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生存フラグ

せいぞんふらぐ

生存フラグとは、立てておく事で死の危機に陥った時に助かる確率の上がるフラグ。
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概要

元々は死亡フラグという言葉ができた際に、その派生対義語として作られたものと考えられる。
そのため、大前提としては「死亡フラグを立てないこと」が生存フラグと言える。

対義語→死亡フラグ

生存フラグの例

敵に死亡フラグが立つ
最も多用される生存フラグ。
戦闘中の場合、目の前の敵が死亡すれば自身の死亡の発生源がなくなるため当然生き残る。
自爆を除いて。

死体が見つからない
高所からの落下水落ちなどの落下、もしくは怪我をしての逃走など、死体が確認できない場合は生存フラグ。「ヤツは生きてはいまい」などという相手の台詞があれば、さらに強化される。
ただし、死体が見つからなくてもその人の遺品が出て来た場合、死亡フラグが立つ。

悪人ボスキャラが集中砲火・爆撃などを受けて、爆煙に包まれる
やったか!?」と言われたら確定。
この場合大抵余裕で突っ立っているか、多少はダメージを受ける場合もあるため、攻撃した側が絶望に苛まれ、死亡フラグが立ってしまう。
また、既に脱出しており「覚えていろ!」などといいながら逃走するというパターンもある。

敵に捕まるも、その場で殺されずに牢などに放り込まれる
仲間による救出・脱獄などで助かるケースが多い。
他にも隠し通路があったり、監視役に油断が生じ脱獄の隙が生まれるなど。

殺されずに無機物などに封印される
ファンタジー色のある作品や対象年齢の低い作品を中心に使われる上記「牢などに放り込まれる」の亜種。
人間のキャラが殺害されずに封印される場合、その封印は最終的に解かれることが多い。少なくとも封印された状態のまま殺害されることはほとんどない。
特に人間を封印したものをn人分集めて生贄にするという場合、その儀式は生贄にされた人達を取り戻せる段階で阻止される。
子供向け作品なので規制の関係でむやみに死亡させることが出来ない、ストーリーが過度に暗くなりすぎるのを防ぎたい、メインキャラを死亡させずに「死亡退場」させたいといった場合に使われる手法である。
とはいえほとんどの場合封印が解かれるのは敵が倒された後であるなど、ストーリー上は実質的な「死亡退場」として扱われる。
ただし、封印されたのが人外の場合話は別である(封印されたまま二度と解放されない)可能性が高い。サブキャラや悪役であったり封印された理由が殺せないので封印するしかないというものである場合はなおさらである。

物語大詰めでの爆弾解体 最後に2色(赤と青など)のコードが残った時
ただしギャグ系の作品では爆発する…とはいえ、ギャグなので死なないし、死んでも次回で普通に生き返っているので気にする必要もない。
シリアス路線でも、「2色のコードの他に隠されたコードが見つかる」「コードを切る以外の別の解決法が見つかる」という変化球に発展するケースも近年では確認されている。
他の爆弾ネタとしては、「緊縛された傍らに時限爆弾を設置される・時限爆弾のある部屋に監禁」といった、いわゆる爆弾ピンチに陥った場合、物語序盤かつモブでもない限り救出はほぼ確実といえる。

一見役に立たなさそうなアイテムを持っていく
ただし、そんな物であっても重要な場面で役に立つ場合がある。コインなどの硬いものは銃撃戦の前に胸ポケットへ入れておくと吉。だが、その効力は一度きりであり、なおかつ守ってくれたことを自慢すると今度は死亡フラグに転じてしまうが、それがある程度控えめであるなら「あの時のお守りが守ってくれた」といった感じに生存フラグの効果が復元されることも。

知り合い、友人にお守りを渡される
そのお守りが自分の身を守ってくれて死亡フラグを回避できることがある。
ただし、渡したほうに死亡フラグが立ってしまう場合もある。

事件の真犯人
どんなに死亡フラグを立てようと、事件が解決するまでは死なない。
ただし、保障期間は探偵刑事が事件に関わってから犯人の正体に気付くまで。解決しようとした際、逆に第三者によって殺害される危険もある。真相を告白した後、自害した真犯人も数知れず。
また、複数犯の場合、特に共犯者は多少事情が変わり、仲間割れが起きたり主犯にとっては(目的は口封じだったり最初から本人の知らない所で主犯にとって殺害するターゲットに含まれていたりで)最初から協力させるだけさせておいて用済みになったら始末する計画だったりして自分が次の被害者にされてしまう事もある。

敵の大群に一人立ち向かう
死んだかと思いきやラストで駆けつけてくれる。
ただしメインキャラ専用で、サブキャラにとっては極上の死亡フラグだ!

