ピクシブ百科事典

米国面

あめりかんさいど

英国面の亜種。フォースの植民地面
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概要

元を正せばイギリスの植民地から独立した国家であり、根っこは一緒ともいえる。
「多少は冷静なのか、設計段階や実験段階で断念したものは多い」と思われがちだが、下手に開発・量産能力があるだけに、特に軍用機のトンチキ、もとい試行錯誤ぶりはドイツ第三帝国に比肩するほど酷い動力付きの飛行機を世界で初めて飛ばした「飛行機の老舗」という点も影響しているのか。
時には「他国なら『イギリスみたいな真似すんな』と笑い飛ばされそうな代物」を実用化にこぎつけてしまったりもする。
まあ要するに、財力と資源に物を言わせて力押しでやってのけてしまうのが米国面だってことである。

ちなみに艦隊これくしょんではいわゆる米帝プレイのことを指すこともある。

海軍部門

太平洋戦争以前

  • 装甲艦モニター:最初期の装甲艦にしてモニター艦の語源となった河川砲艦。 独特な外観から通称「筏の上のチーズボックス」。被弾面積を極限まで減らすために甲板が水面ギリギリの低さになっている。 沈みかけてるようにしか見えない...と思っていたら河川砲艦なのに外洋に出たがために高波に呑まれて本当に沈んでしまった
  • H・L・ハンリー:世界で初めて敵艦を撃沈した潜水艦。 動力は手回しクランク推進のプロペラってスワンボートと同じじゃないか...。 攻撃・撃沈には成功したがその際の衝撃が原因で帰還中に沈没し、海面下での戦闘に利点が有ることと危険性があることの双方を証明することに。
  • キアサージ級戦艦主砲塔の上に副砲塔を載せた変態戦艦。利点もあったが、当然ながら主・副砲の射撃時の爆風が相互の射撃を阻害するなど欠点の方が多い結果に。
  • バージニア級戦艦:上記キアサージ級の次のイリノイ級戦艦からは普通の砲塔配置だったのに、性懲りもなくキアサージ級と同じ主砲・副砲配置を採用した変態戦艦の後継者。結果はキアサージ級と同じ事に。尤もこの二度の失敗の教訓が世界初の背負式砲塔配置のサウスカロライナ級戦艦に繋がる。また、この搭載法は後に戦車で花開いたり……
  • アイオワ級戦艦:日本海軍が建造していると考えられた「排水量45000トン・16インチ砲搭載艦」、もしくは「それ以上の18インチ砲搭載艦」に対抗するために建造された超弩級戦艦。空母機動部隊と連携した艦隊決戦を想定したため16インチ3連装砲を備えながら金剛型戦艦を上回る速力31ノットを発揮したものの、本来の計画であった艦隊決戦についてはお察しください。しかし使い勝手が良く、モスボール(不活性化処置)と現役復帰を繰り返しながら1990年代まで生き残り、ついには近代化改修によって誘導兵器を搭載した唯一の戦艦群となった。そのまま生き残っていたら、第3主砲塔を撤去して航空戦艦化する予定だったという……(どうしてそうならなかった)。
  • モンタナ級戦艦:全長281m、基準排水量60,500tの大和型に匹敵する超弩級戦艦。 アイオワ級より大型化したためパナマ運河を通れなくなったが、建造開始と同時にモンタナ級のためだけに拡張工事を行って対策する予定だった。 しかし空母や揚陸艦、潜水艦などが重視されたため結局起工すらされず建造中止に。 このためモンタナ州は合衆国48州(当時)で唯一主力艦の名前にならなかった。
  • アラスカ級大型巡洋艦:日本が極秘裏に「秩父型」なる大型巡洋艦を建造しつつある、という誤報に振り回されて建造された30㎝砲搭載の軍艦。結果完成したのは戦艦としても巡洋艦としても中途半端で更には操舵性が悪いという残念な代物だったばかりか、この艦に対抗して日本が本当に大型巡洋艦を計画してしまう(B65型超甲種巡洋艦。対米開戦で計画中止)という間の抜けた事態に。
  • 米海軍の雷撃に対するこだわり:小回りの利かない巡洋艦での雷撃は早々に見切りをつけていたことから、かつては日本に比べて雷撃にはそれほどこだわりがないとされていた米海軍。ところがどっこい。米軍の駆逐艦乗りは吉川潔田中頼三にも引けを取らない、アーレイ・“31ノット”・バークに代表されるキ○ガイぞろい。そんな命知らず野郎どもが雷撃を好まないはずがなく……日本の特型登場以降は、米海軍の駆逐艦整備計画は「計画やら条約やらの関係で軽量化案が出る」→「デストロイヤー達の『ふざけんな! 魚雷管省略すんじゃねぇ!』という声により他を削ってでも雷装を保持する」の繰り返しを終戦までやり続けた。まぁ、英国海軍の分家筋って考えたらどっちも大概なことになるのは目に見えてたようなもんなんだけど……。さらに、これらの重雷装化は米駆逐艦にトップヘビーという深刻な慢性病を引き起こすこととなる。
    • マハン級駆逐艦:所謂条約型駆逐艦。同時期の駆逐艦はあの日本ですら重量物の魚雷発射管を(自動再装填装置と引き換えに)4連装2基まで減らすという身の切り方をしていたのに、米軍は現場の「ふざけんな! 魚雷発射管減らしたらヌッコロすぞ!!」という声に押されて4連装3基を維持することに。そしてその代わりに、砲の方を38口径に詰めて軽量化するという日本も唖然とするしかない雷撃優先設計となった。ただ、排水量制限のため全長を切り詰めた結果、艦軸上配置が常識の駆逐艦にあって第2・第3発射管は第3砲塔の両舷に配置するしかなく、結果一度に発射できる魚雷は日本の白露型と同じ8本でしかない(その上トップヘビー)ということになった、のだが……
    • グリッドレイ級駆逐艦:マハン級の次級なのだが……簡単に言うとマハン級を見た駆逐艦乗りたちが「こりゃいい! 雷撃を2度できる! おい、前部発射管も両舷配置にしろ」とか言い出した結果、死ぬほど重い魚雷発射管をもう1基、つまり計4基16門も搭載することに。まさに米軍駆逐艦版大井北上どうしてこうなった。このためマハン級以上に重量バランスが最悪で、米軍駆逐艦で唯一主力兵器のボフォース40㎜機関砲を搭載できず4隻で打ち止めに。しかもボフォースが載せられない以上神風特攻隊に対処できないため全艦大西洋へ回されたうえ、魚雷発射管も半分に減らされてしまった。バカじゃねえのかメリケン水雷屋。ただし、当時の米駆逐艦としては最速で、モーリーが1938年に42.8ノットという記録を残している(ただし軽荷・過付加運転であるため、常にこの速度を出せたわけではない)。その後、海軍工廠建造によるバッグレイ級駆逐艦(計8隻)として復活し、こちらは造り方がうまかったせいか魚雷発射管4基を残しつつ40㎜機関砲を一基搭載できた。
    • サマーズ級駆逐艦:上記のグリッドレイ級が魚雷を片舷に8射線しか発射できなかったのに対し、中央のスペースを広くとることで魚雷発射管を中心線上に3基12門搭載し、計12射線を片舷へ発射できるという当時としては最強の雷装を誇った(ただし後に島風に抜かれることになる)。しかし、荒天時の使用制限回避のため魚雷発射管を高い位置に装備したこと、主砲をすべて連装砲にしたことなどがたたって案の定トップヘビーとなってしまった。結局、魚雷発射管を撤去するなどの対策を施したが、1隻がハリケーンにより沈没している。中には、魚雷を全部取り払って対空兵装に特化した艦さえあった。重雷装化とはいったい何だったのか……
    • フレッチャー級駆逐艦:170隻を超えるというアメリカのマスプロダクション能力の高さの象徴としてあげられる本級だが、艦軸上配置の5連装発射管2基という大日本帝国海軍に負けるとも劣らない雷撃バカぶりの体現者であることはあまり知られていない。しかもフレッチャー級もロットごとにレーダーや高性能ソナーなどどんどん装備品が増えて排水量が増大し、速力がトレードオフされる結果になり、船体を共有するアレン・M・サムナー級ではとうとう米海軍伝統の単装砲から日本海軍張りに連装砲を採用して装備重量を詰める事態になったにもかかわらず、さらにその次のギアリング級までとうとう「この上には日本海軍しかいねぇ、その日本海軍ですら秋月型雑木林ではついにあきらめた」レベルの雷装を維持している。なんだお前ら。ちなみに、フレッチャー級の初期ロットはあの島風を上回る43.3気圧高温高圧缶を搭載し36.5ノットを発揮した。もちろん技術と量産の国アメリカだけに余裕で量産……してたはずが、信頼性やダメコンの問題から徐々に標準使用缶圧は下げられギアリング級では38気圧まで落としていた。……結論。駆逐艦乗りが頭おかしいのは万国共通。もうやだこいつら。
  • 駆逐艦サミュエル・B・ロバーツ:そして頭のおかしい駆逐艦乗りの極みの一つがこの駆逐艦。 サマール沖海戦で護衛していた護衛空母艦隊を守るためとはいえ、スコールと煙幕を利用し同僚のフレッチャー級二隻と共に大和率いる栗田艦隊に突撃していったのである。 アメリカ版夕立 しかも、夕立やフレッチャー級はまだ艦隊型駆逐艦だからわからなくもないが、ロバーツは護衛駆逐艦、日本海軍で言う海防艦クラスの艦である。 お前のような駆逐艦がいるか孤軍奮闘艦も参照)
  • 駆逐艦『プリングル』『ハルフォード』『スティーヴンス』(フレッチャー級):駆逐艦なのに水上機を載せてしまった。 今でこそ駆逐艦に航空機は標準装備であるが、第二次世界大戦当時はかなりの異例であり、常識はずれ。 しかも結局運用がうまくいかず、撤去されてしまった。
  • 籠マスト:鋼鉄を籠の竹のように組み合わせて塔状に形成された奇天烈な外見を誇るマスト。 戦艦に小さな東京スカイツリーが乗ってるように見える。 軽量で強度もある事でアメリカ海軍で主に採用されたが、戦艦ミシガンが荒天下で倒壊事故を起こして廃止の方向に。ただしコロラド級までは用いられ続けた。


  • グラマン F6Fヘルキャット:天下御免の防御力と大馬力エンジンで、コルセアの保険でありながら大活躍。大空のサムライをして「二度と戦いたくない」と言わしめた。誰が呼んだか「グラマン鉄工所」なる名誉の二つ名も頂戴している。しかし、保険程度で設計されたに過ぎなかったため、自重過多で主脚は折れやすいわ基本性能で当初からコルセアに負けてるわ、挙句の果てに紫電改が相手だとそこまで有利ではなかったなど、次第に粗が出てきた。そのため、終戦の一年前に主力艦載機の座から引きずりおろされてしまっている(ただし、名誉のために付け加えておくと、「日本機相手ならF4UよりF6Fのほうがいい」というパイロットも少なくなかったとか)。
  • チャンスヴォート F4Uコルセア:次期艦載機の大本命であったにも拘らず、チャレンジ精神あふれる機体デザインが災いして空母での扱いが非常に難しくなってしまい、保険であるヘルキャットにその座を掠め取られてしまった。当時の日本軍側からも「グラマンよりはるかに殺り易い相手だったよ?」と言われ、日本機相手のキルレシオでもヘルキャットを下回っている(しかしコルセアのキルレシオも1:11.3と優秀であり、むしろヘルキャットのキルレシオが高すぎると言った方がいい)。ただし基礎設計が大変優れており、おかげで基本性能は最後までヘルキャットを上回っていたため、最終的には主力艦載機の座を奪還した。また、防御力が低い(装甲が薄い)分ヘルキャットと比べると割合軽量であり、その分ペイロードに余裕があったので用途の幅も非常に広く、朝鮮戦争でも大変重宝されることに。軽い分だけ速度面を伸ばす余裕もアホみたいにあったので、初期の派生型の時点で最高速度が690㎞台に達している。流石に後期型はヘルキャットより重くなったが、エンジンをより高出力なものに切り替えたので最後まで安定したペイロードと飛行性能を維持できた。
  • ヴォート XF5Uフライングパンケーキ:試作機が国内でUFOと間違えられ苦情が殺到した円盤翼機。STOL性に優れていたが、巨大なプロペラのおかげで固定武装が積みづらい上に既に戦争が終結し、ジェット機の時代になっていたため採用されることはなかった。なお処分の際無駄に頑丈過ぎて通常の手法ではスクラップ処分できなかったとか。
  • グラマン XF5F スカイロケット:機首が翼から突き出ていない双発艦上戦闘機。 着艦時の視界確保(と、エンジンとプロペラを出来る限り翼の中央に寄せることでロールレートを高める)という狙いがあったがエンジンカウルがデカすぎて逆に視界が悪く、艦上機としては致命的だったため試作一機で開発中止に。
  • アクロン級飛行船:後述のXP-85に先立つこと約20年、米軍が実戦配備した史上稀な「空中空母」。アクロンとメイコンの二隻姉妹。構想としては現代のAWACSに近い運用を想定していたようで、偵察機を兼ねてF9C“スパローホーク”複葉戦闘機を5機搭載していた。飛行船に共通する弱点として天候の急な変化に弱く、二隻とも荒天で喪失。ちなみに実は米軍が配備した最大にして最後の硬式飛行船でもある。

