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ではマスター、勇ましく外遊と参りましょうか。ユゥユゥもお供いたします。ふふっ


プロフィール

真名楊貴妃(楊玉環)
クラスフォーリナー
性別女性
身長155cm
体重45kg
出典史実
地域中国
属性混沌・善・人
好きなもの
嫌いなもの
  • ドタキャンの花(第1、2再臨)
  • マスターと自分の間の森羅万象全て(第3再臨)
設定担当星空めてお
ILLUST黒星紅白
CV佳村はるか

概要

Fate/Grand Order』に登場するフォーリナークラスサーヴァント。レアリティは☆5。

2020年の正月に実装された年始恒例の新規実装サーヴァントの一人で、日本出身の英霊が中心だったこれまでの法則を覆した(尤も、最初の正月PUである2016年はインド兄弟だったが)。


日本の前掛けにも連なる、背中と腋が大きく露出した中国の伝統衣装肚兜は楊貴妃が着たことが始まりだと言われており、本作の楊貴妃も肚兜を着ている。


実装から長らくちゃんとしたストーリー登場は無かったが、第2部4.5章にあたる期間限定イベント『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』にて主要人物の一人に抜擢。


真名

センシティブな作品


唐王朝が内乱で滅びる元凶となった事で有名な世界三大美女の一人、楊貴妃

幼少より、「大富を呼ぶ娘となる」「絶大な権勢を得る」と占術師から将来を予言されていた。


楊一族はそれまで蜀州に根を張る地方官吏の一門でしなかく、玉環も多少裕福な町娘でしかなった。父母を幼い砌に喪い、孤児となった四姉妹の末娘は、その美貌から叔父に拾われることになる。玉環17歳のとき、洛陽で官吏となった叔父が玄宗の第18皇子・寿王李瑁の妃探しを知り、洛陽でも指折りの美少女へと成長した玉環を推挙すると、二人は美男美女の夫婦として洛陽に知られるようになった。寿王は誠実な好青年であり、彼との短い新婚生活は玉環にも好ましいものだった。


晴れて皇族入りを果たした玉環だが、これは始まりに過ぎなかった。寿王の母・武恵妃は当時の玄宗から寵愛甚だしいことに驕り、寿王の皇位継承権を掴むべくお家騒動を起こし始める。情勢は混迷を極め、遂には玄宗も皇子三人を処刑する非常事態となった。だがこの混迷の火種となった武恵妃も突然の病死を遂げ、寿王も周囲の厚い推挙の甲斐なく皇位継承は果たせず終わる。


武恵妃の頓死に呆然自失とした玄宗は、3年もの月日を徒に費やしてしまう。この事態を重く見た玄宗の側近・高力士は、新たな寵姫を見つけることを進言する。丁度その時だった、玄宗はこともあろうに新年の挨拶に拝謁した我が子の妃である玉環に一目惚れしてしまった。

我が子の妃を寝取る訳にもいかず、しかし既に恋患いに魘される玄宗に、高力士は悪魔の計略を提案する。しばらくして玉環は、義母冥福の名目で出家を命じられ、寿王との離婚とともに道士となった。そのまま皇族の湯治場である華清池へ隠棲させられるが、そこで待っていたのは玄宗からの混浴の勅命だった。そこから逢瀬を重ねた2人は、5年の歳月の末に遂に結ばれる。

玄宗60歳、玉環26歳であった。


だがこれは王朝衰退の呼び水でもあった。玉環は「楊貴妃」と呼ばれ、玄宗は彼女のためにあらゆる贅を尽くし、貴妃も惜しみないその愛を受け入れた。

同時に楊貴妃の親族縁者はことごとく官吏に推挙され出世し、禁中の権勢を恣とした。一族の姫が愛されるだけで何の苦も無く貴人となった楊一族は、その地位に胡坐をかいて政治を腐敗させ、老いた玄宗も執政に腐心することに疲れて楊貴妃に心の拠り所を求め、彼らの専横を許してしまう。


