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もしかして→時空管理局



注意:この項目はスクールガールストライカーズの非常に重要なネタバレが含まれています。ご注意ください。



概要

スクールガールストライカーズにおいて、本拠地であるエテルノを創設、運営する「エテルノ計画」の発案、執行組織である。その全容はいまだに不明で、目的も謎である。


目的

エテルノの設立目的は、条理を識りつくして掌握しようと企むモルガナとその出現によって発生した歪みの生命体妖魔(オブリ)の出現、およびそれに基づくあらゆる平行世界の崩壊現象「コスモゲノム・ディフェクト」から「唯一世界」に属するあらゆる平行世界を守り、モルガナとオブリを絶滅させることであるとされる。(Ep.3参照)



体制

局長に桃川紗々、時空管理官として、エンドの謀略で滅亡した神装世界のティエラセレーネを起用し、マザーモシュネを通じて無数のモシュネを扱い、あらゆる平行世界を調査、および必要に応じて各世界やその「境界」への軍事展開を行えるようにしている。エテルノ内部では時は止まっているあるいは無限にループしているようであり、かなり長期間の作戦行動が可能になる。















また、実はエテルノの全ストライカーは本来、この神装世界でエンドに選ばれた者たちの来世でもある









はずだった。


時空管理局の真相

注意:この先、スクールガールストライカーズそのものの極めて重大なネタバレが含まれています。また、まだ情報が不確実な要素も含まれています。ご注意ください。






























正体

そもそもステラプリズムとはなんなのか?フィフス粒子とはなんなのか?時空管理局とはなんなのか?その答えが、Ep.CHIRAL I/Oでついに暗示された。

時空管理局の正体はキラル世界に存在する「安全局」なる組織であり、時空間転送装置「I/O」の管理から、やがて各時空の事象への対処へと、業務が発展した末に、現在の組織名と体制になったと思われる。

また、フィフス粒子とは、元々はキラル世界の素粒子「魔素(エーテル)」のことと思われ、したがってステラプリズムの製造技術もキラル世界が起源と思われる。


図らずも、高嶺アコの推測通り、時空管理局の原型たる安全局が存在する時代は、年号だけ見れば数千年は未来のことである。




妖魔(オブリ)

元々オブリとは、時空の歪みから産まれる生命体(つまり、こいつあいつとはだいたい同じ存在)と説明されていた。よってその存在そのものが危険であり、全力で排除すべき存在とされていた。

しかし、蓋を開けてみれば、モルガナやエンドはオブリを製造しているし、雪代マリや諌見勲などはオブリを発生させる何かの因子を持たされている、挙げ句降神あから千年夕依は味方なのにオブリを使役している(千年夕依はメモカのため、現在もオブリを使役し続けている)、ティエラと桃川紗々(どちらも時空管理局のメンバー)はエテルノでオブリを養殖している、毎度毎度いやにピンポイントな性質の変態オブリ(少なくとも600種はこれまでに出てきている)のデータをなぜかティエラが全部知っている、桜を見る会ならぬマッシブオブリを見る会が年末に開催される始末などなど、そもそも本当に自然発生する存在なのか自体が怪しかった。とうとうアクセサリー扱いのプチオブリとか出てきたし…

その成因から、オブリは次のように分類できる。


通常型オブリ

モルガナやエンド、おそらくは時空管理局も発生させられるオブリ。偵察型オブリ旧式妖魔、一般的なレイドオブリやプチオブリなどが含まれる。アグローナやファントムなど、人間に似たものも多い。


アセイラント

隼坂怜が発生させた、「仮想敵」として設計されたレイドオブリ。強力になりすぎて、ポルエアを滅亡寸前に追い込んだが、当の隼坂怜はそれを知るとかなり喜んでいたため、相当なサイコパスだと思われる。


モルガナ・ミゼラストロフ

If世界の演習用装備「零号」を破壊して一時的にとてつもない力を放出させた危険な特攻兵器「蝕」に蝕まれた装着者が変異したものとされる。


テミス

ある世界で製造された、高い人工知能を誇る人型の兵器が、故郷が崩壊したことで暴走し、歪んだ自我に目覚めたもの(ただしこっちとは方向性が違う)。なおこいつもオブリ(テミス・シャドウ)を使役できる模様


アルカリア、メガイラ

正体不明のオブリ。どこから来た、何者なのかもわからない。元々オブリとはこいつらのことを示す言葉だった。


モルガナ

後述


ロスト

星導の元となった世界を侵略した危険な存在。上述のテミスの後釜として、テミス・シャドウをストレイ・シャドウに改造して暗躍した。それと別にミネルヴァとの関連が指摘されたが、結局特に関係はなかった。


