概要
全ゾンダーの制御・支配を行うマスタープログラム「Zマスター」がキングジェイダーによるザ・パワー臨界によって消滅した後、突如GGGオービットベースに姿を現した謎の存在。あらゆる物質を昇華して低エネルギーの土塊に変える物質昇華能力を備える。物質昇華によりGGGの機能を無力化した機界新種は地球へと降下、巨大ロボ化し東京へと侵攻。因縁の地・新宿でガオガイガーの追撃を強力なバリアシステムで無効化。ヘル・アンド・ヘブンやゴルディオンハンマーといったガオガイガーの必勝パターンを潰したものの、護の身を挺した行動でバリアシステムに綻びが生じた。凄絶な格闘戦の末、機界新種は核を摘出されて爆散した。
その正体は、EI-01が地球に落下した直後に卯都木命の体内に植え付けた「万が一、地球の機界昇華作戦が全て失敗に終わった場合の保険」としての機界生命体、と推測される。
ただし、機界新種の持つ「物質昇華」「Gパワーへの耐性」がその思惑の範囲内だったとは考えにくい。
まず「物質昇華」はあらゆる物質を低エネルギー状態にする(エントロピーを激増させる)代物である。そこにはゾンダリアン、機界31原種、Zマスターといった機界文明さえも含まれる。とりもなおさず機界新種に関われば機界文明さえ滅ぶことを意味する、機界文明さえも否定する存在なのである。
「Gパワーへの耐性」は、「素体となった命が、恋人である凱をはじめとするGストーンを備えた勇者達と頻繁に交流していた」ことから、「彼女の体内の種子が絶えずGパワーに晒され続け、結果的に耐性を得た」との推論から突発的要素である可能性が高い。
また、前述の護の身を挺した行動を見てショックを受けた命がその意識を覚醒させ、機界新種の行動を多少なりとも抑制した事例から、Gパワーへの耐性を得た代わりに(原種やゾンダーメタルが持っていた)マイナス思念の解消ができなくなっている可能性が示唆される。
加えて、マスタープログラムが消滅し、いかなる機界生命体も活動できない状況下で活動を開始したこと・ギャレオンのブラックボックスに封じられていたカインの意思で全ての力を開放された護にすら「嫌な予感」程度にしか感じないことから、「機界文明とは全く異質な存在」に突然変異していたのではないかと考察される。
その性質はまさにGストーンキラーと言うべき存在だが、以前の機界生命体同様に反物質搭載メカを吸収することはできない。
関連タグ
デアンドゾル:前作の勇者シリーズで登場したラスボス。自分の意思とは関係無く地球にとって危険な存在にされる等の共通点を持つが、こちらは設定の都合上勇者の力をもってしても救う事ができずに最終的に消滅した。
勇者シリーズラスボスリンク
超生命体ジェノサイド←機界新種/ゾヌーダロボ