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獅子猿

ししざる

獅子猿とは、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に登場するボスエネミーのこと。 あるいは、大阪出身のイラストレーター「獅子猿」のこと。 本項では前者について記述する。
目次 [非表示]

概要

エリア「落ち谷」の最奥にある水場にて、背中を向けて座り込んでいる白い大猿。

狼の3倍はあろう巨躯と、首に刺さった太刀、その傷口から流れ出した血液でラインを描くように真っ赤に染まった体毛が印象的である。性別は雄。


落ち谷の最奥に咲いている花「馨し水蓮」を独り守っており、その周囲を自身の縄張りとしている。外敵を見かけるや否や襲い掛かってくるなど性格も獰猛で、かち合ってしまえば戦闘は避けられない。この「馨し水蓮」は竜胤の御子が不死断ちを為すために求めているものであり、この花を巡って狼と獅子猿は戦うことになる。


余談だが雌もおり、そちらは体毛が茶色になっている。


ボスとしての獅子猿

狮子猿


それまでのボスエネミーとは一線を画す機敏かつアグレッシブな動きと、巨体から繰り出される重い一撃が特徴。エリア全体をあちこち駆け回っては不意に近づき手痛い一撃をかまし、こちらの反撃は素早いステップでひらりとかわすという難敵。


刀や槍といった武器ではなく身体全体を使って攻撃してくるため、武器を振りかぶる、あるいは構えるといった分かりやすい予備動作がなく、攻撃の弾きにはかなり難儀する。

また背中を向けて隙だらけの姿勢を取ったかと思えば、強烈な屁で反撃、仰向けに倒れてダウンしたように見せかけて両手両足をジタバタ振り回し暴れる、お尻から茶色い物体を取り出して高速で投げつけるなど、予測不能かつ回避困難な攻撃をいくつも繰り出してくる。

何も考えずに突っ込むとあっという間に瓢箪が空になり、鬼仏送りにされてしまうだろう。


一方で獣であるため爆竹にめっぽう弱く、油+火吹き筒のコンボで簡単に炎上させられ大きく怯ませることができる等々、大きな弱点も多い。

そして何より体力ゲージが一本しかないため、何度かリトライして獅子猿が隙を見せるポイントを覚え、瓢箪や丸薬、各種飴を最大限活用すればダメージレースに勝つ要領で突破できるだろう。


獅子猿は葦名弦一郎より後に戦うことになるボスであり、初見殺しのパターンが多いとは言え、SEKIRO最大の壁として名高い弦ちゃん相手に鍛えられたプレイヤーが数回~十数回のリトライ程度で挫ける訳がないので、大抵の場合難なく突破されてしまう運命にある。


関連項目

SEKIRO

ババコンガ - カプコンのゲーム作品『モンスターハンターシリーズ』に登場する猿型のエネミー。こちらも獅子猿と同じく縦横無尽に動き回る他、屁や糞といった汚物を武器として戦う。


















ネタバレ注意

※ここから先は当キャラクターに関するネタバレが多分に含まれます。プレイ前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があるため、プレイ前であればブラウザバックを強く推奨します



























さてそんなわけで忍殺を決めると、狼は獅子猿の首に刺さる太刀を掴み引き抜くようにして首を切り落とす。凄惨ながらもスタイリッシュな描写は必見である。

首が落ちた獅子猿の身体は倒れこみ、画面には大きく忍殺の文字が表示される。プレイヤーは勝利を確信し、大きな達成感で胸を一杯にするのだった。



























しかし次の瞬間、死んだはずの獅子猿がむくりと起き上がる。











首無し獅子猿

獅子猿


獅子猿、驚愕の第二形態である。


それも勝利演出をがっつり画面に映した後というタイミングで切り替わる。

ゲームシステムすらも騙すという想定外の方法で、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。

主に海外勢の配信でも予想通り面白いリアクションが多数確認されており、まとめ動画まで作られている。



仙峯寺で研究されていた死なずの術である”蟲”をその身に巣食わせた「蟲憑き」。

いかなる経緯か、獅子猿も”蟲”に寄生されその「蟲憑き」へとなり果てていた。

それ故首を落とされた程度では死ねず、地面に落とされた首と太刀を手に取り、狼に再び襲い掛かってくる。


第二形態では、太刀による斬撃が主体となる。

第一形態の時に見せた機敏な動きは鳴りを潜め、糸に吊られた操り人形のような不規則かつ不気味な動きで、ゆらゆらと揺れながら近づいてくる。このゆったりとした動きが非常に曲者で、第一形態との戦いで身体に染み付いてしまったリズムを崩すかのように斬りかかってくるため、第一形態に慣れてしまっているほど対処が難しくなる。

