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聖白蓮

ひじりびゃくれん

東方Projectの登場キャラクターで、初出は『東方星蓮船』6面(最終面)ボス。以降の複数の作品にも登場する。
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いざ、南無三――

概要

種族魔法使い(元人間)
能力魔法を使う程度の能力
二つ名封印された大魔法使い() ガンガンいく僧侶) 妖怪寺の魔住職() 霊長類を越えた阿闍梨()
テーマ曲感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind
危険度不明
人類友好度
主な活動場所命蓮寺など
登場作品星蓮船Stage6ボス ダブルスポイラーLEVEL12ターゲット 心綺楼自機 弾幕アマノジャク12日目


人も妖怪も神も仏も全て同じ』と言う絶対平等主義者である大昔の僧侶で、人間をやめた大魔法使い。
魔理沙曰く「同業者」であるが、その性質は『身体能力の強化』を中心としている。

伝説僧侶である聖命蓮(みょうれん)の姉であり、弟である彼から法力を学んだ。命蓮の死を切欠に白蓮は死を極端に恐れるようになり、法術ではなく妖力、魔力の類の術によって若返りと不老長寿の力を手に入れた。

最初は自分の魔力を維持するため(=自分の欲のため)に妖怪を助けていたが、人間からの不当な迫害を受ける妖怪達を目にするうち、次第に本心から妖怪を守らねばならないと思うようになった。その人柄ゆえに人間からの人望も非常に厚かったが、妖怪との共存を望み加担していたことが露見すると一転、悪魔扱いされ魔界に封印された過去を持つ。封印が解かれ霊夢たちと対峙した際にも、自分本位で妖怪を退治する姿勢に対し「私が寺に居た頃と人間は変わっていないな」と言い放った。

この発言だけを見ると妖怪のみを救済し、人間は救わないのではという印象を受けるかもしれないが、『諏訪子様の仰るとおりに』ルートの早苗との会話では「人間の味方でもあります」と聖自身が発言しており、後述の命蓮寺が人間の信仰を集めた際にも、(財宝目当ての者を除いて)分け隔て無く受け入れている。

星蓮船』にて霊夢たちによって(結果的に)封印を解かれた後は、妖怪のために「命蓮寺」という寺を人間の里近くに開いている。すると宝船から変化したお寺は縁起が良いと人間の間でも大きく評判を呼ぶ。極めて容易に信仰を集めたため霊夢は悔しがり、神奈子は強く警戒しているが、原作者のZUN氏は「いえ、白蓮はいい人なんです」と述べている。(基本的に曲者ぞろいである東方の中で、ZUN自身の口から「いい人」と述べられるキャラは非常に珍しいといえる)

また、魔理沙を気に入ったらしく困ったことがあったら相談するようにと言ったり、何時でも魔界に連れて行くと約束した。

ダブルスポイラー』では、カメラが効かない(弾幕を消せない)ような護法を用いるなどして元人間ながらにに実力を認められるなど、「大魔法使い」の二つ名に相応しい高い実力を持つ。

心綺楼』でも登場。
今作では、自慢の体術に加え、独鈷杵を柄に見立てたビームサーベルによる斬撃・射撃で闘う。
人間の里の人々の秩序が乱れ、道徳も廃れて「大騒ぎして派手に目立った者こそが正義」という末法の世界と化してしまい、命蓮寺に訪れる人々も仏の教えを受けるのを目的としなくなった事を受け、寺の留守を一輪に任せ、自ら”力も方便”とばかりに派手な闘いに繰り出した。

着々と人気を集めていく白蓮だったが、途中で出会ったマミゾウに異変の元凶について示唆され、同時に夜の人里に異常が起こっている事を伝えられる。

その後、人里にて異変の元凶と遭遇。所持している「希望の面」を紛失し、能力の制御が効かなくなった事が原因であると分かった。何とかしてあげようと考える白蓮だったが、彼女からは希望を持ってる(=人気を集めている)という理由で面を盗んだ犯人扱いされ、襲われてしまう。

この作品での白蓮はやたらと胸が強調されているのが特徴。ZUN絵では全員同じぐらいだったのだが、この作品での立ち絵では彼女だけ他のキャラと比べて明らかに大きく、ドット絵では乳揺れまでする始末。一部では「胸で既に神子は負けている」「ボインボインヒジリィ」などと呼ばれネタにされ始めている。

