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死滅回游

しめつかいゆう

本項目では漫画『呪術廻戦』で発生した架空の事件について記述する。
目次 [非表示]

曖昧さ回避

  1. 本来回遊はしないはずの熱帯の魚が、海流や台風などの影響で北上すること。殆どは死滅する。正しくは回遊ではないため、現在は無効分散と呼ばれる。
  2. 芥見下々による漫画『呪術廻戦』で起きた架空の事件。→本項で解説する。(単行本未収録のネタバレを含みます。)

概要

かつて加茂憲倫、現在は夏油傑の肉体を乗っ取った羂索が仕組んだ、呪術を与えられた者達による殺し合い


経緯

人間という呪力の可能性を求めた羂索は、自ら生み出したモノでは自分の可能性の域から出ない事を悟り、自分の手から離れた混沌を創る事によって答えを求めた。

結果彼は1000人の人間にマーキングを行う。その際彼の呪力にあてられて寝たきりになった者も出たが、羂索が封印を解いた事で目を覚ます。


呪いを与えられた者は二つのパターンに分けられ、一つは虎杖悠仁のように呪物を取り込ませた者。もう一つは吉野順平のように術式を所持していながら脳の構造が非術師の者。それらの脳を、抽出した真人の「無為転変」によって術師の脳に整える事で前者は器としての強度を、後者は術式を発揮する仕様を手に入れた。


羂索曰く「千人の虎杖悠仁が悪意を持って放たれた」事らしく、彼らはこれから呪力への理解を深めるために殺し合いを始めると語る。

結果、彼が語った通りその殺し合い……死滅回游が始まった。


エピソードとして

この章の特徴は呪術高専生たちを中心に4つの結界内の戦いを1巻分に分けて描いており、

物語自体は4部構成になっている。

東京第1結界

実姉である伏黒津美紀を救う為、100点を所持している日車寛見を探す伏黒恵と虎杖悠仁、思わぬハプニングで散り散りになった二人はそれぞれ協力者を得るが....


仙台結界

虎杖たちよりも先に参加してポイントを稼ぐ乙骨憂太は結界に残っていた一般市民たちを守りながらスタジアムに避難誘導する。しかし死滅回游の参加者である特級呪霊の襲撃そして

遠くから様子をうかがっていた二人の術師の乱入で事態は四つ巴の激闘へと発展していく。


東京第2結界

100点所持者の鹿紫雲一と接触し交戦に入るパンダ。鹿紫雲の圧倒的な実力に為す術もなく敗北してしまう。瀕死になったパンダに鹿紫雲がとどめを刺そうとした瞬間秤の乱入で鹿紫雲はそのまま第二ラウンドを始める。


桜島結界

桜島で加茂憲紀と協力して呪霊と泳者である危険な術師の排除に当たっていた真希は空から謎の呪霊が降ってくる。圧倒的な速度で呪霊と交戦する憲紀と真希はある違和感を感じる...。


総則(ルール)

殺し合いと言っても単なる生存を賭けたバトルロイヤルではなく、8つほどの総則が最初から設けられている。


1泳者(プレイヤー)は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
2前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。
3非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
4泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
5点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。
6泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。
7管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
8参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。

つまり羂索が言う『人間の可能性』が見られるまでは永遠に殺し合いを続けなければならなく、拒否すれば術式を強制的に奪われる事になる。


各総則の捕捉

1泳者(プレイヤー)は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。

羂索の手で術式を覚醒させられた者(呪物を取り込んだ者も同様?)は必ず回游に参加せねばならないという、命を懸けた戦いに参戦を強制するもの。

この話を聞いた時点で11月9日の午前9時、泳者の術師が覚醒したのは10月31日24時頃という事から、彼らが回游に参加するまでの猶予は残り10日と15時間となっていた。


2前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。

天元は死滅回游への参加を拒否すれば死ぬと考えており、家入硝子も後追いで参加する術師にも適用されるルールであるため、術式の剥奪は泳者の死に繋がると語っている。裏を返せば、術式を持っていない虎杖や真希三輪はノーリスクで参加する事が可能であり、死滅回游攻略の鍵を握っているとされる。


