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「レイドって言うと、いっつもこうだよな」

「まあ〈どん引き〉の姉御と一緒と聞いたときから拙者覚悟していたでござるよ」

「私を疫病神みたいに思ってないか? 泣くぞ? ゴザルも後で絶対泣かす!」

(原作092話より引用)


元はログ・ホライズン二次創作小説の登場人物だったが、原作とアニメに逆輸入されて公式化。さらにはその二次創作小説が「ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる!」(作:山本ヤマネ 監修:橙乃ままれ イラスト:平沢下戸)の名で書籍化されるなど、今後の活躍が期待されるキャラクターである。

概要

CV:金元寿子

職業:神祇官/サブ職業:料理人/種族:エルフ/ビルド:暴れ巫女


 〈D.D.D〉の元副総長で教導部隊長を兼任。在籍中は高山三佐リーゼと共に『三羽烏』と呼ばれていた。〈エルダー・テイル〉歴10年のベテラン。〈神祇官〉用としては最も防御力の高い〈源氏の鎧〉と、〈武士〉の武器を装備可能となる〈源氏の篭手〉を身に付け、自らに防御呪文を張りながら最前線で太刀を振るうまさに〈暴れ巫女〉の名に相応しい女傑。

 その戦い様から〈突貫黒巫女〉、〈レイドランクの黒姫〉、〈黒剣もドン引き〉などの物騒な二つ名を多数持つ。〈D.D.D〉在籍時は前線指揮官として多数のレイド攻略に貢献した日本サーバー屈指の廃人級プレイヤーであるが、本人にはその自覚が全く無い。


 〈大災害〉の数ヶ月前に多忙と婚活を理由にギルドを脱退。その後は〈アキバ〉近郊の〈テンプルサイド〉(東京・吉祥寺に相当)を拠点に細々と活動していたが、〈エルダー・テイル〉自体も卒業しようとした最後のアクセスで知人に挨拶回りをしている最中に不運にも〈大災害〉に遭遇してしまう。


 〈セルデシア〉の世界に出現した櫛八玉は、十年来の親友ヤエザクラと彼女のリアル彼氏ユウタとともに〈テンプルサイド〉に残った初心者プレイヤーをまとめあげ、自活の道を探っていく。やがて、仲間たちからの厚い信頼を得た彼女は新生ギルド〈太陽の軌跡(サン・ロード)〉のギルドマスターに担ぎ上げられる。


 キャラネームの由来は出雲神話の料理の神「櫛八玉神」(ちなみに男性神)から。リアルでは下町の安アパート住まいのシステムエンジニア兼大衆割烹「梟の塒」のバイト店員。


活躍

 初登場は2ndシーズン 8話『アキバレイド』(実は以前から原作にその存在を匂わせる箇所はあった。1stシーズン 1話ではシロエのフレンドリストにも登録されている)。女性レイド集団〈水楓の乙女〉の一人としてヤエザクラと共に殺人鬼エンバート=ネルレスに立ち向かうが、あっさりと抜かされてしまう。この時はセリフもなかった。


 本格的な登場は24話『常蛾の眠り』(原作091話)からで、レイドゾーン化した〈シブヤ〉の〈呼び声の砦〉攻略戦に参加。この時は多数のセリフを喋っている。後輩・孤猿の愚痴には「(レイドの)後で泣かす!」とこぼしている。タリクタン撃破後はてとらのソロコンサートをリチョウや孤猿達と傍聴。


 『ログ・ホライズン新たなる冒険の大地』での自身のサイドクエストで主人公ピンキーは〈テンプルサイド〉での初心者講習に参加。クラスティを介しての初邂逅を果たすが、いきなり野戦戦闘の手解きを受ける無茶振りを受ける。イベント〈ダリストン兄弟のアトリエ〉にてヤエザクラとギルド代表としてイベント〈善きものの迷宮〉に参加するも、それ自体がバンピールクイーンにゾーンすべてが乗っ取られ、出現モンスターの凶悪化や難易度が向上し、その他の冒険者が次々神殿送りにされ、残ったアカツキ、ナズナ、デイジーらと奮戦する事になる。


 〈スノウフェルの贈り物〉では大地人がスノウフェルに必要な食材をドロップ調達するにゃん太達の為に太陽の軌跡メンバー、年少組やセララと共にハーフレイドの助っ人をしてくれる(殺人鬼事件の前日談であり、此処でアカツキやトウヤ達と接点が交わっている)。


 リチョウのサイドクエストに於いてクラスティの代わりに組織の運営代行するリーゼが苦辛している事を見抜いており、主人公達に彼女の手助けを依頼している。


 また、〈恋のお花見大作戦〉では、主人公達にギルド周辺でのさばるレイドボス〈桜将軍〉の討伐助力を求めヤエザクラとアキバに赴いていた。古巣のDDDは手一杯の状況だった為らしいが、将軍は一人で倒せるが、取り巻く雑魚の弱体化には供給源を絶つ必要との事。それが、小竜が探し出した黄金の桜で〈桜将軍〉と配下の植物モンスターに供給するものと判明する。