太平洋戦争以降

  • ロングビーチ:原子力ミサイル巡洋艦。VLSの無い時代でありながら、建造時は対空ミサイル2種類と対潜ロケット1種、さらに後には対空1種類を降ろす代わりに対地・対艦ミサイル1種ずつが追加された結果全身ミサイルランチャーまみれになった。開発中は砲も積まずにSLBMまで搭載する予定だったが、時のケネディ大統領が「砲は積んでくれよ…」と要請したためにお流れになっている。また、世界初のフェーズドアレイレーダー搭載艦でもあるが、そのレーダーのせいで艦橋が非常に独創的な形状をしている。しかし技術レベルが追いついていなかったためそのレーダーはしょっちゅう壊れる代物であり、最終的に撤去されてしまった
  • 巡洋艦ヨークタウン:タイコンデロガ級2番艦。 スマートシップ計画で制御系にWindows NT 4.0を取り入れていたが、乗組員がデータベースフィールドに0を入力したために艦に搭載されていたRemote Data Base Managerでゼロ除算エラーが発生、全システムがダウンし2時間30分にわたって航行不能に陥った。 スマートとは何だったのか。
  • ズムウォルト級ミサイル駆逐艦:アメリカ軍がスプルーアンス級タイコンデロガ級の後継最新鋭艦として建造中……だった駆逐艦。 ステルス性を追求した結果船体形状は非常に(奇妙な程)平たい船体形状をし、艦首形状もww2以前に採用されていたタンブルホーム船型(雑な言い方だが、要するに水面下部分が水面上部分よりも前に突き出ている船型)を採用・従来の艦砲とは比較にならない155mmという高火力砲を2基も搭載・将来的に電磁投射砲すら搭載可能な電力を確保する統合電気推進システム・艦隊防空どころか弾道ミサイル迎撃もこなせる大出力レーダー…と様々な次世代的先進機構を取り入れまくった結果船体が大型化し、排水量は満載でおよそ1万5000トン(重巡洋艦並み)、コンセプトも「強力な戦闘能力で迫る敵をねじ伏せながら、艦砲とミサイルを陸にたたき込む」という、お前のような駆逐艦がいるかと思わせる軍艦になってしまった(まぁ日本も巨大な護衛艦とか作ってるけど…)。 つかこれ最早コンセプトが戦艦。  しかしレーダーの開発が遅れた上にそれを制御する高性能CPUの開発に失敗して装備が取りやめになったり、こいつ駆逐艦の癖に魚雷装備が無かったり(一応スペースは確保されているらしいが…)、ズムウォルトの建造コストがニミッツ級原子力空母1隻分にまで跳ね上がったりと踏んだり蹴ったりをした結果、当初31隻建造が予定されていたのが、結局技術実証艦として3隻建造して量産終了となってしまった。 因みに前述の2級の代替にはアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の更なる追加建造を以て充てるようだ。
  • AN-1:潜水空母計画。 しかも浮上から短時間で艦載機を一気に発進させようと考えた結果、カタパルトで真上に打ち出す方式を採用する予定だった。 潜水空母自体が廃れたのでおじゃんに。
  • チャンスヴォート F7Uカットラス:コルセアが最終的に大成功で終わったチャンスヴォート社が、チャレンジ精神を過剰投入した末に生み出した無尾翼艦上戦闘機。ジェットエンジンの性能がまだ遅れていた時代の機体でありながら、艦載機の速度記録を更新するなど高い性能を発揮したものの、デザイン上フラップを取り付けられず離着陸時の抑え角を大きくすることでカバーている。その結果、離着陸がとんでもなく難しくなり、コルセア以上に空母では扱い辛い機体になってしまった。特に着艦の難易度は凄まじく高く、失敗事故が多発し過ぎて「ウィドウ・メーカー(『未亡人製造機』の意)」「カマキリ(着艦失敗事故でパイロットを次々と道連れにした件を、メスが交尾時にオスを食い殺すことに例えた)」など、散々なあだ名をつけられる羽目に。当然、長期運用などできるわけがなく、3年ほどしか実戦配備されなかった(完全退役はその2年後)。強烈かつ前衛的で洗練された、オーバーテクノロジー級に先進的過ぎた外観に振り回された機体だったが、この機体の反省を踏まえたことでチャンスヴォート社は名機・F-8 クルセイダーを生み出すことができたのである。
  • マクドネル F3Hデーモン:当時の海軍上層部が推していたエンジンの開発難航と低性能に足を引っ張られ、件のエンジンを搭載した初期型が相次いで事故を起こし(当然、原因の大半はエンジンの不具合)、その悪評に最後まで悩まされた全天候艦上戦闘機。ただし、エンジン変更後は安定した性能を発揮し続け、空母向きの小柄なサイズ(これによりシルエットが引き締められ、精鍛になる副次効果も起きた)もあってか取扱いも容易だったらしい。また、後にこの機体の基本構造は名機・F-4 ファントムIIに受け継がれ、更に運用時の経験も大きく活かされることとなる。
  • マグダネル・ダグラス F-4ファントムII:そのF-4、超音速ジェット時代に機銃でのドッグファイトは廃れると勘違い。 なんとこんにちの戦闘機でさえ標準装備している固定機銃(例:M16A1 20mmバルカン砲)が無く、装備する場合は増槽とハードポイントを排他式とするガンポッドを装着せねばならない。 まあこいつに限った話ではないのだが。 後述の空軍編も参照。
  • XF2Y-1 シーダート水上ジェット戦闘機。 しかも水上機の癖にフロートはなく、引き込み式の水上スキー板型離着水装置を使って水上を滑水し離着水を行う。 緩降下時ではあるが音速突破に成功した唯一の水上機でもある。実際は既存の艦上機に比べて遥かに運用の制限が大きく、(主に天候に艦上戦闘機以上に左右されやすい事など)空母の離着艦が技術進歩により容易になったのもあってついに実用化されなかった。もっとも、実戦配備されたとしても、ミサイルなど外部兵装の搭載がどう考えても無理ゲなので、早々にお払い箱になってしまっただろうが。
  • ダグラス F4D スカイレイ:A-4でお馴染みのエド・ハイネマンが設計した、丸みたっぷりな無尾翼艦上戦闘機。艦載機には凄まじく不向きな無尾翼機でありながら、同じく無尾翼艦上戦闘機であるF7Uと違って着艦失敗による事故のケースは殆ど残っていない。また、実戦配備は実現しなかったが後期型は最高速度がマッハ1.5以上にまで跳ね上がった。それもこれもエド・ハイネマンが天才だったから、の一言で説明するしかない。
  • ダグラス F6D ミサイリアー:ミサイル万能論の被害者その2。 長距離空対空ミサイルを多数搭載し長時間滞空できればいいと開発されたが、その結果ミサイル以外の性能が散々な事になってしまい、ミサイル艦艇が発達した結果完全にお払い箱になってしまった。
  • ダグラス A-1 スカイレイダーエド・ハイネマン設計の攻撃機。第二次大戦中、急降下爆撃や雷撃をこなせる多用途の攻撃機の要求に対し以前から開発していた機体を手直し作ったBTD-1は今一つな性能しか出せずこのままでは他社に負けるとハイネマンは一から作り直させてくれと要求。「なら、明日の朝まで設計図を持ってこい」という無茶な要求をされ(大ざっぱな設計図だが)見事に提出。今度は「9か月以内に試作機を作れ」という要求にも試作機を間に合わせ見事に採用。大戦には間に合わなかったものの朝鮮戦争ではレシプロ単発機ながら3,130kgという搭載量に物を言わせ大活躍。ジェット機の時代のベトナム戦争でも対地攻撃は低速の方が都合がいいとまたも大活躍し今度は空軍でも運用される。ちなみに朝鮮戦争であまりの搭載量から「キッチン以外に運べない物はない」という話になり実際に流し台を投下。次は「運べない物はトイレぐらい」と便器を投下。その後、バスタブを積もうとしたが上官に見つかり失敗したという。
  • ノースアメリカン A-5 ヴィジランティ:戦闘機のF-15よりデカい攻撃機。しかもその大きさで艦載機(それでもA-3よりはまだマシだったりするが)。核攻撃に特化し過ぎて『普通』攻撃機への転換ができなかったものの、アメリカ軍の攻撃機で唯一超音速で飛べるとんでもない飛行性能(マッハ2以上。当時、これより速く飛べる軍用機は空軍機を含めてもF-4とYF-12ぐらいしかいなかったほど)から重宝され、偵察機として活躍できた。見た目も大変優美。ただし、電子装備があまりにも緻密だったため、稼働率の低下に悩まされた“病弱の美女”でもあった。
  • ヴォート A-7 コルセアII:エド・ハイネマンが設計したA-4の後継機種決定戦において、並み居る強敵を押しのけて見事正式採用された攻撃機にして、コルセアの名を引き継いだ機体。運動性こそA-4には及ばないが、ペイロードと行動半径は大きく勝っている。F-8をベースに開発されているため、相違点が多い割に全体のシルエットがあまりにも似ているのでパッと見ではかなり見分けがつきにくい。海軍艦載機として初めてターボファンエンジンを装備したり、改良型のE型では初めてバルカン砲HUDを装備するなど、地味にターニングポイントを回ってたりする。手堅くやればちゃんとできるのに、どうしてみんな奇をてらいたがるのか……。後述の空軍編も参照。
  • ゼネラル・ダイナミクス A-12 アヴェンジャーIIA-6イントルーダーの後継として開発されていた艦上ステルス攻撃機。 なんと完全な三角形の全翼機。 お前はTR-3Bか。 これでも開発を計画された最後の純粋な攻撃機らしい。
  • ズーニー・ロケット:航空機搭載型の対空・対地ロケット弾。 大戦中に開発された古株だが、戦後に事故で二度も搭載空母の甲板を火の海にしてしまい、あわせて航空機36機、乗組員161名を犠牲にした曰くつきのシロモノ。 ただし実戦での運用は問題なく、ベトナム戦争では対地用の信管をつけたズーニーで敵戦闘機を撃墜している。
  • コンティニュアス・ロッド:対空ミサイル弾頭の一種。 爆発させても命中するのが小さい破片じゃ効果範囲が狭いので、爆発したらワイヤーめいた長いロッドが同心円上に展開して飛行機を輪切りにするようにした
  • キャノン級護衛駆逐艦アザートン:太平洋戦争を生き延びたと思ったら海上自衛隊で「はつひ」の名で運用され、その後フィリピン海軍へと移籍した結果自分より大きな戦闘艦がいなかったせいで、「ラジャ・フマボン」の名で2011年まで総計70年近く現役だった。 なお、海上自衛隊時代の同僚艦は姉妹艦が一隻と、旧海軍の一度死んで蘇った古兵である。
  • アーレイ・バーク級駆逐艦:これそのものは世界中(特に西側諸国)のイージス艦の雛形になった非常に優秀かつ、これと言った難もない艦なのだが……まさか先人達の軽口ブーメランしてくるとは……



