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概要

南海グループ傘下(南海電気鉄道が100%株式を保有する同社の完全子会社)の準大手私鉄で、大阪府堺市中百舌鳥駅和泉市和泉中央駅を結んでいる。営業キロ14.3km。中百舌鳥駅で南海電気鉄道高野線と繋がっていて、半数以上の列車が難波駅まで乗り入れている。


2014年6月30日までは大阪府の第三セクター大阪府都市開発」が経営していたが翌7月1日に株式が大阪府から南海電気鉄道を始めとした南海グループに譲渡され、南海電気鉄道の連結子会社となった。社名も路線名と同じ「泉北高速鉄道」へと変更した。2022年4月1日からは、両社間でのさらなるシナジー発揮を目的に、グループ会社の保有する全株式を南海電気鉄道が取得したことで、南海電気鉄道の完全子会社となった。

大阪府の第三セクターだった時から南海電気鉄道との結び付きが強く、かつては全業務を委託し(現在は解消)、車両も南海に準じた車両を所有していたが独自車両も増えている。南海傘下となったことから、南海との連絡運賃の値下げを実施。また2025年を目処に経営統合を行い、最終的な吸収合併の構想も存在する。



大阪府都市開発時代から本業として東大阪市茨木市で物流事業(トラックターミナル・物流倉庫・配送センター)を鉄道免許を取得する前から行っている。南海が泉北ニュータウンに鉄道を敷設し、直接経営することが計画されたものの、1960年代後半から1970年代まで重大事故を立て続けに起こした南海に負債が重くのしかかり、多額の費用がかかる新線建設を諦めたため、既存の三セクだった大阪府都市開発が経営を引き受けた経緯がある。子会社は泉ヶ丘駅すぐのショッピングセンター「パンジョ」の運営も行っている。


列車種別

(※2017年8月改正時点)

  • 特急「泉北ライナー」:全席指定。朝と夜に運行される通勤特急としての役割。高野線と直通運転を行い、運行区間は難波~和泉中央間。こうや・りんかんが停車する堺東と泉北線の深井を通過する。予備車がないためやむを得ない場合は運休。詳細は泉北ライナーの記事を参照。
  • 区間急行(南海高野線直通):中百舌鳥・三国ヶ丘の両駅での乗り換え客流出を防ぐために設定されている。当初は朝ラッシュ時の難波方面への列車のみの数本が設定されていたが、2015年から難波発も設定され、現在は日中に毎時4本運行で、夕方以降は設定がない。6両編成または8両編成での運行で、全列車和泉中央発着。
  • 準急(南海高野線直通):泉北高速鉄道方面への同路線開業当初からある直通列車の主流。日中は毎時2本が、夕方以降は毎時5~6本が設定されている。6両編成または8両編成での運行で、全列車和泉中央発着。大半は終点まで先着だが、ごく一部の列車が堺東駅にて泉北ライナーに抜かされる列車が存在する。なお放送は「準急行」と流れている。
  • 各駅停車(各停):和泉中央駅~中百舌鳥駅間での設定で、一部は光明池止まりの電車が設定されている。日中は毎時2本設定されており、中百舌鳥駅で高野線との連絡を取っている。以前は難波行きや高野線からも和泉中央行き各停が設定されていたが、現在は当路線のみの運行となっている。

駅一覧

※ここでは南海高野線の乗り入れ区間も掲載。 ◎は停車、レは通過。

駅番号駅名読み各駅停車準急区間急行特急泉北ライナー乗り換え路線
NK01難波なんば地下鉄御堂筋線(M20)・四つ橋線(S16)・千日前線(Y15)、近鉄奈良線(A01)、阪神なんば線(HS41)
NK02今宮戎いまみやえびす
NK03新今宮しんいまみやJR大阪環状線関西本線(大和路線)、阪堺電気軌道阪堺線(HN52)、地下鉄堺筋線(動物園前駅、K19)
NK04萩ノ茶屋はぎのちゃや
NK05天下茶屋てんがちゃや南海本線、地下鉄堺筋線(K20)
NK06岸里玉出きしのさとたまで汐見橋線
NK51帝塚山てづかやま
NK52住吉東すみよしひがし阪堺電気軌道上町線(神ノ木停留場、HN09)
NK53沢ノ町さわのちょう
NK54我孫子前あびこまえ
NK55浅香山あさかやま
NK56堺東さかいひがし
NK57三国ヶ丘みくにがおかJR阪和線
NK58百舌鳥八幡もずはちまん
NK59・SB01中百舌鳥*なかもず高野線高野山方面・地下鉄御堂筋線(M30)
SB02深井ふかい
SB03泉ヶ丘いずみがおか
SB04栂・美木多とが・みきた
SB05光明池こうみょういけ
SB06和泉中央いずみちゅうおう

  • 各駅停車は泉北高速線内区間運転の列車のみ。以前は難波方面への直通列車もあったがこの運用は廃止された。
  • 準急は泉北高速線内は各駅に停車する。
  • 区間急行・特急「泉北ライナー」は中百舌鳥を通過して高野線へ乗り入れる。特急「泉北ライナー」は4両編成・全席指定。
  • 難波直通列車の乗務員交代は、準急に限り中百舌鳥で行われる。一方で、区間急行と特急泉北ライナーは全区間南海の乗務員が担当する。

車両

泉北ライナーを除き6、8両編成で運転。南海電気鉄道からは、4ドア通勤車の1000系6000系6200系6300系と、泉北ライナー用の11000系が乗り入れる。


自社車両

  • 100系 開業時の車両。南海6100系(→6300系)に準じた車両で、保存の1両以外は廃車済み。
  • 3000系 南海6200系に準じる。60両が製造された。初期の22両は廃車になり、台車は南海6300系に流用。14両は南海に譲渡され、南海3000系として南海本線で活躍。現在は24両が残る。
  • 5000系 8両固定編成。アルミ車両で、以降は泉北オリジナル車両となっていく。
  • 7000系 100系置き換え用。
  • 7020系 3000系初期車置き換え用。
  • 12000系 特急「泉北ライナー」用。金色のラッピングが特徴。検査時は南海の同型車両が代走に入る。

関連タグ

和泉こうみ:泉北高速の運転士の鉄道むすめ。名前の由来は和泉中央駅と光明池駅。

準大手私鉄 南海電気鉄道 高速鉄道


水間鉄道 南海本線貝塚駅と接続している鉄道。過去には線路が繋がっていて、南海の中古車両を使用していたが(現在は東急の中古車両を使用)、泉北高速と違い、過去から現在まで一貫して南海グループではない。

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