複数の死亡フラグを立てる
次はコイツが死ぬぞ、という期待感を煽っておいていつまでも殺さないことで、周囲の人間が死ぬ時の意外性をもたらす監督の罠だ。

止めを刺されない
序盤で敵の幹部クラスにボコられるも、「気が変わった」とか「殺すには惜しい奴だ」などと言われ、見逃してくれる。
例えその際に瀕死の重傷を負っていたとしても、次回にはしっかりと回復しているはずだ。
特に力の差が余りにもかけ離れている場合はその可能性はさらに高まり、主人公が「殺すなら一思いに殺せ…」と諦めのセリフを言おうものならほぼ生き延びる。
ただし脇役だった場合、死ぬより酷い目に遭う場合もあるので油断は出来ない。

(主要なキャラが)戦闘で追い詰められる
不思議な力に目覚め、生き残る。ただし、場合によっては力の暴走や記憶喪失などのデメリットもある。ただし、その時付き従っていた人にとっては死亡フラグの可能性あり。
作品やキャラクターによっては常人離れした気転や冷静な判断力でその場を切り抜けることも多い。主要キャラが突き落とされて崖などに掴まるようなことがあったら敵は要注意である。

ギャグ漫画で余命を宣告される
後先考えず死ぬ前に金を使いまくるも、最後には何かの手違いであったり、何らかの手段で延命できるとわかって破滅するというオチが多い。
死んだほうがマシじゃないかと思うが、所詮はギャグ漫画だからあまり気にしてはいけない。

成功率が極端に低い手術・必殺技など
それに「今までに一度も成功したことがない」や「最後の手段」などが加われば成功率は確定クラスになる。逆に、「失敗する可能性は低い」とか「確実に成功するだろう」「簡単な手術だし問題ないよ」など、成功率の高さが強調されると、失敗という名の死亡フラグが立つ。
概ねこの手の確率は反比例するものと考えてよい(成功率1%を宣告される→実際は99%)。

自身の命を犠牲にしかねない必殺技を使う
ある意味前述のの生存フラグの亜種で、使用後も手術を経て一命を取り留めたり、辛うじて死なずに済み奇跡的に生還を果たしたりする。

予想以上に人気が出たサブキャラ
単純にその作品のファンの気持ちを考慮し、結果として死亡フラグを直々に破壊されたケース。作品のクランクアップ後、監督の口から「本来このキャラは殺すつもりだった」なんて言葉が出ることもしばしば。

主要キャラの死をほのめかすシーン→つづく、もしくは次回予告でそのシーンが流れる
敵の攻撃が迫ってきて絶体絶命!→つづく、というのが代表的なパターン。
バラエティ番組などで「この後、予期せぬ事態が!」といったセリフの後にCMを挟んで視聴者の期待感を煽るのと同じ手法で、次回の話も視聴者に見てもらう為に使われるありがちな手。
実際には援軍が来て助かったり、普通に無事だったり、単に主人公が過剰な心配をして泣き崩れてるだけだったりするケースがしばしば。

序盤であっけなくやられる敵キャラクター
パワーアップして再登場したり、味方になったりと様々。
前者の「パワーアップして再登場」する例はガーランドFF)、後者の「味方になる」例はクロコダインダイの大冒険)など。

ストーリー冒頭で死ぬ、後のヒーロー
生き返って無敵の力を手に入れる。
ただし、回顧録形式だと冒頭=ラストの死亡シーンとなり無効。

ヒロインに名前を叫ばれる
ラストシーンで傷だらけになりながらも生還する。
ただし、そこでシーンが途切れてフラグのまま回収されずにエンディングとなる場合もある。そういった場合
A「本当に死んじゃったのかなあ」
B「バカ野郎。あいつが死ぬわけねえよ」
といった流れになることもある。

乗るはずだった飛行機列車などに乗り遅れる
乗る予定だった便が事故に遭い、結果的に難を逃れる。特に急いでいる時に些細なトラブルに巻き込まれたり、やけに犬などのペットが絡んでくるとその可能性が高まってくる。
アニメや映画だけの話でもなく、実際にも明石家さんまが同様のシチュエーションを経験している(逆のケースとして、いつも乗る会社の便が満席で、仕方なく別の会社の便に乗ったことから事故に遭遇してしまった坂本九もいる)。
ただし、予知があった場合は死の運命に次々と晒されるフラグだったりもするが。

「来るな!近づくとこいつを殺す!!」
敵側の死亡フラグも兼ねている。
アクション映画アーノルド・シュワルツェネッガースティーブン・セガールを初めとしたスーパーヒーローアクターに対して人質をとることは、そのまま殺す口実を与えるようなものだ!