空軍部門

  • マグダネル・ダグラス F-4ファントムII:元は海軍の艦上戦闘機だったところが、当時のセンチュリーシリーズ(後述)がアレだったため、空軍にも採用。当初は“F-110・スペクター”と呼ばれていた。海軍機を採用するとは空軍にとっては屈辱的だっただろうが、最終的には様々な派生型も誕生し、主力に躍り出た。西側各国にも採用され、総生産数5,195機。西側の超音速ジェット戦闘機では、今なおレコードホルダーである。ちなみに、F-4の最終号機は日本でロールアウトしている。
  • ヴォート A-7:こちらも性能を買われて空軍にも採用。近接航空支援に重宝されたが、後述の海軍・空軍の仲の悪さから“コルセア(海賊)”の二つ名は使われず、最後まで名無しだった(非公式には“SLUF(Short Little Ugly Fellow)”のニックネームで呼ばれている)。実は先述の海軍E型は、空軍向けD型の“逆輸入”だったり、飛行特性が似ているために後述のF-117のパイロット養成に用いられたりと、空軍でも地味に貢献。
  • フェアチャイルド A-10:ご存知、「生存性の高い機体設計」と「地上戦力を地面ごと耕す攻撃能力」を掛け合わせた結果がこの攻撃機。 政治家に幾度と無く存在意義を問われ、その度に出撃機会が生まれるという数奇な運命を辿っている。 空飛ぶネタの塊なので、詳細はリンク先を参照。
  • ダグラス A-24 バンシー:これ自体は名機SBDドーントレスを陸軍仕様にしたもので、空軍独立時に引き継いだだけ...なのだが、運動性がよかったせいか攻撃機カテゴリの廃止時に急降下爆撃機なのに戦闘機カテゴリにされF-24と名乗っていた。 確かに大戦中零戦に挑んだこともあったが、お前のような戦闘機がいるか。
  • リパブリック XF-84H サンダースクリーチ:超音速プロペラ機という文面だけでお前は何を言っているんだと突っ込みたくなる実験機。 しかも改造元はジェット機である。何故プロペラに戻した。 超音速飛行が出来なかった上、すさまじい騒音が発生し地上要員に頭痛、吐き気を生じさせ「金切り声」を意味する非公式愛称で呼ばれた。
  • リパブリック XF-103 サンダーウォーリアー:マッハ3.7を目指した、SR-71もビックリの超音速迎撃機。 チタン製のミサイルのような極細の機体に尾翼付きデルタ翼、埋め込み式操縦席(前方視界はペリスコープで確保)、下に打ち出す射出座席、武装は自動発射される空対空ミサイル4発のみで固定武装無しと、もうツッコミどころしかないレベルの設計だった。 価格高騰とエンジンの開発見込みが薄くなったため開発中止に。
  • ゼネラル・ダイナミクス F-111アードバーグ:多種多様な任務を1種類の機体でこなすことを目的に設計された。そしてそんな開発計画は総じて炎上するという教訓を世界に示した…………が、結果として完成したものは実戦部隊からすさまじい信頼を受け、つい最近まで実戦で使用されていた。爆撃機として。やはりアメリカ恐るべし……。(ちなみに一回り大型化した機体を“FB-111”として戦略爆撃機として運用していた。こいつも『FとBを間違えた』としか思えない)
  • ダグラス XB-42 ミックスマスター:V型12気筒エンジン2基を並列に連結し胴体後部の二重反転プロペラ1基を回す推進式試作爆撃機。この時点でかなり異質だがそれ以上に並列複座式の操縦席を左右に引き離し別々のキャノピーを装備したため前から見ると何かの顔と目というべき見た目に。この配置は意思疎通に手間取るという結果に。
  • ダグラス XB-43 ジェットマスター:XB-42をジェット化。またも没。
  • XC-120 パックプレーン:脱着可能なカーゴポッドを備えた輸送機 兵士の輸送用、貨物輸送用、空中投下用(パラシュート付き)の三種類のカーゴがあり、カーゴごと取り替えることで素早く離着陸する計画だった。 お前はサンダーバード2号か。
  • (Y)AL-1メガワット級の酸素-ヨウ素化学レーザー(COIL)を搭載して発射直後の戦術弾道ミサイルをブースト段階で撃墜するために設計されたミサイル迎撃の実用試験用機(要するに、レーザーでミサイルを撃墜する航空機)。レールガンの次はレーザーって...。 しかも、レーザー関連装置が巨大(SUV並のサイズだとか)なため、ベースがボーイング747。 「世界最大の戦闘機」などとも称された。 一定の成果は出したものの、やはりあまりに巨大に過ぎ、レーザー用の化学薬品(過酸化水素)や排ガス(ハロゲン化合物)の始末に困り、2011年、モスボール化。基礎研究は続けられているが、実質お蔵入りとなっている。見た目はB747の機首に黒い鼻(レーザー砲)をつけたようにしか見えない。 現在は砲弾迎撃用のADAM(Area Defense Anti-Munitions)が試験中で、AC-130F-35等の航空機に搭載できるサイズのもの(HEL)を研究中...ってえぇ、続ける気あるの?(困惑)
  • エアロダイン:単品のジェットエンジンに尾翼と操縦席をつけて安定飛行できるようにしただけの航空機。 しかもVTOL。 設計者はドイツから渡ってきたデルタ翼機大好きリピッシュ博士で、本気で次世代航空機と信じていたらしい。
  • F-15GSE-VLF-15Eに巨大な弾道ミサイルを背負わせて一段目代わりにする計画。F-15Eを無人機化改造する手間や分離時の接触対策等問題が多く、普通に打ち上げたほうがましと言うこともあって計画中止。
  • プラット&ホイットニー R-4360「ワスプ・メジャー」:量産された中では世界最大最強の航空機用レシプロエンジン空冷星型28気筒、排気量71.4L、出力は3000馬力(最初期型)-4300馬力(最終生産型)という頭おかしいスペック。…だが冷却不足や始動の難しさ(始動を誤ると点火プラグが全て汚れて動かなくなってしまう)などの問題も山積み。ついでに言うなら本エンジンを採用した機体はろくな目にあっていないものばかり。まあどっちかというとレシプロエンジン自体の限界に突き当たったという側面が強いのだが。
  • ゼネラル・エレクトリック J79:F-4戦闘機などのエンジンとして知られるJ79であるが、当時流行の二軸式をあえてかなぐり捨てて単軸式を採用している。ちなみに単軸式となった分の効率低下はコンプレッサーの静翼(固定されているタービンブレード)を可変ピッチ式にして補っている。
  • マクダネル XF-85 ゴブリン:爆撃機護衛用に開発されたパラサイトファイター(爆撃機に格納される戦闘機)。 発進はできたが空中着艦(?)が難しすぎる上に性能もよくなかったので没。 それにしても発想といい、リアルたまごヒコーキといった外見といい、これ考えついた奴も絶対にイングランド出身だよな?
  • FICON計画XF-85とは別のパラサイトファイター(寄生戦闘機)計画。 計画自体は大戦後期からあったが本格的になったのは1950年代。 ちなみにこの計画、(戦後ドイツから渡ってきた)あのリヒャルト・フォークト博士も関わってるとか
    • MX-1016計画:別名ティップ・トゥ計画。 B-29F-84の翼端を改造し、空中で翼端同士を繋げた。 航続距離を稼げて空力特性にもさほど変化がないという利点はあったが、ドッキング後自動操縦の試験中に衝突して両機とも墜落、搭乗員全員が死亡する惨事となってしまった
    • トム・トム計画:こちらはB-36を使用。 関節アームとクランプを介して翼端同士を繋ぐ。 こちらは事故こそなかったが飛行中の母機周辺の乱気流が大きな問題となり、実際に実験中F-84乱気流で文字通り『引き剝がされて』緊急着陸する事態に。 
    • GRB-36:翼端は無理だったのでXF-85に倣って機体下部にF-84を搭載。 しかし乱気流の問題は解決せず、実際に偵察機型のF-84と共に運用してみた結果発進はともかく空中着艦(?)は理想的な環境下での熟練パイロットでも危険だという事になり、運用からわずか1年でとうとうFICON計画そのものがお蔵入りになった。
  • ジャック・ノースロップノースロップ社の無尾翼・全翼機の数々:ジャック・ノースロップは航空技術者で航空実業者。生涯にノースロップと名の付く会社を三度設立し、三代目(Wikiなどでは第二次と言われる)ノースロップ社でひたすら全翼機を研究開発し続けた。結果は以下の通りほとんどが正式化されなかったが、B-2スピリットでようやく結実した。アメリカ恐るべし。それ以上にジャック・ノースロップの執念恐るべし
    • ノースロップ XP-56 ブラックバレット無尾翼で二重反転プロペラの戦闘機。 安定性不良等の問題が多く試作2機のみで開発中止に。
    • ノースロップ XP-79 フライングラム:体当たり攻撃といえば日本の十八番、などと思っている貴方は甘い。機銃などの武装ではなく翼で敵機の主翼を切り裂くというぶっ飛びな発想で開発されていた迎撃用戦闘機……というのは一種のヨタ話で、急上昇に耐えられる構造から「敵機に接触しても大丈夫だろう」と考えられていたことと、その愛称(ラムとは軍艦の砲がそれほど長射程ではなかったころ、相手のわき腹を抉るために設けられた触角のこと)から来た俗説(だいたい、実際に不安定な全翼機で体当たりを行えば機体はコントロールを失い墜落してしまう)。マグネシウム合金のセミモノコック構造で急上昇に耐えられる強固な構造だったが、テスト飛行中に原因不明のスピンを起こして墜落炎上、戦争も終結していたためお蔵入りとなった。
    • ノースロップ YB-35 フライング・ウィング:大型全翼爆撃機。 因みにレシプロ機。第二次世界大戦中に開発が始まったが、当初の予想よりも速度が出ず航続距離も短いなど性能の不足が予想され、大戦終結の見込みとジェットエンジンの発展・プロペラ機の旧式化があいまって、量産計画は中止に。 しかし全翼機という概念自体には注目されていたため、研究目的のみのため計画は継続されることに。
    • ノースロップ YB-49:YB-35をジェット化。 しかしレシプロの頃より高速なったせいで失速間際になると勝手に機首が上がって上転するようになってしまい、案の定テスト飛行中に墜落事故が発生。 何より競争相手のB-36とは違い核兵器の運搬能力がなかったためこれも開発中止に。
    • B-2スピリット:しかしYB-49から30年後、遂に全翼爆撃機が軍用機として正式採用された。 今やF-117に代わり「ミスター・ステルス」としても有名。 因みに本機とジャック・ノースロップに関してはちょっと涙を誘うイイハナシがある。詳細は該当記事で。
    • ノースロップ・グラマン B-21 レイダー:B-2が一機20億ドルと滅茶苦茶に高くなってしまったので開発中の廉価版。 じゃあ安いのかというと予定額は5.5億ドルと4分の1までコストカット!(ただし最大の宿敵B-52は1億ドル以下である)
    • ノースロップ・グラマン X-47 ペガサスUCAV艦攻。 A型の上からの見た目は四辺形。 世界初の無人艦上攻撃機として注目されていたが、AIの性能不足や伝統的に戦闘機パイロットが重視される空母打撃群の反発などが要因で2016年、B型は開発中止に。 代わって無人偵察機であるMQ-25とその空中給油機型であるRAQ-25の開発が計画されており、A型は無人攻撃機の実証機開発のベースになるようだ。
    • ノースロップ F-89D スコーピオン:全翼機じゃなけりゃまともとでも思ったか? 翼の両端に52発の対空ロケットが搭載された増槽兼任の武装ポッドを搭載した迎撃戦闘機。 ロマン装備すぎるというか、大戦末期のドイツ空軍とやってることがさして変わらないというか。
    • ノースロップ タシット・ブルー:全翼機じゃなくてもまともじゃないノースロップ社その2。 ステルス技術実証機なのだがF-117と違い設計にコンピューターではなく人間(レーダー技術者のジョン・キャッセン)を用いた結果、「ザ・ホエール」とか「エイリアン・スクールバス」といわれる奇妙な形状になった。 もっとも、曲面構成のステルス機自体は先進的なので技術実証を優先してデザインを考えなかった結果でもあるが。
    • エド・ハイネマン:実は第一次ノースロップ社の技術主任だった。第一次ノースロップ社はダグラス社に買収され、上記にあるようにジャック・ノースロップはスピンアウトした一部の従業員とともに第二次ノースロップ社を起ち上げるのだが、ハイネマンはダグラスに残り、ノースロップ時代のBTの発展型であるダグラスSBDドーントレスを手がけて躍進する。と、彼の出自を考えれば上記F4Dの意味もわかるというもの
      • ちなみに、現在はノースロップがグラマンを吸収しノースロップ・グラマンとなり(対等合併ではなく、継承法人格はノースロップ)、ダグラスのほうがマグダネルとの合併(マグダネル・ダグラス)を経た後ボーイングに吸収されてしまったのは歴史の皮肉か。
  • ベル・エアクラフト:今でこそ回転翼機関係しか開発・製造していないが、創設当初はいくつかの戦闘機などの開発も行った。 まぁおよそ半分が失敗作か不採用になったが...。 またいくつかのXプレーンの開発も行った(特にベル X-1が有名)
    • ベル YFM-1 エアラクーダ:ベル社が最初に設計した航空機。 当時開発中だったB-17を護衛するために開発された長距離護衛戦闘機だったのだが、エンジンが冷却不足でしょっちゅうオーバーヒートする上に出力が足りず、護衛戦闘機なのに宙返りやロールができないほど鈍重になった。 しかも機体のあっちこっちに銃座があるし爆弾まで搭載している。 お前のような護衛機がいるか。 ついでに一番火力の高い37mm機関砲はなんとエンジンナセル前部に銃座として搭載。 当然これも安全性・居住性が問題に。 トドメにこれだけ詰め込んだせいで機体費用が高すぎる、と問題点が噴出しまくる問題点のデパートに。 当然、13機だけで製造を終了した。(なお、訓練にはしばらく使われていたらしい...) いくら最初だからってこれはちょっとヒドいぞ......。 この先もめげずに固定翼機の開発を続けるあたり根性はあるのだが。
    • ベル RP-63 ピンボール:前代未聞の有人標的機。P-63を装甲と防弾ガラスでガチガチに固めたシロモノ。ちなみに弾が当たると先端のランプが「大当たり~!」とばかりに点滅する。パチスロじゃねえんだぞ。
    • ベル XP-77:「『速度性能と運動性能の高い軽量小型な、且つ戦略物資の使用を極力抑えた低コストな』戦闘機を作ってくれ」と頼まれたので、木製の機体を金属で外張りした。 一歩間違えたら空飛ぶ家具と同類である。 結果は重量制約とエンジンのパワー不足で要求性能を満たせなかったのと、『やっぱり資源には余裕あったわ』という事実の判明で存在意義がなくなり開発中止に。 
    • ベル P-59エアラコメット:米軍初のジェット戦闘機だったが、速度・運動性ともレシプロ機のP-51に劣るという体たらくで30機で生産は打ち切り、実戦にも参加することなく終わった。
    • ベル XP-83:上記P-59をパワーアップし、最大速度840km/h、最大航続距離3,500kmまで強化。 しかし残念ながらこれでも飛行性能が計画値を大きく下回り、また第二次世界大戦が終結したため、早々に開発中止に。 実はベル社の戦闘機開発はこれが最後に...
    • ベル XV-3X-22XV-15:下記V-22に至るベル・ティルトローター機の系譜。最初の開発計画が始まったのは1940年代のことであり、全翼機に情熱を燃やしたノースロップといい勝負である。アメリカ恐るべし。 しかもUAVまで実用化させている。 ちなみにX-22はあのダクテッドファンを4発搭載。(Xプレーンシリーズ参照)
    • ベル V-22オスプレイ:そして完成したティルトローター機。開発当初に事故が多発したために、日本のアメリカ軍基地に配備される際には、一部からかなり嫌がられた。(そのほかにもいろいろあって開発は難航し、試作機の初飛行から量産型の実戦配備まで10年ほどかかっている。)なお実際は特異な機体と初期の大事故が悪目立ちしただけで、実は現行の輸送ヘリコプターと比較しても事故率はさして変わらない。  因みにpixivではかなりネタにされている機体でもある。 おすぷれ~い!
  • Xプレーンシリーズ:変態機シリーズ。これとセンチュリーシリーズだけで本場英国面と張り合える程のツワモノ揃い。
    • ダグラス X-3 スティレット:槍のように細長いボディに小さな翼でマッハ2での水平飛行を狙った超音速実験機。後のF-104にも似ており見た目は非常に速そうでカッコいい。ただし計画よりも非力なエンジンを搭載し重量も増える羽目になったため、水平飛行では音速を超えることができず、見かけ倒しの失敗作になってしまった。
    • ライアン X-13 ヴァーティージェット:機首を上に向けて垂直離陸するテイルシッター型のVTOL実験機。一般的なタイヤ式の降着装置を持っておらず、トレーラーに載せた専用のプラットフォームに、機首に付いたフックを引っかけて着陸する。
    • ヒラー X-18:ティルトウイング機というエンジンを主翼ごと上に向けるVTOL機。
    • ベル X-22ダクテッドファンを4発も搭載したVTOL機。 扇風機で空を飛ぼうとしているようにしか見えない。 因みにエンジンを下に向ける方式の飛行機の実験データは結構とれたので失敗というわけでもない。
    • ベンセン X-25:小型オートジャイロ。 何がおかしいってコイツを戦闘機のコックピットに詰め込んで航空機脱出用機材にしようとしていた。 一々パイロットに回転翼機の操縦訓練が必要になるのは非効率的なので中止に。
    • ボーイング X-32ロッキードのX-35(後のF-35)と統合打撃戦闘機(JSF)の座を争った試作戦闘機。無尾翼デルタにしゃくれアゴのようなエアインテークという独創的な外観を持つ。デザインしたやつ絶対イングランド出身だろ。なお、量産型はもうちょっとマトモなデザインになるはずだった。
    • ボーイング X-50:カナード・ローター/ウィング機。全ての機動を一つのエンジンですべてを賄う為にエンジン排気をメインローター兼主翼の駆動やトルク制御、固定翼時の推進力として使う垂直離着陸機。有り体に言えばフェアリー・ロートダインの進化系。ただし技術的にいろいろ無りがあり開発中止。
  • センチュリーシリーズ:超音速時代の先駆けに現れたイロモノ軍団。
    • ノースアメリカン F-100スーパーセイバー:アメリカ初にして世界初の超音速戦闘機。こいつは他の連中に比べれば大人しい方。
    • マクドネル F-101ヴードゥー:爆撃機を護衛する制空戦闘機として開発されたが、機動性が劣悪で戦闘機との空戦には不向きだったため迎撃機に。
    • コンベア F-102デルタダガー:超音速迎撃機として開発されたが、試作機は水平飛行で音速を超えられなかった(量産型では解決)。
    • ロッキード F-104スターファイター:これ自体はごく普通の制空戦闘機…と思ったら、「小型軽量でパワフル」を意識しすぎた結果操縦性がピーキーになってしまったり、初期型は下に打ち出す射出座席を採用していたりと一歩間違えれば英国面堕ち寸前の設計だったりする。改造されて偵察機となったり、ロケットブースターを追加されて熱圏を飛んだりもしている。そしてアメリカ以外ではドイツではロケットブースターをくっつけてゼロ距離発進をさせられたり双動化やラムエアジェットエンジンを追加した三発化が計画されたり、日本では模擬空戦でF-15(ただし初期型のため実質逆ハンデあり)相手に一本取ったりイタリアでは2.5世代進んだ機体が後継になるまで40年以上現役を続けたりと様々な無茶をやらかしている。
    • リパブリック F-105サンダーチーフ:初めて機内に爆弾槽を搭載した戦闘爆撃機。軽爆撃機を過去の物にした搭載量は『FとBを付け間違えた』と言われるほど。
    • コンベア F-106デルタダート:爆撃機を相手にする迎撃機として生まれたが、本来想定していなかった戦闘機相手の模擬戦で好成績を収めている。
    • ノースアメリカン F-107:上述のF-100の発展型。エアインテークが胴体の上に付いている。
  • VTOL機の数々:いわばアメリカ編。  発想は先進的だが技術が追い付かず世界中で失敗作が生まれることに。 なお、ここでは海軍機もまとめて紹介する。
    • コンベア XFY-1 ポゴ:海軍が開発した、見た目のインパクト抜群なテイルシッター艦上戦闘機。 戦後世代では最初期のVTOL機だが後ろが見えないのに揺れる飛行甲板にバックで着陸するという無茶をパイロットに要求しお蔵入りに。 もっともそれが解決されても、超音速機の時代に亜音速にも届かない(変態)レシプロ戦闘機なんぞいらなかっただろうが。 因みに鉄腕アトム』にジェットエンジンになった架空機が登場している。
    • ロックウェル XFV-12ハリアーに刺激されて開発した試作V/STOL戦闘機。 オーギュメンター・ウイング方式(主翼の上にジェットエンジンの噴気やファンの気流を噴射して大きな揚力を得る)のV/STOL機となるはずだったが圧力損失が大きすぎて主翼上のノズルから全然推力が出なくて飛行すらできなかった。 ・・・ちなみに同時期にハリアーの発展型『AV-8B ハリアーII』も開発しており、こちらは普通に成功しイギリスにも逆輸出。 自国製に拘らず素直にそっちにしとけばよかったものを...。
    • グラマン ナットクラッカー:海軍向け試作VTOL機。 『クルミ割り』の名前の通り機体が真ん中で折れてエンジンを下に向けて垂直離着陸する。 セミスケール実験機を製作して試験した結果、エンジンを機体の左右に搭載したためホバリングが難しくなり、何かの事故で片肺になったら即座に墜落することが判明。 片肺云々は設計図とかを見たら作らずともわかる気がするのですが。
    • ベル D-188A:試作VTOL戦闘機。 8基のエンジンを一人のパイロットが操縦して垂直離着陸。
    • ヴォート XC-142:VTOL輸送機。 しかしその実態は4発化したヒラー X-18、つまりティルトウイング4発機。 発想的にはオスプレイの先駆者であり開発にも一応成功したが、試作5機のいずれもが事故を経験しうち3機は喪失するというオスプレイよりひどい事になり実用化されなかった。
  • スカンクワークスロッキード社の秘密航空機開発部門。いくつかのセンチュリーシリーズやXプレーンシリーズの航空機の開発にも携わる。
    • ロッキード F-117 ナイトホーク-フライトシムなどでお馴染みのミスターステルス戦闘機…もとい攻撃機。当時の技術でステルス性に全ステぶちこんだ結果兵装が残念なことに(固定武装は機銃すら無し!)…という点はまさに英国面に限りなく近い設計思想及び現物といえる。
    • ロッキード RQ-170 センチネル全翼型のUAV偵察機。 どう見てもHo229だが独自開発らしい。 アフガニスタンで作戦活動中だがうち一機がGPSをいじられてイラン空軍に横取りされた
  • 戦略爆撃に対するこだわり:戦場が自国から遠く離れているせいか長航続距離の爆撃機が発達、これを用いた大規模戦略爆撃がお家芸。欧州戦線のB-17、太平洋戦線のB-29は言うに及ばず、戦後もB-52をはじめ、冷戦終結後も大陸間弾道弾原子力弾道ミサイル潜水艦と並ぶ核戦力の三本柱の一角として(恐らく)世界唯一大規模な戦略爆撃機隊を擁する。
    1. ボーイングB-52:その極みにして空飛ぶネタの塊・その2。“後継”とされた機体の多くが、モノにならなかったり、先にリタイアしていくのを尻目に、最終号機のロールアウトから半世紀が過ぎてもまだ現役、さらに20年以上飛ぶ予定という空の不死者(化石ともいう)。親子、孫、三代でB-52に乗っている家系もあると囁かれるが、このままだと搭乗経験者より長寿な機体まで現れかねない……orz。