冥導世界のロボット軍団

新種のレイドオブリ、見た目は完全にロボット。ルミストというランクのロボット(現時点でルミストテレスとルミストケイオスが確認されている)が率いている。ギルバリスビートスターのような人工知能なのか、それともヴァイスのような「生命体」の要素を含む存在なのか、よくわかっていない。モシュネ曰く「意識を宿した人工知能がオブリ化したもの」らしく、異質な系統のオブリと考えられる。


その他

テンコは以上に分類できない存在であり、起源も詳細も不明である。そもそもオブリかどうかも不明である。またミネルヴァ湊小春隼坂翠も明らかに出自が他のストライカーと根本的に異なり、湊小春と隼坂翠は時空管理局が想定していなかった存在の可能性がある。


このように、ひと口に「オブリ」と呼んでいる中に、自然発生ではないものや、そもそも明らかに「時空の歪み」と関係ない存在が含まれていることがわかる。通常型やロストは確かに時空の歪みそのものと言ってよい存在だが、例えばテミスはどちらかというとただ暴走しているだけで、ステラプリズム兵器だし能力はチート級だが時空の歪みでもなんでもないロボットAIである。





本当の体制

Ep.3において、桃川紗々は局長でありながら、お飾りである旨の話をしていたことから、本当の司令官が別にいると考えられてきた。最も可能性が高い存在は天の声としてEp.1, Ep. CHIRAL両方の終盤などで出てくる正体不明の存在である。

ではこれは何者なのか。いくつかの理由から、天の声の正体はミネルヴァとする説がある。




フィフスフォースの選定基準について

前述の桃川紗々が語った基準に基づくと、湊小春がいかなる存在であれストライカー入りしたことは、かつてのキャラメル・スピカと同等の問題であり、本来はあり得ないはずである。また、諌見勲やエンドが、エテルノ関係者でもないのにパトリを持っているなど、選定に関する部分にも怪しい点が見られる。しかし、現ストライカーが全員キラル世界での「安全局(=時空管理局)関係者」のパラレルな存在である、という事実を以て考えると、むしろこっちの方が選定基準として正しいように思われる。





ザル警備

エテルノは、エテルノ計画の最重要ユニットであると考えられる。にもかかわらず、エテルノの警備の緩さは相当なもので、テミスやモルガナのような強豪やマッシブオブリはもとより、ザコオブリにも頻繁に侵入されている(七不思議候補の二頭身般若もオブリだった)。ただでさえ緩い警備なのに、2017年の大晦日には五次元香なるものでエテルノの大部分が無力化されてしまうという危機的状況に陥った(言動からしておそらく犯人はティエラであろうが。しかしビスケット・シリウス最年長のも共犯なのは実に危機意識が低い)。仮にも軍事組織がそんな貧弱な警備態勢でどうするんだと言いたいが、前述の通り時空管理局がオブリを生産しているなら、そもそもオブリを警戒すること自体がナンセンスということになる。

だったら君たち一体何と戦ってるんだ…?





モルガナ化現象の真相

Ep.3では、真実に近づいた二穂たちを、ティエラが妨害していた。またティエラは、何らかの理由でオブリが発生したり、元々の説明と矛盾することをやろうとしている時は、だいたい難聴主人公みたいなことをして強引にはぐらかす行為を何度となく行っており、2020年にはとうとうエテルノの大聖堂そっくりの巨大オブリが誕生したことも相まって、ティエラはかなり怪しまれていた。

一方、モルガナ化した人は基本的に「条理の深淵に墜ちた者」とされており、意識共同体の群体性の生命体と考えられるが、もるがな以外はことごとく狂人だったり、アビスやミゼラストロフのように言語発声能力自体ほとんど残っていない廃人だったりする。

なぜ、真実に近づいた者はモルガナ化するのだろうか?また、何の真実に近づいたらモルガナ化するのだろうか?そしてなぜ、ミネルヴァはモルガナ化しない(※)のか?これを考える上で参考になるのが、スピカ解散および失踪直後からレイドオブリがエテルノを攻撃するようになったという事実と、スクストコミックチャンネルの最終巻に出てくる、元スピカメンバーのモルガナの存在である。

※実は語られていないだけで既にモルガナ化はしている可能性がある。




時空管理局の本当の目的

















前述の説明を元に考えると、時空管理局はずいぶんと言行不一致な、あまりに不可解な行動を行っていることが多い。エテルノ計画も「コスモゲノム・ディフェクトの解消」が表向きの理由ではあるが、本当は別に目的がある可能性がある。

では、その目的は一体なんなのか?