子供
悪者に人質にされればまず死ぬことはない。
ただし、中には例え相手が子供だろうがおかまいなしに殺害するような外道もいるため、そいつに目を付けられてしまった場合は……ご愁傷様です。

黒人(おしゃべりだと確率アップ)
パニック映画においてはなぜか生き残る。

間違いなく死ぬと確信する
「こ、ここまでか……」→「あれ、生きてる……?」
ただし巧者に不意を突かれてしまうと無効。

処刑などで殺される直前に猶予が与えられる
与えられた猶予の間に機転を利かせて脱出したり、他の人に救われたりする。
仲間がいる上で執行側に「最後に何か言い残すことはあるか?」「遺言くらいは聞いてあげる」と言われればほぼ確実。
太宰治著の『走れメロス』などが最もいい例。

たった一人を殺す・捕まえる為に無関係な人まで皆殺し
殺さなくていい人物ばかりを何人虐殺しようと、肝心のターゲットには逃げられる。下記「主人公補正」を兼ねることも多い(その生き残りを主人公に据えて物語が始まる)。
主な助かる理由は、たまたま不在だった、犠牲者達が身を挺して逃がしてくれた、逆に自分だけが助かりたいが為に他の人を盾にして逃げたなど様々。
当てはまる人物の中には、かのイエス・キリストも。

「あの人じゃなくて、こいつ(自分)が死ねば良かったのに…」
「あの人」を殺した敵に追い詰められる・生存率ほぼゼロの同じ病気にかかる・周囲からの「あの人が死んだってのにのうのうと生きてるなんて」という陰口に耐えられなくなり、ついに後を追う→間一髪で警察・特効薬・あの人の霊などが登場、救出成功。

「死亡フラグ」ネタそのものを突っ込まれた場合
あるキャラが「死亡フラグ」的行動を取った際に、他のキャラに「それは死亡フラグだ」とか言われた場合、その死亡フラグは折られる。
ギャグ系では無効…と言うか茶番。ただし「そんなのねーよ」とか反論したり面白半分でからかったりするとギャグ漫画でも危ない。
例:

  • 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 作中、主人公から「死亡フラグな発言禁止」と言われていたにも関わらずうっかりフラグを立ててしまうが、直後に総ツッコミを受けて折れた。(ただしツッコミを入れた側も入れられた側も、これでフラグ不成立と知らされていなかったために右往左往するハメに)

幸運艦に配属される
史実で言えば戦艦長門駆逐艦雪風など味方が負けても必ず生き残る艦のこと。ただし、これら以外の艦からは「あれと一緒に作戦行動すると、あれ以外の味方が全滅する」という死亡フラグ扱いを受けるため、割と紙一重の分の悪い賭け。
ただし駆逐艦時雨空母瑞鶴等、幸運艦と呼ばれた艦でも最期は戦没してしまったパターンも多いので、必ずしも幸運=生存ではない。

新兵器トンデモ兵器で攻撃される
敵側が「今週のビックリドッキリメカ」を繰り出して主人公サイドを攻撃した場合も生存フラグとなる場合がある。
もちろん、そんなもので主人公やその仲間をあっさり仕留めたら話が進まなくなるという点もあるし、それに「新兵器」がどんなものかであることを解説する必要もあるため。
新兵器のトンデモ度が高ければ高いほど確実な生存フラグとなる。
顕著な例は「エリア88」。地上空母や対空地雷(地中に埋める対空ミサイルランチャー)などのトンデモ新兵器で攻撃された場合、88の主要メンバーの大抵は生還している。
その他の例としては反射衛星砲宇宙戦艦ヤマト)あたりが有名ドコロか(しかも解析され、ヤマトの強化にも使われてしまうというオチまで付いてくる)。

ロシアンルーレット勝負で最初にトリガーを引く
他の人間が「そんなことできるかよ」と怖気ついていて、最初にトリガーを引いた場合など。6連装リボルバーなら5発弾が入ってるとか、低確率になるとさらに生存フラグの可能性が高まる。
これも主人公が普通にハズレを引いてしまって死んでしまったらお話にならないので、まず生き残ると見てよい。