陸軍部門

太平洋戦争以前

  • ロッキード P-38ライトニング:何がおかしいって「第二次世界大戦で活躍した、量産された戦闘機」の中にしれっと混ざりこんでいる点だろう。妖怪双子“未満”飛行機と言ったところだが、この手の航空機がどれも少数生産や大戦終結後のあだ花程度に終わっているのに対し、P-38は9,924機が製造され欧州方面でも太平洋方面でも活躍した。高速機が多い欧州戦線ではあまりパッとしなかったものの、相手に高速機が少なく、かつ長大な航続距離を存分に活用できた太平洋戦線では(初期こそカモにされたが)大活躍。F6F、F4Uに次いで3番目、陸軍機では最多の日本機を撃墜した米軍戦闘機となった。ちなみに、山本五十六が搭乗していた一式陸上攻撃機を撃墜したのがこの戦闘機である。
  • ノースアメリカン P-82(F-82) ツインムスタング:こちらは完全にアメリカ版妖怪双子飛行機。P-51を横に2機合体させた。 しかもこんな無茶苦茶な構成にもかかわらず性能的にも問題はなかった。だが、見た目が素敵に無敵にキモい(褒め言葉)
  • バルティ XP-54:試作戦闘機。H型エンジン(平たく言うと水平対向エンジンを双子エンジンに仕立てあげた)を機体に収めるためミョーな形状をしている。これと同じH型エンジンを搭載した英国生まれのタイフーンはちゃんとした飛行機の形をしていることを考えると、ある意味本家を凌駕した存在かもしれない……。ちなみにこの機もボールトンポールP.100と同じく「ボッシュート方式」で脱出をするものの、こちらはP.100と違い単純な下に打ち出す射出座席である。そのうえ座席は搭乗時にはエレベーター式に機首下面から下がってくる。おまえはサンダーバードメカか何かか
  • コンソリデーテッド B-24 リベレーター:第二次大戦中米軍で最も生産された爆撃機。 フォードに至っては24時間体制で生産しまくった結果、1時間に1機というとんでもない勢いで生産していた。 しかし機体の構造上被弾に弱く、巻き上げシャッター式の爆弾倉扉も「クルーが誤って踏み破って」しまえるレベル。 このため太平洋戦線で主に運用されたにもかかわらず『不時着水→即沈没』の危険さえあり、乗員一掃機空飛ぶ棺桶未亡人製造機などと呼ばれ評判は悪かった。
  • ボーイング B-29 スーパーフォートレス:日本と因縁浅からぬ第二次大戦時の戦略爆撃機。空気抵抗削減のための小型化のせいで冷却が不足し、軽量化のためマグネシウム合金を多用した結果エンジン火災が多発するようになってしまったのだが、エンジンを使い捨てにすることで補った。その他火器管制付きのリモート銃座、上昇限度9000m以上、航続距離6600kmなど、40年代のレシプロ機ということが信じられない性能をしている。
    • ボーイング XB-39:はい、ときてアメリカがやらかしてないはずがないですねB-29R-3350エンジンがターボ周りの過熱問題を抱えていたため、その保険として試作されていたB-29の液冷版。で、そのエンジンはと言えばP-38をはじめとして多用されたアメリカ製液冷エンジンの決定版であるアリソンV-1710……を2基連結したアリソン V-3420エンジン。お前はイギリスの何を見ていたんだ。期待を裏切らず肝心の排気管過熱はV-3350より酷いという残念な結果になり計画中止。
  • マクダネル XP-67:試作双発戦闘機。設計されたのが1941年でありながら、F-16のようなブレンデッド・ウイング・ボディ構造を持っている。極めつけに武装が37mm機関砲6門という脅威の火力バカ仕様
  • ゼネラルモータース XP-75 イーグル:安上がりに高性能機を作るため、主翼をP-40ウォーホークから、尾翼をSBDドーントレスから、主脚をF4Uコルセアから流用し、新規設計の胴体にくっつけたキメラ戦闘機。実験機などでは他機種からパーツを流用することはままあるが、XP-75はこの仕様で量産するつもりだった。 バカか。


  • スチームタンク:世界初の工兵戦車。 Mk.I戦車がベースだが、エンジンに蒸気機関を採用していた。 当然ながら出力不足だったのでガソリンエンジンに換装している。
  • スケルトン・タンクMk.I戦車の軽量化型。 装甲を削った・・・訳ではなく、戦闘室を縮小し履帯と骨組みで繋いだホネ戦車。
  • G-9:スチームタンクと同期の履帯配置が三輪車と同じ戦車。 車体横幅が狭くて背が高いという異様な外見が災いし、塹壕を越える前にバランスを崩して溝に突っ込んだ。
    • でもアメリカの名誉のために一応言っておくと、戦車黎明期の試作戦車は帝政ロシアとかフランス、生みの親のイギリスにも派手な失敗作はあるわけで...。
  • M4シャーマン:これ自体は高い生産性・信頼性・居住性を誇る優れた戦車だが、AGF(陸軍地上軍管理本部)が主砲の76mm砲を過信したため、ティーガーⅠパンターなどゼロ距離で正面装甲を貫通できない相手に物量でのゴリ押しで挑むことになってしまった。 アメリカ兵自身も「池のアヒルみたいに簡単にやられちまう」と自嘲し、捕虜になったシャーマンの戦車長がティーガーⅠを見上げて「こんなでかい砲と戦うのは不公平だ」と言ってドイツ兵を笑わせたなんて逸話まである始末。 輸出先のイギリスでは17ポンド砲を乗せるなどして対戦車戦闘能力を上げていたが、アメリカが対ティーガーを真面目に考えてM26パーシングを実戦投入したのは45年4月。 もう戦争終わりがけですがな...。
    • じゃあ太平洋戦線ではどうかというと、確かにチハハ号相手の戦車戦は余裕だった。 が、日本軍は決死の肉薄攻撃をはじめ、対戦車砲をジャングルの中に隠し待ち伏せ、戦車で突進してひっくり返すなど、戦車戦どころか総力戦で戦ってきたため予想外にシャーマンの被害も大きかったのである。
    • ただし初期のお前らだけには絶対言われたくないサーセンwww
    • クライスラー A57:M4中戦車用のW型?エンジン。その実態は直列6気筒エンジンを扇形に5台つなげたW型30気筒という、ロールス・ロイス ヴァルチャーやダイムラー・ベンツ DB610が裸足で逃げ出すゲテモノ仕様。V8エンジン大好きアメリカ(後述)でも「こりゃねーわ」…となるどころか、一部では「ゲテモノだけど整備そのものはしやすかったよ?」とか言われている摩訶不思議な代物。
  • M6:50t級の試作重戦車。 初期の案では多砲塔戦車で、設計変更後も主砲と同軸で37mm副砲を搭載、7.5mと長い車体(エンジンが大きいため)、主砲は76mmでM4シャーマンと同じなど、結果としては微妙な出来に。 性能がイマイチと文句を言われたので重装甲化し105mm砲を搭載したら『シャーマンと76mmで十分だわ、そんなデカブツいらん』と突っぱねられた。 まぁ上記の通りそっちの結果も大丈夫じゃなかったけどな!
  • T28重戦車:T95とも呼ばれるアメリカが開発した超重装甲戦車。強固と謳われたドイツの要塞線(なんて物は無かったが)を突破するために前面を中心に重装甲を極めた結果、正面装甲300mmというマウスをも上回る前面装甲厚を持つ戦車となった。しかし、その重装甲ゆえに車体重量は86tにもなり、車体を支える履帯は4本、エンジンは500馬力と全く足りず(このエンジンは『普通の』重戦車であるM26(重量42t)と同一のものであり、しかもそのM26においてすらパワー不足を指摘されていた代物である。よって当然のことながら)最高速度は13㎞/hと機動性は劣悪を極めた。主にヨーロッパ戦線での運用を想定していたが、ドイツの降伏に伴い対日戦へも想定され、日本本土上陸作戦への投入へも計画されていた
  • T34 カリオペ:M4シャーマンの頭の上に多連装ロケット発射機を搭載。 俯仰を砲身によって行うために砲塔にリングを通しているため主砲があるのに砲撃はできない。(現地改修で撃てるようにはなった)
  • アストロン:車体が二つ連結した戦車。 設計は1945年だがそれ以上の事は情報がない。(情報求ム)

  • Brodie Landing System:カタパルトや飛行甲板のない艦船で航空機を発進させる為にアームで吊り下げて発進する。落とすだけのフランスと違い、二本のアームの間に船と平行にワイヤーを張る構造となっており、そのワイヤー上を吊り下げられたまま艦首方向に加速して発進する。航空機の回収は発進に使った吊り下げ装置を航空機側のアームで引っ掛ける方法。第二次大戦中に硫黄島や沖縄戦にて陸軍のUSS LST-776で実戦投入されている。
  • 一本足ジャンプヴィークル伸縮式の脚で飛び跳ねるトーチカ兼戦車。脚はシリンダー構造となっており、圧縮空気か火薬を使って伸ばし、跳躍する。アメリカ版ジャンピングタンク
  • ケーブル爆弾:大型の爆弾にロケットをくっ付け、ケーブルで戦車に繋いだもの。 点火するとケーブルに引っ張られた爆弾が戦車を中心に半円を描いて飛び、対角線上の目標に正確に爆撃できるがそのケーブルがたったの15m。 戦車で砲撃した方が遥かに早い。

太平洋戦争以降

  • M247 サージェント・ヨーク:M48の車体にF-16のレーダーを搭載した自走対空砲。 開発に手間取ったあげく、完成したらしたで『天下のアメリカ軍が制空権ないってなによ?』という話になり生産中止に。 すでに生産されていた50両ほどは一部を除き、よりにもよって訓練で撃ち落とすはずだった航空機に的にされた
  • M6ラインバッカーM2ブラッドレーを自走対空砲に改造。 が、SAMはスティンガーで歩兵が持てる上に高度な対空射撃用の火器管制装置や対空レーダーは載せられず能力不足になり、そしてやっぱり『アメリカ様が制空権を握っていない状況ってなによ?』という話になって順次退役してブラッドレーに戻されることに。 サージェント・ヨークを無駄に作ったのに同じ失敗を繰り返してどうする
  • M50 オントス:自走無反動砲。 同じカテゴリの60式(の試作車)すら上回る驚異の6連装無反動砲を搭載した。 しかも自動装填機構がないので、装甲車両のくせに乗員が車外で再装填しなければならない。(まぁ戦車の反撃を受けるとワンパンなので撃ち逃げでいいやと考えたのかもしれないが...) 因みに実戦投入されたベトナム戦争では戦車ではなく歩兵師団が相手だった。
  • MRE:色々と有名な米軍のレーション。初期型はその評判たるやさんざんで「Meal Rejected by the Enemy(敵から拒絶された食べ物)」「Meals,Rarely Edibles(とても食えたもんじゃない食べ物)」などと呼ばれる。このぐらいならまだましで「Materials Resembling Edibles(食べ物のような何か)」なんてあだ名も。採用後のテストでカロリー換算で約40%が廃棄された、公式で「2週間以上食べ続けるのはやめた方がいい」となっている……などの"伝説"でどのようなものかは察するべし。現在ではさすがに改良が進んでいるようだが。尚、初期型の"破壊力"の原因はとりあえず保存がきいて必要な栄養とれればいいよねという考えで開発されたためと言われている。……それなんてイギリス料理?


