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声:仲村かおり(アニメ版)

演:余貴美子(実写映画版)


概要

『逆転裁判』第2話『逆転姉妹』、第4話『逆転、そしてサヨナラ』に名前と顔写真のみ登場。年齢46歳。身長164cm。


綾里千尋綾里真宵の母親で『倉院流霊媒道』の家元。姉は綾里キミ子で、彼女の娘である綾里春美の叔母に当たる。夫とは真宵が幼い頃に死別している(『逆転姉妹』での成歩堂との会話で「姉の他に家族はいないのか」と聞かれた時、真宵が「父は私が小さい頃に亡くなった」と語っている)

顔貌は長女の千尋と似ており、成歩堂が写真を見た時は「どこかで見た事がある様な」と呟いていた。


霊媒師一族の綾里家では、女性にのみ霊力が受け継がれ、姉妹が生まれると、姉の方が強い霊力の持ち主となるのが通例である。ところがキミ子と舞子の場合は、例外的に姉のキミ子は全く霊力を持たず、妹の舞子の方が優れた霊力を持って生まれて来た。その為、特例措置として舞子が家元の座を継承し、キミ子は分家へと追いやられる事となった。


15年前に発生した「DL6号事件こと御剣信弁護士殺害事件」において、舞子は警察に要請されて極秘捜査に協力した。彼女は被害者である信を霊媒し、彼の口から犯人の名前を聞き出した。しかし、この捜査によって起訴した被告人・灰根高太郎が無罪となり、捜査が失敗に終わった事をある人物がマスコミにリークし、大々的に報道させてしまう。この一大スキャンダルが原因で、綾里家は世間から猛烈なバッシングを受け、かつては政財界にも強い影響力を持ち、栄耀栄華を極めた権威は失墜するに至った。「一族失脚の元凶」として舞子自身も『倉院の里』の人々や世間から誹謗中傷され、耐え切れなくなった彼女は、幼い娘2人を里に残して失踪してしまった。


失踪から15年以上も経ち、DL6号事件が解決に至って以降も、舞子は依然として行方不明のままである。ただし真宵からは「生存確認を目的として、霊媒を試みたが出来なかったので、生きている事は確か」と見られている。なおDL6号事件の真相は、御剣信を始め、同事件の関係者達の記事を参照されたし。


関連タグ

逆転裁判

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

綾里家

綾里千尋:長女

綾里真宵:次女

綾里キミ子:姉

綾里春美:姪




















この先、重大なネタバレがあります!





















家元の行方

声:森本73子(アニメ版)


逆転裁判3』第5話『華麗なる逆転』にて、ついに姿を現す。山奥の霊術道場『葉桜院』を訪れていた、素性不明の絵本作家・天流斎エリスの名で登場し、成歩堂や真宵と対面を果たす。そして不幸にも、その晩に殺害されてしまう。享年49歳。


アニメ版ではエリスの正体を隠す為、失踪前後で声優が異なっている。

葉桜院にて

(左側の人物)

「姉のキミ子による、娘の真宵の暗殺計画」をゴドーから知らされ、彼と葉桜院あやめと協力して、娘の殺害を阻止すべく『葉桜院』を訪れていた。ゴドーが舞子と接触出来た理由は「裏では警察が、彼女を常にマークしていた為」である。事件の数日前に『葉桜院』を訪れ、住職の毘忌尼に「家元の証である護符」を見せて正体を明かし、彼女とは一定の口裏を合わせた上で、表向きには「次回作の構想の為、宿泊している」と語っていた。


舞子の役目は「キミ子の計画で美柳ちなみを霊媒し、真宵の殺害を指示されていた、姪の春美の足止め」であり、万が一の時に備えて「刀が内包された仕込み杖」も用意していた。しかし「奥の院での荒行に挑む真宵が心配になった、春美が密かに彼女の様子を見に奥の院へ行く」という想定外の事態が起きてしまう。舞子は死を覚悟した上で「春美がちなみを霊媒して、真宵を殺すという最悪の事態」を回避する為、やむを得ず春美より先にちなみを霊媒した。舞子に霊媒されたちなみは、彼女の体を借りて真宵に襲いかかるが、あらかじめ奥の院に潜んでいたゴドーによって、背後から「仕込み杖の刀」で刺されて致命傷を負い、体の持ち主である舞子は、そのまま命を落としてしまう。


その後、裁判で彼女の素性が公表され、成歩堂龍一らの手によって、事件の真相が明らかになると共に、キミ子の陰謀に終止符が打たれたのだった。


殺害される直前の夜、17年ぶりに真宵と再会したが「『倉院流霊媒道』の権威を失墜させた私は、娘に会わせる顔が無い」として、自分から名乗り出る事は無かった。真宵との会話も僅かで済まし、彼女の前では「同じ施設に宿泊する親切な他人」として振る舞った。


しかし里を出て行った後も、舞子は常に娘達への愛情を持ち続けていた。その証拠に、彼女が常日頃から身に付けていた「家元の証である護符」の中には「幼き日の千尋と真宵を写した写真」が入っていた。この写真には「幼児の真宵が誤って『倉院の壺』を割ってしまい、わんわん泣いている所と、妹を見かねて壺の修復をしていた、小学生の千尋を隠し撮りした場面」が写っていた。


当時の姉妹の年齢(千尋12歳、真宵2歳)、2人の側に箒が置かれていた所からして「箒で遊んでいた時に誤って、最初に壺を割った犯人は真宵だった」と推測される。なお号泣していた妹と違って、千尋は撮影の瞬間、隠し撮りに気付いて驚いた表情を浮かべている。


『葉桜院』での事件を経て、真宵と春美は殆どの血縁者を失う事になってしまった。それ故に彼女達はお互いを「生存している唯一の家族」として意識する様になり、その絆は以前にも増して強まる事となった。


絵本作家としては新人で、舞子本人の口から「昨年、執筆した作品を知り合いが気に入って、こっそりと出版社に持ち込んだのが切っ掛けでデビューした」と語られた。彼女の描く絵本は「読む人に安らぎを与える様な素晴らしい作品」と評判で、春美も大ファンとなった。代表作の『まほうのびん』は受賞した事で話題となり、春美の愛読書でもある。『葉桜院』で「敬愛している絵本作家に出会えた」と大喜びした彼女は、即座に初対面の舞子に懐いていた。


魔法使いの様な格好をしているのも、本人曰く「絵本の作風が子供向けの優しいものなので、読者である子供達の夢を守る為の装いである」との事。事件当時は『葉桜院』の装束の上から黒いローブを羽織り、水晶を付けた仕込み杖を持ち歩いていた。家元の護符とも合わせて、この装備品にも「舞子の母としての決意、娘達への深い愛情」が表れていたと言えよう。


ペンネームの「天流斎エリス」は苗字は思い付きで、名前は本名の舞子から、森鴎外の小説『舞姫』のヒロイン、エリスを連想して名付けられた。


英語版での名前は「Misty・Fey(ミスティ・フェイ)」。長女の千尋は「Mia・Fey(ミア・フェイ)」、次女の真宵は「Maya・Fey(マヤ・フェイ)」と、親子3人揃って「イニシャルがM・F」となる様、設定された。

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