存在そのものが生存フラグな人たち

主人公
死んだら物語が終わってしまうので、少なくとも正史においては死なせるわけにいかない。
ただし、最終作(最終回)では物語の締めとして死亡またはそう見なされる場合がある(「主人公の死」がゲームオーバー的なバッドエンド・打ち切りでなく「最終回」と解釈された時代さえある)ので、油断してはいけない。具体例を挙げると滅茶苦茶強い宇宙恐竜が現れたり敵のモンスターから子供を庇って犠牲になる突然現れた過去に倒したはずの敵が自爆しようと目論み皆を守るために爆弾に突っ込んで行く、はたまた今までの戦いとは無関係な一介のひったくり犯に刺されるなど。主役が複数おり、さらに交代劇があると危険。
作品・主人公が高い人気を誇っていて「主人公の死で終了」というオチが大不評だった場合、映画等で何事もなかったかのように復活する事もある(後述の車寅次郎など)。

勿論主人公が物語半ばで死亡してしまうケースもあるが、これは大抵正史ではないか、もう一つの未来と位置付けられている事が多い。

重要な悪役
主人公同様、「決着をつける」ということが重要なためなかなか死なない。

スティーブン・セガール
主演である限り死なない。でもごく初期の映画では結構危なかったことも多い。
主演でない場合はあっさり死ぬこともある。

ジャック・バウアー
心臓停止/2年間の拷問/致死率100%の生物兵器に晒されても生存し、逆に自分を死んだことを装って敵を手玉に取るほどの強者。
24』を初めとしたアメリカドラマは人気が出れば出るほど続いていくので、主人公である彼は死のうにも脚本の都合で死ねないとはいえ、何度死に目に遭っても生きていることが奇跡と感じられるくらい、死に目に遭っている主人公もまた珍しい。

王大人死亡確認
ジャンプ最強の生存フラグと言われるほどのネタ。
後に彼も一度死んだ描写はあるが、当然のように「実は生きていた」。

ヒイロ・ユイに死刑宣告される
任務遂行中に自分の顔を見たリリーナ「お前を…殺す!」と発言し、その後も何度か「殺す」と発言したが、実は彼が「殺す」と宣言したキャラは、誰一人として死んでいなかったりする(そのおかげでスパロボではある主人公が救われた。)ただし、Gジェネやスパロボなどでは例外があり、「お前を倒す」の場合はハズレ。

その他、彼自身も50Fから無装備で飛び降りて片脚骨折程度で済んだり、ガンダム自爆で生身から盛大にぶっ飛ばされながらも重症止まりで生きていられるほどの不死身ぶりを誇る。

キリコ・キュービィー
公式で不死身設定。ただし周囲の人間が恩恵を享受できる保証はできないらしい。

パトリック・コーラサワー
劇中において何度も死んだと思われたシーンはあったが、その都度生還を果たした。
おまけにかつての上官とまで結ばれる始末。
爆発しろ…

オズマ・リー
数々の死亡フラグ(部隊の隊長、帰って来たらパインケーキを食べる等)をへし折り、それを全て部下に押し付けてしまった驚異の人。

坂井三郎
かつて実在した歩く生存フラグ。彼自身はもちろん、一緒に小隊を組んで出撃した僚機も(彼の僚機でいる間は)撃墜されていない。しかも往復に心身に極端な負担のかかる太平洋戦線。本人が異能生存体であるこの人と直接比較できるほどイジョー。

エーリヒ・ハルトマン
上記坂井氏同様歩く生存フラグにしてリアルチート。彼の信条は「僚機を失わない」ことなので、大戦を通じて撃墜された僚機はただ1機のみで、その被撃墜機の搭乗員も不時着して生還している。
なお、味方――特に僚機からすれば生存フラグではあるが、逆に敵に回せば歩く(と言うか飛ぶ)死亡フラグである(彼は史上最多撃墜者でもある:そのスコア352機)。

子供向け作品の主人公側の仲間
基本的にどんなピンチに陥っても生き残る。
子供向けである以上、下手に死なせるとPTAなどから抗議を受けるハメになるので致し方ないが…ただし、物語のクライマックスとして死亡することは割とよくある。

子供外国人(特に黒人)、障害者
「うるさい人たちに抗議されるかも」という理由で死なせられない場合がある。
ただし病気や寿命などの自然死は別。

原作で死亡したキャラがクロスオーバー作品に出演
スーパーロボット大戦』などのゲーム作品では、原作で死ぬ運命にあった人物が死なない場合も多く(基本的に出演先での味方に限る)、他作品の登場人物に助けられることも結構よくある。
ただし、逆に原作では死ななかったのに、スパロボで戦死する描写のあるキャラも僅かに存在する(定番の三輪防人、有名所ではアレンビー・ビアズリーカテジナ・ルースも)。

