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ストーリー

遙か―― 歴史の失われた遠い未来。 知性ある機械と共存する世界。

人々はそれでも、ゆるやかな歩みを続けていた。

島津翔太は、プログラムの天才だが超大型問題児である義妹・朗に振り回されつつも、それなりに穏やかで楽しい日々を送っていた。


そんなある日、朗に付き合って赴いた休日の学園で、隠された部屋を発見する。

引かれ合うように集まった昔馴染みの友人たちに力を借りて、その扉を開ける翔太。

――そこには、一体の可憐なアンドロイドの少女の姿があった。


けれど、彼女は長い長い眠りのせいで、心も、体も、壊れかけてしまっていた。

「私、この子を治したい!」


そんな朗の一言が、みんなの眠っていた好奇心に火を点ける。


まるで子供の頃に戻ったような、六人の仲間たち。

そして、機械仕掛けの少女・しねま との心温まる日々が始まった――。


キャラクター

しねま

CV:菜ノ花さくら

新能区第一総合学園の倉庫奥、戸棚の奥に作られた隠し部屋の中から発見され、島津家で暮らすこととなる “ヒューマノイドガイド(商業用人間型ロボット)”。


2324年 メックブレイン社製で、基本機能以外では仕事としていた映画販売のためのデータベースが非常に充実している。

フロゥたちメトセラのように一見正しく会話が出来るレベルのAIが搭載されているが、自律思考・自己判断をすることは出来ない。

一応、自我があるように振る舞ってみせるのだが、彼女には独自の思考といったものは存在していない。 プログラムに従って行動するのみ。

情報収集、統計判断、ユーザ承認、という流れで新しい行動をプログラム化していく。

発見時に、50年以上関節部分をベルトで支えられていたため、全体のジョイント構造が弱っており、何かあるとすぐに手足が外れてしまう。


島津 朗(しまづ あきら)

詳しくはこちらにて


フローライト=アルヴェガ

CV:雪都さお梨

機械人にして幼なじみである “メトセラ” の少女、通称はフロゥ。


中学校の時以降、身体を取り替えていないため、他の皆よりも小柄な印象を受ける。

冷静沈着なメトセラらしい、落ち着いた受け答えをする。 ただしまだ精神が未分化なので、羞恥心などは薄い。

感情は薄いが好奇心は旺盛なので、疑問を持ち始めると止まらないこともしばしば。


機械工学というか、自身であるメトセラや、ヒューマノイドといった人工義体の知識に長けている。

しねまに対しては “ご先祖さま” に対するような畏怖の念を抱いている様子。


カヤ=フリューリング

CV:有栖川みや美

小さい頃にドイツから引っ越してきた、島津家の左隣の家の住人。


カヤの母が翔太たちの母の同僚で、そこに住むことを薦められたため引っ越してきた。

以来、島津家とは家族ぐるみ、家族同様の付き合いが続いている。 口は悪いが面倒見は良い。


成績は悪くないのだが、友達である朗や一姫はある意味天才なので、そういう意味ではカヤの立ち位置は不遇であるが、体育や音楽などでは他者の追随を許さない。

ブロンドというよりも亜麻色に近い感じに淡く輝く髪をなびかせ、長身のグラマーにして抜群の運動神経を持つ少女。

語学音楽にも堪能で、六人の中ではもっとも国際派。

趣味はダイビング、そして翔太の趣味に合わせてツーリング。


沢渡 一姫(さわたり いつき)

CV:青山ゆかり

翔太たちとは小学校以来の付き合いの幼なじみで同学年。


勉強の虫で、朗の得意分野以外は彼女の独擅場と言ってよい。

美しいロングヘアの持ち主だが、クールビューティと揶揄されるほどに目つきが鋭い……というか悪い。

読書する時だけ眼鏡を掛けるせいか冷たいイメージがあり、また言い放ち方が冷淡な部分もある。


そういった部分から嫌がらせでクラス委員を押しつけられていたりもするが、幼なじみである翔太たちには無口ではあるが優しい。

実技の伴わない学科について言えば、ほぼ並ぶ者のいない才媛で、暇さえあれば本を読んでおり、あまり人付き合いが良いとは言えない。

図書委員を務めており、放課後はいつも図書室に居ることが多い。


島津 翔太(しまづ しょうた)

CV:逢坂良太

本編の主人公。 義理の母、義理の妹と三人暮らしをしている。


父は現在の母と結婚した後に他界。 義母・義妹共に理系で家事がまったく駄目という家庭で育った結果、家の家事を全てまかなっている。

教えたのは亡き父。 破天荒な家族に鍛えられているせいか滅多なことでは心が折れず、大抵のことは流すことが出来る。

お調子者だが心根のしっかりした少年。


趣味はバイク。 カヤに付き合って時折スクーバダイビングなどに行くこともあるが、根っからのアウトドア派というほどでもない。

基本受動的であり、友人たちや妹からそれぞれに影響を受け、何でもそこそこに楽しむことの出来る名人といった感じ。

成績は上の下程度で “六人組の良心” と言われている。

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