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概要

魏の文帝・曹丕の次男である東海定王・曹霖の子にして明帝・曹叡の甥。

謚号は高貴郷公。


曹芳曹彰の実孫)が司馬師に廃されると、司馬師によって新帝として即位。若いながら学問を好み、英才で知られた。鍾会から、才能は大叔父・曹植、武勇は曾祖父・曹操に匹敵すると評されたほどの才能を持った人物であった。


当時、既に司馬一族の権勢は揺ぎ無く、司馬師の死後も司馬昭を大将軍に任じ実権を与えざるをえなかった。諸葛誕が司馬家打倒の兵を挙げると、司馬昭に親征を強要されてしまう。


自身を傀儡扱いする司馬昭の専横に不満を募らせた曹髦は、260年に王経、王沈、王業らと組んで先代皇帝同様に司馬一族を滅ぼそうとするが、王沈、王業の裏切りで結局その事が露見、このままでは先代の曹芳同様に廃位されると追い詰められた曹髦は無謀にも自ら僅かな兵を率いて決起するも、司馬昭の腹心だった賈充の率いる部隊が迎撃。最後は賈充の部下の成済(セイセイ)・成倅(セイサイ)兄弟に討ち取られた。


だが、賈充は曹髦を殺した事が伝わり反乱が起こる事を恐れて(当然保身もあっただろう)口封じの為、成済兄弟を「独断で皇帝殺しをした大逆人」として一方的に罪を全て負わせて一族諸共処刑した。とんだとばっちりである。


評価その他

能力がないことはなかったのだが、傀儡扱いされている事について時流を読んで傀儡という立場も受け入れることもできず、司馬氏を除こうとしても孫休のように現実な策略を建てることもなく「皇帝だから自分についてくれるだろう」と甘い考えで決起をした結果、「逆クーデターに失敗して家臣に殺害される」という前代未聞な末路を遂げてしまった。ただし、この事件の影響は大きく、司馬一族の簒奪は大幅に遅れることになってしまった。


三国志は五丈原での孔明の死後は消化試合のようなものであり、「吉川版」も孔明の死でもって打ち切られている。無茶なことをしなければ、曹魏も曹髦の代で終わっていただろう。そのことを考えるとエンターテイナーとして盛り上げてくれたというのも覘える。


曹髦の治世で特徴なのは「井戸から竜が出てきた」という記述が目立つことである。実際はともかく、竜が出てきたというのは吉兆のように思えるのだが、井戸のような地下から出てきたというのが重要でタロットカードが逆位置になったように凶兆となっており曹髦の運命を暗示している。


皇帝が決起したにも拘わらず誰も味方してくれなかった、とはいえ皇帝殺しは司馬昭や西晋の汚点になった。史実を重んじる陳寿とはいえ正直に書けば物理的に首が飛ぶので陳寿の本文では唐突に曹髦が死亡したことになっていて、後代の裴注によって皇帝殺害の経緯が書かれている。


史書には曹髦の子孫の記載はないが、後代に曹髦の子孫を称する人たちが何人もいる。


真・三國無双

武器:刀 声:滝下毅(6)、野島健児(7)


「司馬昭、この国を統べるのは誰だ。そなたか? 朕か? 答えよ!」(1度目の対戦時台詞)


6の晋ストーリー「皇帝蜂起」で初登場。司馬一族の傀儡に成り果てた皇帝の権威を取り戻すべくわずかな兵のみで決起するも、敗れ去った。


7の史実ルートでは何と諸葛誕の乱の首謀者として描かれており、発覚後は6と同じく決起する。最後まで降る事を拒否し、司馬昭を斬ろうとするが避けられた挙句、直後に賈充によって止めを刺される。


IFルートでは、帝位の座を鍾会に狙われ、憎んでいるはずの司馬懿に助けを求めたが、逆に怒りを買う。乱鎮圧後は司馬師によって退位に追い込まれたが、生存した。

7のIFルートで司馬師に退位に追い込まれた点では先代皇帝と同じである。(曹芳も司馬師に廃されている。)


6では皇帝の権威を取り戻そうとまともな人物として描かれていたが、7では諸葛誕の乱の首謀者になったり、司馬昭らの事を反逆者呼ばわりしたり、司馬懿にあっさり助けを求めるなど完全に無能となってしまった。


6-7を通じて、皇帝の証である冕冠をかぶった固有の外見を持つ一般武将である。


6Empでは登場しなかったが、7Empでは于吉、何平、司馬攸、南華老仙らと同じくギャラリーイベントのみで登場させる事が可能。


プレイヤーは操作不可能…と思いきや現在使えない武将(彼も含めて于吉、何平、司馬攸、南華老仙やモブ時代の于禁や荀彧、陳宮、朱然、法正も含まれる)がシナリオエディットのバグで使える状態である。

このバグを起こすとプレイヤーが使えない武将が使えるバグだが、代わりに謎の名無し武将が大量に出るバグも起こり、この名無し武将と遭遇すると確実にフリーズする。現状の対処方法は無いので名無し武将とは避けて敵を倒した方が良いかもしれない。

Ver.1.03にて名無し武将バグの削除に伴いシナリオエディットのバグも解消されたので曹髦を含む8人のモブ武将はようやく使用不可能となったかに思われたが、今度はVer.1.08のフリーモードのイベント戦と依頼戦のみで使用可能という現象まで起こった。その後Ver.1.09にてやっと削除された模様。


ちなみに7では護衛武将として彼を登場させる事が出来るが、7猛将伝のPS3版では全武将(モブも含めて)唯一不具合が起こった武将でもあった。(現在はアップデートで修正済み)


真・三國無双ブラストにて脱モブ化。曹丕の孫であるためどことなく曹丕の面影を漂わせるような涼しげな容姿であり、設定武器も祖父と同じく双刃剣。皇帝らしく冕冠を付け、剣を携えた姿の勇ましい青年である。鍾会と関係が深かった史実を反映してか、鍾会伝では彼との会話イベントが存在した。



関連タグ

司馬師 司馬昭

賈充

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