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藤見野イサオ

ふじみのいさお

藤見野イサオとは、ゲーム『逆転裁判2』の登場人物である(メイン画像、右の人物)
目次 [非表示]

概要

『逆転裁判2』第4話『さらば、逆転』に登場。年齢21歳。身長179cm。


『光映プロダクション』所属の若手人気俳優。『英都撮影所』制作のヒーロー番組トノサマン・丙!と双璧を成す忍者ナンジャの主演を務めており、その暑苦しい雰囲気で人気を博している。芸能人の情報に大して明るくない成歩堂龍一でも、名前と顔位は知っている程の有名人である。オバチャンも藤見野のファンであり、訳あって彼のサインを手に入れた時は歓喜していた。


『トノサマン・丙!』の主演俳優である王都楼真悟とは、同い年かつ同時期にデビューした事等から、互いを異常なまでにライバル視しており、何かと張り合っているのだが、いつも彼に一歩及ばず、第3回『全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー』でも、王都楼にグランプリを奪われてしまった。そして、その『ヒーロー・オブ・ヒーロー』の授賞式の直後、楽屋で遺体となって発見され、容疑者として王都楼が逮捕された。両者による番組を越えた泥沼の争いは、最悪な形で決着が付いてしまった。


また生前は、その王都楼のマネージャーである「華宮霧緒との交際関係」が噂されていた。


更に事件の起きた夜には「トノサマンが記者会見で、何かを告白するという話」があったのだが、何故か王都楼本人はその事を知らなかった。しかし後に、その記者会見は藤見野が霧緒に用意させたものであり、彼自身がトノサマンの着ぐるみを着て、記者会見を行うつもりだった事が明かになる。つまり自身を王都楼と偽って、彼について何かを告発するつもりだったのだ。


なお自伝で「修行時代に熊と格闘して友達になった」と語っており、その影響か彼の楽屋は熊のグッズで溢れ返っている。また赤色が好きで、楽屋の冷蔵庫にはケチャップキムチが入っていた他、忍者ナンジャのトレードマークも「真っ赤なギター」となっている。


ちなみに、このグランプリの夜はギターケースはあったが、何故か「トレードマークの真っ赤なギター」は持って来てはいなかった。実はギターケースの代わりの中身は、決して「真っ白」でも「真っ黒」のギターでもなく「記者会見の為に用意していた、トノサマンの着ぐるみ」だったのである。


ゲーム版では「ある人物の遺体を発見した時の回想」でしか私服姿を見られない。反面アニメ版では、後述のネタバレにて解説する「恋人との交際風景」を中心に私服姿の場面が複数登場する。紅白のライダースーツを着用する王都楼のライバルなので、対照的な色合いとなる様、青いシャツの下に黒いTシャツ、白いズボンを着こなしている。ゲーム版の回想シーンは全てモノクロ仕様なので、洋服の色はアニメ版で初めて判明した。


ネーミングの由来は「不死身なのに死んじゃった」から。


関連タグ

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

逆転裁判2


忍者ナンジャ

王都楼真悟 華宮霧緒 大場カオル


藤岡弘、代表作主役をやっていた頃の容姿が藤見野に似ており、名前も「藤」は合っているので、もしかしたらモデルかもしれない。


以下ネタバレ注意










暑苦しい人気俳優の冷たい心

留置所で霧緒と面会して、彼女のサイコ・ロックを解除すると、藤見野が開こうとしていた記者会見の内容と、王都楼と藤見野の因縁の真相が明らかになる(それまでの事件の流れから、大体は察する事が出来るが)


昔から王都楼と藤見野の2人は同期のライバルという事もあり、水面下で激しく対立し合っていたが、特に今回の事件の背景には、霧緒の先輩マネージャー・天野由利恵の存在が大きく関わっていた。由利恵は元々、王都楼の恋人であったのだが、彼に弄ばれた挙句あっさりと捨てられた。後に事務所を移籍して、藤見野と出会って婚約にまで至るも、今度は王都楼が藤見野に「由利恵は自分の元彼女」と暴露する。その事でプライドを傷付けられた藤見野が婚約を解消してしまい、これにショックを受けた由利恵は自殺してしまった。


しかし遺体の第一発見者だった藤見野は、由利恵の遺書を発見するも、それを隠してしまう。その目的は「自身のプライドを傷付けられた事への復讐の為に、王都楼の弱みを握る事」であり、彼は「忍者ナンジャがグランプリ受賞を逃した場合、トノサマンのグランプリ受賞後という、最も注目の集まるタイミングで記者会見を開き、王都楼に酷い仕打ちを受けた、由利恵の遺書の内容を暴露する事で、そのイメージを決定的に傷付けるつもり」だったのである。それだけは回避したい王都楼が、凄腕の殺し屋・虎狼死家左々右エ門に依頼して彼を殺害させたというのが、今回の事件の真相である。


更に最終日の法廷パートでは、筆跡鑑定によって「実は藤見野が隠し持っていた由利恵の遺書は、彼自身が作った偽物だった事」が明らかになった。本物の由利恵の遺書には、王都楼の失脚に繋がる決定的な事実は書かれてはいなかったらしく、その為に藤見野は遺書を隠滅して、自分で偽物の遺書をでっち上げていたのである。


これらの事から霧緒は、由利恵の死すら己の目的の為に利用して弄んだ、王都楼と藤見野を激しく憎んでおり、藤見野と交際するふりをして接触していたのは、遺書の情報を探り出す為である。そして今回の事件で、王都楼が藤見野を殺害した偽の証拠を作ろうとしたのも、彼が真犯人だと確信していたからであった。これが霧緒が偽装工作をした件の真相である。その為、偽装工作をするに当たって「藤見野の死体の胸にナイフを刺した時も、私は罪の意識を感じなかった」と語っている。


一応、殺人事件の被害者という立場の人物ではあるのだが、この様に彼も彼で、王都楼への嫉妬からの対抗意識という、自分勝手な理由から婚約者の由利恵を捨て、それが原因で彼女を自殺に追い込んだばかりか、挙げ句の果てに、由利恵の死を王都楼を失脚させる為の材料として利用する事を目論み、彼女の遺書を隠滅して偽物の遺書をでっち上げて公表しようとする等、どうしようもないクズである。


アニメ版では「由利恵の遺書は本物」だったが、どちらにしても「藤見野が遺書を隠蔽した上で、王都楼を失脚させる為に、由利恵の死を利用しようと目論んだ事」に変わりはなく、彼のクズ度合いが変わる訳ではない。


要するに、この事件の発端は「クズ男2人の下らない喧嘩」だったのである。「被害者も被害者で、どうしようもないクズだったという点」は後の作品この人物にも通じる。こんなクズ共が、人気特撮番組で正義のヒーロー役を演じていたというのは、何とも皮肉で酷い話である。彼らの犠牲者となってしまった人々が気の毒でならない。2人の末路は「これまでの自分達の行いに対する、因果応報の結果」と言っても過言ではなく、当然ながら同情の余地は皆無である。

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