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深森美姫

ふかもりみき

『深森美姫』とはアダルトソシャゲ『ようこそ!恋ヶ崎女学園へ』に登場するサブヒロインの内のことである。
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プロフィール

所属恋ヶ崎超女学園(3年生)
所属している部・委員会なし(帰宅部)
カード属性セクシー
一人称私(わたし)
主人公の呼び方○○(名字)くん→○○(名前)くん
主人公からの呼ばれ方深森先輩→美姫先輩
備考眠り姫』の二つ名で呼ばれることもある

概要

恋ヶ崎超女学園に通う女子生徒であり、どこでも眠ってしまう(だが作中ではナルコレプシーのような病気としてではなく、改善の難しい短所として扱われている)ようで、限定イベントでは眠った姿を良く見せている。

そして『寝る子は育つ』というヤツなのか、他の3年生ヒロイン達と同じく体の発育は良くセクシー属性ヒロインの大半が持っている『長い髪』と『巨乳をはじめとする良いスタイル』を兼ね備えている。また、恋の成就を果たしてその男子との間に子供を授かった《深森優姫》という名のが一人おり、それが理由か赤ちゃん子供が好きでもある。

他にも動物……特にアルパカといったふわふわやモコモコ、モフモフといった安眠を連想させる動物も好きである。


前述の眠り癖が理由で授業態度はやや問題があるものの、成績はなかなかに優秀(本人曰く「大事な授業の時は起きてるし、テスト対策はそれで十分」)で料理も腕前も上手である。


恋の成就に至るまで

ある日のこと、男子部にたった一行だけ『あなたの力で眠り姫を目覚めさせて』と流れるような美しい文字で書かれていた差出人不明の手紙が届くという『不思議な依頼』が来て、その依頼人は主人公以外は知っている人物のようであった。『どんな頼みであっても、女子の手助けをするのが男子の本懐だから』ということで主人公はその依頼を受ける事にし依頼人の女子のいる教室に向かうのだが、その女子……深森美姫は声をかけても起きる気配すらなく身体を揺すって起こそうとするのだが『寝てるから言ってることが知られるはずがない』という思い込みで「おっぱいを(下から持ち上げて)ぷるんぷるん~♪」なんて三枚目スケベそのものな事を口走ってしまい、それが実は起きていた美姫に聞かれてしまい、自分への第一印象は最悪の物になってしまう。そして(自業自得とはいえ)美姫に辛辣な態度を取られてプライドを傷つけられる主人公だったがこのまま引き下がるつもりはないようで、こうして主人公と美姫の戦いの幕が切って落とされるのだった……


後日、主人公は(完全な自業自得だが)美姫との最悪で屈辱的な出会いをしたあの日以来、美姫に一矢報いようとと闘志をメラメラと燃やしていた。

そんな主人公にナナは「経緯はどうであれ、目的(美姫を目覚めさせること)は果たしたのですから、依頼達成では?」と問うも『自分の力で目覚めさせないと意味がない!』と納得いかないようで、「しかも素っ気ない態度まで取られたんだ。俺の溢れんばかりの男子力で今度は必ず振り向かせてみせる!」とやる気に満ちた主人公は(放課後だったのもあって)男子部に顔を出さず美姫の教室へと直行する。そしてその途中で美姫を発見した主人公は猛スピードで廊下を駆け抜けて美姫の前に立ちはだかり、先日の勝負のリターンマッチをするべく、「今度こそ目覚めさせるので教室に戻って寝てください!」と勝手な事を言うのだが肝心の美姫が無反応なので、不思議に思った主人公はよくよく観察してみると……なんと立ったまま眠っていたのである「これは願ってもないチャンス」と思った主人公は『今度こそ自分の力で先輩を目覚めさせてみせる!』と意気込みとある戦国武将格言にならって『先輩が起きるまで待つ徹底的な持久戦でいく』ことにし持久戦が始まる。