3非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。

泳者を閉じ込めるには、泳者が“自ら望んで入った”という前提が重要で、初めから結界の中にいる一般人は少なくとも一度は外に出る機会が与えられる。天元はこれを「総則には結界の出入りに関する条項がないため、泳者に『結界から出る』という明確な目的を与えて死滅回游を活性化させる狙いだろう」と推測(あくまで断言はしていない)した。


4泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
5点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。

管理者とは羂索ではなく死滅回游のプログラムそのものの事を指し、各泳者に一体ずつ憑く式神「コガネ」が管理者への窓口となっている。

なぜ回游を仕掛けた本人である羂索ではないのか。それはこれほどの大規模な呪術を成立させるために彼(?)自身も“縛り”を負っており、その一つとして管理者になれないのだと天元は語っている。

しかしこれは虎杖達にとって不利に働いてしまい、羂索を殺しても死滅回游は終わらない事を意味する。つまり泳者が全員死ぬか、泳者が全員参加を拒否して死ぬか。どちらにせよ彼らが全滅しない限り、この殺し合いは永遠に終わらない。


6泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。

既にある総則を消去するのは無理でも、遠回しに否定するようなものなら可能かもしれない、と九十九と伏黒は思案した。


7管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。

判断基準が管理者任せ過ぎなこの総則に関しては、真希だけでなく脹相すら「これアリか?」と口に出していた。

しかし天元が言うには、ここまでの総則を強いている羂索にこれ以上利益が偏る事は呪術的にないので、ある程度公平な判断が見込めるらしい。


8参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。

この必ず他泳者を殺さなければならない総則に、虎杖は何とも言えない表情を浮かべたが、伏黒にはいくつか考えがある模様。


結界の総則

これら上述の総則には無い総則が存在し、それは死滅回游の舞台として設置された各結界の総則。

結界内に侵入した泳者を設定された9つの地点にランダムで転送するというもので、これにやられて虎杖と伏黒は別行動を強いられることになる。


…が、実はコガネの問いかけに応答しなければ転送されずに済むという裏ルールもといバグのような機能が意図的に仕掛けられていた。

しかし泳者は総則1の「参加への宣誓」をしなければ術式ごと命を奪われる可能性がある事を考えれば、なんとも悪意に満ちた仕様だと分かる。


さらに結界の出入りと通信の遮断、この二つも結界の条件(ルール)によるもの。


追加された総則(ルール)

回游の泳者(プレイヤー)が100点(ポイント)を消費して追加した総則。総則7にある通り、回游の“永続”に障るものでないなら、どんな内容であれ追加を認められる。


9泳者は他泳者の情報──“名前”“得点”“ルール追加回数”“滞留結界(コロニー)”──を参照できる。

今まで戦った泳者は貧弱過ぎると不満を持った鹿紫雲が、早く宿儺を見つけるために追加した総則。これによって鹿紫雲は宿儺こと虎杖の、そして虎杖達は100点以上持っている鹿紫雲と日車の居場所をそれぞれ突き止められるようになった。


10泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。

総則8の『十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者から術式を剥奪する』を逆手に取った総則。虎杖の希望を受けた日車が追加した。

得点の変動さえ見られれば術式は剥奪されないと解釈したもので、これによって無理に殺人を犯して点を奪う必要は無くなり、どちらも死なずに済ませられる比較的平和な選択肢が増えた。


11泳者は身代わりとして新規泳者を結界外に招き、100点を消費することで死滅回游から離脱できる。

総則7の永続に抵触しない範囲での、死滅回游から離脱できる唯一の総則。

本来は、ただ身代わりの泳者を参加させるだけの条件で追加したかったが、コガネが「100点を消費する条件も加えろ」という旨の提案を一方的に要求したため、仕方なくこの条件で伏黒が追加した。伏黒も「それでは100点を獲得するために最低でも20人は死ぬ」「参加する泳者と退場する泳者の数が合っていないから総則7に抵触する」と反論したが管理者は全く認めない様子であった。