その果てに楊国忠と安禄山による政争を招き、安史の乱を起こすこととなった。

政争の火は燎原の炎となり、玄宗と楊一族への怨憎となって激しく燃え上がった。命からがら逃げ遂せた玄宗と楊貴妃だったが、馬嵬に至って玄宗は側近・高力士の忠言から貴妃の処刑を忸怩たる思いで決断し、高力士に愛する女の首を絞めさせた。遺体はその場で埋葬されたが、乱の鎮静後にしばらく行方不明となる。その後、玄宗の命によって探し当てられ、都に墓所を移設したという。


人物

一人称は「私(わたし)」

再臨ごとに色気を増した姿に変化していくが、一般的な楊貴妃像とは異なり、素直で前向きかつ、親切心を忘れない頑張り屋な性格。人呼んで幼馴染系ハイスペック少女。


当初は自分の美貌は悪漢どころか魔性すら引き寄せる元となっていた為、あまり自信を持てずにいたが、美貌によって人々を幸せにしていく内に自信を持つようになったという。琵琶を携えていることからもわかる通り、歌や踊り、琵琶などの音楽の才に秀でており、温泉とライチも好む。


センシティブな作品


第三再臨からは肉体・人格共に"傾国の美女"と呼ばれた大人時代のものへと変わり、同時にフォーリナーとしての側面も強まって、異形の要素が身体に現れる様になる。


そしてその本質は、ある世界の月の悪性腫瘍と同列にして対極。

少女時・大人時共に人畜無害な顔をしながら腹の中で黒々とした権謀術数を巡らせ、自身の目的のために百面相で立ち振る舞う「傾城美姫」に相応しい女性的な強かさを隠している。


なお、関連人物の頂で後述するが『逞しい殿方が赤子のように振る舞う姿』を見るとゾクゾクするという。それもガチな反応なのだから軽い気持ちで近付くと……お察しください


そんなフォーリナーとしての彼女が「天子様」と拝する主神は、兎角「見敵必殺」「焼滅皆燼」をモットーとした炎の破壊神。本来縁もゆかりもないはずのこの「神」は、紫微宮・北落師門という僅かな入口を頼りに地球に触手を伸ばし、楊貴妃の純粋無垢な少女性に目を付ける。

古代中華の覇王は演算により、破壊神は何らかの機会によって死した直後の彼女の遺体を回収し、自身の因子を植え付けて何かの拍子にそれが起動するよう魔改造を施したと導き出す。


それが英霊の座にそのまま持ち込まれてしまっており、楊貴妃はサーヴァントとして召喚されれば外宇宙の端末として、神性を天子と仰ぎ行動を起こすよう刷り込まれている模様。日華の画狂の解析では、その霊基は9割も改造されており、無理に引き剥がせば消滅してしまうという。結果上記の悪性も、それなりに良心で自制できていた生前のものより大幅に強められてしまっている。


同時にトコトン一途な性質が災いし、何かの拍子に心惹かれるものに触れると本来の使命そっちのけで我欲に奔るポンコツが同居している。特に混迷極まる場であろうと取り乱さず果敢に挑む人物に惹かれやすく、琴線に触れると「よく見たらこの人は天子様」と発狂し、挙げ句は生前天子様と果たせなかった7月7日の約束(比翼連理の誓い)を果たすために暴走し始める。


まさかの裏ボス系幼馴染

嫌な言い方だが、つまりこいつとも類友。惚れた相手にどこまでも入れ込んでしまう愛の重さは、溶岩水泳部に匹敵する危うさを内包している。


現状において邪神の因子は摘出不可能なため、逆説的に厳重な封印を施して表層人格(第1・第2形態)が優先されるよう調整されている。今後のサーヴァントとしての成長次第では邪神の因子への抵抗を強め、将来的に魔改造ヵ所を自力で切除することも可能になると試算されている。