兵器・装備部門

  • リトル・デーヴィッド世界最大の口径の砲。一応分類は重迫撃砲。 その口径たるやドイツの80cm列車砲をも超える36インチ(914mm)。 第二次世界大戦末期に航空機用爆弾の試験装置を転用して開発し、日本本土に上陸した時に強固な防御陣地に対して使用する計画だったが、日本が降伏したために、実戦で使用されることはなかった。 ちなみに列車砲と比べると非常に小さく、輸送するときは2台の牽引自動車で運ばれることになっていた。
  • T-12クラウドメーカー:アメリカの地震爆弾。その重量は実に20tに及ぶ。もうクラウドっつーかクェイクメーカー。 因みに開発目的はグランドスラムと同じだが大戦終結まで開発が間に合わなかった。
  • デイジーカッター『ヘリポートを作りたい! でも(ベトナムの)ジャングルが邪魔だなぁ → だったら爆破して薙ぎ払おうぜ?』という目的で開発された7t爆弾。 湾岸戦争時にもその広範囲を薙ぎ払う爆風で地雷原を吹き飛ばすのに使われ、イラク戦争では敵に落とした。(言わずもがな本来の使い方ではない) この時爆撃されたイラク軍はあまりの破壊力に「核攻撃を受けた」と勘違いしたとか。 因みに運用の際は輸送機から投下する。
  • GBU-43 MOAB:正式名称は Massive Ordnance Air Blast(大規模爆風爆弾兵器)。 デイジーカッターの後継にして史上最強の通常爆弾。(重量はグランドスラムとほぼ同じ) 『全ての爆弾の母』とも呼ばれる。 あまりの破壊力故に、通常爆弾なのに爆発すると原爆みたいなキノコ雲が立ち昇るとか。 開発目的自体は先代のデイジーカッターと同じで、運用するのも同じ輸送機である。 だがイラク戦争ではやっぱり敵に落とそうとした。 (配備しただけで結局使われなかったが)
  • M162 152mmガン/ミサイルランチャー:砲弾と対戦車ミサイルの両方が撃てる戦車砲。当時の技術ではシステムが複雑でミサイルも高価だったため、限定的にしか採用されなかった。(しかも故障しやすい)さらにこのミサイルは止まっていないと撃てなかった。 後にイスラエルやロシアでも同様のものが作られているが技術の向上によって普通に使える模様。 当時はまだ早すぎたんや...
    • M551 シェリダン:ガンランチャーを搭載した空挺戦車。 ベトナム戦争で実戦投入されたが東南アジア特有の高温多湿の環境でミサイルの誘導装置は壊れるし砲弾は湿気って不発になるしでさっぱり効果を発揮せず、一時的にミサイル発射機構を省略した型が生産されることに。しかも空挺のために紙装甲化したため『被弾もしくは地雷を踏む→152mm砲弾に誘爆→木っ端微塵』という脆さ。 乗員の間では「M551に乗って戦死すると死亡が確認されたのに『行方不明』の扱いになる」というブラックジョークが流行した。
    • M60A2パットンにも載せてみた。 結果は砲塔内部が狭くなって整備性が悪くなり、高価で運用も難しかったため「スターシップ」と揶揄されることに。 前線から引き揚げられ次第架橋戦車回収戦車に転用されていった。
  • パイ・ワケット・ミサイル:XB-70用のDAMS(Defensive Anti Missile System)。音速で飛行しながら真横に打ち出そうとした結果、正式名称『レンズ型防御ミサイル』の通り円盤翼型になった。XB-70のキャンセルと共に開発中止。
  • Missile launcher for aircraft:1976年にロッキードが特許申請した大型航空機用ミサイルランチャー。航空機内にロータリーランチャーを備え、ノーズ部分に開口部を持たせて正面にミサイルを発射する。一応コールドランチ式。
  • ローリングボム:対独戦向けに開発された自走爆雷。 身も蓋もないことを言ってしまえばアメリカンパンジャンドラム。 見た目的には直径3mのトゲボール(トゲの正体は磁気信管)。 パラシュートを使って投下後、内部のエンジンで自走して敵兵は踏み潰し戦車に接触すると爆発する。 設計段階で何処に転がるか分からないという事が判明し製造されることは無かった。
  • MGM-166 LOSAT:成形炸薬弾頭ではなく硬い弾頭と運動エネルギーで強引に装甲をブチ抜く超高速対戦車ミサイル。 誘導する高速徹甲弾。 成形炸薬弾頭を使わないので安上がりに生産でき、ジープにも戦車並みの火力を持たせられると期待されたが、そのミサイルの誘導装置が複雑すぎて結局高くついたので没に。
  • コルト M1855:リボルバー式装填機構を採用したライフル。 19世紀に連発式ライフルは画期的ではあったが、装填機構に全く手を加えていなかったのでライフルとして使うと発射ガスで火傷してしまう欠陥品に。
  • XM29:5.56mmカービン+20mmグレネードランチャー+火器管制システム全部乗せアサルトライフルこれ1丁で何でもできる武器になる筈だったが、重量超過(5.5kgの目標に対し8kg前後にしかできなかったらしい)やバッテリーの持続時間、開発予算の削減等技術的・経済的問題から開発中止。ちなみに開発担当はH&Kだがドイツ本国ではなく米国法人。
  • XM214 マイクロガン:ミニ・ミニガンとも。 ミニガンことM134を最大で100発/秒という発射速度はそのままに軽量化し、一歩兵でも扱えるように・・・できなかった。(重量38kg)
  • M16/AR-15シリーズ:ゴルゴ13が使ってることで有名なライフル。ベトナム戦争時に採用され、半世紀経っても同シリーズが現役にある。ガスピストンを介さないダイレクト・インピジメント方式を採用し、ボディもアルミ・プラスチックを多用した結果、同クラスのライフルより軽量かつ命中精度が高い。操作系統も優れ、リロードが素早く行える。これらは1950年代に完成されている。当時としては圧倒的に優れていたM16だが、ベトナムでは幾多の作動不良を起こし、「欠陥銃」とさえ言われた。しかし、最近ではこの当時の不良はM16の欠陥というより「人災」であったことが判明している(項目参照)。その後、小改良を加えながら湾岸戦争・イラク戦争・アフガニスタン紛争をアメリカ兵と共に戦い抜き、現在でも短小モデルであるM4カービンが主力で使われている。新型ライフルへの移行も何度か検討されたが、M4のコストパフォーマンスが高すぎ、未だに実現していない。(欧州や日本のアサルトライフルは1000ドル以上がデフォルトだが、最新のM4で約650ドル)
    • AR-15へのこだわり:AR-15特許切れ以降、アメリカの大小さまざまなメーカーが争ってAR-15製造・カスタムをしており、アメリカでAR-15は一大市場になっているともいわれる。PMAG、HK416の様に軍に採用される高性能品も多い中、トンデモ製品もあり、疑似フルオートストック(スライドファイアストック)、ボルトアクション化、空き缶ランチャーなども存在する。
  • 冷戦期に開発・試作された核兵器:発想も含めていろんな意味で狂っている。
    • SADM:設置型核爆弾。 特殊部隊兵士が背負って敵の基地に侵入、設置した後時限式で爆発する。 ただし時限式なのでちょっとでも脱出に手間取ったら巻き込まれる。
    • M388 デイビー・クロケット核爆弾をぶっぱする無反動砲。ただし撃った本人も残念なことになるという洒落にならないオチ。
    • MGR-1 オネスト・ジョン:戦術核ロケット弾。 上記デイビー・クロケットもそうだが前線で戦う個々の師団に核を撃たせるという前提からして既におかしい。
    • M65 280mmカノン砲:核砲弾を発射する専用のカノン砲。
    • W23アイオワ級戦艦に搭載されていた核砲弾。
    • W48:砲兵師団用の155mm榴弾砲から発射する世界最小口径の核砲弾。 だからどうして個々の師団に(ry しかし大きさの割に威力が小さく非効率的だった。
    • AIR-2 ジニー:空対空核ロケット。
    • AGM-28全長13mと戦闘機並みの大きさの空対地核ミサイル。
    • AGM-69 SRAMB-52に搭載する自衛用空対空核ミサイル
    • LIM-49 スパルタン核弾頭で核ミサイルを迎撃するミサイル。
    • スプリント:スパルタンが撃ち漏らした時用の迎撃ミサイル。 これも核弾頭だが爆発そのものではなくそこから発生する中性子線で敵の核弾頭の核物質を変質させ無力化する、という回りくどい迎撃方法だった。 というか核で迎撃しても撃ち漏らすってどういう状況ですかそれ...。
    • Mk.45 核魚雷:誘導性能の低さを核の威力で補った。 ただしデイビー・クロケットよろしく発射した潜水艦も危険範囲内。
    • サブロック:Mk.45と同じ発想の対潜核ミサイル。
    • LGM-118A ピースキーパー:10発の核弾頭を搭載した最終兵器。 抑止力で『平和を維持』するという冷戦期の発想の果ての産物。
  • 原子力化兵器の数々:原子力にすれば最強...と思ったのかはわからないが、冷戦期(特に50年代)はとにかくいろいろな兵器に原子炉を詰め込もうとしていた。
    • WS-125:原子力爆撃機計画。 さすがに試験機でのデータ収集や机上案など、検証のみで終わった。 なお、原子力ジェットエンジンは空冷式なので排気は放射能に汚染される。
    • ロッキード CL-1201:スカンクワークスの計画していた、全長170m・全幅341m・重量5300tの超大型原子力機。 分かりやすく言えばガンダムのガウ攻撃空母よりもデカい。 こんなデカブツを運用できる滑走路など当然無いので182基のリフトジェットで垂直離着陸する。 空中でボーイング707とドッキングして荷物を積み降ろしする輸送機型や、戦闘機を22機搭載する空中空母型、短距離弾道ミサイルを発射するミサイル母機型などが計画されていた。
    • TV-1:原子力戦車。 当時の中戦車と同等の戦闘力に加え、一度の補給で6500km弱も走るという、当時としては超低燃費(40L入る乗用車に例えればリッター160km)だったために結構真面目に計画され、一時はM48パットンなど主力戦車を置き換える構想まであった。 が、どう考えても乗員は被爆不可避な上に撃破されたら最悪放射能が広範囲にまき散らされるという欠点が利点を帳消しにしているうえに技術的問題が重なって立ち消えに。 自重しろメリケン
    • TV-8:まだ作ろうとしていた原子力戦車。 しかも何故か水陸両用にしようとした結果、宇宙船じみた巨大な砲塔に乗員も核機関も詰め込むことになっていた。 そしてコイツはどういうわけか試作車まで作ってしまった。
    • プルートーミサイル:弾頭だけでなく動力まで原子力にしてしまった巡航ミサイル。 当然フィルターなどを搭載する余裕はないのでWS-125よろしく飛行中も放射性物質をばら撒き続ける。 そのため安全に発射試験を行える場所がなく開発中止になった。


その他軍事部門

  • アメリカ合衆国に於ける陸軍海軍の確執:日本のそれがあまりに酷すぎて有名になりすぎたことと結果的に太平洋戦争には勝っていることからあまり目立たないが、太平洋方面の陸軍海軍の最高指揮官がお互いのツラを見るのも嫌だというぐらいの仲の悪さ。他にも海軍の物資を陸軍がガメただとか、そんなエピソードには事欠かないようである。それでも勝利のために協力と妥協して日本には勝てた。戦後、「空軍のやってることが気に入らない」(三軍体制移行後も、発足当初の空軍は陸軍閥で陸軍出身者の発言力が強かった)とお互い足を引っ張り合った。なお、海軍から独立した海兵隊も陸軍と仲が悪く、足を引っ張り合っている。現在では四軍すべてが仲が悪いという有様となっている。作戦の失敗を経験として枠を超えて統合指揮するSOCOMなどの統合軍が作られているが特殊部隊を持たなかった海兵隊が蚊帳の外になるなど、統合まで色々問題があった。
  • チャック・イェーガー:第二次大戦中、恐るべき超兵器だったMe262P-51でぶち落とし(実際には弱点があったが)たと思ったら、戦後は空軍のテスト飛行で公式に認められた人類初の水平飛行での有人超音速飛行に成功した。さらに、鹵獲したMiG-15F-86で模擬空戦を行った際は、どちらに乗っても勝ってしまった。イェーガー曰く「実際の勝敗はパイロットの腕しだいだ」。それを言えるのはあんただけだ
  • 国防高等研究局:略称DARPA。アメリカ大統領および国防長官直属の機関であり、最先端技術の速やかな軍事転用を目的としている。とはいっても研究組織ではなく、軍事用途に役に立つ"かもしれない"技術研究への投資を行うためのマネジメント機関であり、固定観念に囚われない自由度の高い研究への投資を重視している。それゆえ、F-15を使って小型衛星を打ち上げるといったわりかし常識的なものから、ハエにカメラを付けてスパイにしようとしたり、FPSからガチの軍事用シミュレーターを開発しちゃったり、キモいロボットを作ったり、ロボットカーレースを開いたり、ヘリにキモい足をつけたりいろいろフリーダムな研究までがこの機関からの投資で行われている。
  • 偵察衛星コロナ:U-2撃墜事件をきっかけに開発されたアメリカ初の偵察衛星。 あまりに焦って開発したためか、撮影したフィルムを大気圏突入ケースに入れて地球に落とし、パラシュート降下中のカプセルを専用の回収機で空中キャッチして回収する送信(物理)方式を採用
  • コードトーカー:先住民族に部族語で通話させる暗号。傍受されても部族語なんて部族の人しか知らなかったので第一次、第二次大戦共に破られることはなかったという。ただし同じ考えは誰でもするようで……
  • スターフィッシュ・プライム実験:核爆発が地球の周りに元からある放射線帯に影響を与えうるかどうかを実験するため、1.4メガトン級の核兵器「スターフィッシュ・プライム」を高層大気で爆発させた。 結果、イギリス初の人工衛星アリエル1号や翌日軌道に投入された初の商用通信放送衛星テルスターが壊れ、他の低軌上道にいた衛星も実に3分の1が作動停止し、ハワイでは街灯が数百台故障し電話システムがダウン。 おまけに打ち上げロケットの故障で予定より低高度で炸裂してしまい放射性物質が太平洋のジョンストン島とかサンド島、その周辺の海に降り注ぐ。 ...後に部分的核実験禁止条約で大気圏や宇宙空間での核実験は禁止されたがそんなこと言われなくても二度と宇宙核実験はしなかった。 アメリカの宇宙黒歴史の一つ。
  • B-12 スカイマット:10枚プロペラの有人ドローン。 実際に人を乗せて高さ6mまで飛ぶことができたが、じゃあ何に使うのかといわれると用途が何も浮かばなかった
  • HZ-1 エアロサイクル:こちらは単ローター。 一応一人乗りヘリコプターに分類されるらしい。 セグウェイと同じ感覚で操縦でき、「簡単操作で訓練いらず!」と売り込むはずが逆に操縦が難しくお蔵入りに。 しかも恐ろしい事に操縦席はただの台座なので、足を滑らせたら冗談抜きでローターにみじん切りにされる。
  • ウィリアムズ X-ジェット:一人乗りVTOL機...というか空飛ぶ筒。 ヘリコプターや無人機に勝る点がなかった。
  • アコースティック・キティー:スパイ装備と専門の訓練を積んだネコ。 約1,000万ドル(=36億円)もつぎ込んだが、張り切って最初の盗聴任務をさせようと放したら通りがかりのタクシーに轢かれて死亡。なぜ道路越しに放した。 後に公開されたCIAの文書曰く、「この問題に関する長年にわたる研究の功労者は、本計画を指導してきた●●をはじめとする面々である。とりわけ●●の努力と想像力は、科学の開拓者の模範といえるものであろう。」(●●は人名だが非公開)
  • オカマ爆弾と愉快な派生型(?)ゲイ爆弾、ホモ爆弾とも。 敵陣に強力な催淫剤を投下し、敵部隊兵士に同性愛行動を惹起し部隊を混乱に陥れる完全非殺傷兵器にする予定だったが、そんな都合のいい化学物質は存在しなかった。
    • なお、空軍研究所はこの研究により後にイグノーベル賞平和賞を受賞。 ただし空軍関係者は授賞式に出席する気は無かったという。 当然か。
    • オナラ爆弾:派生型(?)その1、別名「誰だよ?オレ?」爆弾。 オナラや強烈な口臭のようなニオイを放ち、敵兵がお互いに「誰だよ?」と疑心暗鬼に陥るように仕向け士気を鈍らせるつもりだったが、研究の過程で『世界中の人々は普段その臭いをかいでいるのでオナラのニオイ攻撃だと気がつかない』ということに気がついたという。
    • フェロモン兵器:派生型(?)その2、別名「私を刺して」「私を襲って」兵器。 戦闘地域にあらかじめ無数の蜂の巣を隠し、敵部隊にミツバチの攻撃フェロモンを噴霧することによって敵部隊をハチの猛攻撃に曝す。ハチの他にもネズミやより大きな動物を対象とする案もあったが、冷静に考えれば噴霧する=霧状なんだから風向きを間違えると自軍が襲われるのは明らか
  • 第一地球大隊ベトナム帰りの将校、ニューエイジ思想にハマる。そして愛の力で敵を洗脳すれば誰も傷つかずに戦争に勝てるんじゃね?という考えのもと、「敵を武力で傷つけることのない愛と平和の軍隊」を造るために自称超能力者などの奇人変人を集めてスピリチュアル部隊を創設する。なおその後冗談抜きでカルト化し関係者がグアンタナモの件に関わった模様。
  • 海上配備Xバンドレーダー:ミサイル防衛用に配備を進めている洋上レーダー。 見た目は巨大なレドームを乗っけた海上油田。 しかも自走航行可能。
  • レールガン:そう、あのレールガンである。極めて大真面目に研究を重ね、2016年に試験運用が開始されるところまでこぎつけてしまった。確かに電力さえ確保出来れば砲弾よりも空気抵抗の少ない専用弾を大砲よりもはるかに高速で撃ち出せ、射程距離の延長、装弾数の大幅増大などのメリットも大きいが、消耗も激しいこの武器を力技で実用化してしまったところが実に米国面。とはいえ、実用化に成功すれば「砲熕武器で対艦ミサイル等を迎撃できる」可能性があるため、半世紀以上前に生まれてんじゃねえかと思わせる現代の大艦巨砲主義者共からは大いに期待を寄せられている
  • 最強への拘り:高性能を求めるあまり計画中止もしくは大幅に縮小されることが稀によくある。無尽蔵に予算を使えた冷戦時代はとうに過ぎ去ったというのに……。F-22シーウルフズムウォルトXM29など多数。
  • 大口径主義.45口径ガバメントは可愛い方。.44マグナムことM29、.50口径マグナム弾をぶっ放すM500なんてバケモノ拳銃も。カスタム銃に至っては重機関銃用の.50BMGや象撃ち用の.600NEをぶっ放せる単発銃なんてゲテモノ銃も。お前は一体誰と戦ってるんだ
  • Sea Wars:決して海戦の事ではないSTARWARSエピソード7の予告編のパロディをアメリカ海軍が作ってしまったのである。⇒YOUTUBE動画 バカか。