二つ名

  …ドラゴンクエストシリーズのAI作戦のひとつ「ガンガンいこうぜ」から。
   -「ガンガンいこうぜ」はMPを気にせず、最大威力の攻撃で総攻撃する作戦。
   -AI作戦が初めて搭載されたドラゴンクエスト4に登場した、この作戦にすると
    一撃必殺呪文をボス相手にすら連発し続ける某神官を意識していると考えられる。

  …「阿闍梨(あじゃり)」とは「軌範」を意味するサンスクリット語を音写した言葉で、正しく諸戒律を守り、弟子達の規範となり法を教授する僧侶の事を指し、日本の歴史上では天皇の関わる儀式に修法を行う僧に与えられる特別な職位であった。
  …東方鈴奈庵1巻の読み切り「妖怪おとぎ話」より
  正確には彼女が役者として演じた證誠寺の和尚につけられた異名。
  聖本人はその名をつけられた事にショックを受けている様子も描かれている。
  実際の幻想郷命蓮寺とは何の関係もありません。
  ちなみに同作の16話ではそのことに根を持っていたのか、
  祐天僧正の役を演じた際に「今回はヒーロー役ですよ!!」とはしゃいでいた。
  それにしてもこの僧侶、ノリノリである。

種族

魔法使い(元人間)
捨食(飲食不要)と捨虫(不老長寿)の魔法をかけることによってなれる後天的な魔法使い。
元人間という以外先天的な魔法使いと違いはなく、そのあり方は仙人に近いと言える。

容姿

ああ、法の世界に光が満ちる


金髪グラデーションが入ったロングウェーブ。服装は白黒のゴスロリ風のドレス姿に表地が黒・裏地が赤のマントをはおり、黒いブーツをはいている。「魔人経巻」(通称・エア巻物)と呼ばれる特殊な巻物を広げ、時にその背にはの花のような羽(?)が現れる。マントは省略されているイラストもある。

立ち絵では左右の髪質が違い、髪の右半分が巻き毛、左半分が直毛になっているように見える。
しかし、EDでの絵では完全に巻き毛であるため意図的にそうしたわけではない可能性もある。

髪の色については
・巻物の光の照り返しで紫に見える
・巻物を出していない時のドット絵でも色が変わらないことから、地毛でグラデーションがかかっている
と二通りの意見があったが、ZUNの証言によれば地毛(後者で確定)。

余談だが、ゲーム製作初期段階では黒髪だった。だが服の色とかぶって地味であったため金髪に変更するも、さらに平板な印象となってしまい、グラデーションを入れて現在の髪色になった。
イラストによっては、完全に片方の色のみで統一されていることもある。

また作中で魔人経巻を頭上に掲げているポーズの由来は僧が「転読」という特殊なお経の読み方をする姿が元ネタとする説もある。転読とは長大な経典を上から下に流し開くことによって「読み上げた」と見立てるお経の読み方の作法の一つである。

性格

丁寧で礼儀正しく、同時に包容力を有する、まさに聖人と呼ばれるような博愛主義者。
おっとりとした性格で、特に争いを好まない妖怪に慕われている。怒っている姿を見せることは無く、いわゆる「好々爺」といった雰囲気を与える。
人助けの為なら労を厭わない。またに向かって「人も妖怪も神も仏も全て同じ」と言う豪胆さも兼ね備えており、霊夢らが退治に来た時は自分自身の意見をしっかりと主張し、真っ向からぶつかっていった。
寺の周囲の妖怪が、戒律等に縛られず割と自由に過ごしている中、一人禁酒や生臭物の非摂取、不殺生等の戒律を守り続け、日々の勤行などを行い続けるという生真面目さも持ち合わせているが、特に酒盛りによるコミュニケーションが盛んな幻想郷においては、他の人間と打ち解けにくい状況も作ってしまっている。

能力

魔法を使う程度の能力(身体能力を上げる魔法を得意とする)
主に肉体強化系など、能力上昇系を得意とする。その効果は得意分野とするだけあって非常に強力で、呪文を唱えれば拳は鋼鉄よりも硬くなり、五感が研ぎ澄まされ、八卦炉の中でも平気な肉体を持つ事が出来る。ゲーム中ではスペルカード超人「聖白蓮」で、身体能力強化の魔法が使われているものと思われる。スペル中の移動速度は霊夢の夢想封印を振り切って逃げられるほど速い。