また既に獣ではなくなっているためか、前の形態で有効だった爆竹は無効化。火吹き筒の炎上でも怯まなくなっているなど、第一形態時のセオリーは全く通用しない。


そして最も恐れられるのが、不意に繰り出す咆哮である。

食らうと凄まじい勢いで、即死デバフ「怖気」の蓄積値が溜まっていく。この咆哮の範囲が非常に広く(予備動作を見てから、獅子猿の後ろに向かって全力で走ればギリギリ回避が間に合うレベル)、少しでも反応が遅れると怖気にかかって鬼仏送りにされてしまう。ただの一発でそれまでの苦労を全て水泡に帰す恐ろしい技であり、数多のプレイヤーがこの咆哮の前に心を折られた。

だが後に怖気消しを事前に服用しておけばほぼ無効化出来る事が判明した為、手練の狼からは寧ろダメージチャンスと見做されている。また、獅子猿の後ろ側の判定は弱いため、いざとなったら後ろに回ってしまうのも一つの手。さらに義手忍具「仕込み傘」(種類問わず)を展開していれば咆哮は完全に無効化でき、咆哮終了後に放ち斬りで反撃するのも良いだろう。


稀に繰り出す叩き付けの弾きに成功すると、その場に倒れ込んで少しの間動かなくなり攻撃するチャンスとなる。戦闘では積極的に弾きを狙っていきたい。また倒れたときに義手忍具『仕込み槍』系統の突き→引き込みのコンボを食らわせると、体内の蟲が引きずり出されて固定ダメージを与えられる。


体力を削り、もう一度忍殺を決めれば真の勝利となる。二度目の勝利演出が流れ、獅子猿の身体は不気味な咆哮とともに霧散して消えていく。


身中蟲の宿るは、死なずの印といわれるが、

永く死なぬは、猿とて寂しかろう


獅子猿の残した咆哮は、

あるいは、何かを乞うものだったか……





























その後しばらくストーリーを進め、場所は葦名の底の毒沼。

谷あいに口を開けた洞窟で、瀕死の男からこんな話を聞ける。

”む… ぐ…”


「…何にやられた」




”大…猿…”


”首が… 首が…”


うっ…











首無し獅子猿(二戦目)

センシティブな作品


そして再び、死なずの猿と相見える事となる。


もっとも戦闘エリアの入口から首無し獅子猿がはっきりと見えるので、一戦目のようなインパクトはない。葦名の底、毒沼を越えた先のだだっ広いエリアで戦うことになる。


行動パターンに変化はないものの、体力ゲージが二本に増えているので前回よりも長期戦になる(ただし、叩きつけへ派生するパターンが増えており、体幹や体力も一戦目に比べて弱く設定されている)。

また残り一本になると雌猿を呼び出し、二対一で襲い掛かってくる。後半から難易度が跳ね上がるため、何らかの対策を講じないと苦戦必至。


雌猿の体力と体幹はかなり低めに設定されており、出てきた瞬間に爆竹をばら撒いておくと体幹がかなり削れる(場合によってはそのまま忍殺に持ち込めることも)。

首無しの方の叩き付けを弾いてダウンを奪うと、確定で雌猿による飛び込み攻撃が来ること、咆哮の最中は雌猿が確定で連撃を行うことを覚えておくと幾分か戦闘は楽。基本的には雑魚戦同様、同時に相手するのではなく、2体切り離して相手にするのがセオリーとなる。


戦いを制し、体内から引きずり出した”蟲”にトドメを刺すと不死斬りの勝利演出が流れ、今度こそ正真正銘の勝利となる。不死斬りを行うと、忍殺忍術「血刀の術」が手に入る。


【SEKIRO】不死斬り~IMMORTALITY SEVERED


かつて獅子猿は、

つがいで古ねぐらに暮らしていた

だが己のみに蟲が憑き、片割れは先に死んだ


いまは、手向けの花も朽ちてもう無い


関連タグ(ネタバレ注意)

首無し……首を失い、大太刀を振るうなど佇まいの似通ったボスエネミー。こいつも「怖気」によって多くの忍びたちを葬ってきた。


荒れ寺の仏師……彼の修行仲間「川蝉」のものと思わしき、女の『ほそ指』が獅子猿の腹の中から出てくる。仏師に渡し、義手に仕込むことで忍具『指笛』を作成可能。


獣血の主……フロムソフトウェアの前作『Bloodborne』に登場するボス。一度倒されたあと首の無い姿で現れ、断面から寄生虫が出現するという酷似した性質を持っている。その為、世界観の関連性を示す存在として考察する者もいる

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