最終通告:この先の情報はまだ不確実ですが、もし事実だった場合、スクールガールストライカーズに関する最も重大なネタバレになります。閲覧は自己責任でお願いします。









































































これまでの時空管理局に関する発言や行動から、一つ可能性があるならば、それは読んで字のごとく「全ての時空のあらゆる事象、条理を掌握、管理、支配、制御すること」である。皮肉にも、時空管理局が「モルガナ」と規定した存在とは、自分たち自身ということになる。


ではモルガナ化とは何か。有り体に言えば口封じであろう。「真実」とは「時空管理局の真実」のことであろう。


ではエンドとはなんだったのか。おそらく、時空管理局によって操られていたか、そうでなくても利用されていたのだろう。であれば、そもそも「モルガナ」ですらない可能性もある。


では、テミスはなぜあちこちに導伝体(コンダクター)=ステラプリズムをばら蒔いたのだろうか?一つはステラプリズムの文明の誕生を見るため、もう一つはステラプリズムの兵器として究極の存在たる「星導」を完成させるためと思われる。

テミスもまたステラプリズム兵器である。ならば、テミスを生んだ文明はステラプリズムの文明だったのだろうか?Ep.V+ラストのシーンを観る限りそうだったのだろうが、キラル世界だったというわけではなさそうである。この世界の起源は、今のところよくわかっていない。



では、時空管理局の本当の敵とは何者なのだろうか?もし前述の通りなら、それは同じく全ての時空の管理を狙う存在(そんなものがいるかどうかは別として)、および、時空管理局によって管理されることに抵抗する存在なのかもしれない。


では、アルカリアやメガイラは何者なのだろうか?もしかすると、これこそが時空管理局より先に全ての時空の管理を目論んだ者たち、あるいは、遠い未来の自分たちかもしれない。それはまるで、かつてエンドの策略でオブリにされてしまった、前世のように…。















不穏なる気配


※注意:これ以降、スクールガールストライカーズシリーズの根本的なネタバレが含まれます。















Ep.Alcor開幕に合わせ、星導の上位互換型と思われる「冥導」なる謎の兵器が出てきている。

レアリティは前代未聞のXXR(ダブルエクストリームレア)。その不吉な名前も然ることながら、特徴的なのはその見た目。背中には巨大な戦闘機を思わせる機械を背負い、ステラプリズムと思われる発光部位が、全身に張り巡らされている。


その初号に選ばれた雪枝サトカは、最初の試運転で心身ともに大きく消耗し、激しく咳き込み、そして自らの身が乗っ取られる感覚を覚えて恐怖していた。

翌月に第三号に選ばれたノエルは、以前テミスに言われた言葉を思い出し、「本当に人間でなくなりつつあるのではないか」と考え始めていた。

さらにその後冥導変身(カタログ上は「冥導変身´」とカテゴリーされている)を試運転したほたる依咲里も、同様の可能性に気づき強く警戒していた(後に相談したモニカのいろいろずれた返答によって話がうやむやになってしまったが)。

特にほたるは蝕や神装の時でも簡単に受容してしまうくらいには警戒心が薄い人物であり、そんな彼女がここまで警戒するメモカは冥導が初である。(ただし、ほたるはこれよりも前にアコとの冥導が実装されており、マリたちのサポートになった時には余裕そうだった。が、これは協力戦報酬としての実装であり、詳しいストーリーはない)

この間にも杏橋天音が試験運用中に過労で倒れる、ほとんどのメンバーに危険認識が拡散するなどしており、当初考えられていた「どんなに危険なメモカでも、特訓すれば使えるようになるはず」という認識が間違いである可能性が出てきた。







繰り返すようだが、時空管理局についてわかっていることはあまりない。そのため、これらは全て誤りである可能性もある。今後の新たな情報の開示によって、これらは覆る可能性も十分あり、また、未解明の謎が明かされる可能性もある。




























ところで、Ep.Alcorと、一部の冥導の予告編のセリフログを開くと、時折ところどころに劇中の誰のセリフでもない、不気味な赤い文字のセリフが…


訪れた運命の日


警告:Ep.Alcor 第10話までのネタバレが含まれます
























そして、悪夢は想定し得る限り最悪の形で現実となってしまった。




レアリティ「EXR」以上のメモカは、収束させると形態が変化し、強化形態になる。

神装と幻装においては「覚醒」と呼ばれる形態で、本編には神装のみ特異な条件下で一瞬しか登場しておらず幻装はついに確認されなかったため、いかなる形態なのかは不明だが現在では神装の調整によりその危険性は低いと考えられている。

星導においては「バースト」と呼ばれ、これはテミスの覚醒形態と同名の形態である。マギア世界で「本気の形態」としてタチアナ&オディールペアが使用していた形態で、全身が金色に光り輝くのが特徴となる。