ちなみに、まだ結界の外にいる泳者が既に参加している泳者から点を貰って離脱した場合、総則1の「全泳者は期間内に必ず死滅回游の参加を宣言する」に抵触する恐れがあり、もしも抵触して総則2の「総則1に違反した泳者からは術式を剥奪する」が行われれば死ぬ可能性がある

そのため死滅回游に関わりたくない未参加の泳者は、離脱する前に必ず参加を宣誓しなければならない。


12泳者は結界を自由に出入りすることができる。

ある泳者により追加された総則。

上記に記載されている通り、泳者による結界の出入りを阻害しているのは結界の条件のため、死滅回游の総則に追加しても何の意味もない総則……だと思われたが、虎杖達も含む多くの泳者が結界を出入りしているのを確認できる事から、おそらくこの総則が追加された時点で結界の条件が変わったと推測される(実際この総則は死滅回游の永続に抵触していない)


13死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21時9分をもって打ち切る。
14夏油傑、伏黒恵、氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する。

総則7の永続に抵触するため本来追加できないはずの総則

羂索は日本に数多く存在する浄界(呪霊の発生抑制と補助監督の結界術の精度を底上げするより優れた結界)の中でも要となる四つの浄界の一つ、飛騨霊山浄界を破壊するとコガネを脅してこの二つの総則を追加した。

羂索はこれらの総則は通ると確信しており、それはコガネが「要求に従えば回游を持続できる、ただしその要求は回游を終わらせるもの」と「要求を拒めば回游を無理矢理に終了させられてしまう、しかし要求を呑めば回游は今すぐには終わらない」という二つの選択肢を突きつけられた場合、「永続は叶わないが持続可能な選択をする」と理解していたから。

即ち、この二つの総則は意図的に作られたバグである。


そもそも回游の結界が浄界をベースに作られた梵界(浄界より優れた結界)であり、その浄界を破壊されると死滅回游自体が強制終了してしまう

なのでコガネには、この理不尽な要求を認める他に選択肢が無い。呪霊操術によって浄界を張った張本人を手中に収めた羂索だからこそ成立した脅迫と言えよう。


そして、なぜ羂索がこれらの総則を追加したのか。

それは自身の目的である「天元と人類の超重複同化」は死滅回游が終わらないと実行できないから


そういう縛りでも課したのかは不明だが、とにかく羂索は永続するゲームを終わらせるという無理難題な縛りを自分にかける事で、死滅回游という理不尽かつ巨大な儀式を成立させていた模様。

ならば回游を支える浄界を問答無用で消してしまえば良いと思うかもしれないが、そうすると同化の慣らしに使った境界まで消えてしまうため、この回りくどい総則(方法)に至ったのである。


なお、総則14については本誌では夏油(羂索)と伏黒(宿儺)のみが対象だったが、単行本で裏梅の器と思われる“氷見汐梨”が追加されている。



伏黒が追加したい総則

  • 泳者間での点の譲渡を可能にする

上述の通り、虎杖との戦いを経て初心に還った日車により達成済み

  • 点を消費して死滅回游から離脱できる

津美紀のような、ただ巻き込まれただけの人間を回游から抜けられるようにするもの。ただしこれは総則の“永続”に抵触する可能性が高いため、非泳者を身代わりとして回游に引き込む条件を盛り込む必要があるかもしれないとの事。


コガネとの交渉の末、条件は変わってしまったが成立

伏黒が姉の津美紀に追加させる事でこれを達成したはずだったが……


乙骨が追加したい総則

乙骨は伏黒が追加したい総則に加え、死滅回游の平定に向けて、さらに二つの総則追加を狙っている。

  • 連絡手段の確立

後述のドルゥヴ・ラクダワラや黒沐死のような広範囲に大きな被害をもたらす術師が他の結界にいることを考慮し、それらが結界から出る前に対処するために重要な情報の共有を可能にすることが目的。しかし西宮は、真希が結界を自由に出入り出来ることを受けて、これを後回しにしようと提案している(曰く、真希と憂憂が協力することで補完できるとのこと)