能力

自らが得意とする舞踊を用いた近接格闘や、笛や琵琶で炎の精霊らしきものを操る戦術を得意とする。炎を操る能力は繋がった邪神の能力に由来しているものと思われる。


彼女の神性スキルには分霊系の権能が含まれており、本人含め二人まで、かつ虚数空間内限定ながら分身が可能である。分割思考技術を取り入れスカディのルーン魔術も借りたことにより、分身も独自に思考・行動し、感覚共有も可能。これを「秘境異次元・身外身(ぶんしん)の術」と呼ぶ。


上記の能力から彼女と直接繋がった邪神候補として、彼女が従属している主神そのもの、あるいはその神に仕える「炎の精」の長が挙げられる。ダニエル・ハームズ著『エンサイクロペディア・クトゥルフ』によると、フサッグァは集団記憶を持つらしい「炎の精」の中枢神経的存在かもしれないとされており、青い炎という共通点を持っている。


同書によるとフサッグァをクトゥグァの化身の一つかもしれないという解釈も存在し、この説をとるならFate世界におけるクトゥグァ(に相当する「外宇宙の存在」)が分霊系スキルの源となる性質を持っていてもおかしくはない。


また生来の資質なのか、サーヴァント基準で見ても並外れた聴覚を有している。

生前は道教の術を習得して「太真道士」となり、死後は仙女となったという伝承から、本来はキャスターの適性がある事が考えられる。


モーション中では、笛を吹いて炎の精霊を向かわせる、笛や琵琶を棍棒のように近接武器とする、琵琶を鳴らして蒼炎の渦を巻き起こしたり頭上から複数の火炎弾を投下する、炎を纏わせた琵琶に乗って突進する、足先を炎上させて連続蹴りを放つなどの攻撃を披露する。


第3再臨では、浮遊した笛から青い光線を放つ、笛を七節棍のように繋げて殴打する、琵琶を鳴らして炎の金魚を召喚したり上空から炎の雨を降らせる、着物の裾に炎を纏わせて叩きつける、両腕を炎上させてビンタで焼き尽くす、フォーマルハウトを模した火球を投下するなどしている。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香DCDADB+

保有スキル

領域外の生命(EX)フォーリナーのクラススキル。外なる宇宙、虚空からの降臨者を示す。邪神に魅入られ、その権能の一鱗を身に纏い、舞い奏でるもの。
神性(B)フォーリナーのクラススキル。神性適性を持つかどうか。外宇宙に潜む高次生命の先駆となり、強い『神性』を帯びた。人類史における美の象徴として照臨する楊貴妃に対しては、何も影響を与えていないかのようだが……ともすると邪神との相性が適しすぎていたのかもしれない。
三千寵愛在一身(A→A+)後宮で待つ三千人もの美女に注がれる皇帝の愛を、楊貴妃は一身に受け、死後に至っても手放す事は無かった。『三千寵愛在一身』とは、君主のような地位の高い人物の愛情を独占する事を指す故事成語。
傾国の寵姫(A)楊貴妃に定められた宿命。国家を腐敗させ荒廃させる災厄の絶美。
妖星の火輪(A)蝋燭の芯がその終焉まで燃え尽きぬように、叛乱の渦中にあっても絶えず輝きを発し続ける不滅の相。「妖星」とは凶事の全長となる星を意味する言葉で、彗星や流星も指す事からフォーリナー要素もある。

宝具

霓裳羽衣 比翼連理(げいしょううい ひよくれんり)

  • ランク:B+
  • 種別:対人/対国宝具
  • レンジ:1~6
  • 最大捕捉:1人


「全力で奏でるぞー!」

「勅令。天帝の貴妃、楊太真の名において発す。紫微宮は北落師門の帝を開き、羽林の軍勢をや此処に招来(しょうらい)せん。いざや舞い、護りて踊り、打ち掛かりては琴弾きましょう!『霓裳羽衣 比翼連理(げいしょううい ひよくれんり)』!!」