そしてスタートしてから三時間経過する頃には美姫が目覚める前に主人公の方がが眠ってしまい、ナナに起こされながら『下校時刻になったので時間切れです』と知らされ、肝心の美姫は主人公より紙一重の差で起きていたようで、勝手に勝負と思い込んでいた主人公は残念無念と悔しがるが、ナナから事情を聴いた美姫は「……不思議な人ね」と感想を漏らし主人公に「先輩ほどじゃありませんよ」と言われると軽くふふっと笑い人公は初めて見る美姫の微笑みに一瞬ドキリと胸が高鳴る。美姫が去って行ってから「今日もまともに会話できなかった!」という事に気付いた主人公は後悔し、「今度こそちゃんと会話してみせるぞ!」一人思うのだった。


後日、授業後及び放課後の主人公は「今日こそ眠り姫(当然美姫のこと)を目覚めさせてやるぞ!」と意気込んでいた。

それにツッコむナナに主人公が相槌を打っているとナナが昇降口から帰ろうとしている美姫を発見し、それに主人公が「俺との勝負を避けて帰ろうなんてそうはいかないぞ!」と急いで美姫を呼び止めナナと共に漫才コンビが登場するように声をかけるのだが、相変わらず美姫は無反応……そして今までのパターン通り美姫は立ったまま眠っていた。

最初は驚いたが、今では慣れてしまった主人公は「(美姫先輩は)こんな調子で毎日ちゃんと家まで帰れるのか?」と心配になってくる。今回はどうやって起こそうか考えようとするも、美姫は自分の携帯の着信音で目覚めてメールを確認するのを見て「俺がやってきたことは何だったんだ……」と主人公は落胆する。少しして主人公はメールの内容について聞くと『美姫には姉がいて超女学園時代に恋を成就させて、卒業後に赤ちゃんを産んだ』ということだった。

それに加えて美姫自身もハイテンションになってしまう程に赤ちゃんが可愛くて可愛くて仕方ないといった感じなのだが、途中で我に返り「……さっきの私は見なかったことにして」と頼むのだが、「それは無理です」と拒否され、先程のハイテンションぶりから「もしかして美姫先輩って…恋に憧れてるんじゃないですか?」と主人公が指摘するとどうやら図星だったようで美姫の顔が見る見るうちに真っ赤に染まっていくが、美姫は「私はただ、赤ちゃんが可愛いってだけで…恋なんか……」と否定する。それに主人公が「先輩も恋の成就をさせて妊娠すれば、赤ちゃんを産むことができますよ」と教えると美姫は自分の赤ちゃんの姿でも想像しているのか、美姫の顔がぽわ~んとゆるゆるになっていく。そんな美姫の様子に主人公は「先輩もなんだかんだ言って恋する乙女だったんですね。ちょっと安心しました」と声をかけると美姫としては納得がいかないようで、主人公は美姫を不快にさせたことを謝るも「でも、これなら俺にもチャンスがあるかも」と希望を持つ。が、それを口に出すと美姫は「それはノーチャンス」バッサリ否定する。それに落胆する主人公に美姫はそっぽ向きながらも主人公に「また明日ね」挨拶して去って行くのだが、それは『明日も会いに行ってOK』という意味として捉えてもいいってことなのかもしれない、主人公はそれについて考えるのだった。


それから後日の放課後、美姫を探していた主人公は図書室で美姫を発見する。溜め息をつく美姫に主人公は「溜め息なんてついてどうしたんですか?」と尋ね、それに「いっぱい本読んで疲れちゃった」と答える美姫だが、そのラインナップは女子道や男子に関する参考書から漫画、そして赤ちゃんの写真集と路線変更をしており主人公にもそれを指摘されてしまう。

