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薔薇園の魔女の手下

ばらえんのまじょのてした

薔薇園の魔女の手下とは、テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に登場するキャラクター(使い魔)の一種である。
目次 [非表示]

概要

テレビアニメ魔法少女まどか☆マギカ』に登場する薔薇園の魔女Gertrud)の使い魔。作中では2種類のキャラクターがこの名称で呼ばれる。


魔女や使い魔のデザインを担当した劇団イヌカレーの雑誌インタビューによると、魔女に忠実な使い魔は彼らだけである。親に当たる薔薇園の魔女もカイゼル髭をセットしてあげるなど使い魔達を大切にしているらしく、彼らが魔法少女に倒されると激高する。


なお、造園係、見回り係、警戒係という表記はゲーム『オンライン』および『ポータブル』で使われた呼称であり、魔女図鑑ではいずれも「薔薇園の魔女の手下」という呼称と魔女文字による真名のみ表記される。


薔薇園の魔女の手下(造園係)

マギカのアレ


薔薇園の魔女の手下。その役割は造園。

おヒゲは魔女にセットしてもらう。

(テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト「魔女図鑑」より)


概要

作中で最初に登場した使い魔。魔女文字による真名はAnthony(公式での読みは不明)で、タグではこちらが使用される。


なお、魔女や使い魔の真名にはドイツ語が使用されることが多いが、厳密にはドイツ語での表記はAntony(読みはアントニー)であり、Anthony(読みはアンソニーまたはアントニー)は英語での表記である。


初登場の第1話段階では名前が存在するかどうかも不明であったため、「ヒゲ」「プリングルズ」など思い思いの名称で呼ばれていた。

オーディオコメンタリーによれば、声優陣からは「ひげおじさん」と呼ばれていたようだ。


外見

カイゼル髭の付いた綿のような頭から、細長い体と腕が生えている。下半身はになっていて、歩く時も羽で歩く。その様はまるで、蝶に寄生した綿の化け物のように見える。また頭には普段は見えないが、青紫色の唇と真っ黒な目を持っている。この目を開くとかなりホラー。


倒された際には、頭と体が消え、蝶だけとなって上に飛んでいく。


第1話に、まどかたちを取り囲んだ彼らが一斉に歌を歌うシーンがある。これを手がかりの一つとして、4chan有志によりまどか文字の解読が進められた。


彼らの歌はドイツ語であり、同時に浮かび上がる魔女文字も同じ文言であるという推定、及び結界内に存在するファウストの引用とみられる文言が「ロゼッタ・ストーン」となったのである。


魔女の結界内まとめ(ニコ動)

3:30のあたりからがそのシーンである。


以下は公式ガイドブック掲載の設定資料より引用。(翻訳:岩城潤子氏)

Das sind mir unbekannte Blumen.

 見たことのない花だ。

Ja, sie sind mir auch unbekannt.

 見たことのない花だねぇ。

Schneiden wir sie ab?

 チョン切ってしまおうか。

Ja, schneiden wir sie ab.

 チョン切ってしまおうね。

Die Rosen schenken wir unserer Königin.

 薔薇は僕らの女王様へ。

Und die schlechten Blumen steigen auf die Guillotine.

 悪いお花はギロチン送り。

Ja, schneide sie ab!

 ヤァ!チョンと切れ。

Ja, schneide sie heraus!

 ヤァ!切り落とせ。


考察

使い魔は魔女の生前の関係者をモデルにしていることがある。以下はこのことからこの使い魔のモデルについての予想ないし妄想したものである。

薔薇園の魔女(Gertrud)については、生前はお金持ちの令嬢であったのではないかという説がある。彼女はその性質が不信でありながら、この使い魔を大事にしている。立派な髭を持っていることから男性であり造園という役割を持つ。以下からそのモデルは彼女の屋敷で仕えていた庭師の男性だったのではないかと思われる。その人物は他人を信用出来ない彼女にとって、唯一心を開ける存在だったのではないだろうか。


人気

スタッフお気に入りの使い魔であり、第12話で魔女(使い魔)代表として登場したのもそのためと思われる。

DVD/BD版第1巻のオーディオコメンタリーでは、声優たちにも好評である。


見た目に可愛らしいことから、親の魔女が存在する使い魔の中では、単独で描かれている率が高めである。


劇場版公開に合わせて、この使い魔のクリップが関連グッズとして発売された。


活躍

テレビアニメ版・劇場版『[前編]始まりの物語』『[後編]永遠の物語』

第1話に登場。初めて結界に迷い込んだ鹿目まどか美樹さやか達を奇声のような歌(後述)で歓迎したが、直後に現れた巴マミによって次々と蹴散らされた。


マミによって薔薇が攻撃された際には、

  • 薔薇を見て右往左往する
  • 頭を抱えて走ってたり、それをほかのやつが追いかけて走って行く
  • リボンによって上に持ち上げられた薔薇を頑張って追いかける

などなど、一瞬可愛らしいと思ってしまう行動があった。役には立たなかったが。


第12話でまさかの再登場。まどかに撫でられた後、無数の蝶となって消えていった。


劇場版『[新編]叛逆の物語

(以下ネタバレ注意)
















