  • 結界の出入り

結界内の有限な物資の安定的な供給が目的。


が上記にある通り、死滅回游の総則には泳者と通信の出入りを禁止する記載は無く、結界の条件がそれらを阻止していた事が後に発覚した。

そのため仮に点を消費して総則に追加しても、それは死滅回游の総則になるだけで結界の出入りには一切関係ない……即ち得点を無駄に消費するだけで意味が無い

ただし通信手段に関しては、天与呪縛で結界を自由に出入りできる真希と、おそらく短時間で日本各地の結界の近くに移動する方法(術式?)を持っている憂憂が連絡係を担う事で、ある程度は先延ばしにできる。


目的

そもそも『呪力の最適化』『人の新たな可能性』を見たい羂索が、なぜここまでの大規模な殺し合いをさせたがるのか。


それは人類を次のステップに進ませるため

より詳しく言えば、天元との同化によって人類を進化させるためである。


天元は進化した事で個の自我は消えており、その魂は至る所にある……つまり天地そのものが天元であるため、日本の人間全てと同化できる事が判明した。

さらに進化を果たした天元は人間というより呪霊に近い組成となっており、これは天元が呪霊操術の術式対象だという事を意味している。しかも羂索の実力を考慮すると、接触した時点で取り込まれるかもしれないらしい。


本来は星漿体と呼ばれる特別な人間としか同化は出来ないが、11年前に進化を始めた今の天元ならば星漿体以外の人間との同化は不可能ではなくなっているらしい。

しかしあくまで不可能ではないだけで、現時点では高確率で不完全なモノに成ると天元自身が言う。


それをより確実にするための慣らしとして、死滅回游が行われる。

その正体は泳者の呪力、結界同士で結んだ境界を使い、この国の人間を彼岸へ渡す儀式。総則にある“永続”とは、それを中断させないための保険に過ぎなかった。


死滅回游によって日本中の人間に呪いを掛ける慣らしを終えた後、いよいよ羂索は彼らと天元の同化を始め、人々を強制的に進化させる。

それが果たされた場合、確かに人間は新しい存在の形へと進化するが……同時に個としての境界が無くなってしまうため、一部の者だけが持っていた悪意は全ての人間に伝播し、1億人分の穢れが世界に流れ出る事になる

何のために羂索がそのような手段をとるのかは、天元にも分からない様子。


解説

まず全国各所に計10個の結界が点在し、その10個の結界は“人間を彼岸へ渡すための境界”を結ぶさらに大きな二つの結界へと繋がっている。そして10個の結界にて死滅回游が行われる事で、大きな二つの結界を日本全国に覆わせ、日本にいる人間全員に彼岸へ渡す境界を越えさせようとしている。


ようは結界内で殺し合う泳者達の呪力を“彼岸へ渡す境界”を動かすためのエンジンとして使い、それをもって日本全土の人間に呪いを掛けるのが死滅回游の本当の目的。

ちなみに北海道は既に巨大な霊場として慣らしが済んでおり、呪術連の結界によって回游の範囲には入っていない。


別の目的がある?

ただし、泳者の一人であるレジィはそれはブラフ(というより二、三番手の計画)であり、羂索の本当の計画は別にあるのでは? と確信に近い予想をしている。

根拠として泳者の数泳者の実力差結界の総則の三つを挙げており、そこから各結界の転送と鹿紫雲や日車のようなズ抜けた強者によって弱者は間引かれ、早い段階で死滅回游は膠着すると推測した。本当に泳者の呪力を利用したいのならば、より多くの術師により長くダラダラと戦ってほしいはずだと。

総則にある“永続”はあくまで隠れ蓑で、強者だけが残った回游に羂索がある爆弾を落とす(仕込みを発動させる)事が本当の計画ではないか? とレジィは疑っている。


ただし、この懸念が当たっていた場合、天元が羂索の目的について語った事も嘘ということになるため、天元の発言全てがペテンとなりうる=「羂索と天元は共犯」という最悪の可能性が浮上してくる、と伏黒は考察しているが現状なにもわかっていない。