更に主人公は美姫が読んでる本の傾向から察して「先輩も何だかんだ言って恋に興味津々なんですね」と声をかけると美姫は「違う! 興味津々なんかじゃない!」と否定するが、口では否定しつつも美姫は男子との恋に興味を持っていると思った主人公は「それならなら俺の出番ですよ! こう見えても恋ヶ崎に編入してから何度も恋を成就させてきたんです。だから、わからないことがあったら何でも聞いて下さい!」と自信を持って言うが、調子に乗って「何ならエッチについても手取り足取り詳しく~……」と三枚目なところが出て、美姫に「それはいい!」と拒否されてしまい、更にはため息をついて「あなたを見てると、ますます恋が分からなくなる せっかく図書室に来たけど、良い本見つからないし……帰る」と帰り支度を始める。

どうやら本気で悩んでるみたいで、それならここは何としても役立ちたいと思った主人公は「待ってください。諦めるのはまだ早いです」と美姫を引き止め「俺がおススメの本を紹介します! すぐに探して戻ってきますからちょっとだけ待っててください」とその本を求めて本棚の方に向かっていく。そして主人公は図書室の中を歩いて本を探し回る。図書委員であるがいるなら、一発で美姫好みの本を選んでもらえたかもだが……残念な事に今日はいないようだった。熟考しながら図書室の中をぐるぐる回っていると、主人公はいつの間にか児童書コーナーへとたどり着き、その中にある本のタイトルを見た瞬間「これだ!」と思った主人公はそれを取り、急いで美姫の元へと戻り件の本である『眠れる森の美女』を渡す。

「眠り姫の先輩にはまさにうってつけの本です!」と自信を持って言うと美姫は「……それ、嫌味?」と少し不機嫌になるが、当然主人公はそんなつもりはなく「俺は本気で先輩のことお姫様みたいに思ってますよ」と本心と「案外、自分の気持ちを再確認できるかもしれませんよ 王子様の目覚めのキスを待つ、眠り姫の心境になって読んでみるのもいいかも」と助言を伝えると美姫は読んでみることにするのだった……それから時間が経ったのか、主人公が男子部に来た依頼をこなしていたらすっかり遅い時間になっていた。美姫がまだ教室にいるか気になった主人公はわずかな可能性を信じて美姫の教室の扉を開ける。誰もいない教室。窓際の一番後ろの席で美姫は座ったまま眠っていた。それはまるで、初めて出会った日の再現のような光景である。眠ってる美姫に挨拶しながら声をかけるも、やっぱり起きないようでいつもならここで、眠り姫を目覚めさせる作戦を色々考えるところだが、夕暮れに染まる教室で一人眠りにつく美姫を見ていると、主人公はそんな気など失せてしまった。

その代わり、主人公は静かに美姫に語りかける。「眠ったままでいいですから、俺の話を少し聞いて貰えますか」という言葉から主人公は色々な事を話していく『自分は超男子校では落ちこぼれそのものだったこと』『そのせいで編入試験に失敗し、一年遅れてしまったが恋ヶ崎に編入できたことは嬉しかったこと』『最初は「これで自分も女子とイチャイチャできるしエッチなこともいっぱいできる」と思ってたけど肝心の『恋の成就』が言われてもピンと来なかったこと』『けれど実際にたくさんの女子と話すようになって、男子と女子が出会って惹かれ合う。それはとても自然な事で理屈じゃない そして大事なのは勇気を出して一歩を踏み出すことそれが少しずつだけれど分かったこと』それらを眠ってる美姫に伝えた主人公は自分の気持ちを打ち明ける。「美姫先輩、俺と恋をしましょう!」と……そして初めて出会った頃の美姫は『最初は男子なんて興味ない』って凄く素っ気ない態度だったから意地になって『絶対に振り向かせてやる!』なんて考えていたけど何度も会いに行くうちに、美姫の素顔を知って『気がつけば会いたい、もっと知りたい』とそう思うようになっていたと伝え「美姫先輩、好きです。俺と付き合ってください」と告白するも美姫は起きず、主人公は苦笑いするが「なら、今日こそ俺の力で目覚めさせてみます。」と眠り姫を目覚めさせる最後の『あの方法』…つまり『目覚めのキス』で主人公は美姫の唇に優しくキスをする。主人公はほんの数秒だけ重なり合ったく唇を、名残惜しむようにゆっくりと離す……するとほんのりと頬を紅潮させながら、美姫という眠り姫は静かに目を開けて目覚めたのだ。