「今こそ舞いましょう。」

「勅令。蓬莱の導師、楊太真が発す。紫微宮、北落師門の御門を放ち、羽林の軍勢を此処に召喚せん。いあ、ふんぐるいむぐるうなふ、ふぉまるはうと、んがあぐあ、なふるたぐん!『霓裳羽衣 比翼連理(げいしょううい ひよくれんり)』!!」


詩魔白居易が、玄宗皇帝と楊貴妃の不滅の愛を詠った漢詩「長恨歌」の一節。

霓裳羽衣とは玄宗が楊貴妃を思って作られた歌だったのだが、楊貴妃が傾国の美女となった事が原因で禁忌とされてしまった。宝具演出としてはみなみのうお座のα星フォーマルハウトを召喚し、対象を焼き尽くすというもの。なお、この時の楊貴妃の瞳はSAN値崩壊物である。


ゲーム上での性能

HP:1960~13365/ATK:1907~12342と、実装済み☆5フォーリナーとしては最大のATKを有する。

《Quick:2/Arts:2/Buster:1》の弓兵型の手札に、〔Q:4/A:4/B:3/Ex:5〕とヒット数も多い。

特にArtsカード性能がキャスター並みの良性能で、Quickも平凡だがヒット数の多さからそこそこクリティカルスターを生産でき、総じてカード性能は高い部類に位置する。


自身に1T無敵3ターンNP10%供給&スター5~15個獲得&1T対男性限定ターゲット集中の「三千寵愛在一身(A)」、敵全体のチャージターン減+チャージ減成功数だけNP獲得(1体:10~20%)&3T敵全体の防御力ダウンの「傾国の寵姫(A)」、自身に3T「生ける炎」状態付与(被ダメージ時に攻撃した相手に火傷状態を付与)&3T自身の防御力アップの「火輪の妖星(A)」と、スキルも固有のもので固めている。NP供給に秀でており、特に「傾国の寵姫」は敵の数とチャージ状態に応じて宝具解放を大きく進めることが可能になる。「三千寵愛在一身」は、「火輪の妖星」と併用することで敵を効率よく火傷状態にし、宝具効果を高めることに一役買ってくれる。


宝具は上述通り。

効果は【敵単体に超強力な〔火傷〕特攻攻撃(Lv1~)(オーバーチャージで特攻威力アップ)&3T火傷付与】皐月の王毒特攻宝具同様、状態異常に反応して威力が跳ね上がる仕様で、火傷付与さえ成功すれば特攻対象となる特性を問わないという手広さが最大の売りと言えよう。NP効率がかなり高いため、宝具の追加効果で火傷を付与してから3ターン内に特効効果を発揮した更に強力な一撃を見舞うという手段も可能な範疇となる。


基本的な運用は、対バーサーカー向けのArts単体アタッカー。

対男性限定のターゲット集中を利用した、疑似的な男性特攻サーヴァントとしても動ける。

フォーリナー特有のスター集中率の高さに、自前でNPもスターも稼げるので、上手くカードを回せば短い周期で宝具の連続開放も可能になる。ただその反動で、特攻効果が入らないと宝具威力自体は控え目な部類になり、むしろ宝具の連射を織り込んだ戦い方こそ本領といえる。


そのためスキル群も遠慮なく切っていく必要があるのだが、肝心のスキルはどれも8~9ターン(最短6~7ターン)とややチャージターンが長く、切り処を間違えると窮地でトラブルに見舞われることになり、短期決戦よりは耐久戦に適性がある。


これらのことを踏まえ、第2部3章のストーリー中で大勢のマスターを苦しませた項羽戦では他のフォーリナーよりはうまく立ち回れる強みをもつ。ただし同じバーサーカーである第2部4章のアルジュナ・オルタは弱体が一切効かないため要注意である。


何の皮肉か、サポーターとして同じ傾城属性を持つキャス狐とは抜群の相性を見せ、敵の宝具を遅延させながら豊富なArtsカードとNP供給で宝具を回転させ、スキルも宝具も回し放題という強力なタッグを形成する。


