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機動戦士ガンダムSEEDDESTINY

きどうせんしがんだむしーどですてぃにー

機動戦士ガンダムSEED DESTINYとは、「機動戦士ガンダムSEED」の続編として製作されたテレビアニメーション作品である。
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概要

機動戦士ガンダムSEEDの二年後の世界が描かれた作品。
MBS・TBS系で2004年10月から2005年10月まで全50話が放送された。

主人公はザフト軍属であるシン・アスカと前作主人公であるキラ・ヤマトと前作副主人公であるアスラン・ザラの3名。
当初はMS強奪事件追跡の最中にザフトの脱走兵によるユニウスセブンの残骸を地球に落下させる事件が発生したのを機に、新たな戦いの幕開けとなるのだが、ギルバート・デュランダルによる軍事複合体「ロゴス」の存在が暴露された事で、戦いはより複雑に入り組む形で、前作以上の混迷な展開となっていく。

序盤はシン・アスカの視点を中心に物語が進み、中盤以降は上記3名の視点と立場が絡み合う展開となっている。
しかし、3人もの主人公を一つの作品で抱え込む事はストーリーのハードルを上げ 見方によっては主役が交代したかのようにも見受けられる部分がある。
特に、ガンダムの中でもかなり派手で生々しい世界観・キャラクターの設定や概念を持ち、脚本などで視聴者の間で賛否両論を巻き起こし、現在でも議論が交わされており日本のアニメでは最も議論が交わされたであろう作品の一つであろう事は想像に難くない。

コミックボンボンガンダムエースにてコミカライズも連載されたが、その中ではアニメ本編のストーリーに基づき、アニメでは描写しきれなかった設定や個々の登場人物の心情等が補完されており、ファンから一定の評価を得ている。

本作品の製作現場は、スタッフが「殺人的なスケジュール」と称する程の、納期的に非常に過酷な代物だったそうで、同じセル画を何度も使い回すなど苦肉の策が多く見て取れた。
また、そのしわ寄せでインパルスガンダムがストライクガンダムになっていたり、ストライクフリーダムガンダムがフリーダムガンダムになっていたり、全50話中4話が回想という異様とも言える事態を引き起こしていた(後に発売されたDVD・BDでは作画が修正されている)。
バンクシーンの多用は本作の戦闘シーンの評価を下げてしまっている一方で、その後のガンダムシリーズにおいてはその反省を踏まえ、バンクシーンの使用を極力抑える方向で戦闘シーンのクオリティの底上げが成され、一種の転換期となった。

機動戦士ガンダムSEEDに続き、HDデジタルリマスター版が制作され、2013年3月29日よりバンダイチャンネル(日本国内)、YouTube(日本国外)にて第1話を先行配信(以降、毎週金曜日更新)。2013年4月7日よりBS11、同年4月9日よりTOKYO-MXでテレビ放映された。

劇場版

2006年5月7日の「ソニーミュージックアニメフェスティバル'06」で制作発表が行われた。監督はTVシリーズと同じく福田己津央が担当することが決定していた。しかしその後続報が途絶え、『月刊アニメージュ』2008年4月号のインタビューで脚本家の両澤千晶が、企画はまだ無くなっていないと述べるに留まっていた。その後2009年3月に、機動戦士ガンダム00の劇場版化が公表、2010年に全国公開されるに至り、2011年には毎日放送との権利・契約関係が解消された事が確認された。
メカデザイナーの大河原邦男は、2015年8月30日の大河原邦男展記念トークショーにて、劇場版のメカデザインが完了していたことと、もし劇場版制作が再開されるのなら1からデザインし直すと述べた。
なお脚本家の両澤千晶は2016年2月19日に急逝している。

物語

コズミック・イラ(C.E.)71年6月15日。大西洋連邦とオーブ連合首長国によるオノゴロ島の攻防戦の中、
シン・アスカはフリーダムガンダムとカラミティガンダムが放った弾丸同士の衝突で発生した爆発で家族を失った。
(製作発表会のPVではフリーダムが、FINAL PLUSではカラミティの砲弾で家族を失う)
マユが落とした携帯電話を握り締め、彼は自らの非力さに絶望する。