そして主人公は改めて美姫から告白の返事を聞くが、その答えは「……うん、いいよ 私もあなたのことがもっと知りたい、もっともっといっぱい」「だから、○○(名前)くん……私に恋を教えて。お願い」とOKの返事だった。

それに「喜んで!」と返す主人公に美姫は「ありがと。不束者だけどよろしくね」と言葉を返す。

そしてこれからの事について話し合う二人だったが、その中で主人公は『いつの間にか美姫から名前で呼ばれていること』に気づくが、美姫に「細かいことは気にしない。私と○○(名前)くんの仲なんだし」と以前主人公が美姫に言った言葉で返されてしまうが、こうして二人は恋の第一歩を踏み出すことになったのだ……


恋の成就をしてからのその後は……

二人が付き合う事になってから少し経ったある日。その日は昼休みに中庭で一緒にお弁当を食べる約束をしていたが、主人公が遅れて到着する頃には美姫はお弁当を抱えたまま気持ちよさそうに熟睡していたのだ。だが実は美姫は寝たフリをしていただけなようで主人公がナナに『以前のように王子様のキスで起こしてあげては?』と指摘されると美姫もソレに便乗するようにおねだりする。それに主人公が驚くと、美姫はからかってただけな事をカミングアウトするが、ナナもそれに便乗して王子様ネタで主人公をいじり、それにツッコむ主人公に美姫は

ふふふっと笑い「相変わらず愉快だね ○○(名前)くんたちは見てて飽きない」と感想を漏らす。

そして美姫が目覚めたおかげで、無事にランチタイムが始まり、主人公は美姫の手作り弁当を堪能して(まさに至福の時間だ)と喜びをかみしめながら今後のデートのことを美姫と話しているとナナが男子部宛に以前のように謎の手紙が届いたことを教えてくれ、そしてその手紙の実物を主人公じゃナナから受け取る。その封筒を開けると以前と同じく花模様がちりばめられた可愛らしい便せんが出てきてそれには一行『目覚めさせてくれてありがとう』と流れるような美しい文字で記されていたのだ。

ナナの目によると筆跡から考えてどうやら同じ差出人のようで、主人公としては当初の目的は『手紙の謎解き』だったことを美姫との交流に夢中ですっかり忘れており『男子の名に懸けて必ず手紙の謎は解いてみせる』と思ってただけに謎が解けず迷宮入りしてしまったことに残念無念に思ってしまう。そしてその手紙について美姫が聞いてきたので、また同じ差出人から届いたことと、お礼の手紙なんて律儀な事をするなら名前ぐらい書いておいてほしいとぼやくと、美姫は主人公から手紙を受け取ると、持っていたペンでさらさらと文字を書き加えていく。そこには『深森 美姫』の名前が流れるような美しい文字で……そして同じ筆跡から主人公は謎の手紙の差出人の正体が美姫であるという真実にようやくたどり着き、その美姫はふふっと微笑んで「私を目覚めさせてくれてありがとう」と満面の笑顔でお礼を言うのだった。

「あなたの力で眠り姫を目覚めさせて」そんな不思議な依頼を達成して、手紙の謎が解けた瞬間だった。


美姫の眠り姫のルーツ

美姫は幼い頃はごく普通の女の子で、現在のようにたくさん眠るような娘ではなかったのだが、

幼いころから童話の『眠れる森の美女』が大好きで憧れるようになり、『私もお姫様みたいに眠っていれば……いつか王子様が現れて起こしてくれるんじゃないか』と思い、それからいつも眠るようになり、それが習慣へと変化していつの間にか美姫自身が『眠り姫』と呼ばれるようになったのである。


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眠れる森の美女:名前の元ネタであり、前述の通り美姫の眠り姫のルーツでもある。

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