にゃん太班長・幸せのレシピ』ではセララがにゃん太から引き受けたお使いの相手として登場。憧れの人(猫?)の昔の知り合いがスレンダーな長身美人であることにショックを隠せないセララだったが…


Ep12「円卓崩壊」ラストでは、〈円卓会議〉、〈D.D.D〉が発展的解散、リ=ガン菫星ら〈大地人〉代表を加えて再構築された広域ギルド連合〈D3〉の議長となったレイネシアの傍付き〈D3−PG(プリンセスガード)〉高山三佐の補佐役〈D3−hub(ハブ)〉にリーゼと共に就任。期せずして〈D.D.D〉と共に〈三羽烏〉も復活を果たしたのだった。


容姿

(キャラクター原案は九石三羽氏)

身長168cmの細身の体。日本女性としては高めの身長と、貧乳がコンプレックス。髪型は黒のロングで前髪はぱっつん。服装は刺繍の施された黒い巫女装束の上に鎧と篭手を装着。袖が着け袖で脇が丸見えなのは博麗霊夢を意識したのだろうか?


人間関係

  • ヤエザクラ

 十年来の親友、というか腐れ縁。よく金貨をせびられる。


  • 高山三佐

 櫛八玉が新人時代の彼女を指導し、その後〈D.D.D〉に招き入れた。以来先輩と呼ばれて慕われる(ただし、慕い方が明後日を向いている)。櫛八玉の脱退後は機会あらば〈D.D.D〉に連れ戻そうと画策している。


こんな感じ。

 「櫛八玉、がんばる!」では、原作にはなかった彼女のそんなはっちゃけた一面も見る事ができる。櫛八玉は彼女を「山ちゃん」と呼ぶ。リアルでもヤエザクラと共に同じ鍋をつつきあう程の親友である。

 『新たなる~』のイベント『オーガアンガー連続殺人事件』に於いても、アキバの門前や温泉宿で積極的な説得を行われており、コソコソ逃げまくっている様子が窺える。


  • リーゼ

 〈D.D.D〉加入後に櫛八玉の指導を受け、やはり櫛先輩と呼んで慕っている。櫛八玉は彼女を「りっちゃん」と呼んでいる。


 先輩凄腕(廃人)プレイヤーとして慕っている。だが、それ故に…


 ソウジロウの尊敬を受ける櫛八玉にジェラシーを感じて(あとキャラのかぶり過ぎで)おり、万年発情女と呼ばれ仲は悪い。


 櫛八玉が新人時代に指導を受け、現在も慕っている。


 かつての右腕。但し、櫛八玉本人は毎度のように無理難題を押し付けられるため内心では「陰険サド眼鏡」と呼んで嫌っている(同年齢(25歳)のクラスティ(鴻池晴秋)がリアルセレブにしてリア充であるのに対する僻みも多分に含む)。


装備

  • 〈源氏の鎧/源氏の篭手〉

 かつて〈イズモ騎士団〉に所属し、戦乱の後に実兄によって討たれた悲劇の英雄が持っていたとされる武具。今尚その魂を一部宿しているとも云われ、装備者はかつての英雄の力を体に宿し、あらゆる刀を自在に使用することが出来るようになると伝えられている。

ゲーム時代にはレイドボス〈原初の英雄ギルガメシュ〉から「ぬすむ」ことが可能という噂があったのだが、実際にはレイドコンテンツ〈新皇の帰還祭〉の北のクエストの一つ、『非業の判官』の達成報酬。

〈大災害〉以降、櫛八玉は鎧から声が聞こえてくることがあるという。


  • 〈雲切牡丹(くもきりぼたん)/獅子海石榴(ししつばき)〉

 愛用する二振の刀。雲切牡丹は〈秘宝級〉の美しい意匠をもつ神刀で、極めた技の精神統一を助ける効果があり、〈奥伝〉以降に達した特技の再使用制限時間を短縮する効果を持つ。

 反対に獅子海石榴は本来は〈武士〉の、それも攻撃偏重ビルドが扱うような無骨な太刀で、鍔に刻まれた椿の花の名の通り、首切りあるいは根止めを目的とした「一撃必殺」の刀。


  • 〈古竜髭の髪紐〉

 知性の高い古竜が、友好の証として稀に他種族に与えるという髭の先から作り出した髪留め。櫛八玉は無造作に長い髪を纏めるために使っているが、所有者に強いカリスマを与えるとされる、為政者垂涎の宝具である。

 『新たなる~』でのキャンペーン企画でのクイズに正解するとアクセサリーとして装備が可能となる。ひとつしか貰えないが、SRアクセサリー限界突破のオーブでランクアップが可能。


関連タグ

ログ・ホライズン クラスティ(ログホラ) 高山三佐 リーゼ(ログホラ)


関連リンク

橙乃ままれ氏 公式サイト内 ログホラ紹介ページ内 櫛八玉紹介

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