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ここでは『ドラえもん』の原作エピソードについて解説する。ひみつ道具としての解説及びアニメ版等の内容については「異説クラブメンバーズバッジとマイク」を参照。


概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。TC23巻収録。

映画ドラえもん のび太の月面探査記』の原案になったエピソードである。


ストーリー

学校の裏山で深い穴を見つけたのび太しずか。のび太は「地底人が掘った穴だ!」と言うが、その直後にスネ夫が現れて「これはただの古井戸だよ。それに光が無く高温の地底で人が住める訳が無い」と正論を突きつける。


その話を聞いたドラえもんは「よくまあ、そんな馬鹿なこと考えたもんだ」と言ってしまい、のび太はショックを受けてすねてしまう。見かねたドラえもんはポケットから「異説クラブメンバーズバッジとマイク」を取り出す。

世の中に存在する異説を体験することが出来るひみつ道具で、ドラえもんは試しにマイクに向かって「天動説が正しい」と吹き込む。同時に「どこでもドア」を取り出し、のび太がバッジを付けたことを確認すると、ドラえもんは「世界の果てを見に行こう」と言いながらドアを開く。


すると、ドアの向こうは平らになった地球が広がっていた。ドラえもんはのび太に「バッジを付けた人だけは天動説の世界になる」と説明する。部屋に戻ったドラえもんは、今度は「月の裏には文明がある」と吹き込む。どこでもドアで月に向かうと、まるでSF映画のような世界が広がっていた

月で遊ぶのび太を止めつつ、ドラえもんは「異説の中には、地球の中が実は空っぽという地球空洞説があるんだ。僕らもこの道具を使って、裏山の古井戸が地底世界への入り口だと信じよう」と説明し、のび太を連れて裏山へ向かう。


マイクに異説を吹き込み、バッジを付けたドラえもんとのび太が古井戸の中に飛び込むと、広々とした地底世界が広がっていた

ドラえもん達は早速「透視スクリーン」や「強力岩とかし」、「インスタント植物のタネ」等といったひみつ道具を使用し、地底世界を住みやすい場所に開拓していく。それに加えて「動物粘土」を使用し、地底人のアダムとイブを作り出す。


数日後、ドラえもんとのび太が再び地底世界を訪れると、緑豊かな自然が広がっていた。そして動物粘土で生み出した地底人が子供を産み、洞穴に住んでいる姿を発見する。

ドラえもん達は彼らに木や草で出来た家や石斧等の武器の作り方、そして火の扱い方を教え込む。しばらくすると地底人達が石造りの家を建築し始め、最終的には金やダイヤまで掘り出すほどの文明を築き上げた


ドラえもんとのび太はジャイアンやスネ夫を地底世界に招待しようと考え、彼らにバッジを渡して古井戸の中へ案内する。地底人が存在していたことはもちろん、あまりに高度な文明を築いていたことに、ジャイアンとスネ夫は驚愕する。

しかしジャイアンとスネ夫は地底世界のことをテレビ局の人や新聞記者に話してしまう。彼らは地底世界から土地を買い占めようとしたり、金やダイヤを掘り尽くそうと考え、大勢の人間が古井戸へ向かう。しかし彼らはバッジを付けていない為、古井戸に飛び込んでも地底世界へ行くことが出来ない。


これらの事態を重く見たドラえもんは地底世界や地底人を守る為、急いでマイクとバッジを庭に埋める。ジャイアンとスネ夫はバッジが無いと古井戸が地底世界へ繋がらないことに気が付き、ドラえもんとのび太に問いただす。しかし2人は「バッジ?何のこと?」と言いながら白を切る。

その結果、ジャイアンとスネ夫は大勢の人々から「よくも嘘をついたな!」と怒られ追いかけ回されることになるが、ドラえもんはその様子を眺めながら「スネ夫達にはかわいそうだけど、地底人の秘密はいつまでも守ってあげようね」と言うのだった。


余談

上記のエピソードは水田わさび版アニメで映像化されている。サブタイトルが「ようこそ、地球の中心へ」に変更されており、前後編に分けられ2週に渡って放送された。


こちらではしずかがジャイアンやスネ夫より一足先に地底国に案内されており、ドラえもん達と共に地底人を怪物(のび太が最初に「動物粘土」で間違えて作ってしまった怪獣)を撃退したり、その怪物が泣いているのを見かけると、地底人達を襲わないことを条件に新しい住処を用意している。


また、地底国にジャイアンやスネ夫を誘った後の展開がアレンジされている。ジャイアン達が地底国からこっそり持ち帰った金塊を自慢していると、怪しい男が話を聞きつけ、彼を地底国へ案内せざるを得なくなってしまう。

男は地底国で金塊を奪い取る等の暴挙を働くも、上記の地底国に住む怪物に襲われた為に中断する(怪物は地底人と和解したようで、男を追い払った際には地底人から感謝されている)。しかし男は懲りずにジャイアン達を脅し、政治家やテレビ局、新聞社の人間達にバッジを「フエルミラー」で複製して配ることになってしまった。


このことをテレビで知り、事態を重く見たドラえもんは「マイクに新しい異説を吹き込む」及び「マイクを破壊する」方法を提示するも、いずれも地底国が消滅することになる為、のび太に却下される。最後の手段として「タンマウォッチ」で時間を止めて先回りし、地底国へ二度と行けなくなることを覚悟の上でマイクを古井戸へ投げ込んだ(原作版には「マイクを異説世界へ移すと、バッジを付けていても異説世界へ行けなくなる」という設定は存在しない。詳しくは上記の異説クラブメンバーズバッジとマイクの項目を参照)。


その後、男がテレビ局の人間達に井戸の中へ入るよう促すも、既にただの古井戸に戻った後だった為、騙されたと怒った人達から男は追い回される羽目になった。


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