だが、「魔法使い」という種族の例に洩れず、通常は非力な人間と同じ程度の身体能力である。戦うなら不意打ちが一番とのこと。

スペルカード

東方星蓮船

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スペルカード名ENHLEX備考
魔法「紫雲のオーメン」
吉兆「紫の雲路」
吉兆「極楽の紫の雲路」
魔法「魔界蝶の妖香」
魔法「マジックバタフライ」
光魔「スターメイルシュトロム」
光魔「魔法銀河系」
大魔法「魔神復誦」
「聖尼公のエア巻物」
超人「聖白蓮」
飛鉢「フライングファンタスティカ」
飛鉢「伝説の飛空円盤」


ダブルスポイラー ~ 東方文花帖

スペルカード名ステージ備考
「遊行聖」LEVEL-12 SCENE-3
習合「垂迹大日如来」LEVEL-12 SCENE-5
「スターソードの護法」LEVEL-12 SCENE-7


東方心綺楼

スペルカード名備考
天符「三千大千世界の主」
天符「大日如来の輝き」
天符「釈迦牟尼の五行山」
「アーンギラサヴェーダ」ラストワード


ストーリーモード専用

スペルカード名備考
杵符「ヴァジュラパーニの呪文」
超人「ガルーダの翼」
「ベンテンの琵琶法師」白蓮に化けたマミゾウのスペルカード
「二大宗教九字護身法」霊夢との共同スペルカード
「面霊気大調伏」神子・霊夢との共同スペルカード
「最後のトリニティリリージョン」神子・霊夢との共同スペルカード



・プレイ動画はこちらでご覧ください。

その他

八苦を滅した尼公

星蓮船』のSTAGE6のタイトル。
八苦とは人間のあらゆる苦しみを指し、『全ての苦しみを消し去った尼』という意味となる。

「生・老・病・死(しょうろうびょうし)」の四苦と、下記の四苦を合わせ八苦である。
一.愛別離苦(あいべつりく) : 親・兄弟・妻子など愛する人と別れる苦しみ。
二.怨憎会苦(おんぞうえく) : 恨み憎む人に出会う苦しみ。
三.求不得苦(ぐふとくく)  : 求めるものが得られない苦しみ。
四.五陰盛苦(ごおんじょうく): 存在を構成する物質的・精神的五つの要素(五蘊)に執着することから生じる苦しみ。

・尼公(あまぎみ)
尼を敬った呼び方。尼公(にこう)とも読む。
後述の『信貴山縁起』に登場する人物『尼公』ともかけているものと思われる。

ちなみに妖々夢以降、ボスクラスのキャラクターの名前に「八」が関わっている。
八雲()、八意(永琳)、八坂(神奈子)、八咫烏()、八尋和邇(豊姫
古代日本において八という数字は聖数とされ、縁起の良いものとされてきた。また、数が大きいという事を表現する際にも用いられている。

南無三

星蓮船』において聖の戦闘開始の掛け声。
いざ、南無三――!!

南無三とは、仏教語の「南無三宝(なむさんぼう)」の略。
三宝(仏、法、僧)に帰依し救いを請う事を意味し、そこから危難に遭遇したとき三宝に助けを縋るという意味で、「南無三」と御呪いのように唱えられたり、また失敗した際に「しまった」といった感動詞として「南無三」と使われるようになった。

聖輦船

村紗水蜜の乗船であり、聖白蓮を運ぶ為の空飛ぶ船。

元々は「飛倉」と呼ばれる聖命蓮の力が宿った空飛ぶ倉であった。飛宝とも呼ばれ、破片になっても空を飛び、飛倉の持つ霊力は触れるだけで空を飛んだり、身体能力が上がる等のご利益がある。聖白蓮は弟に法力を学びつつ、この飛倉で暮らして力を身に付けた。それを村紗水蜜の為に聖白蓮が法力で、村紗水蜜が生前乗っていた舟そっくりの形へと生まれ変わらせた光の舟が、この聖輦船である。

スペック的には自由に空を航行し、魔界などへの異世界へも自由に行き来でき、自動操縦で運行も楽々。動力は法力であり、製作者である命蓮の法力は魔界に行く際に尽きてしまい、その後は聖白蓮自身の法力で動いている。