前大戦こと第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて、


コーディネイター・ナチュラル両種の存亡をかけた殺戮劇を繰り広げた人類。だが、キラ・ヤマトら三隻連合の決死の働きで最悪の事態は回避され、ザフトオーブ・連合はそれぞれユニウス条約を結び停戦。世界は再び平穏に包まれたと思われた。
しかし、争いの火種は消えることは無かった。一年にも及ぶ戦争を停戦へと導いた英雄キラは表舞台から姿を消し、共に戦い抜いた仲間、恋人のラクス・クラインと孤児たちと共に、オーブの僻地で静かな生活を送っていた。
同じく、停戦に貢献した元ザフト軍人のアスラン・ザラはアレックス・ディノと名を変え、オーブ首相カガリ・ユラ・アスハのパートナーとして公私をサポートしていた。

停戦から2年後、C.E.73年10月2日。
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談の為、新造艦ミネルバの進水式の準備が進むL4 アーモリーワンを訪れたカガリとアスラン。だがその最中、ザフト軍が開発した新型モビルスーツ(MS)カオス、ガイア、アビスが何者かに強奪され、周囲は混乱に陥る。これを阻止すべく、ミネルバからも新型機インパルスが出撃。
そのパイロットは、プラントに渡りザフト軍に入隊したシンであった。
新型機を強奪した謎の部隊を追い、カガリとアスランを伴ったままミネルバは出撃する。だがそんな中、安定軌道にあったはずのユニウスセブンが地球に落下し始めたという報せが入る。それは、ナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト脱走兵達の仕組んだものだった。しかし、この事件を利用しようと暗躍する者達も動き始め、世界は再び混乱と戦火に包まれるのだった。


登場キャラクター

プラント/ザフト

シン・アスカ(CV:鈴村健一
ルナマリア・ホーク(CV:坂本真綾
ギルバート・デュランダル(CV:池田秀一
ミーア・キャンベル(CV:田中理恵
レイ・ザ・バレル(CV:関俊彦
タリア・グラディス(CV:小山茉美
メイリン・ホーク(CV:折笠富美子
アーサー・トライン(CV:高橋広樹
ヴィーノ・デュプレ(CV:小田久史
ヨウラン・ケント(CV:杉田智和
ショーン
デイル
マッド・エイブス(CV:楠大典
チェン・ジェン・イー(CV:泰勇気
バート・ハイム(CV:野島健児
マリク・ヤードバーズ(CV:諏訪部順一
ハイネ・ヴェステンフルス(CV:西川貴教
アビー・ウィンザー(CV:根谷美智子
キングT@KED@(CV:竹田青滋
グラスコー(CV:西前忠久
サトー(CV:山口太郎
サラ(CV:山田美穂
ヨアヒム・ラドル(CV:高塚正也
ヨップ・フォン・アラファス(CV:吉田尚記

地球連合軍/ロゴス

ネオ・ロアノーク(CV:子安武人
アウル・ニーダ(CV:森田成一
スティング・オークレー(CV:諏訪部順一
ステラ・ルーシェ(CV:桑島法子
イアン・リー(CV:西前忠久
ジョゼフ・コープランド(CV:楠大典
イサワ
ハラダ
ミラー・ジョーン(CV:杉田智和
ロード・ジブリール(CV:堀秀行

オーブ連合首長国

ユウナ・ロマ・セイラン(CV:野島健児
アマギ(CV:千葉進歩
イケヤ
ゴウ
ニシザワ
ウナト・エマ・セイラン(CV:松本大
ソガ(CV:西前忠久
タツキ・マシマ(CV:西松和彦)
トダカ(CV:一条和矢
ババ(CV:花田光

その他

ヒルダ・ハーケン(CV:根谷美智子
ヘルベルト・フォン・ラインハルト(CV:楠大典
マーズ・シメオン(CV:諏訪部順一
マユ・アスカ(CV:坂本真綾
コニール・アルメタ(CV:笹本優子

その他の登場人物は ⇒ 『機動戦士ガンダムSEED』を参照。

登場メカニック

本稿ではDESTINYで登場した機体のみを挙げる。

ザフト

MS

インパルスガンダム

セイバーガンダム
デスティニーガンダム
レジェンドガンダム
ザクウォーリア
ザクファントム
グフイグナイテッド
ガズウート
ゲイツR
バビ
アッシュ
ジオグーン

艦船

ミネルバ
ゴンドワナ

地球連合軍・ロゴス

MS

カオスガンダム
アビスガンダム
ガイアガンダム
デストロイガンダム
ダガーL
ダークダガーL
ウィンダム
フォビドゥンヴォーテクス
エグザス
ザムザザー
ゲルズゲー
ユークリッド
ペルグランデ