原作・TV版では死亡したが、続編・リメイク版で生存
原作者公認の別作者によるリメイクや、原作者本人の作品・キャラ解釈の変化、原作で死亡したキャラの人気が作り手の予想を上回った場合に多い。
例:車寅次郎男はつらいよ)、ムウ・ラ・フラガ機動戦士ガンダムSEEDシリーズ)、大門圭介西部警察
ミハエル・ブランマクロスF)、シュラ聖闘士星矢LegendofSanctuary)など。

生存フラグの「フラグクラッシャー」

死亡フラグフラグクラッシャーは数多く、異能生存体として印象に残るケースも多いが、生存フラグのフラグクラッシャーはそれに比べ少なく、殆ど印象に残っていないはずである。
これは「死亡フラグは回避しても次がある(折られ続けなければ異能生存体とは呼ばれない)が、生存フラグが折られて死亡すると生き返らない限りそれっきり」「生存する(例えば「原作では生存するから大丈夫だ」等)と思い込ませ、裏をかいて死亡」となってしまっては『当初の予定通り死亡』となり後味が最悪、という演出上の理由がある。

例えば

  • 架空戦記で友人が雪風(駆逐艦)に配属される→雪風が戦没し戦死する
  • お前を殺す→本当に殺してしまう
  • この手術の成功率は1%だ→普通に99%の失敗をして死んでしまう
…こんな展開を期待するのは、そのキャラがよほど嫌われているか、もしくは人の死を見るのが好きな物好きくらいだろう。

それを示すかのように、公式メディアミックス作品やクロスオーバー作品で「原作では死亡したキャラクターが生存する」(スパロボ補正が一例である)ケースは非常に多くとも、逆の「原作では生存したキャラクターが死亡する」は圧倒的に少なく、数えられるほどしかいない。
主要人物が物語半ばで原作と違って(あるいは原作より前のタイミングで)死亡してしまうと、物語自体が歪んで成立しなくなってしまう事も多いので、致し方ない事ではある。

ただ、そのような「生存フラグクラッシャー」や「死亡フラグクラッシャーの逆」の例がないわけではない。
言わずと知れた機動戦士ガンダムの主人公・アムロ・レイは、正史(ここでは機動戦士ガンダムに始まり、機動戦士Vガンダム等に続いていく歴史)においては幾度も死の淵に立たされた末に生存し、最終的に逆襲のシャアで行方不明(公式ではこの時点で戦死となっている)となるが、小説版ガンダムではア・バオア・クー脱出直後にあるジオン兵(シャア・アズナブルではない)に撃墜されてしまい、あっさり戦死した。これにより、機動戦士Ζガンダム以降の物語が成立しないストーリー展開となっている。
なお、この小説版の作者はガンダムの生みの親である富野由悠季氏その人であり、別に無関係の第三者がリアリティ欲しさに改悪したのではない。
このケースだと原作者自ら主人公という生存フラグをへし折った事になる(フォローしておくと、氏は「アムロ戦死は機動戦士Ζガンダム以降の物語を否定するものではない」と語っており、悪意による原作レイプというわけではない。事実、氏は後の歴史と矛盾しないようにアムロが死なないよう改稿を試みた…が断念している)。

悪役の例では、ロックマンエグゼの敵キャラクター・Dr.リーガルが、原作であるロックマンエグゼ5では記憶喪失となりながらも生存したが、鷹岬諒版及びロックマンエグゼ(アニメ)だと漫画ではフォルテ、アニメではデューオに殺害され、明確に死亡している。

しかし、そのような描写を描く事にはファンからの反発や公式との軋轢を生むという半端ではないリスクが存在する。
艦隊これくしょん(アニメ)での如月轟沈(原作ゲームでは基本的に轟沈は避けられる為、本来キャラクターの死亡はプレイヤーの故意か過失によってしか起こらない)、アニメ版アカメが斬る!でのマイン死亡(原作では放送中は健在、その後も廃人となりながらも生存)の例では、前者は如月ショックとして公式への不信感が露わとなり、後者はマインショックとして語られる結果となっている。
一応後日談でフォローされたり、続きがあったりする事はあるものの、納得されて軋轢がなくなるかと言えばそうではなく、最悪の場合ファンのアンチという取り返しのつかない結果になる事も。

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