星蓮船』エンディングでは、諏訪子に地ならししてもらった場所に着陸し、元の穀倉の姿に戻って命蓮寺というお寺に改装された。別のエンディングでは、幻想郷と魔界を結ぶ遊覧船として運行されており、魔理沙にいつでも運行すると言った。『心綺楼』では背景に聖輦船の浮かぶステージがあるため、現在でも命蓮寺と聖輦船の両方の形態に自由に変える事ができるようである。

ちなみに白蓮が封印された際には、この飛倉の力が使われ、その封印を解くには飛倉の力と毘沙門天の宝塔が必要だった。
また、元となった飛倉は『信貴山縁起 尼公の巻』の巻末で朽ち果てた様子が描かれており、『星蓮船』においても飛倉の欠片がいくつか散らばっている。

魔人経巻エア巻物

聖が手にしている、七色の光の文様が浮かび上がった巻物。彼女が法界に封印されている間に、暇を持て余して作った物とされている。
魔界に存在する物質を素材にして作られており、魔界に存在する物質の多くは、それ自体が意思を持っているため、この魔人経巻も自らの意思を持ち、白蓮以外の者が扱うことは出来ない。
光の文様は能力を使うためのお経であり、呪文そのものが浮かび上がり、巻物となって形成されている。そういった構造のため、紙でできた通常の巻物よりも軽く、容量もほぼ無限と言われており、時間と共に劣化するような事も無いという。
また、「オート読経モード」という機能を搭載しており、呪文の詠唱無しに巻物を振りかざすだけで、その呪文を行使する事も可能らしい。恐らくこの機能もまた、前述の転読を意識している物と思われる。

信貴山縁起 尼公の巻

『信貴山縁起』とは平安時代末期に書かれた日本四大絵巻物の一つ。
信貴山で毘沙門天を信仰する僧侶・命蓮が法力で鉢を飛ばして托鉢したり、終いには麓の長者の倉を鉢で信貴山まで運んでしまうといったような伝説を描いた絵巻物語である。
『飛倉の巻』『延喜加持の巻』『尼公の巻』の三巻から成り、そのうちの『尼公の巻』に登場する命蓮の姉こと『尼公』が、白蓮のモデルと思われる。

『尼公の巻』では、尼公は弟の消息を訪ねて信濃国(現在の長野県)から旅に出る。
尼公が東大寺大仏の前で祈っている最中に眠りに入り、そのの中で仏が紫雲がたなびく西方の山を示したおかげで信貴山に辿り着いて再会を果たし、そのまま尼公は故郷に帰らずに命蓮とともに信貴山で修行と信仰の生活をした。

  • 上述の長者の倉が後の飛倉であり、『星蓮船』本編ではその破片を集めることとなる。

  • 立ち絵において彼女は足下の円盤状の何かに乗っているが、それは命蓮上人の使い、剣鎧護法童子の法輪だと思われる。

二次創作

おっとりした性格の所謂天然ボケ(天然ボケの定義は曖昧だが)を見せる女性として描かれることがあり、長い間封印されていた影響もあってか、極端なジェネレーションギャップが突飛な行動として表れる展開もある。また、包容力溢れる性格や命蓮の姉であった設定から、家庭内における母親もしくはのような位置付けの頼れる女性として描かれ、他人を手助けする描写も見られる。

尚、命蓮上人は真言宗であるので、「」や「エア巻物」等のワードから連想できても、某宗教とは一切関係が無い。

他の東方Projectの登場人物に比べ、「白蓮はいい人」という原作者ZUN氏の発言から逸脱した位置づけは少ない。もちろんいい人キャラの宿命として「実は黒い」というネタもあるにはあるのだが。

他のキャラとの関わりは、かつての仲間であったキャラ達や、星蓮船の物語の後に命蓮寺に住む事になったぬえとの関わりが多い。
それ以外では作中で友好的な描写がされた魔理沙や、聖の封じられた魔界の神であり同じような弾幕を持った神綺、またその娘として扱われることもあるアリスとの関わりも見受けられる。

エア服と呼ばれる刺激の強いデザインの服を着ていることがある。

ギャグ的なネタとしては、一度老いてから若返ったという設定や肉体強化を得意とする設定などに由来するものが多い。しかし当然ながら他キャラ同様これらのネタを好ましく思わないファンも存在するので、用法用量に注意されたし。

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