薔薇園の魔女の手下(レンタルver.)。その役割は造園。魔女の手下達の中ではかなり従順で数も多いため、ほむら救出の主戦力として薔薇園の魔女から派遣されて来た。直接的に人魚の魔女の指揮下へ入っているため、その魔力の影響で以前とは容姿が少し異なる。胸に付けた勲章は薔薇園の魔女から付けてもらった宝物。

(劇場版『[新編]叛逆の物語』来場者特典「魔女図鑑」より)


円環の理の一部として登場。暁美ほむら救出の主戦力として、薔薇園の魔女から派遣された。人魚の魔女(真名:Oktavia Von Seckendorff)の指揮下へ入っているため、その魔力の影響でオリジナルとは多少の違いがある。下半身がのような形に変化し、薔薇をモチーフとした槍を持っている。胸には薔薇園の魔女にもらった勲章を付けている。


大量の個体が登場し、他の魔女の使い魔と共に人魚の魔女の使い魔と共闘してくるみ割りの魔女(真名:Homulilly)の手下(真名:Lotte)を押し止めた。


マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

薔薇園の魔女の手下。その役割は造園。

おヒゲは魔女にセットしてもらう。

元々は見滝原という場所に住んでいたが、栄養豊富な土地でより美しい薔薇を主のために育てたいという一心から開拓精神を爆発させ神浜までやってきた。主以外の魔女の結界内でも平気で造園するため一部の魔女からはとても迷惑がられている。

ちなみに神浜においては異常な密度で魔女の結界がせめぎ合っており結界主の手下以外の手下が結界内に紛れ込んでいること自体は珍しいことではないらしい。

(『マギアレコード』内の「魔女・ウワサアーカイブ」#130より)


メインストーリー第5章第7話で突如登場。まさかのサプライズにファンからは喜びの声が上がった。


で、本来は見滝原にいるはずのAnthonyがなんで神浜にいるのか、と言えばゲーム内の魔女図鑑での説明文に解があった。

どうやら主人思いすぎて神浜まで出張し造園作業にいそしんでいるようである。


「異常な密度で魔女の結界がせめぎ合っており~」と、神浜市で起こっている異常事態についてもさらりと触れられている。

神浜が「栄養豊富な土地」という一文にどのような意味があるのかはまだ不明。


その後テレビアニメ版の11話で登場。チームみかづき荘がマグカップのコースターを買いに行った店で現れ、コースターをハサミで切ろうとするもフェリシアによって阻止され倒された。


薔薇園の魔女の手下(見回り係・警戒係)

アーデルベルト

薔薇園の魔女の手下。その役割は警戒。人間を見つけると、ベルのような警戒音を鳴らし、容赦ない頭突きを食らわせる。視力は2.5。小さなタイプは侵入者を阻む薔薇の蔦に変身可能。

(テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト「魔女図鑑」より)


概要

小型の個体が見回り係、大型の個体が警戒係である。姿はどちらも同じで、魔女文字による真名も共通のAdelbertアーデルベルト)である。第2話に登場。


外観

下の方がところどころ跳ねている上半身と逆円錐形の下半身をもっている。

また、背中には蝶の羽らしきものが付いている。

顔には複数の眼が付いており、その下にカイゼル髭がある。

大きいものは赤と白が混ざり合ったような体の色をしていて、小さいもの体の色ははほとんど真っ白である。


戦法

攻撃手段はただ一つ。頭突きである。しかし、時には前方の個体が頭突きするように見せかけて相手の頭上を飛び去っていき、後方の個体が頭突きをするという連携もやってのける。


また、体を隠して背中の蝶だけになることもできるようだ。ほかにも、撃たれたり殴られたりするとバラバラになることがあり、それが集まって合体することができる。ちなみにバラバラになったときは、その大量の目と髭とがパーツとなる。


活躍

テレビアニメ版・劇場版『[前編]始まりの物語』『[後編]永遠の物語』

第2話に登場。薔薇園の魔女の結界に侵入したマミ達3人を発見し、警戒音を鳴らしつつ撃退しようとしたがマミによって蹴散らされた。

また、魔女のいる部屋に入ったマミを蔦になって拘束し、壁に叩きつけた。


劇場版『[新編]叛逆の物語』

くるみ割りの魔女との戦いで登場。なぎさと連携してくるみ割りの魔女の手下(真名:Liese)に挑み、得意の頭突き戦法で自身を丸飲みしようとした相手を真正面から粉砕し、蹴散らした。


『マギアレコード』

薔薇園の魔女の手下。その役割は警戒。

(以下略)

同じく薔薇園の魔女に仕える造園係の手下の護衛として見滝原という場所から神浜へとやってきた。

道中、八重歯の赤髪魔法少女にうっかり全滅させられそうにがるが幸い手下のみのグループで魔女はいなかったため見逃してもらえた。

(『マギアレコード』内の「魔女・ウワサアーカイブ」#194より)


美樹さやか scene0ver.の魔法少女ストーリーに登場。5つの属性に合わせ5種類のバリエーションl


関連タグ

魔法少女まどか☆マギカ マギアレコード

魔女(魔法少女まどか☆マギカ) 使い魔(魔法少女まどか☆マギカ)

薔薇園の魔女Gertrud

プリングルズ:造園係の頭の形とヒゲ。ただこちらはハゲではない。

アイスクリーム:見回り係・警戒係の外見。

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