NASA

どこぞのユーラシアの国どこぞの極東の国が変態メカニズムばかりの衛星・ロケットを打ち上げているのに対して、アメリカのそれは正攻法というか、普通のものが多い。但しその分デカく・多くなるが。

  • AD-1:可変翼実験機。 主翼は一体の斜め翼の上に取り付けは中央の一軸のために片方が前進すると反対側は後退する可変斜め翼機。 BV P202再び。
  • ヤード・ポンド法へのこだわり:このせいで火星探査機が火星にカミカゼをかました模様。NASAのみならず国民一般に見られる現象でもあるので詳しくは後述。
  • ディスカバリー計画:NASAの宇宙探査計画。コスト上限をあらかじめ設定した上で競争原理を徹底化したため、他国の常識からするとありえないほどの低予算と短期間で宇宙探査を行っている。
    • ディープ・インパクト科学者の要求「彗星の内部が知りたい」→技術者(アメリカ人)の答え「じゃあ彗星に金属の塊を高速でぶち込めば内部のブツがポロッと見えるんじゃねえの」→実際にやってみました。
  • サターンVロケットアポロ計画でおなじみの超巨大ロケット。月まで有人宇宙船を送りつけ、低軌道であれば最大118tのペイロードを放り投げる打ち上げ能力を有する。お値段?一発あたり5億ドル、どれだけの額かといえばあのアメリカすら「こんなのバンバン打ち上げてたら予算足りないよ」となってスペースシャトルの開発に乗り出したほど。
  • スペースシャトル:宇宙往還機の走りと言える、再利用可能な宇宙船。「繰り返し宇宙に行ける宇宙船があれば安上がりじゃないか?」という、どこの国でも考えつくが「実行は出来ない(というか財政面などで無理ゲー)」なことを本当にやってしまった

民生部門

陸運部門(鉄道、自動車)

  • メトロライナー:日本の新幹線の成功に触発されたペンシルバニア鉄道が1967年に開発した米国版「電車型」高速鉄道(車両)。ニューヨーク - ワシントン間を最高速度125マイル(201km/h)で結ぶ予定だったのだが、肝心の線路状態が劣悪(21世紀現在のJR某と似たような状況)な上車両自体のトラブルも多く、その性能を十分に発揮することは出来なかった。時代的な背景にも恵まれず、試運転期間中の1968年にペンシルバニア鉄道はニューヨーク・セントラル鉄道と合併(ペン・セントラル鉄道)、1969年には営業運転にこぎつけるものの、翌年会社は倒産してしまった。さらに1971年のアムトラックへの移管などの荒波を受けつつ活躍を続けたが、1980年代に入ると上記のようにトラブルの多いメトロライナーは客車列車に置き換えられて引退した。(列車名は客車列車にも受け継がれた)その後大半はスクラップにされてしまったが、一部の車は運転台を生かして(機関車を遠隔操作する)制御車に改造されて現在も細々と生き長らえている。で、仕様はと言うと、一両あたりの重量75tのステンレス車体を出力300PS=約220kWのモーターによる全電動車方式で爆走させるという力業仕様、ついでに言えば整流器は水銀整流器(本来なら地上施設とかで使うはずのもの、であるが…)を使用。
  • マイルトレイン:旅客はともかく貨物需要は有り余るほどあるのがアメリカの鉄道。ありあまりすぎて容量足りねえよ、どうする?→「じゃあものすごく長い編成の貨物列車走らせればよくね?」というわけで編成の全長がマイル(1マイル=約1.6km)を優に超える超長編成の貨物列車が当たり前のように走っている
  • ダブルスタックトレイン:コンテナをもっと効率的に運びたい、どうするよ? → 「よろしい、ならばコンテナ二段積みだ」
  • 巨大機関車へのこだわり
    • 上記のような長大な貨物列車を牽引するには、当然それなりの大型機関車が必要であり、蒸気機関車の時代は、大手の鉄道会社に於いては関節式の強力な機関車を多数所有していた。特に西部に路線網を持つユニオン・パシフック鉄道はその傾向が非常に強く、1941年に登場したビッグボーイはその頂点とも言える存在である。さらに戦後、ディーゼル機関車の時代になっても、近年に至るまで幾多の超強力な機関車を導入してきた。1950~1960年代のガスタービン機関車(末期モデルでは8500HP!)、それらの後を継いだダブルエンジンのディーゼル機関車(なんと4軸台車!)などがそれらの代表であろう。さらに1990年代、インバーター制御によるACモーター駆動が一般的になると、1エンジン6000HPの強力機まで作られるようになった。しかしこの手の巨大機は、時代の流れによる陳腐化や後継機の登場、ランニングコスト・メンテナンスコストの問題、トラブル発生時の冗長性に欠けており、長くて10数年程度の短命に終わったものが多い。現在のディーゼル機関車は上記のダブルスタックトレイン(120両前後)の場合、4000~4500HPクラスの3~4重連(または無線総括制御)で牽引することが多いようである。 X-12:Xプレーンではない。 ユタ大学の研究チームがアメリカ原子力委員会の指示で研究していた原子力機関車。 放射線から周囲を守るためにクソ重い防御壁を搭載し、それ以上に強力な出力4万英馬力の原子炉を搭載した結果、全長49m、自重360t、牽引力7,000馬力(これは5,000tの貨物列車を牽引して時速100kmに加速するまでたったの32秒しかかからないレベル)、核燃料5kgで1年間無補給で稼動可能など、史上最大最強の鉄道用機関車となる設計だったがそんなのは当然設計だけにとどまった。 だから自重しろメリケン。
      • 実はサザン鉄道でも全く別の原子力機関車が計画されていた。 こちらは全長20m、自重174t、出力3000英馬力の予定だった...いや、電力会社以外の民間企業が原子力とか言ってる時点でおかしいからな。
  • ACE3000計画:1973年の第一次石油ショックによって原油価格が高騰し、石油がダメならアメリカ国内で山程取れる石炭を燃料にした機関車を作ろうということで開発が計画された蒸気機関車もう一度言う蒸気機関車である。自動給炭システム、コンピュータ制御による自動化、エアコン完備のキャブなど当時の最新鋭技術を満載した蒸気機関車になるはずだった……。が、原油価格が下落しACE3000を開発する必要性がなくなり、構想のみで終わった。実は中国にACE3000を売り込もうとしたが「4つの近代化を推進中の我が国に蒸気機関車は合わない」と断られてしまったとか。なおこのACE3000はシリンダを駆動した水蒸気を捨てずに再び冷却して液体に戻して再利用する復水式で計画されていた。
  • (二次元における)蒸気機関車へのこだわりディズニー映画MLPでわかるように、2次元創作モノの「アメリカの鉄道車両」といえばまず真っ先に(それも19世紀の)蒸気機関車が挙がる。実際には1930年代になると実用的なディーゼル機関車が普及し始め、戦争による影響は多々あったものの、1950年代後半にほぼディーゼル化は完了している。なお、ディーゼル機関車も実写映画での出番は数多いのだが、無人で暴走したり駅に突っ込んだり正面衝突で木っ端微塵とか、たいがい扱いが酷い。やめたげてよぉ!
  • シャパラル・カーズ:ジム・ホールによって設立されたレーシングカー製造会社。マニュアルトランスミッションが主流だった時代にセミオートマチックトランスミッションを搭載したり(2A)、車体周りの乱流を避けるために通常より高い位置(約2m)にリアウィングを設置したり(2E)、補助エンジンを追加して車体と路面との間の空気を強制排出してどの速度域でもダウンフォースを稼げるようにしたり(2J)と、時代の先を行くレーシングカーを生み出した。これらの白いマシンが欧米のスポーツカー世界選手権を荒らし回った結果、ついたあだ名は「白い怪鳥」。
  • フォード・エドセル:1957年にフォードが生産・販売した乗用車のブランド。創業者の息子の名前まで使い(フォード一族や販売部門は大反対だったらしい)、正に「社運を賭けて」大々的に宣伝までしたものの、あまりにも奇抜過ぎるデザイン(フロントグリルに至っては「便座」とか「オ○コ」とまで言われた)や品質問題、中途半端な価格設定で全く売れず3年でブランドが消滅、当時の金額で3億5千万ドルもの赤字を出したという。自動車業界では「伝説の大失敗」として語り継がれている。
  • フォード・ピント:大失敗とはいえエドセルは「売れなかった」だけだが、こちらはシャレにならない、いわばガチの米国の暗黒面1971年にフォードが市場に投入したサブコンパクトカーだが、日本車をはじめとする海外勢に押される中、開発期間を極端に圧縮したために、追突されるとタンクが破損して、即ガソリンダダ漏れ→BBQ状態という一大欠陥を抱えたままで販売。実際に死亡事故まで引き起こしてしまい、裁判沙汰に。内実を知るフォードの元社員の証言、また運輸省の改良提案に対して「改善にかかるコスト上昇が、事故による人的損害(死者も含む)の額に見合わない」つまり「欠陥を放置したほうが安上がり」と言わんばかりの理屈で異議を唱えたために、陪審員と世論の総スカンを食った。結局、全く割に合わない巨額の賠償とブランドイメージの失墜を招き、企業倫理における偉大なる反面教師として歴史に名を残したのは、大いなる皮肉。ただし、改良後は大きな問題もなく1980年まで生産されている。
  • フォード・ニュークレオンアトミック・エイジの申し子として計画された原子力自動車。 いい加減自重しろメリケン。
  • デロリアン・DMC-12ゼネラルモーターズの副社長が理想の車を作るためGMを辞め設立したデロリアン・モーター・カンパニーが作り上げた車。ガルウィングドアとステンレスの外装という独特な外見を持つ。初年度こそ売れたものの品質の悪さによる悪評やスキャンダルによりすぐに生産終了。ここまでなら迷車、珍車で終わったはずだがあの映画に登場したことにより一躍有名に。製造は北アイルランドで行われ(悪い意味で)英国の要素も入っていたり。
  • ゼネラル・モーターズ ハマー:GMのSUV…なのだがその実態は「民生用HMMWV。もう少し詳しく書くとハンヴィーから武装と装甲を取っ払って民生用にしたクルマ。その為車体は日本で言う2tトラック(コンビニのトラック)よりデカイ。お前のような乗用車があるかえ、このクルマを作った理由?シュワちゃんがハンヴィーを見てなにこれ欲しいと言い出したのが全ての始まりという、ある意味アメリカらしい逸話を持つクルマ。
  • MTT・タービン・スーパーバイク(Y2K):エンジンにヘリコプター用のターボシャフトエンジンを搭載したトンデモバイク。ちなみに開発者曰く作った理由は「それが可能だからです」。It's the frontier spirit. 忘れるな、アメリカは西の吹き溜まりだが日本は東の吹き溜まり、いいね? アッハイ(そして日本面#交通部門【自動車:バイク編】へ……)
  • V8エンジンへのこだわり:しかも、量販車でさえDOHCが当たり前のご時世に、未だにOHVがバリバリ現役。OHCよりも重心が低くなるとか、整備が容易とか、回転で馬力を稼ぐのではなく低速の太いトルクを味わうとか、やっぱり音だろとか、いろいろと理由はあるが、全部ひっくるめてこだわりが(病的に)深い。そのとばっちりをある意味受けてしまったクルマが…
    • クライスラー ターバイン:これである。クライスラーの悲願とも言えるガスタービン乗用車。ユーザーテスト用に55台のみ製造された。排気中の炭化水素が0、エンジンの部品点数がレシプロの1/5、雑食性(メキシコ大統領曰く『テキーラでも走った』)、ハイパワーというまさに夢のクルマ…のはずが、ガスタービン特有の問題(アクセルワークに対するレスポンスの遅さや燃費など)が解決できない、高地ではセルモーターが不調になりがち、そしてガスタービンエンジンはレシプロと比べると音がなあ・・・という理由で評判は良くなかった。故障率は5%未満と、信頼性は日本車以上だったんだけどねぇ・・・
    • ボスホスカノンV8エンジン搭載バイクを手がける変態バイクメーカー。そもそもがバイクに積むエンジンではないがゆえの難点(あまりのトルクで車体が傾きそうになる、燃費で劣るなど)も幾つかあるが、好きな人はとことんハマるとか。ちなみにあまりの大きさと重量で取り回しも宜しくないせいか、バイクながらバックギアも付いている