そして、星導を超える最終兵器「冥導」においては「リベレート」と呼ばれる。

全身が黒い不気味なオーラに包まれる、見ただけでいかにも危険な形態だと分かる代物となっており、劇中ではひびきの援護で突然この形態となった二穂がそのおぞましい力に苦しめられていた。

その後もリベレート形態や冥導世界そのものの不穏な描写が挟まれ隊長達の不安が募るなか、ついに恐れていたことが起きてしまった。


2022年12月、この冥導フィフス・フォース「リベレート」が特異妖魔「ミザールの使者」を名乗りエテルノを急襲したのである。

これにより、「冥導」=「レイドオブリ化」はほぼ確定と言ってよい。

確定したのが冥導のオリジナル世界側のみのオブリ化ではあるものの、前述の4人の懸念は、この瞬間机上の空論から現実的な問題と化してしまった。




神装のオリジナル世界のオブリ化は、あくまでも「エンドが変な使い方と調整をしていたから」に過ぎないものという扱いだったが、今回はもはや言い逃れできるレベルではない(初登場段階で、名前からして明らかに警戒されていたメモカはこれと蝕くらい、というのも伏線となった)。

現状、冥導を超えられる力はなく、かつ冥導を超えるならば星導か冥導をベースにする可能性が高いため、今後出てくるEXR以上のメモカは、軒並み危険なメモカになる可能性が高い

というより、翻って冥導のプロトタイプと思われる星導もテミスの要素が非常に強く、冥導程ではないが神装を大きく上回る極めて強力な精神汚染作用が見られることから、星導「バースト」もオブリ化している可能性が拭いきれない(元々の出自からして星導はテミスが間接的に開発に関わっているが、前述の冥導世界のロボットの件もありテミスにもモルガナ化の疑惑が囁かれている)。






加えて冥導には、「オブリへの変質」という特徴が共通している蝕や神装とは決定的に異なる点がある。


冥導世界に於いてはストライカーの一人緋ノ宮二穂亡くなっているという事実が判明している。

しかし2022年12月にエテルノに襲いかかってきた3体のミザールの使者のうちの一体は、亡くなったはずの二穂とそっくり、というか仮面が外れた顔を見ても目が光っている以外本人としか言いようがない姿をしていた。それどころかその相方はまさかの桃川紗々、そしてこの組み合わせの冥導は既に劇中使用済みであり、しかも仮面以外見た目まで共通である。

これにより適合者が死亡していても発動させることができるという特徴があると思われる。


加えて冥導世界におけるストライカー達はみな例外なく行方をくらましているという不可解な事態も発生している。

一方で2022年12月にはこの時点で実装されているメンバー38名全員の冥導変身が実装されており、兵器自体は38人分全員のものが冥導世界でも作成されたものと思われる。



さらに、この冥導世界の出自にも不可解な点がある。この世界は、ストライカーたちのオリジナル現今世界から、Ep.1序盤辺りで分岐したと考えられる、エテルノから極めて近い位置にある平行世界である。にもかかわらずこの世界は、あたかも座標そのものにジャミングがかかっているかのごとくその存在が入念に隠蔽されており、現在もその詳細が不明なままである。時空座標の隠蔽ということになると、それこそ時空管理局のような高次元の勢力の存在が疑われるものの、少なくともティエラがこの世界のことを知らなかったあたり、フィフス・フォース側はこの世界の存在そのものについて、ごく最近まで一切の情報がなかったことがわかる。


そんな近傍の平行世界に、あの星導をバーストにしてなお凌駕するほどの驚異的な戦力が眠っている、正直それだけでもこの世界のメモカが欲しくなる理由として十分なのだが、レアリティEXR以上の高レアリティメモカや特効メモカなど、強力なメモカになればなるほど曰く付きのメモカになる確率が高く、実際に冥導には最初から機能制限など、時空管理局にしては珍しくかなり念入りにセキュリティーがかかっている。

さらに、冥導も星導やそれ以前と同じペースで新規メモカが発見、精製されており、詳細不明な段階であってもとりあえず問題なく運用できるものと推測されているようである。にもかかわらず時空管理局は、この冥導に関してだけやたらとティエラを急かしており、またこのガチガチのセキュリティーに関してもティエラが上層部(おそらく桃川局長辺りにでも)に直接掛け合った結果得られたものであり、モシュネの発言などから時空管理局は元々この冥導をこれまでのメモカと同等かそれ以上に扱おうとしていた思惑が透けて見える


