し、ロケットの窓から青く美しい地球の姿を眺め、「来たんだ…ララ…わたし、来たよ…宇宙に…」と、はるか遠くのララに呼び掛けるひかる。その目に一瞬、流れ星のような光が映った。「えっ…?」と驚くひかるの耳に「フ~ワ~!」という、忘れもしない声が聞こえてきたかと思うと、ロケットは眩い光に包まれる。「あっ…ああ……」ヘルメットの中で嬉し涙を流しながら、万感の思いと共にひかるは呟いた。


                 「キラやば~っ……」


キラやば~っ


特別出演


映画

ミラクルユニバース

  • ララ達と星空観賞をしていると突如宇宙にワープしてしまう。そこでミラクルライト見習い職人のピトンやはなたちハグプリメンバーや宇佐美いちかたちキラキラ☆プリキュアアラモードメンバーと出会う。
  • ララ達と分断されてからははな・さあやほまれと行動を共に。キュアスターに変身してからはキュアエール達に比べ自分の未熟さに落ち込むもののエール達に励まされる。
  • 敵の強大な力が迫ってきたとき手にしていたミラクルライトの力に驚く。
  • エピローグでははなたちといちかたちと一緒に楽しく星空観察をしていた。

星のうたに想いをこめて

  • 本作では実質的に準主人公。ララとフワと共にユーマと世界を旅し、絆を育んでいく。中盤では、ユーマを守るためバーンと対峙し、苦戦するもミラクルライトの光によりおうし座ペンに力が宿りおうし座ドレスへパワーアップ。強化されたおうし座スター・パンチでバーンを戦闘不能にする。終盤では、ユーマのことは私達だけで決めるべきではないとララを諭し、気持ちを伝えに行くことを決意。うお座ドレスへ変身し、みずがめ座ドレスのコスモの放つ水流に乗って、ユーマに歌とダンスで気持ちを伝える。

stardust


ミラクルリープ みんなとの不思議な1日

  • みんなとすこやか市に訪れ、平光ひなたと出会い「キラやばっ」状態。そして、不思議な妖精ミラクルンとも出会う。
  • 同作品の真の主人公の花寺のどかラテとは最終話で会っているのだが大人の自分の夢の中で出会っている為、同作品で初めて出会う。
  • エールとグレースと共闘し、明日に進むためにリフレインに挑む。
  • ミラクルンの生み出したミラクルライトでグレースを応援し、スーパーグレースに進化する。

わたしだけのお子さまランチ


オールスターズF

  • 序盤では地球外生命体シュプリームにスターパンチを繰り出すもその圧倒的な力の前に敗れてしまう。
  • 終盤では復活。ミルキーを出迎える。

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センシティブな作品

地球のハンバーガーおいしいルンパーカーカワイイ


関連タグ

スター☆トゥインクルプリキュア キュアスター ピンクチーム ピンクヒロイン

平成プリキュア 主役キュア


カップリングタグ

マナひか はるひか ひかまな


主役キュア」タグ

野乃はな星奈ひかる花寺のどか

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