真の目的

このレジィの推測はおおよそ当たっており、虎杖ら呪術高専生が介入した事で完全に膠着状態となった各結界に、羂索が各国の首脳陣に準備させた軍隊という爆弾を実際に投入した

呪力というエネルギーを確保するために術師狩りを行う軍人に、当然結界内の泳者は抵抗するので状況が再び殺し合いにまで発展する。


ただし軍人は術式を持っていない、さらには呪力と縁がない外国人なので非術師に分類され、泳者にとっては点が低い上に相手の武装と数によっては死ぬ可能性が十分あるため美味しくない。

一方の軍もある程度の被害を受ければ撤退せざるを得ない事から、羂索は「言うほど盛り上がらない」と口にした。


そこで、各結界に解き放った呪霊である。軍が結界に侵入する頃には夜になっていたが、その時間帯は彼らのホームグラウンド。

術式どころか呪力操作さえ出来ない軍人は、ほぼ一方的に狩られる事になる。

たとえ呪力と縁のない外国人だろうと、死に際の非術師は呪力を大きく放出する

羂索は最初から軍人を術師に当てるつもりはなく、呪霊の生贄として彼らを捧げる算段だったのだ。


殺し合う泳者と、虐殺される軍人。

これらの大量の呪力によって全ての結界が活性化させ、天元と人類の同化前の慣らしを終わらせるのが羂索の目的である


レジィは軍隊投入こそが死滅回游の目的だと思っていたが、実際それは「泳者の呪力では結界を活性化できなかった場合の保険」に過ぎない。

しかし「その爆弾(軍隊)によって死滅回游は役割を終える」という推測は見事的中した。


泳者(プレイヤー)

泳者には先述の通り2つのパターンがおり、1000年前から羂索がコツコツと契約してきた術師が受肉した過去の術師と、一般人が術式に目覚めた現代人の術師が存在する。なお、前者については術師の本名でなく、受肉する際に器となった現代人の名前で登録されている様子。

また、後から結界内に侵入した虎杖らも侵入した時点で泳者と見なされる。


呪術高専

東京第1結界

東京第2結界

仙台結界

  • 乙骨憂太:0→35→190→0点
  • 三輪霞:?点 ※確定はしていないが彼女と思しき泳者が仙台結界らしき場所で描写された。

桜島結界

  • 加茂憲紀:0点
  • 禪院真希 ※天与呪縛が完全に成立して呪力の一切を失ったため結界を自由に出入り可能。ただし、おそらく泳者として参加していない故に、他の泳者を倒しても得点は獲得できないと思われる。

一般泳者

東京第1結界

公平と弱者救済を望む余りに道を踏み外した弁護士。術式発現から僅か12日ながら一級術師相当の実力をもって100点以上を獲得し、虎杖と伏黒が総則を追加するためのターゲットとなる。

正義の女神をモチーフとした式神を持つ。


35歳。売れない芸人をしていたが、術式の開花と共に吹っ切れセンターマンのような衣装で参戦し、伏黒と共闘する。

ギャグのような見た目と言動だが相当の実力者。


結界に侵入直後の泳者を襲う初心者狩り。それぞれ髪がジェット/プロペラに変形する術式の持ち主。虎杖を襲うが返り討ちにあい、それ以降の消息は不明。


羽生と羽場のパシリ。術式は不明。

虎杖のことを一方的に知っていたらしく、西中の虎という異名を知っていた。

羽生と羽場が戦闘不能になってからは虎杖の案内役になる。


サソリのような髪の女術師。

結界に入ってきた伏黒を襲うが返り討ちにあい、自らの安全を守る騎士(ナイト)となることを条件に伏黒の案内役を務める。実はレジィの仲間であり彼を「本物の騎士」と心酔していた。