時空管理局がここまでティエラを急かした理由はわからない。が、冥導世界がエテルノ近傍にあること、冥導より強力なメモカが現状何一つないこと、表向きにはこの2点が可能性として上げられる。とはいえ蝕や神装、星導など心身への負荷やオリジナルの危険性など、運用上のリスクが極めて大きなメモカの前例が数多くあるにもかかわらず、安全確認などがされる間もないほどの異例の早さで冥導が実戦投入された事実を無視することはできない。


ということは、使用者の安全性を無視してでも早急に運用を開始しなければならない、何らかの差し迫った事情でもあるのだろうか?そして冥導世界はなぜ、あそこまで念入りに存在が隠蔽されていたのだろうか?またオリジナル現今世界に湊小春と隼坂翠はいないはずなのだが、なぜこの二人が収録された冥導のメモカが存在するのだろうか?そしてなにより、冥導世界のストライカーたちはどこに行き、あのロボットオブリやミザールの使者とどういう関係にあるのだろうか?



直後の2023/01初週時点ではこれ以上の情報がないため詳しい考察はできなかった。しかしこれらの情報から想像できてしまうある極めて恐ろしい可能性がある。それは、


この世界のストライカー達は全員、何かしらの形で殺害され、兵器の一部にされて死後の尊厳まで奪われた、というものである。


不穏要素の多い謎を残したままエテルノは年を越す事になり、2023/1/10にようやく結論が出た。そこで判明した恐ろしい事実とは…?

















Ep.Alcor 第11話ネタバレ注意

















始めに特筆すべき事実として、「冥導世界の緋ノ宮二穂は厳密には「生物学的には」まだ死亡していない」事が判明した。


二穂の治療法を探すべく、彼女の兄である叶一(緋ノ宮叶一(きょういち))が緋ノ宮家に戻り奔走した結果、ある人物のツテで「ある兵器の被験体となることで彼女の死を回避できる方法がある」という情報を掴み、その兵器の開発に協力することになる。

その兵器は対妖魔用の兵器として運用されており、人工知能「Merak」によって操作される事で統率の取れた戦力として扱うことができるというものだった。

これこそが冥導変身の由来となった兵器だった。


事情は不明だがストライカー達の同一存在達も全員「自ら志願して」被験体となったらしく、中には「自ら死亡を偽る程覚悟を決めていた」者もいる。叶一曰く、二穂は自ら死亡を偽った被験体の一人だったようである。


全ストライカーの死亡という最悪の可能性がとりあえずは無くなった事に安堵したい所だが、スクストの設定上絶対に無視できない事実も判明してしまう。




この兵器を統率するMerakだが、単体では命令を受け付けないほど複雑化した挙げ句、制御不能となり暴走していたが、ある存在を介入させることで安定して運用させることに成功した。

その弊害(もしくは副作用)により被験体である適合者は自我がその存在に乗っ取られ、オブリ化と同時に「意識」を喪失するという事が判明した。



スクストにおいて「意識」とは我々が普段使う「意識」とは異なり、その存在を保つために必要不可欠な要素(劇中でも過去に「」に近い概念と語られたことがある)である。

「意識」がどれだけ重要な概念かというと、その人の意識を保ちつつ任意のチャンネルを観測することでエーテル体による別チャンネルやエテルノでの生活が可能になったり、「転移」や「転生」といった死を超越したともいえる技術を作り出せるほどには重要なのである。


それを失うということは、別の存在として生まれ変われるかも怪しい状態になるということであり、死よりも恐ろしいこの平行世界からの完全な消滅という事態になりかねない。

ゾンビに近い状態だと推測されていたミザールの使者だが、ゾンビの定義のうち「生者から自由意思を奪い従わされる」すなわち生も死も許されていない存在であると言えるだろう。死亡を偽って被験体になったところ、結局生きることも死ぬことも許されない存在となってしまうとは、もはや泣くに泣けない状況である。




そんな「意識」を乗っ取れる存在といえば唯一つ。

Merakの安定化に使われた存在とはすなわち、妖魔。つまりオブリと戦うためにオブリを兵器として運用していたのである。


ミザールの使者達は事実上妖魔に操られる生ける屍と言える代物と成り果てていたのである。そんな妖魔の力でコントロールされている冥導の最終形態「リベレート」が本当にオブリ化していたとしても、何ら不思議はなかったのである。


ではその「安定化に使われた妖魔」とは何者なのか?