飛行機(と“のようなもの”)
  • テレフギア トランジション:パラジェット社の子供だましなどではなく、きちんと(アメリカの)自動車・航空機の両方の形式登録を目指して開発中のスカイカー。当初2011年発売予定が諸般の事情で遅れている。発売予定価格は20~25万。日本円で2000万円ほど。えっ、都市圏の庭付き一戸建てより安いんですけど。────そういう問題じゃねえけどな。
  • Tandem Duct Aerial:米Aerofex社が開発していた空飛ぶバイク。一言で言えばリアルワッパ。ちなみに似たような機体の開発を米陸軍研究所が米国Survice Engineeringと英国Malloy Aeronautics社と共同契約を結んでいる。
  • エジソンのヘリコプター:著名な発明家トーマス・エジソンが飛行機械の発明に挑戦したときに作られたもの。推進力としてプロペラの先に火薬を取り付けてその噴射力で回転させて飛ばそうという、フェアリーロートダインパンジャンドラムに似た考え方。飛行試験は点火した火薬により飛行機械自体が自爆する結果に終わった。
  • ヒューズ H-4 ハーキュリーズB-52An-225B747など並み居る巨人機たちを凌駕した、世界最大の翼をもつ航空機。 分類は輸送用飛行艇。 翼幅は圧巻の97m。 翼内にエンジン点検用の通路があるほどデカい。 しかしあまりにデカ過ぎたため、空軍編にもある世界最強のレシプロエンジン「ワスプ・メジャー」を8基搭載しても出力が足りず、初飛行で地面効果で25m浮いただけで二度と飛ぶことはなかった。 ちなみに軍は元々乗り気じゃなかったのだが、提案者が下記リバティ船の開発者ヘンリー・カイザーだったために提案を聞いた世論が『彼ならやってくれる』と賛同しまくったため『じゃあ民間でやってくれ、ただし軍需物資の金属は使うな』という条件で開発を許可。 結果、世界最大級の巨体のほとんどを木造で作ることになり、製造工場も木材で建設した結果その工場が当時世界最大の木造建築物になったり、最終組み立ての際にドックにパーツを運ぶために経路上の電柱2,300本(と多数の街路樹)を撤去して輸送後植え直したり、その様子を見るために近隣の学校が全部休みになって見物に来たりと様々なエピソードがあった。 なお、カイザー自身も途中から『これ無理だわ』と諦めており、最終的に開発を委託されたヒューズ航空機がほとんど単独で製造したとか。社長、ハワード・ヒューズの意地である。 紆余曲折を経て現在はエバーグリーン航空博物館で他の航空機を翼の下にしながら展示されている。 ・・・え?カイザーが何故こんな巨大飛行艇を提案したかって? 『空を飛んじゃえばUボートの魚雷は当たらない』からだよ。
  • シコルスキー Xウイング:試作複合ヘリコプター。正式名称は“シコルスキー S-72”。“Xウィング”と呼ばれているが、某遠い昔銀河の物語アレとは異なり、X字型のメインローターを持っているところが、ニックネームの由来。高速飛行の際は“X字翼”を固定し、胴体横の補助ジェットで飛行する。要はケツイのヘリ。非常に独特かつ個性的な形状の機体だったが、エンジンを4基(メインローター用2基+補助ジェット2基)も積んだせいで、機体は重く、ペイロードは小さく、航続距離は伸びず、スピードも思ったほど速くならないと、結局は中途半端を絵に描いたようなポンコツになってしまい、先述のV-22に破れる格好で開発中止。その後もシコルスキーは“複合ヘリコプター”を諦めていないようだが、先行きはいかに……。
  • ボーイング737ボーイングが開発した小型ジェット旅客機。機体の基本設計はB727を元としているが、そのB727の機体設計はさらに元をたどればB707。つまり空飛ぶ化石といっても過言ではない機体。それに最新エンジンとアビオニクスを搭載、翼構造を殆ど新規になど「段階的に魔改造」が加えられ元設計の部分があまり残っていない始末で、現在も地球上の空の大半で運用中。英国紳士だってこんなのは滅多にやらないだろう。え、自衛隊のレシプロ練習機ああうんごめんなさい。
  • ボーイング747:ミスター旅客機といえる飛行機だが、よく考えてみればこのクラスの飛行機を1500機も作ってしまうあたりも「大量生産」の方面での立派な米国面だろう。あの777すら1000機ちょっとなのに。
  • ボーイング767:ボーイングが開発した中型ジェット旅客機。お手頃サイズで使い勝手がいいゆえ未だに根強い人気があり、そのため未だに生産が続けられた結果一部の航空会社では767で767を置き換えるという、どこかの高速列車のような事態すら起こっている。
  • ビーチクラフト2000 スターシップ:ビーチクラフト社のビジネス機。エンテ翼・推進式ターボプロップエンジン・カーボンファイバー製機体とやたらSFチックなデザインと仕様が特徴的だが、先進技術盛り込み過ぎで高額化した上にすでにビジネス機もジェット時代に入っていたためさっぱり売れなかった
  • ビークラフト ウィービー:(発表当時)世界最小の飛行機。あまりにも小さすぎて座席を付けられなかったのでパイロットは機体上部に腹ばいになって搭乗する。ある意味リアルメーヴェ
  • スティッツ SA-2A スカイベイビー:ウィービーの記録を更新した世界最小の飛行機。作画崩壊のレベルを通り過ぎデフォルメとしか言いようがない外見。
  • セスナ172 スカイホーク軽飛行機の代名詞にして、世界一製造された飛行機。どれだけの生産数?ざっと43000機以上。B747、T型フォードと並ぶアメリカのマスプロダクション能力を体現する存在。
  • セスナ 336 スカイマスター・337 スーパースカイマスター胴体前後にエンジンを搭載し、尾翼は双ブーム方式という奇怪な形状の軽飛行機。見た目こそ奇天烈だが片方のエンジンが故障してもバランスが崩れにくいという利点がある。視界が広く、双発で生残性も高いため、アメリカ空軍でも観測機“O-2”として採用。映画『地獄の黙示録』でもちょっとだけ顔出ししている。
  • オデュッセウス:試作ソーラープレーン。 胴体が主翼と尾翼を繋ぐだけの棒になってしまった。 当然このままでは着陸できないので、三機がジグザグに空中ドッキングして着陸する予定だった 空中ドッキングの件はFICON計画がダメだった時点でお察し。
  • エアロスペース プレグナントグッピースーパーグッピー:大型貨物用輸送機。英国紳士すら「まいりました」と言いそうな凄まじい外見。しかも動けるデブ。元となった機体をたどるとB-29に行きつく。
  • ハネウェル ALF502:BAe146などに採用されているギヤードターボファンエンジン。元になったエンジンがヘリコプター用のターボシャフトエンジンである(ターボファンエンジンなんてのは普通ならターボジェットエンジンをベースとするか、或いは完全新規設計である)、高圧圧縮機に遠心式を採用しているなど非常に特異なエンジン。
  • ゼネラル・エレクトリック GE90ボーイング777に採用された巨大ジェットエンジン。どこがすごいのって、ファンの直径はナローボディ旅客機並とか最大出力のモデル「GE90-115B」は推力約50t(B747のJT9Dの約二倍、B-52のJT3Dの約7.5倍)という頭おかしい数字。777はこれを2基、翼下にぶら下げてるんだからたまらない。但しそのサイズが災いし、「分解状態でもB747貨物型クラスが必要、ファンを外さない状態であれば最低でもAn-124レベルの超大型輸送機でないと輸送は無理」という洒落にならない難点も抱えている。B777の軍事用での採用例が日本政府専用機くらいしかないのは実はこれが原因なのでは…
  • バート・ルータン:航空機設計家、航空宇宙技術者で実業家。  彼の設計した航空機や組み立て式飛行機にはエンテ型飛行機を始め異型の物が多い事で有名。 上記NASAのAD-1も彼が設計したものである。
    • ルータン ブーメラン左右非対称形状の軽飛行機。しかも双発。これには恐らくフォークト博士歓喜待ったなし
    • スケールド・コンポジッツ モデル281 プロテウスタンデム翼に垂直尾翼が二つついた機体。 上記ブーメランよりはマシだがそれでもちょっと変わった見た目である。 ただし性能は最大約2tの貨物を搭載して65,000フィート(19,800メートル)以上の高度に18時間以上留まることができるかなりの高性能機。
    • ホワイトナイトツー:民間用宇宙船スペースシップツーを発射するための輸送用ジェット機。 一言で言えば民生版妖怪双子航空機。 スペースシップツーの輸送中は三つ子にも見える
  • スタヴァッティ社ベンチャー企業。 F-35タイフーンラファールの後継となる第6世代戦闘機や軍用機と称して実にSFチックな航空機を設計しており、『リアル要塞シリーズメカ』とも。そして完成予想CGイラストでは何故か自衛隊の洋上迷彩が施されている。
    • SM-36 ストラマ:可変翼・前進カナード・鉤爪のようなV字尾翼という異様な外見。
    • SM-27 マシェーテ:2020年代に販売を目指している双尾翼・二重反転プロペラのレシプロ機。 しかもそれで防空戦闘機とA-10をはじめ既存の攻撃機の後継を名乗っている。
    • SM-28 マシェーテ:SM-27のジェット版。 これがあるならなぜレシプロ機も出したのか...。 しかもジェットなのに予定されている用途に戦闘機がない。
    • SM-47 スーパーマシェーテ:前進翼になったSM-28。 同じ前進翼の先駆者Su-47よりも高速になる予定。 そして『軽』戦闘攻撃機なのにA-10に匹敵するレベルの重武装。
      • SM-47 T-X:練習機版。 アメリカ空軍次期練習機T-X計画のトライアルに参加したとのこと。

情報関連
  • Pentium D:1つのパッケージの中にPentium4のCPUダイを2つねじ込んで「ほら、デュアルコアだ。文句ある?」と言い張った。
  • Core2 Quadまだ懲りてなかったIntel。但し性能はそこそこ良かったので結構売れた。

機械関連
  • GEインスペクションテクノロジーズの超音波探傷器
    • USM25・USM35:GEインスペクションテクノロジーズの超音波探傷器。問題はインターフェース。「画面横のファンクションキーで設定項目を選び、左右のダイヤルで値を増減する」という操作方法を採用しており(ソニー製の携帯電話を使った経験のある人なら「ジョグダイヤル」を想像すればいい)、十字キーやテンキーなどに慣れていると初見では確実に面食らう。
    • USM Go:USM25/35の後継機。今度は操作系がほぼ左端の十字キーに集約されているというかなりの割り切り仕様。

流通・小売関連
  • アメリカのスーパーマーケット:とにかくでかくて広くてなんでも揃えるウォルマートトラックから荷降ろししてそのままパレットごと売り場にPON☆と置いたような陳列方法のコストコなど、「規模」「量」そして「雑」を併せ持ったような物が多い(特に大手)。ただしその分格安を実現しているチェーンも数知れず
  • スーパーセンター:小売店の形態の一つ。とにかくだだっ広い平屋の店舗にありとあらゆるジャンルの商品を置き、会計は集中レジ一箇所で行うという雑さもとい合理性の極地のような店舗。日本だとMrMaxベイシアトライアル西友なんかが時々この形態の店舗を開業させている。あまりに雑な発想だが構造上バリアフリー化が容易という美点も。

銃火器
  • ケルテック社:拳銃は無難な製品がばかりだが、ブルパップ銃は前方排莢機構の自動小銃やダブルチューブマガジンのショットガンなどの変わった構造を持つものを製造している。品質よりもアイデア勝負といった製品ばかりではあるが、安い事もあってか意外と売れている。
  • AR-15の民生用オプション:AR-15は二つに分割可能で、ロアフレーム側のみ登録がされるためにアッパーフレーム側を複数持って自由に交換するといったことが可能なのだが、そのおかげでとんでもない種類のアッパーフレームが登場。5.56mm弾以外の7.62mmや.410ボアショット等に対応や銃身交換を容易にして一つの銃で複数の銃弾に対応できるマルチキャリバー化といったまともなものから、ベルトリンク弾薬に対応、12.7mm弾用シングルショット、コンパウンドボウ缶ランチャー、ポンプアクション式と言ったとんでもないものまで登場。量産品でこの有様なので個人製作の少数製造品まで含めれば同時発射のダブルバレルシングルショットや先込式のマスケットといったとんでもないものも登場している。
    • 0%ロアフレーム:上記のようにAR-15はロアフレームが主要部品として登録されるのだが、ユーザーが仕上げる未完成品であれば管理番号なしの未登録で販売可能(所謂80%フレーム、銃規制の一つであるGCA68に準拠)な事から違法な銃火器としてたびたびATFの摘発対象となったり製造会社が捜査されたりしている。そこでとある会社がATFに対する嫌がらせとして販売した未完成品で、ロアフレームが削りだせるサイズのアルミ塊をビレット(削りだし)フレームとして発売した。
  • バンプファイアストック:アメリカではフルオートの銃火器の所持は難しい地域もあり、民間の所持を禁止する法律も存在する。これに抵触せずにフルオートで銃を撃ちたいという人のために開発されたのがバンプファイアストックである。これはグリップとストックを一体化したパーツであり、パーツを装着した銃本体はパーツと直に接触しておらず、発砲のリコイル(反動)で銃本体のみが前後動(スライド)を行う事で、フルオートを再現するというものである。これを装着すれば、それがセミオートライフルであっても、かつ射手がバンプファイアの技術を体得していなくとも、トリガーを引くだけで簡単に擬似フルオート連射を行う事が出来る、というもの。ちなみに、スライドに固定スイッチが付いているものは、ストックを固定してセミオートに切り替える事が出来る。対応するストックはAR-15AKで出ており、同系列の散弾銃でも装着は可能である。
  • 片手保持用補助装具:アメリカではライフルベースでも条件を満たせば、拳銃として登録・使用が可能である。コレに目をつけたある会社がAR-15の構造(AR-15はボルトの往復運動のためにストックチューブ内にスプリングを入れなければいけないため、チューブが必要なのである)に目をつけここにストックの代わりに片手保持用補助装具(アームブレース)を装着して片手でライフルを保持できるようにするというものである。登場当時、銃火器業界でかなり話題となり、これにはATFが違法ではないか?という騒動があったが、最終的にはストックのように補助装具を肩に当てなければ合法とされた。現在ではAR-15以外にもAKやMP5など民間版の銃火器にも対応した同種の製品が出回っている。
  • M249SFN USAが企画した民間用のセミオート(単射)オンリーの軽機関銃。もちろん実用目的ではなくコレクション向けであるが、フルオート射撃が出来ない以外はそのままの機能を残しており、簡易な銃身交換やベルトリンク弾薬の使用も可能。
  • キャリコ M100:キャリコ社の開発した民間向け自動小銃。 ヘリカルマガジンという独特の弾倉を採用し装弾数100発を実現した。 お前のような自動小銃がいるか。 が、いざ民間に売り込もうと思った矢先にアサルトウェポン規制法によって販売不可になってしまい、代わりに軍や警察へ売り込んだら独特の装弾機構が災いして「ジャムりまくるしMP5でいいわ」と言われてどこからも採用されなかった。 まぁ他社の軍用カービンライフルと比較したら装弾数以外に優れた点は特になかったので...。 同じマガジンを搭載した50連発の拳銃タイプもあったがやはり信頼性が悪く採用されず、その結果開発元のキャリコ社は倒産。