潜伏場所に誘い込んだ他泳者を狩っていた過去の呪術師。羂索と関わりがある。

レシートを全身に纏った奇抜な衣装が特徴。


レジィの仲間。眼や歯といった自身の身体の一部をもぎ取り爆弾にする。

もぎ取った部位は反転術式で再生可能。


レジィの仲間。鋭い爪を武器とする。


天使の異名を持つ1000年前の術師が受肉した女性。あらゆる術式を無効化する能力を持ち、獄門彊に封印された五条悟を救出する最後の手段として虎杖たちが目指す。


死滅回游から安全に離脱するため、一度参加を宣誓した。伏黒から貰った100点を消費し、伊地知を身代わり役に離脱を図る。


東京第2結界

400年前の術師。歯応えのある相手を求め、宿儺を見つけ出し戦うために100点を消費し総則9を加える。


両親がフランス人だが日本生まれの日本育ちで日本語が堪能。漫画家志望だが実力は微妙。

死滅回游での戦い方が後ろ向きだと感じており同じ観覧車に乗っていた秤と戦闘。その後に起こった秤VS鹿紫雲の後少しの間、秤と少し話すがその後の行方は不明。


仙台結界

乙骨が介入するまで、大物4人(正確には3人と1体)による四つ巴の膠着状態が続いていた。

恐らく相性関係としては、

  • ドゥルヴは蜚蠊の群れで対処できない程に領域を拡大できるので黒沐死に強い
  • 黒沐死は空間を捻じ曲げられようと無尽蔵に手駒を出せるので烏鷺に強い
  • 烏鷺は空間を捻じ曲げることで砲撃を本人に弾き返せるので石流に強い
  • 石流は領域外から高威力の砲撃を放って式神を吹き飛ばせるのでドゥルヴに強い

という構図だったと思われる。


倭国(弥生時代)の術師。今回で二度目の受肉。自律する二種の式神を有し、倭国大乱の際に単独で列島制圧を成し遂げた大物。


泳者の中でも最高の呪力出力を持つ過去の術師。人生のデザートを求めている。


元 藤氏(とうし:藤原氏のこと)直属暗殺部隊日月星進隊隊長。空を操る術師。


羂索によって解放された蜚蠊(ゴキブリ)の特級呪霊。ドルゥヴとの相性を鑑み、自らドルゥヴの存命中という条件をつけて休眠していた。乙骨によってドルゥヴが殺害されたことで活動を開始する。


桜島結界

突如桜島結界に現れた、禪院直哉の成れの果て。

特級相当の力を得て真希達を襲撃する。


非術師の泳者。受肉した無名の剣豪であり、見えず感知もできないはずの呪霊を斬り伏せる規格外の存在。


河童。でも呪霊じゃない方向音痴の術師。

相撲に並々ならぬこだわりがあり、戦闘スタイルまで相撲。


御所湖結界

  • ロール髪の術師(名称不明)

岩手県御所湖結界に現れたドレスを着て縦ロール髪の女術師。受肉体。何者かに追われてるなかで冷静に現状を把握。

彼女の少し後に東京第1結界にいた黄櫨折も現れたことから他のコロニーから移動した可能性もある。


余談

実はアニメ2クール目のOP映像で黒百合タテジマキンチャクダイと呼ばれる魚が映っている。

ファンも当初は「津美紀や順平の暗示」「呪術廻戦全体を表してるのでは?」というような認識だったのだが、実はこのタテジマキンチャクダイは死滅回遊魚とも呼ばれ、そして黒百合は津美紀を表すような描写が作中で存在している。


この事から津美紀が死滅回游に巻き込まれる事を暗示していたのでは? とも考えられる。


死滅回游という名称は、語義をふまえて穿った見方をすれば本来呪術とは無縁の人間を無理やりに呪術の世界に引き入れて殺し尽くすとも取れる。


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呪術廻戦 渋谷事変

虎杖悠仁 伏黒恵 禪院真希 乙骨憂太

脹相 九十九由基 伏黒津美紀

夏油傑 羂索


バトルロイヤル 蠱毒 デスゲーム



葦を啣む死滅回游血と油・星と油

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