艦船

ガーティ・ルー

オーブ・クライン派

ムラサメ

ドムトルーパー
アカツキ
ストライクフリーダムガンダム
インフィニットジャスティスガンダム

艦船

タケミカズチ
アークエンジェル

専門用語

  • ユニウス条約

前大戦終結の折に制定された条約。
ミラージュコロイド、ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)の使用禁止、モビルスーツの保有数制限といった軍事行動に対する制限が加えられている。

  • セカンドステージシリーズ
C.E.73年代にてザフトで同時期に開発された5種のモビルスーツ、およびそれに関連した機体の総称。
ユニウス条約においてNJCの使用が禁止されており、NJCの代わりとなる動力の補助機関として「デュートリオンビーム送電システム」が新たに採用されている。また、電力消費を抑える試みとして「ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)」を採用している。
同条約において保有できる機体数の制限も布かれており、本シリーズは可変モビルスーツあるいは「モビルスーツとしても運用できる3機の航空機・航宙機」と言った機体を有する。

  • ヴァリアブルフェイズシフト装甲
連合軍で開発されたフェイズシフト装甲(PS装甲)を発展させた装甲。
装甲に流すエネルギー配分を最適化する事で電力消費を抑えられる特徴を持つ。これによって元々バッテリーで駆動する稼働時間が短いモビルスーツへの搭載で問題視されていたPS装甲の電力消費の調整が可能になった。
また、電力を調整する事でPS装甲の強度も変える事も可能であり、インパルスガンダムはシルエットの換装と同時に装甲色が変わる仕様が導入されている他、これを逆手に取って搭乗者のパーソナルカラーをVPS装甲で再現するといった応用も成されている。

  • デュートリオンビーム送電システム
セカンドステージシリーズの最大の特徴とも言える最新技術。
出撃後、戦闘が長期化するなどの状況において、モビルスーツが帰還することなくバッテリー電力を回復する事が可能となる。エネルギー送信機能を有する戦艦との連携によってその機能を生かす事が出来る。
このシステムを運用する上で、モビルスーツ側にも独自のOSが採用されている。
だが、供給可能なのは電力のみであり、弾薬や推進剤を供給する事は出来ない。いわば一時的に再稼働できるようにするだけであり、機体を出撃時と同等の状態に戻す訳ではない。

  • ロゴス
ブルーコスモス盟主を含む10人の幹部で構成される軍需産業複合体。
詳細はロゴスを参照。

  • デスティニープラン
ギルバート・デュランダルが提唱する、遺伝子情報からその人間の適切な社会的役割を見出すことで人類社会の効率化を図る政策。
その発足は彼が研究者時代に提唱した計画書にまで遡るが、その詳細は不明。

各話リスト

話数 サブタイトル
PHASE-1 怒れる瞳
PHASE-2 戦いを呼ぶもの
PHASE-3 予兆の砲火
PHASE-4 星屑の戦場
PHASE-5 癒えぬ傷痕
PHASE-6 世界の終わる時
PHASE-7 混迷の大地
PHASE-8 ジャンクション
PHASE-9 驕れる牙
PHASE-10 父の呪縛
PHASE-11 選びし道
PHASE-12 血に染まる海
PHASE-13 よみがえる翼
PHASE-14 明日への出航
PHASE-15 戦場への帰還
特別編 EDITED
PHASE-16 インド洋の死闘
PHASE-17 戦士の条件
PHASE-18 ローエングリンを討て!
PHASE-19 見えない真実
PHASE-20 PAST
PHASE-21 さまよう眸(ひとみ)
PHASE-22 蒼天の剣
PHASE-23 戦火の蔭
PHASE-24 すれ違う視線
PHASE-25 罪の在処(ありか)
PHASE-26 約束
PHASE-27 届かぬ想い
PHASE-28 残る命 散る命
PHASE-29 FATES
PHASE-30 刹那の夢
PHASE-31 明けない夜
PHASE-32 ステラ
PHASE-33 示される世界
PHASE-34 悪夢
PHASE-35 混沌の先に
PHASE-36 アスラン脱走
PHASE-37 雷鳴の闇
PHASE-38 新しき旗
PHASE-39 天空のキラ
PHASE-40 黄金の意志
PHASE-41 リフレイン
PHASE-42 自由と正義と
PHASE-43 反撃の声
PHASE-44 二人のラクス
PHASE-45 変革の序曲
PHASE-46 真実の歌
PHASE-47 ミーア
PHASE-48 新世界へ
PHASE-49 レイ
PINAL PHASE 最後の力
FINAL PLUS 選ばれた未来