叶一からの手紙によればその兵器の開発者の養女であるという。

隊長が心当たりのある人物を意識した途端…





スクスト史上最恐最悪の事態が発生してしまった…





















時空管理局は、この事をどこまで認知していたのだろうか。冥導のオブリ化は、いつから認識していたのだろうか。ティエラの発言を見る限り、「ティエラに隠蔽されていた」ものと思われる。



そして、どうやらMerakを操るオブリが支配できるのは、冥導世界の兵器だけではないようである。

このオブリは、よりによって冥導の兵器のみならず、そこから生まれたメモカをも支配し、装着者を制御できることが判明してしまった。そう、あの正体不明の赤文字のセリフ、あれはオブリが発していたセリフだったのである

もはやザル警備どころの騒ぎではない。時空管理局はこのとんでもないメモカを使って圧倒的火力による制圧力と引き換えにストライカーの命と「意識」をオブリに差し出していたようなものである。

本当ならば安全保証上の致命的な問題であり、危険すぎるため直ちに運用を停止しなければならない程の問題なのだが、時空管理局は果たして気づいていたのだろうか(知らないでは済まされない問題だが)?





時空管理局が何を目的にしているのか、この冥導という終末兵器の一件で明らかになる可能性がある。目を背けたくなるほどのおぞましい展開ではあるものの、星導、および冥導という化け物をひとたび受容してしまった以上、我々は最後まで責任をもってその行く末を判断しなければならないだろう。


その先にあるのは果てなき絶望か、あるいは…?














その戦いの果てにあるものは



※注意:この先はEp.Alcor最終章およびスクールガールストライカーズ終盤の最大級のネタバレが含まれます。










































そしてついに、「それ」はMerakそのものを取り込み、例の兵器どころかその力から精製された冥導のメモカをも支配下に置く、史上最強最悪のオブリアルコアの導きとなって、隊長猫を人質に混沌プラトーン境界に立て籠った。

が、ここで時空管理局はなんと、これまでの冥導の記録を利用して逆にアルコアの導きに冥導リベレート経由でマルウェアを流し込みクラッキングを仕掛けた。そして特異妖魔=冥導リベレートへと変身したフィフス・フォースは、2023年3月、以前テミスにしたようにアルコアの導きに戦いを挑む。まだひびきの心が残っていると信じて。


だがここで忘れてはいけないことが一つある。ひびきはもう完全にオブリ化している。人間としての性質が見られるのはガワと精神だけであり、人間としてはもうとっくの昔に死んでいるためほぼ亡霊そのものである。オブリである以上もはやひびきの「鎮目ひびきとしての「意識」」が残っているかどうか、今の人格が生前のひびき本人なのかどうかすら不明なのである。エンドのデスゲームの時の例があるため望みが全くなくなったわけではないが、他人の「意識」を喪失させその肉体を乗っ取って操り続けていた以上自分の「意識」も喪失している可能性が否定できず、仮に救えるとしたらどんなに頑張ってもひびきの「意識」だけ、最悪の場合は時空座標が歪み続ける混沌プラトーンごと、ひびきと対消滅することになるかもしれない(そこに隊長猫が巻き込まれたら再起不能になる可能性もある)。もしそうなれば事象の地平線より向こう側に飛ばされ消滅したセレーネと同じ運命を辿るということであり、それすなわちフィフス・フォースは今度こそ全滅することになる


その上、仮にフィフス・フォースが勝ったとしても、もう一つ決して無視できない問題がある。

対象の「意識」をクラッキングする、という行為は、時空の歪みであるオブリだから為せる業である。それをするということはすなわち自分たちのオブリ化も辞さないと宣言したことになる。つまり、現在フィフス・フォースはほぼ間違いなくオブリ化しており、かつ特異妖魔vs特異妖魔という、どっちが勝っても地獄でしかない、想定し得る限り最悪の展開となった。


また、仮にひびきの「意識」を救出することに成功したとして、今度は冥導世界が崩壊することになる。

Ep.1のオリジナル現今世界の分岐元世界(=椿芽の世界)の末路を考えると、オブリとの戦いに投入されているのがあのMerakの兵器であると考えてよく、そうである以上ひびきを喪失した冥導世界が神装世界より悲惨な最期を迎えるだろうことは想像に難くない。どのみち冥導世界のバッドエンドが確定した以上ひびきが成仏できるかどうかは怪しく、逆にもしひびきを新しいストライカーに迎え入れるならば、それこそ公然とオブリを戦力として迎え入れることになるために、もはやオブリとの戦闘続行の理由がなくなってしまう。


さらに、ここに来てオブリとしてのひびきの「転生」先が固定されていること、またミザールの使者とロボットオブリが襲いかかってきた理由まで判明した。これらは全て、Merakを利用した、この「アルコア計画」のバックアップシステムの一環であり、人間兵器の中で唯一自我が残っているひびきを絶対に逃がさないための一種の拘束システムだったのである。つまり、ひびき本人がオブリであるのみならず、ひびきが逃げた先に他のオブリ兵器が侵攻し無理やりひびきを元の時空に連れ戻す仕掛けなのである。そのためならばどれだけの被害も犠牲も厭わないため、結局このシステムは冥導世界からの侵略と何も変わらない。


