概要
界境防衛機関「ボーダー」玉狛支部所属のA級部隊。隊長は木崎レイジ。
非常に高い実力を持つが本部とは規格が異なるトリガーを使用しているためランク戦に参加出来ない。忍田本部長曰く「ボーダーの最強部隊」。独自トリガーの性質から短期決戦を得意とする。
攻撃手3位(本人曰く「実質1位」)の小南、ボーダー唯一の全距離対応万能手木崎、および木崎の弟子烏丸の3人編成。
全員が攻撃手用トリガーを装備しており白兵戦を得意とするが、同時に小南含め銃手用のトリガーを併せ持つ。
エースの小南を2人の万能手が中距離から援護するのが基本戦術だが、木崎の多才さもあり状況に応じて様々な作戦を実行し、現場に対応できる応用力を持ち合わせている。個々の戦闘能力も高く、特に小南と木崎に関しては旧ボーダー時代から在籍する数少ない戦闘員であり、日常の防衛任務では1人で1部隊に換算されるほど。近界遠征の経験もある。
BBFの質問回答にて「太刀川隊より玉狛第１は強いのか？」と言う質問が挙げられていたが、作者の回答によると「唯我尊というキーパーソンの存在により、確実に玉狛第１の方が強い」とのこと。
言うまでもないが、「近界民にもいいヤツがいるからなかよくしようぜ主義」の玉狛派。
隊服
隊服は揃えていない。
メンバー
CV:前野智昭
隊長を務める落ち着いた筋肉。21歳の大学生。
様々な種類のトリガーを操る技能の持ち主であり、近接戦闘から狙撃までなんでもこなす、ボーダー唯一のパーフェクトオールラウンダーにしてNO.1オールラウンダー。攻めよりも守りに強いようで、持久戦を得意としている。
専用トリガーは『全武装（フルアームズ）』。
CV：釘宮理恵
トリオン効率度外視の独自トリガーを使う短期決戦型のNO.3アタッカー。お嬢様校に通う、17歳の高校生。
第一次大規模侵攻以前からボーダーに所属しており、玉狛支部内では林藤支部長に次ぐ古株隊員。
非常に騙されやすい性格の鵜呑み系女子で、たびたび後輩の烏丸にからかわれている。戦い方について、レプリカに「ボーダーというよりネイバーの戦い方」と評される。
専用トリガーは『双月』。
CV：福山潤
弧月とアサルトライフルをメインに扱う中距離型のオールラウンダー。普通校に通う、16歳の高校生。
家が貧乏なためバイトをいくつも掛け持ちしており、洋服も迅のお下がりである。
もさもさした男前(公式イケメン)で、基本的に落ち着いた性格だが、騙されやすい小南に嘘をついてからかうなどお茶目な一面もある。
修の師匠となり、修の能力をどう伸ばすか頭を悩ませている。レイジの弟子。
元々は本部に所属しており、元太刀川隊。本部には多くの女性ファンがいる。
専用トリガーは『ガイスト』。
CV：中尾衣里
玉狛支部所属のオペレーター。玉狛第二のオペレーターも兼任する。進学校に通う、17歳の高校生。
トリガーやトリオン兵といった近界技術に興味津々。
元々優しいが、メガネをかけている人間にはより優しい平和的差別主義者。
元風間隊のオペレーターであり、近界遠征の経験も持つ。
玉狛のトリガー
ボーダー本部のトリガーは、大人数での運用を想定し、継戦能力を重視した作りになっているため扱いやすくバランスが取れている。
一方、玉狛支部では本部のトリガーとは別に、林藤支部長が近界から個人的に持ち帰ったトリガーを解析して得た独自の技術で使用者に合わせた一点もののトリガーを開発・使用している。
小南の「双月」と「コネクター」、烏丸の「ガイスト」、レイジの「全武装」など。
いずれも攻撃力を重視した代わりにトリオン効率を度外視した短期決戦用である。
双月
小南専用の玉狛支部独自のトリガー。
通常は一対の小型の斧で、接続器(コネクター)で二本を連結させることで巨大な斧に変形し、一撃の威力が大幅に高まる。
ただしトリオンの消費が大きいようだ。
弧月に名前が似ているが、関連性は不明。
全武装
レイジ専用の玉狛支部独自のトリガー。
起動すると右肩にミサイルランチャー、左肩にキャノン砲、右手に機関銃、左手には突撃銃が装備され、更に背中から左右に伸びる二本のアームでレイガストを一つずつ装備した、まさに完全武装な姿となる。
火力重視の為、持久戦には不向き。
ガイスト
烏丸専用の玉狛支部独自のトリガー。
トリオン体の安定性をあえて崩し、武器や手足にトリオンを流し込んで強化する。
アフトクラトルのトリガー技術と発想が類似しているが、角の補助がない分不安定で、起動すると約200秒で強制的に緊急脱出となる。
起動するとカウントダウンと甲、斬、特、速、射の5つの項目のレーダーチャートが手の甲に表示される。
斬と速の数値を最大まで上げると白兵戦特化(ブレードシフト)となり高機動な接近戦が可能になる。また機動戦特化(スピードシフト)や射撃戦特化(ガンナーシフト)と呼ばれる状態も確認されている。
名称は、ドイツ語で"精神"を意味する"Geist"に由来すると思われる。
余談
表記についてだが、横書きの際は正確には玉狛第「１」であり、「一」と漢数字になるのは縦書きの際である。これは玉狛第２に関しても同様である(なお、鈴鳴第一に関しては縦書き、横書きに関わらず漢数字の「一」)。