火傷付与は宝具効果に持つサーヴァントが多い一方、ハロウィンエリザ水着邪ンヌはスキル効果で手軽に火傷を付与でき、特にハロウィンエリザはスター供給力も高いためサポーターとしての相性も悪くない。

誰にでも手に入れやすいサーヴァントとしては清姫も低コストなことも加味すれば悪くはない。

強化クエストのクリアこそ必須ではあるが、スキル1「変化(火竜)C+」を発動させるだけで敵全体に延焼状態を付与することができるので能動的に楊貴妃の宝具への手助けができるほか、バーサーカー故に倒れやすく後続に繋げやすい。


問題はカードがBBBQAなので楊貴妃のためにQチェインとAチェインの双方が発動しづらくなる点と、延焼状態を付与して即退場させようとしても強化クエストが必須なので最終再臨まで育てる必要があり、バーサーカーかつ低コスト故に倒れやすいとはいえどワンパンで倒れるわけでもなく敵の攻撃次第では複数ターン生き残ることも十分にありえるということか。


ターゲット集中の概念礼装をつけて速やかな退場を狙うという手もあるがそこまですると低コストだからという利点が失われてしまうので一長一短。なお、指令紋章「赫き髭紳士の令呪」をカードにセットし、通常攻撃でも火傷を狙えるよう工夫できると特攻を活かしやすい。


また武則天もスキルで火傷を付与できるが恒常とはいえ星4であることと強化クエストをクリアしなくてはいけないのでやや敷居が高め。


課題は火傷(状態異常)付与に対する耐性が高いサーヴァントには不利な点。

よりにもよって、本来なら天敵となれる無貌の月は火山の女神の霊基も取り込んだため火傷無効でメタられていて特攻効果を発揮できず、非常に歯がゆい事態となっている。

一番の天敵は神性特攻スキルとやけど無効、さらにアペンド3で対フォーリナー攻撃適性まで持つ壱与か。


対男性の競合相手として寵愛の三女神の次女がいるが、あちらは状態異常を無視した瞬間火力こそ高いものの基礎ステータスが☆3のため短期決戦向き、楊貴妃は自前の耐久性を持ち味に粘る立ち回りが得意と、棲み分け自体は容易。


虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』開幕直前キャンペーンにより強化クエストが実装され、スターの生成量が増えただけでなくターゲット集中の制限が無くなったためより使いやすくなり、エウリュアレとの競合を意識する必要もなくなった。


またアルトリア・キャスターの実装や火傷付与のコマンドコードの増加、火傷特攻礼装のハニー・レイクの存在により実装当初より遥かに使いやすくなった。


追加高難易度クエスト「秘湯まるごと大決戦」

正月イベント『閻魔亭繁盛記』の復刻版に単騎で登場。

高難易度クエスト「吶喊バトル!人理で一番強い猿!」をクリア後に、一度限りの挑戦となる。


ブレイクゲージを2つ備えており、ブレイクごとに霊基再臨と火傷付与スキルを追加する。1度目は攻撃ごとに、2度目は被ダメージごとにと、何をしようと強制的に火傷を負わされてしまう。回転の早い宝具と、ブレイク後の火傷の重複がとにかく厄介。弱体化に対する解除・無効の手段がないと、僅か数ターンで特大のスリップダメージを背負わされるため、必然的に短期決戦を強いられやすい。延焼付与のスキルも獲得しており、見過ごすと10,000単位のHPさえ一瞬で灰と消える。


対処法としてはジャンヌを、耐久・火傷治しに編入するのが最もやりやすい。アタッカーにはアルターエゴや、「人類の脅威特攻」を持つエルキドゥ謎のヒロインXXあたりが適任。特にメルトリリスは宝具の副次効果に強化解除を持つため、楊貴妃に痛打を通しながらバフを丸ごと引き剥がすことができる。シトナイも宝具回転率が高く弱体無効スキルを持つので、Artsパを編成してNP効率を上げてやると短期間で大ダメージを連発してくれる。サブアタッカーに火傷無効の水着BBや、5ターンの弱体無効を要するアルジュナ、宝具に味方全体への弱体解除を有する「両儀式」など添えておくのも有効か。