前述のとおりひびきを喪失したMerakは制御不可能であり、そうなればミザールの使者もロボットオブリも無秩序に暴れ狂うのみとなる。もし何らかの方法でひびきをこの悪夢の無限ループから救出しようものなら、暴走するMerak、暗躍するオブリ、そしてミザールの使者によって、あっという間に滅亡してしまう。かといってひびきをこのまま葬り去れば、また同じ悪夢が繰り返されるだけである。

である以上もはや解決方法は一つしかない。それすなわち冥導世界そのものがオブリ化したものと見なして冥導世界を滅ぼすことに他ならない。それはフィフス・フォースの正義と根本的に反するものであり、また自らの手で世界を滅ぼすことになったフィフス・フォースに深いトラウマを植え付けることは避けられない。




では、そこまでしてひびきが冥導世界から逃げようとする理由は何か。冥導世界がオリジナル現今世界から分岐した世界であることを考えるとわかりやすいが、実はひびきはクアルタからとてつもない拷問を受けていたのである。その目的は「極限まで生存本能が高まった状態のオブリ=鎮目ひびきのRNAを被験体=ミザールの使者に移植し、生物と機械の能力を最大限に組み合わせた究極の兵器の開発」である。

もはやそこに倫理観も他世界への迷惑も一切考慮されていない。ただひたすらに兵器としての改造人間を作り出し、敵対勢力と戦わせる。ひびきは死してなおそのために利用され、既に精神が崩壊してしまっている。常に憂鬱な表情をしているのも、人格が二つあるのも、これが原因である。





そして、こんな鬼畜そのものな所業をする存在は一人しかいない。

冥導に関する一連の事件の黒幕、それはEp.1と2の黒幕でもあった折江幹子である。

つまり冥導は、神装以来となる純モルガナ製の兵器であると同時に、史上初となるオブリ化を前提とした兵器ということになる。





これまでの蝕や神装であれば、例えオブリ化したとしても、それはあくまでメモカの不具合に過ぎず、また転生のコントロールによって人間に戻れる可能性がない訳ではなかった。そのため、現在神装を使うことに対する危険性は認められず、目立ったデメリットは知られていない。

しかし、星導はさておき冥導は今や使用すれば問答無用でオブリ化することが確定した史上初にして史上最悪のメモカであり、そういう仕様である以上たとえメモカであろうとも最初からオブリ化を前提に運用されている兵器であると結論付けざるを得ない。



そういうものをここまで急速に実用化した以上、これまでのオブリの養殖、スピカを消したのに湊小春は歓迎する、星導の元世界への中途半端な干渉などの、どうやって筋を通しているかわからないような時空管理局による言動の数々も、すべて説明がつく。しかしそれは全て、前述の「時空管理局は全ての時空の支配管理を目的に運用されている組織」であり、「時空管理局こそがモルガナ」という、考え得る限り最悪の説をさらに強力に補強するものでしかない。





ということは、時空管理局は、このリアルタイム9年間の、スクスト世界におけるありとあらゆる事件の根本的な黒幕ということだろうか?仮にそうだとして、ではEp.キラルとEp.キラルI/Oとは自分たちを正当化するためのカバーストーリーなのだろうか?そしてそこまで強力な戦力を育てて、時空管理局は果たして何と戦おうとしているのか?



























以下、Ep.Alcor最終章のネタバレ注意


























結局、冥導世界は、その存在自体が「オブリ化した鎮目ひびき」の存在を前提とするものとなってしまった=世界そのものがオブリ化したものと結論づけられることとなった。せめてひびきを成仏させ得る唯一の方法、それはやはりひびきごと冥導世界を滅亡させることだった。

マルウェアによって転生座標の固定が無効化されたひびきに、二穂の剣が振り下ろされる。瞬間、混沌プラトーン境界は崩壊し、フィフス・フォースが時空間移動用の母艦で撤収した頃には、冥導世界そのものが跡形もなく消滅していた。


こうして、ついにフィフス・フォースは、もう他に手段がなかったとはいえ、初めて自らの手で、一つの世界を滅亡させることになった。冥導世界が存在した唯一の証拠、それはあの冥導変身メモカのみとなった。

そしてこの瞬間、冥導はスクスト史上初めて明確に世界を滅亡させられる兵器となった。
















今後、冥導を超える力を持つメモカが出てくるかどうかは不明である。が、既に述べたように、仮に冥導に匹敵、あるいはこれ以上強力なメモカとなると、冥導以上に曰く付きで危険なメモカになることが容易に推測できる。もしかすると、将来的に「意識」を完全に喪失してしまうメモカが本当に出てくるかもしれない