主題歌

  • オープニングテーマ

ignited -イグナイテッド- (PHASE-01 - PHASE-13)
作詞 - 井上秋緒 / 作曲・編曲 - 浅倉大介 / 歌 - T.M.Revolution
PRIDE (PHASE-14 - PHASE-24)
作詞・作曲・編曲・歌 - HIGH and MIGHTY COLOR
僕たちの行方 (PHASE-25 - PHASE-37)
作詞 - Yuta Nakano+shungo. / 作曲・編曲 - Yuta Nakano / 歌 - 高橋瞳
Wings of Words (PHASE-38 - FINAL PHASE)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 葛谷葉子、谷口尚久 / 編曲 - 谷口尚久 / 歌 - CHEMISTRY
vestige -ヴェスティージ- (FINAL PLUS 選ばれた未来、HDリマスター版PHASE-38 -)
作詞 - 井上秋緒 / 作曲・編曲 - 浅倉大介 / 歌 - T.M.Revolution

  • エンディングテーマ
Reason (PHASE-01 - PHASE-13)
作詞 - shungo. / 作曲 - y@suo otani / 編曲 - ats- / 歌 - 玉置成実
Life Goes On (PHASE-14 - PHASE-25)
作詞・歌 - 有坂美香 / 作曲 - 梶浦由記 / 編曲 - 梶浦由記、西川進
I Wanna Go To A Place... (PHASE-26 - PHASE-37)
作詞・作曲・歌 - Rie fu / 編曲 - SNORKEL
通常日本語詞の部分が放送されたが、アウルとステラが死亡した回(PHASE-28、PHASE-32)は英語詞の部分に差し換えられている(本来の歌詞は1番英語から日本語、2番日本語から英語である)。
君は僕に似ている (PHASE-38 - FINAL PLUS、スペシャルエディション完結編 自由の代償)
作詞 - 石川智晶 / 作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - See-Saw
Result (スペシャルエディションI 砕かれた世界)
作詞 - shungo. / 作曲 - 藤末樹 / 編曲 - 齋藤真也 / 歌 - 玉置成実
tears (スペシャルエディションII それぞれの剣)
作詞・作曲 - 小峰理紗 / 編曲 - 江口貴勅 / 歌 - lisa
遠雷 〜遠くにある明かり〜 (スペシャルエディションIII 運命の業火)
歌 - HIGH and MIGHTY COLOR

  • 挿入歌
Fields of hope (PHASE-07、PHASE-20、PHASE-41、砕かれた世界、自由の代償)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - ラクス・クライン(田中理恵)
水の証 (PHASE-10、PHASE-19、砕かれた世界)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記/ 歌 - ラクス・クライン(田中理恵)
Quiet Night C.E.73 (PHASE-17、PHASE-19、PHASE-24、PHASE-26)
作詞 - 梶浦由記/作曲 - 佐橋俊彦/編曲 - 鈴木Daichi秀行 歌 - ミーア・キャンベル(田中理恵)
深海の孤独 (PHASE-21、PHASE-26、PHASE-30、PHASE-33、運命の業火)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - 桑島法子
vestige -ヴェスティージ- (PHASE-39、PHASE-41、PHASE-42、PHASE-49、運命の業火)
焔の扉 (PHASE-40)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - FictionJunction YUUKA
EMOTION (PHASE-47、それぞれの剣)
作詞 - 清水しょうこ/ 作曲・編曲 - 鈴木Daichi秀行/歌 - ミーア・キャンベル(田中理恵)
Zips (UNDER:COVER ver.)(砕かれた世界)
作詞 - 井上秋緒 / 作曲 - 浅倉大介 / 編曲 - 鈴木覚 / 歌 - T.M.Revolution
Meteor -ミーティア- (それぞれの剣)
作詞 - 井上秋緒 / 作曲・編曲 - 浅倉大介 / 歌 - T.M.Revolution


関連項目

機動戦士ガンダムSEED
ガンダムSEEDDESTINY 種運命 種死

シリーズ

機動戦士ガンダムSEED←  →機動戦士ガンダム00

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