関連人物

生前

玄宗

愛しの天子様。彼と交わした比翼連理の誓いは今も忘れていない。

流石に彼を悪く言われると、本気の怒りを垣間見せる。


梅妃

玄宗の寵姫の一人。楊貴妃と寵愛を争ったといわれる。


高力士

玄宗の腹心。死を求めた楊貴妃を縊死させ、彼女を看取った。


安禄山

唐の軍人。玄宗に謀反を起こし、唐王朝を衰退させ、自身が死ぬきっかけを作った人物。

また、上記に記されている、彼女と赤ちゃんプレイをした人物でもある。


李白

玄宗皇帝に仕えた詩人。

葛飾北斎と同類の、芸術の為なら全てが許されると考えるようなマッド気質の人物だったようである。

酒飲みでも有名で、楊貴妃自身も酔った際には脳内で「イマジナリー李白」と会話が始まる


Fate/Grand Order

始皇帝

現在の中華の基礎を作った皇帝で『天子の中の天子』として非常に尊敬している。


武則天

夫である皇帝・玄宗の祖母。

うっかり不夜奶奶(ナイナイ=おばあちゃんの意)と呼んでしまったため鋸引きにされかかる。等々ドSと呼ばれるほどの接し方をしつつも、孫を支えてくれた事にそれなりの感謝はしている。


作中でも楊貴妃の裏切りに対するカウンターとして召喚に巻き込まれ、彼女の悪性因子を厳重に封印する事に成功。その歪められ様に同情し、以降の監視も買って出ている。


2022年水着イベント『アークティック・サマーワールド!』にて、実は深夜に武則天の寝床に忍び寄り、彼女が苦手とする幽霊のフリして驚かせ、その反応を見て愉悦に浸っていた事が判明。

あまりにも命知らず&イイ趣味していた為、カーミラからは『貴女じゃなかったら腕の二、三本なくなってる』とまで言われている。しかし彼女は本気で反省していない。


しかも幽霊を克服した水着霊基は、『偉大な女帝がパニくるギャップが可愛かった』解釈違いを起こす事態に。邪神云々以前にトンでもなかった。


藤丸立香

契約したマスター。

どれほど混沌とした有事だろうと果敢に解決の道を探る姿に「この人よく見たら天子様!?」と、7月7日の約束を交わした天子様(玄宗皇帝)と同一視して慕っている。

その執着具合はきよひーに負けず劣らずといえば、どれだけかお察し頂けると幸いです……


玄奘三蔵

同じく唐代のサーヴァント。「大唐の平和の礎となった尊いお方」として尊敬している一方、自分が傾国っちゃった(原文ママ)ために滅亡ルートに入ったことに対して負い目を感じている。


アビゲイル・ウィリアムズ

先輩としてカルデアの事を色々と教わっており、愛らしいと感じている。

しかし、その風貌はかつて彼女の侍女を務めていたペルシャ人の少女を思い出すそうで、彼女からはぞんざいな扱いを受けていたという。


葛飾北斎

あちら側としては同じフォーリナーとして親交を深めようとしているようだが、李白と似た(同じ芸術のためなら何をしてもいいと思ってる系の)芸術家気質を感じているらしい。


玉藻の前

同じく傾国の美女と謳われた時期が存在していたサーヴァント。

しかし、その件に関しては触れないように釘を刺されている。


殺生院キアラ

同じく一見すると淑女なのだが、その実ヤバい性癖を隠したサーヴァント。

また、人類史にとって危険な存在を内包した存在でもある二重の意味で恐ろしいお方。


クレオパトラ

世界三大美女の一人。楊貴妃側は、自身が三大美女に選ばれるなどとんでもないという態度であったが、クレオパトラの語る美容関連の話には興味津々の模様。


虞美人マリー・アントワネット

場合によっては、楊貴妃の代わりに虞美人を入れて世界三大美女と称したり、マリーを加えて四大美女とされる事もある。こういうことを騒いでいるのはもっぱら日本だけらしい……