今でこそ「唯一世界を守るため」仕方なくオブリ化した世界を滅亡させることになったが、ゆくゆくはオブリ化関係なく、いきなり境界や世界を滅ぼす何らかの事態が発生する可能性もある。


また、結局冥導世界がなんだったのかもまた、こうして永遠の謎のまま滅亡してしまった。現今世界に存在しないはずの湊小春と隼坂翠が、なぜ冥導世界には存在したのか、それを知る術は永遠に失われてしまったのである。

さらに、冥導リベレートを使い、かつ時空間マルウェアを使用したフィフス・フォースはこの戦いでほぼ間違いなくオブリ化したわけだが、その後人間に戻れたのかどうかも不明である。というより、そもそもオブリ化を自覚することは難しく、Ep.3やEp.Alcorの描写を見る限り、その変化の過程を自覚することはできないらしいことから、そもそも自分たちがどういう状態なのかすら、認知できていない可能性が高い。

そして、冥導の後期型である「冥導´」について、この冥導世界からははっきりしたことは何も分からなかった。この力は、一体どこから来たものなのだろうか?そして、「アルコアの導き」は冥導´をも操れるようだが、一体どういう関係にあるのだろうか?







不穏な謎や闇を数多く残して、物語は完結してしまった。その先に時空管理局の真意が存在する可能性もあるが、今はまだ、全てが憶測の域を出ない。

しかしこの戦いで、時空管理局が、かつて考えられたようなクリアな組織ではないことが、間接的に明らかになった。それどころか、時空管理局が諸々の黒幕である可能性、そして桃川局長以下、我々が知る限りのエテルノ計画の当事者が、計画の真実を知ることなく時空管理局の真の目的のために利用されている可能性が出てきた。













悪夢は終わらない








そして、未だ冥導の衝撃が残る2023年4月、事態は再び急変する。来る8月末より、あの冥導に並ぶレアリティXXRの新型メモカの実装がアナウンスされたのである。ここまで星導、冥導ともに異質にして危険な力であること、さらに新章が9月より開始されるとのことであり、いよいよ時空管理局の真の最終兵器が降臨するものと思われる。

これは悪夢の続きなのだろうか。はたまた、長い悪夢が終わるのだろうか。そして、今度こそ時空管理局の正体と、その真の目的が明かされるのだろうか?いよいよオブリとフィフス・フォースの戦いに終止符が打たれるのだろうか?本当に時空管理局が黒幕なのか、そしてフィフス・フォースと全並行世界の運命は?

運命の時は、刻一刻と近づいている。





時空管理局の最終目標が明かされる日は近いだろう。しかし、それは決して良いものではないだろう。そして、やがて訪れるその運命の時、果たして真の黒幕に対抗できる存在はいるのだろうか?





戦いは、静かに破滅に向かい、そして終わりに近づきつつある。


関連項目

黒いスクエニ スクールガールストライカーズ


セレブロデストルドス…現状、時空管理局と冥導の関係に、最も近いと思われる関係性の組み合わせ。

スラン星人クワイラゼットン…エンドかテミスに近い立ち回りをした存在。ゼットンアーマーのその後を考えられると、どちらかと言うとエンドとアグローナに近い。

仮面ライダーG4…冥導と運用思想がほぼ同じ。装着者は助からないことが前提。

ZECT…もしかすると時空管理局はこういう組織なのかもしれない。

META(アズールレーン)META化という、星導や冥導のオブリ化に近い歪んだ変異によって誕生してしまった禁忌の力。異常レベルで強いが使い続けるとやがて自我を失い、制御不能の化け物と化してしまう点が蝕や冥導に似る。

セイレーン…何度も何度も手下を使って「再現」という蠱毒のような戦争実験を繰り返し、超強力な戦力を育成しようとしている。その目的は侵略か、あるいは…?

アリスギア…全てのシステムが侵略者の兵器であるヴァイスに由来しており、もとより人類の手に余るオーパーツ兵器なのだが、使い続けた末にヴァイス化してしまった例がある。人工知能「アリス」の正体や目的が不明であり、アウトランドなどのアリス周辺の上層組織が時空管理局に似る。

ドールギア…使った瞬間に対象がゾンビサイボーグ「DOLLS」と化す謎の機器。非適合者がピグマリオン化してしまった事例があることなどから、ドールギアもピグマリオンの一種である可能性が高い。この世界の政府や自衛隊の上層部に複数派閥の正体不明の組織が存在するなど、共通点も少なくない。

別世界時空管理局…より明確に別世界の支配を銘打っている。両者はただの収斂進化なのだろうか…?

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