概要
小松左京、星新一と並ぶ『SF御三家』の一人であり、最初に名を知られたのはSF作家としてだが、その活動ジャンルは多岐に渡り、どのカテゴリーに分ければいいのかわからないくらい数多くの作品を執筆している。
俳優・タレント・評論家としての活動も含め、多分、一人で十人分の仕事はしてる。
エログロナンセンスから風刺、実験的な純文学、「時をかける少女」のようなジュブナイル小説、演劇やテレビアニメの脚本、はてはマンガ原作まで、本当に何でも書く人。
「そして乱交になった」が初期から中期の彼の作品群定番オチの一つだった。
俳優・タレントとしてはホリプロに所属。
なお自作のアニメ化作品『パプリカ』では、筒井のようなバーテン(声優は筒井)が登場する。
余談
動物生態学者で大阪市立自然史博物館の初代館長・筒井嘉隆氏を父に持ち、作品中の自然科学の描写における正確さにおいては他の作家の追随を許さない。氏の博識振りは短編「メタモルフォセス群島」及びエッセイ集「私説博物誌」に詳しい。
実子は画家の筒井伸輔。俳優の筒井道隆とは名前が似ているだけで親戚でも何でもない。
また戦国武将の筒井順慶の子孫でないことを自身の作品中で示唆している。
1970年代、自らイラストやショートストーリーの漫画を手掛けた経験がある。
主な作品
「時をかける少女」
「パプリカ」
「霊長類南へ」
「朝のガスパール」
「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」(『七瀬三部作』)
「富豪刑事」
「日本以外全部沈没」
「虚航船団」
他多数