「何をしているっ、僕の理想の女の子たち!」
概要
CV:結城比呂
『スクライド』のキャラクター（メイン画像中央）。
中盤から登場するホーリー部隊隊員。実は本土の使者・無常矜侍の部下で、腹の底ではマーティン・ジグマール隊長の事を見下している。
アルターによって常夏三姉妹（後述）を生みだした。
一見して物腰も柔らかく温厚に見えるが、その実は自分に都合がいい存在以外、誰一人認めない最低の男。（放送当時そんな言葉はなかったが）所謂インセルそのものと言っても過言ではない。人質を取ることに躊躇もなく、思い通りにならないとすぐに当たり散らすなど幼稚な一面を持つ。
自分の思い通りになる女性が好みのため、思い通りにならない現実の女性が苦手であり、シェリス・アジャーニとは犬猿の仲である。
クーガーからは余りの小者ぶりに愛想をつかされ「人形しか愛せない、倒す価値もない男」と呼ばれた。
カズマと劉鳳に常夏三姉妹を差し向け戦うが、無理な戦いを強いてしまったため三姉妹は消滅する。ところが、自らの意思で自らのアルターを「無能だ」と否定してしまったので、アルター能力を具現化できなくなるという大ポカを犯し、自身も無常に用済みとされてしまい吸収されて消滅した。
結局はクグツキならぬ傀儡師気取りであった彼も、ただの人形にしか過ぎないという皮肉な末路であった。
『オルタレイション』ではバーニングサマーの爆発に巻き込まれ死亡した。
漫画版スクライドでは三姉妹共々モブ隊員として登場している。
常夏三姉妹
長女：晩夏（CV:冬馬由美）、次女：仲夏（CV:まるたまり）、三女：初夏（CV:大本眞基子）。髪が長いのが晩夏、眼鏡が仲夏、小柄なのが初夏である。
本来の来夏月の能力は熱量操作であり、熱量を自在にコントロールすることで自立する人造人間として活動する。自在に飛行することができ、戦闘力も一般ホーリー隊員に匹敵する。
バーニング・サマー
来夏月の本当のアルターであり、常夏三姉妹を合体させることで誕生する巨大機械。地面からマグマを吸い上げ、周囲の気温を自在に変えてしまう。
余談
そもそもの話、スクライドという作品自体監督が当時の某美少女ゲームに端を発する美少女モノの隆盛に対し、「まずい！ このままだと(以降のアニメが)女の子ばっかりの作品になる！」という危機感を覚えて作ったという経歴を持つ。
それを考えると来夏月爽がここまで醜悪なのも、常夏三姉妹を含めて何を皮肉っているのかも、まあそういう事である。
関連タグ
スクライド ハーレム ナルシスト キモオタ ミソジニー 下衆 人間のクズ
雲慶：一時期常夏三姉妹を貸し与えて作戦に協力していたが、劉鳳が記憶を取り戻してからはトンズラした。
シュラク隊 エンブリヲ：同じ制作スタジオで作られたアニメ作品における「制作時期に流行っていた美少女モノへの皮肉やアンチテーゼ」という側面を持つ存在。何の偶然かスクライドを含めたこの3つの主要スタッフは全員がガンダムシリーズの監督なり脚本なりを担当したという奇妙な縁があったりする。
