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東武30000系

とうぶさんまんけい

東武鉄道で使用されている車両の一つ。
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東武30000系とは、東武鉄道の通勤型車両の一形式。
伊勢崎線日光線系統(南栗橋車両管理区とその支部)のみだったが、2011年頃から東上線系統(森林公園検修区)に転出する編成が出現した。
東武の新製車で、最後のアルナ工機製である。また一部車両は富士重工製(31406Fのみ)と東急車輛製がある。

概要

東京メトロ半蔵門線東急田園都市線との直通運転開始に先立ち平成8年(営業運転は翌9年)に登場した。
乗り入れ相手に合わせ10連で登場したが、当時はそれがまだ計画段階であったため、当分は地上線での運用にとどまるため6連+4連という、地上線・地下鉄直通運用の双方に対応したフレキシブルなスタイルで登場した。このスタイルは最終編成まで変更されることはなかった。

車体

10030系・20000系シリーズに引き続き軽量ステンレス製で、臙脂(えんじ)色の帯を巻いている。
先頭部は窓を大きく取り、側面は窓を2連窓とした。種別・行き先表示機は3色LED式で正面は左側の窓の上部に種別表示装置を、貫通扉上に行き先表示機をそれぞれ設置している。
側面は一体型で横にものすごく長い。近鉄シリーズ21を彷彿とさせる。

性能

半蔵門線田園都市線に合わせ最高速度は120km/h、加速度は3.3km/h/sとされた。
制御装置には東武初となるIGBT素子使用のVVVFインバーターを搭載した。このインバーターは日立製であるが、IGBTの草創期に登場したため変調音が独特である。
MT構成は、6連では3M3T,4連では2M2Tとなっており、合計で5M5T、比は1:1となっている。首都圏私鉄のVVVF車の大半は、MT比率が1:1となっており、特に変わった特徴はない。

内装

座席は青を基調とし赤のストライプが巻かれている。
また、座席には仕切り板があるが、これは製造時期により、

  • 長方形で、角が丸くなっているタイプ
  • JR東日本の209系のような形状で、色が淡い青に塗装されているタイプ
の2タイプがある。どちらも片持ち式ではなく、座席下部から床にかけてヒーターが置かれている。

最近の動向

30000系は先述のとおり6+4の10連で登場した。
そして半蔵門線東急田園都市線との直通運転が開始され、東武からは本形式のみが運用に就いた。
だがそんな30000系は編成上の特性から、まずい弊害が起きた。
それは朝夕ラッシュ時にとんでもない混雑を見せる渋谷駅半蔵門線ホーム。
混雑しやすいハチ公口に出る階段が5号車と8号車付近にあるため、東急は5000系の4号車・5号車・8号車を一部編成を除き6ドア車として乗降時間の短縮を図ろうとしている。
ところが、東武30000系は4号車・5号車が連結位置となる先頭車で定員が少ないので、ラッシュ時には非常に乗り降りに時間がかかったり、すぐに満杯になってしまったりしてしまう。
そこで東武は東武50000系の派生車である50050系を投入することで、この問題の解決を図ろうとした。
50050系は10連固定で、浅草への乗り入れを考慮していないため、先頭車が編成中間にくることは絶対にない。
これにより30000系は50050系に押されていき、ATC設備を取り外し50050系に譲って地上線運用専用となった。

2011年には31602Fの35602号車の主電動機を試験的に永久磁石同期電動機「PMSM」に交換し
11月末から営業運転に入っている。

2014年11月現在、3社直通対応の30000系はわずか2本(31606F+31406F、31609F+31409F)しかない。変化というものは実に速いものである。これらは足利方面への臨時直通列車によく使われている。

また31601F+31401F以降、森林公園検修区に転属した編成は、中間運転台設備撤去工事などの
10連化改造を施工の上、東上線で運用されている。転属した編成は次の通り。

・31601F+31401F
・31602F+31402F
・31603F+31403F
・31604F+31404F
・31605F+31405F
・31607F+31407F
・31608F+31408F
・31610F+31410F
・31611F+31411F
・31612F+31412F
・31613F+31413F
・31614F+31414F
・31615F+31415F

つまり、先述の31606F+31406F、31609F+31409F以外はすべて東上線へ転属済みとなったわけだ。

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