BB (水着含む)

彼女が変質した要因となった邪神が楊貴妃と繋がっている邪神の宿敵である為、いざとなれば焼き尽くそうと考えている。それもカルデアごと。やめてくださいしんでしまいます

マスターが彼女の影響で「SANがSHINEでマジピンチ」になってしまう事を危惧する(日光(サンシャイン)とSAN値がSHINE(SAN値が死ぬ)を掛けたシャレ)。なお、BBちゃんはもう一つの神性(女神ペレ)で宿敵にメタ張りしてきているため、燃え尽きるとしたらカルデア側だけ。


そして性格面も真逆で、「ラスボス後輩」「憎まれ役を買って問題解決に導く」「気まぐれに見えて緻密な検算を欠かさない」BBに、「裏ボス系幼馴染」「滅私奉公で堕落と破綻を招く」「綿密な立ち回りの末に倒錯して暴走する」ユゥユゥ、等々いろんな面が正反対。

性格面は互いが完全な相克状態であり、攻め手受け手が常に反転する。


余談

センシティブな作品


太ましいことを気にしてるコメントは、史実における楊貴妃の時代ではその様な体が美女の基準であったため。つまり生前は太ましい体系だった可能性もあり、ダ・ヴィンチみたくサーヴァントとしての霊基をいじったか、フォーリナーになった影響で現代基準の美女に変化したのかもしれない。最も前例がある以上、史実通りバインバインなぽっちゃり美女になっても文句が出るマスターはあんまりいないだろう。


これまでの元旦の実装サーヴァントは広義的に言うのならアジア圏のサーヴァントで占められている。2016年のカルナとアルジュナはインド、2017〜2019年の武蔵と北斎と紅閻魔は日本、2020年の楊貴妃は中国である。2022年の闇のコヤンスカヤ、2023年のラスプーチンはロシアだが、霊基成立に日本由来の要素を含んでいる。


なお、キャラ設定では「大国“唐”を内乱の戦火で燃え上がらせ、王朝滅亡の元凶となった美貌の貴妃」と書かれているが、実のところ唐の滅亡は彼女の死からおよそ150年後である(そもそも唐は618年~907年であり、彼女が死去した756年はまだ唐の歴史の半分にすら至っていない)。

唐が安史の乱で大きく国威を損ない、衰退の一途を辿ったのは事実なのだが、せいぜいが衰退の元凶もしくは滅亡の遠因と言う所であり、滅亡の元凶と言うのはあまりに無理がある。


その安史の乱に関しても、現在の研究では彼女の責任はほとんど無かった、と言うのが通説。過度の贅沢や他の后妃への迫害、政治への介入などはほとんどない、分をわきまえた貴妃だったようだ。強いて責任を求めるならば、又従兄の楊国忠や養子である安禄山との連帯責任程度である。


にもかかわらず傾国の美女として扱われやすいのは、逆説的だが分を弁え、表に出なかったから=逸話が残っておらず脚色しやすかったから、と言う所が大きいと言える。「実態は良くわからないが、皇帝に魅入られる程の美人で、反乱の原因として処刑された」と言うのは、当時の人々にとっては極めて話の種にしやすかったのだろう。


クレオパトラへの言及では『真珠は飲み物』なる怪しい単語が出てきているが、これは相手に真珠を酢で溶かして飲み干したとされる逸話、楊貴妃に真珠粉末の美容漢方薬『珍珠粉』を常用していたという逸話がある事にちなんでいると思われる。


急激にpixiv人気が出たのか、実装されてひと月もたたない1月18日にpixivisionにてファンアート特集が組まれた。→もうお迎えした? 楊貴妃(Fate)のファンアート特集【急上昇】


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