その他
  • 一風変わった?色彩感覚-:青色とかのケーキを作ってみたり、派手な色の馬のキャラクターを生み出したり……
  • ハリウッド映画:大作級となれば予算は万で3~4桁は当たり前、最新技術は惜しみなく投入、爆発も特殊効果も惜しみなく使うという、ある意味非常にわかりやすい米国面の例。
  • ハロウィン:実はアメリカに渡って魔改造されたお祭り。元々アイルランド界隈のマイナーなお祭りだったがアメリカに伝えられた後、文字通りの魔改造を受けて今の形に。仮装行列や子供がお菓子をもらう風習などもアメリカ発祥。
  • チャリオット作戦:アラスカ州の一部で計画された核兵器を用いた土木工事。アラスカ州の一部に水爆による核爆発で穴を開けて人口の湾を作り港として運用するという計画。生態系への影響や放射能汚染などの問題が山積みだったため(当たり前だ!)中止となる。
  • 「合衆国(United Stats)」と書くと自国の事だと思っている件:まさかとは思うが、メキシコとの仲が悪いのはこれが原因じゃないよな?。ちなみに巷に溢れる英文というか米文でこうなっているため、英語が破滅的に読めない日本人は「はー、アメリカ合衆国を『アメリカ』って呼ぶのは日本だけなんだな」と思いがちだがイギリスではアメリカ合衆国の事を「America」と略している
  • リチャード・フィリップス・ファインマン:ファインマン・ダイアグラムなど数々の物理学における発見をし、晩年にはスペースシャトル『チャレンジャー』の爆発墜落事故の原因を突き止めた、ノーベル物理学賞を受賞した天才と言う名の変態
  • バラク・フセイン・オバマJr:アメリカ合衆国第44代大統領にして、日本のテレビ東京に緊急特番を放映させた男
  • ヒーローに対するこだわり:古今東西現実架空構わずに「ヒーロー」や「英雄」と呼ばれる存在に対するこだわりは異常(褒め言葉)。アメコミヒーローは言うに及ばず、国外から輸入した特撮番組が社会現象レベルで大ヒットしたり、第二次世界大戦の時に本土に唯一爆撃を行ったかつての敵国パイロットの偉業を本気で讃えちゃった上に爆撃地点に記念碑まで作ったり・・・
  • オカルトへのこだわり確実に元宗主国からの遺伝
  • ヤード・ポンド法へのこだわり:殆どの国がメートル法に切り替える中、この21世紀になっても未だに「相互に関係のない慣習的な各種度量衡単位の寄せ集め」であるヤードポンド法を使用している。当人たちは「使えれば問題ない」と主張しているが、前述の通り普通に事故の原因にもなっている。合理主義どこいった。なお、最近は極東の島国に源流を持つ某スマホゲーの影響でひっそりとメートル法の啓蒙が進みつつあるとか。
  • グロにこだわる洋ゲー:日本製のゲームと比べて出血やグロ描写がやたら多い。分かりやすい例が格ゲー。日本が脱衣KO乳揺れする格ゲーを作っているころ、アメリカではKOした敵を様々な方法で惨殺するゲームを作っていた。なんでも萌え化する変態国の真逆を言っていると言えよう。

米国面が世界を変えた例

異論や批判はあっても、なんだかんだで“世界のリーダー”たるアメリカなのだから、もう枚挙に暇がない。実は“一番乗り”を逃した分野も少なくないのだが、すぐに追いつき、さらには地球規模で“必需品”レベルまで普及させてしまう底力は、他ではなかなか真似できない。
特に20世紀後半では、その傾向はよりいっそう加速している。
ただし鉄道は除くイギリスの弟子筋がもはや師であるイギリスでさえ「なんでそんなところを走っているのか」解らない状態なのでさしものアメリカも太刀打ちできないっつうかしてはならない。もっとも、その原因を問いただすとだいたいフランスせいで片付く。

  • 飛行機:もう言わずもがな。ライト兄弟の“世界初の動力飛行”(信じられない話だが、当時は「人類に動力飛行は不可能ではないか?」とさえ言われていた)に始まり、ジェット時代に多少の後れを取ったものの、たちまち挽回。今や民生・軍需、両分野とも“必需品”であり、ライバルの台頭にさらされつつも、なおもトップランナーの地位を維持し続けている。(まあ、先述の死屍累々については、失敗は成功の母ということで……)
  • 人工衛星:“一番乗り”こそソ連の後塵を拝したものの、実用面、一般化の分野ではアメリカの勝利と言っていいだろう。通信、航法、気象観測などなどなど、人類が受けた恩恵は計り知れない。ちなみに、最も身近な“GPS(グローバル・ポジショニング・システム)”の元祖ナブスター1号が打ち上げられたのは1978年30年以上をかけて携帯電話に内蔵されるまで普及したのだ
  • 電化製品:これも解説不要。トーマス・エジソングラハム・ベル以前から電球電話の原型は完成していたが、実用化、一般化を為し得たのは、両者を筆頭としたアメリカの力。今や電気なしの生活など、先進諸国では考えられない、つか、ムリ
  • リバティ船:アメリカの戦時標準船。当時最先端の溶接ブロック工法を採用し、2700隻以上も作りまくった色んな意味で米国面全開の輸送船Uボートの脅威に手を焼いたアメリカが「沈められる以上に造ってしもうたらええんや」と、一種の“飽和戦術”的に大量建造した次第だが、その理屈は絶対おかしい(もっとも、そのように考えたのは敵国のカール・デーニッツなんだが・・・)。溶接における脆性破壊の研究が未成熟だった初期には大事故が多発したが、そのおかげで溶接技術の発展にも多大なる貢献をした「海のデ・ハビランド コメット」とも言える船でもある。後半は性能・品質も安定し、終戦後に余剰となった分は気前よく敗戦国にも譲渡・売却。1970年代まで世界の海運の一角を担ったという、どこどこまでも桁違いな船であった。
  • 核兵器:……言わずもがな、悪い意味で世界を変えてしまった例。日本人にとっては、最悪の悪夢の1つ。アメリカ一国が「切り札」として独占できた時期はつかの間。ソ連を皮切りに、徐々に、しかし確実に保有国は拡散・拡大を続けている。冷戦終結後は、アメリカを始め先進諸国は核戦力の削減を進めているが、拡散に伴い地域紛争やテロで核が使用される懸念はむしろ増大……(こわい考えになってしまった)
  • コンピュータ関連全般
  • インターネット:これもまた言わずもがな。インターネットの原型ともいえる世界初のパケット通信ネットワークシステム「ARPANET」は、広大なアメリカに点在する大学の研究機関を相互接続するために開発されたものである(『核戦争下でも使用可能な通信システムとして開発された軍事技術』と言われることがあるがこれは誤り。米国国防省が関わってはいるが、あくまで先述のDARPAの前身であるARPAを通じて投資を行っただけである)。これがなければ当然このPixivも存在し得なかった。詳細はリンク先も参照。
  • コンピュータゲーム:生まれたきっかけが原子力関連の研究所を一般公開したが見学者がつまらなそうにしてるからだったり、テレビがつまらない番組ばっかりならどうすればいいかだったりどこかずれている。
  • ギガヘルツ神話AMDによる全世界を巻き込んだ壮大なマッチポンプ。AMDがK7系(初代AthlonシリーズとDuron)を発売した際、パイプライン段数がIntelのP6系(Pentium PRO~Pentium IIIとその世代のCeleron)より深くクロック周波数が上げやすかったため、キリのいい1GHzをIntelより先に突破して一大センセーションを起こし、「パソコンの性能はCPUのクロック周波数で決まる」という風潮を生みだした。焦ったIntelはPentium IIIで急いで1GHzを突破しようとしてTDPエラー(TDP:熱量から見た消費電力量)を出しリコール騒ぎになった挙句、ひたすらクロック周波数の向上に特化したNetBurst系(Pentium4とその世代のCeleron)を投入。しかし当のAMDは当初高クロックCPUの焼損事故が続出して批難されたことや電源容量増大、放熱量増大、リーク電流増大して動作に支障をもたらす、と高クロックの問題に悩まされた挙句「やっぱ方針変えるわ」といきなり方向転換、K8系(Athlon64、Turion64)ではパイプライン段数を減らして平均クロック数あたりの命令処理数(IPC)を高め、K7系比で2/3のクロックでより高性能かつ省電力低発熱という時流を作り出し、NetBurst系の償却が絶望的になったIntelの悪あがきぷりをPCオタの笑いものにした。何より凄いのは、これだけIntelと世界中を揺さぶるAMDのパソコンCPUシェアは最大でも10%程度市場は常にIntelの90%以上の寡占状態にあるということである。それでもIntelに噛みつき続け、時にハメる根性は英国的、日本的と言えるかもしれない(まぁAMDという企業は決して小さい会社ではないのだが)。
  • 自動車排出ガス規制:1970年大気浄化法改正法(通称:マスキー法)として誕生。「排気ガス中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の排出量を、新車ベースで5年間で1/10(目標値はNOxで0.4g/マイル)に減らせ。でないと販売を許さん」という、当時としては世界一厳しい内容だった。ビッグスリー(ゼネラルモーターズフォードクライスラー)が「無理だ!」と猛反対して潰した…かに見えたが、なんとホンダマツダを筆頭に日本メーカーが(セルフで更に厳しい基準を勝手に設けてしかもクリアしているため)あっさりクリアし西欧メーカーも続く。クリーン化技術の三元触媒は低燃費化促進にも貢献し、以後アメリカ自動車市場は「排ガスがきれいで低燃費」な日欧車に蹂躙される皮肉な結果になったのはご愛嬌というレベルじゃねえぞ。
    • 不屈のBIG3:だがBIG3はただ政治的な解決のみをもって自らを保身しよしとしたわけではなかった。一方で日本車に学んだのである。上記フォード・ピントのようなネタも残しつつも、バブル崩壊で資本不足に悩まされた日本車メーカーと提携したりすることで技術を吸収。当時長距離ドライブ用のV8車・V12車ばかり造っていたのをやめ、経済的な直4車(1,500~3,000cc)、その折衷的なV6車(3,000~4,000cc)も市場に登場し少なくとも米国内では受け入れられた。その中にはクライスラー SRT-4などいい時期に右ハンドルで輸入していたら日本の2大変態4WDラリーカーに次ぐ第3勢力になっていたかもしれないクルマもある。さらに意外なことに低燃費技術や排ガス浄化システムなども日本メーカーに伍して研究を進めている。一方日本の技術を単純にコピペしてそれをよしとした欧州メーカーが今度は一転、フォルクスワーゲンのポカで苦境に立たされることに……
  • 飲食物
  • リボルバー:発想そのものは米国完全オリジナルとはいかなかったが、19世紀半ばにコルトによって爆発的に広まった。射程距離こそたかが知れているが、連射可能かつ装弾もそれまでの銃より容易(=短時間で済む)で丈夫、更に取り回しも良好と、兵器としては画期的なまでに優秀だったのである。単純構造故に経年劣化に強いため、黎明期のモデルは実用品兼芸術品として需要と人気がかなり高い。
  • ジミー・コナーズ:1975~90年代まで活躍した伝説的テニス選手。スピード&パワーのスタイルを初めてテニスに持ち込み、闘志を前面に出すプレーぶりと相まって「野獣(ビースト)」と称された。当時木かアルミかが常識だったラケットは鋼鉄製のウィルソン・T-2000。子供のころから室内の板張りコートで鍛えられたライジングの強打、当時では珍しい(男子選手ではビョルン・ボルグと彼くらいだった)バックハンドの両手打ち。それまで「優雅なスポーツ」だったテニスを「格闘技」と呼ばれるまでに激しいものに変えてしまった。ATPツアー(大会)109勝はもちろん歴代1位。
  • デカラケ:テニス関連でもう1つ。1976年、それまで打球面面積が70平方インチ程度であった従来型ラケットの約1.6倍、110平方インチの巨大な打球面をもつラケットがプリンス社から発売された。考案者のハワード・ヘッドが拙い自分でもテニスを楽しめるように、と考え出した物であるだけに最初は「へたくそが使うデカいラケット」と揶揄されたのだが、巨大な打球面の潜在能力は彼らの想像の域をはるかに超えていた。なにしろ、野球のバットと大して変わりない大きさでしかなかったスイートスポットがスイートエリアへと拡大、どれだけラケットを振り回そうと気持ちよい感触と共に凄い打球が相手コートにかっ飛んでいく。コナーズのパワーショットが、ボルグの超絶スピンが誰でも簡単に打てるとあればテニスで飯食ってるプロが使わないわけがない。デカラケ発売後半年もしないうちに、プロテニスの男女世界ランキングは総入れ替え、あっという間に「デカラケでないと勝てない」状態になってしまった(しかも、柔軟にデカラケに乗り換えた当時のランキング上位者はすんなり生き残った)。その後紆余曲折を経てラケットは最大サイズをルールで定められることに。「大きいことはいいことだ」をまさに地で行った、というお話。
  • 海上コンテナ輸送とコンテナ船:「荷物をまとめて箱に詰めて運ぶ」というアイデア自体は18世紀の英国運河時代まで遡るが、このコンテナ輸送を世界規模まで拡大させたのはアメリカのトラック運転手でありのちに実業家となる、マルコム・マクリーンである。彼は港で港湾労働者たちがせっせとトラックから船へ荷物を積み替えているのを待っている中、「こんな無駄なことをしないで、船にトラックをそのまま積んだほうが楽じゃね?」と考え、会社を大きくして中古の貨物船を購入して改造し、トレーラーをそのまま積み込む貨物船を作った。これはのちに「RO-RO船」という、貨物専用のフェリーへと発展する。しかしマクリーンは「キャブとシャシーのスペースが無駄だ!こうなったらトラックの荷台を分離させてそれを専用の船に積み木のように積んでしおう!」と考えた。こうしてコンテナが発明され、彼はこれを実現させるために自分の陸運会社を売り、船会社を買収。そして再び中古の船を改造してコンテナ船を作り上げた。このコンテナを使った輸送方法は瞬く間に世界に広がり、そしてコンテナターミナルという専用の港も整備された。もちろんトラックや鉄道でも海上コンテナは運ばれるようになり、世界規模での海陸一貫輸送が実現した。今や石炭や石油以外の輸出品はすべてコンテナで運ばれていると言っても過言ではない。

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