「ヤクザやったらコソコソシノギせんと 体張って稼がんかい！」
CV：大輝ゆう（『2』『3』）、久川綾（『極2』『ONLINE』『8』）
概要
『龍が如く2』に登場する大阪府警第四課主任の警部補。25歳。
関西弁若しくは標準語で喋り、男勝りな性格で、時折容赦無く暴言を吐くなど気が強い反面、主人公・桐生一馬と一緒に暮らしている少女・澤村遥に親身に語り掛けたりするなど優しい面や桐生と遊びに興じたり色々と心配して助けに入る等の子供っぽくもあり、かつ気遣いの出来る一面も見せている。また、女性でありながら腕っ節が強く、桐生と共闘した際は護身術を織り交ぜた格闘を使い、桐生との連携技も使用する。
前作の澤村由美とは違い非常に出番が多く、桐生との関係の深さから『龍が如く』シリーズ全体で明確にヒロインとして扱われている女性キャラクターである。
経歴
高等専門学校に入り、プログラミングを学んで20歳で国家公務員II種試験をパスし、人事院からの推薦を受けて卒業後は大阪府警の準キャリア（階級は巡査部長からスタート）として採用されるが、2006年4月には警部補に昇進と同時に四課の主任となり、暴力団に対する容赦のない取り締まり振りから「ヤクザ狩りの女」と呼ばれるようになる。
その後、東城会に隠されていると思われる自分の過去の真相を探るために身辺保護として桐生と共に行動するが、事件を追う内に郷田龍司の異父妹であることや瓦次郎の実の娘であるなどの自身の出生を知ることとなり、精神的に追い詰められていくことになる。そして桐生と行動を共にしていく中で、次第に彼に対して恋愛感情を抱くようになり、彼が龍司との戦いに終止符を打った後は桐生と熱いキスを交わす。
リメイク版の『極2』では、クランクリエイターにて特別従業員という有料DLCで使用可能になり、貴重な女性キャラクターとして参戦する。同モードの勝利演出では従業員達は真島建設社歌を真島吾朗の背後で合唱するのだが、彼女は桐生と同様に真島の横に立って腕を組むという、結構特別な扱いをされている。本編で真島がべっぴんさんだと気に入っていたからだろうか……？
その他の作品
『3』では冒頭にのみ登場。近江連合との抗争終結後に警視庁に新設される部署の教育係として米国に転勤することを決意し、桐生に暫くはそれぞれの道を進もうと別れた。その後、ロッカーやキャバクラなどコンプリートした時にメールをくれる。
平行世界である『OF THE END』では本人は登場しないが、龍司のサブストーリーに彼女に瓜二つな女性「園屋佳織」が登場している。
『ONLINE』では10年ぶりの登場。近江連合が神室町を支配していると聞き、東京に戻ってきている。そしてやはりあの人の事を追っているらしい。
『維新!極』では本編には登場しないが、隊士カード「狭山かほ」として登場。
『8』では、桐生のエンディングノートにて仕事で久方ぶりに神室町に来た事で伊達に挨拶する形で再登場（広島で桐生が死んだ事になった際、伊達よりその訃報は聞かされていたとの事で、6、7年前の対面となった）。
また別の道に進んだが、桐生への思いを未だに胸に秘めている模様。ついでに今は若い世代が半グレやヤクザにならない為にその予防策として少年課に所属している。(ついでに警察内でも桐生の名は轟いていたらしく中には桐生一馬は実は生きていて社会を操っている！と騒ぎ立てる警察官もいるらしい。狭山はそれを呆れていたが。)
42歳となった現在でも第一線で働く仕事一筋の姿勢を見せ、故に独身を貫いているが、その理由は桐生の事を未だ待ち続けているのかもしれないと語っている。その一途な想いに伊達は、つい桐生の生存を口に出そうとするが、桐生はこれを止める。ついぞ、桐生と再会する事は無かった。
余談
『極2』で彼女を演じた久川氏は、『龍が如く見参!』でヒロイン的存在の吉野太夫と『北斗が如く』でユリア、龍が如くシリーズと同じ製作チームの作品であるシューティングゲーム『バイナリードメイン』のヒロインであるフェイ・リーを演じた経歴を持っている。
関連タグ
おりょう…シリーズで彼女同様に明確にヒロインとして扱われている登場人物。
