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朝霧の巫女」の前身、短編集「妖の寄る家」にて、主人公天津忠明に保護された下駄の付喪神。少女の様な愛らしい容姿で娘同然に可愛がられていた。


忠明の亡き後はこまと寄り添い、その息子の忠寿の成長を共に見守ってきた。

忠寿と結実の結婚後は、交流のあった稗田家の、幼少時の稗田倉子と非常に仲が良かった。しかし次第に倉子が成長するにつれ、彼女もまた、こまと同じく人と妖の身である自分との隔たりを感じ始めていた。


忠寿の死の際の出来事により、幽世に引き摺りこまれ、姿を消した。


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