解説
買い物などで買おうと思っていなかったものを商品の見た目、店員の口車、またはその場の空気の流れなどで購入することを指す。
多くの場合購入して良かった、という時には用いられず「俺、なんでこんな物買ったんだ……」という後悔の念と共に用いられる言葉である。とはいえ買ったときよりも買わなかったときの後悔のほうが大きいものでもある。
衝動買いを起こす理由は上に挙げた通りである。普通買い物の際にはその商品が必要かどうかを考え、必要と判断して買うというプロセスがあると思われ、多くの場合買い物に行く際には○○を買う、という目的を持っていると思われる。如かしながら衝動買いの場合はそのような目的がなく、その場の流れで購入してしまう事になり、結果として実際には必要が無かった、というケースに陥りやすい。
近年はクレジットカードなど現金を持たなくても商品を購入する方法や、ネットショッピング等、その場で購入する方法が充実しており衝動買いが起きりやすい環境にあると思われる。
衝動買いをしやすい状況
衝動買いをしてしまったら……
未開封であれば返品ができる場合もあるが、当然食料品などでは不可だし、不良品でなければ、返品を受け付けなければいけないという法律は無い為、返品を受け付けてくれない場合もある。家電やゲームソフトなどなら中古ショップに売る、という手もあるがそれでも損をする事は避けられない。
ただし、訪問販売（キャッチセールスを含む）や電話勧誘販売、マルチ商法や内職商法などに関しては『特定商取引に関する法律』によりクーリングオフという特例があるため、一定期間内（契約の種類により異なる）であれば無条件で契約解除できる。消費者センターなどに相談しよう。
衝動買いを未然に防ぐ方法
- クレジットカードを持たない
- 必要な現金しか持たない
- Amazonアカウントを消す
ただ上記3つの方法は本当に必要なものまで買えなくなる恐れがあるのであまり現実的ではない。
一番いいのは、ふと欲しいと思ってもすぐに買わずに、冷却期間を置くことである。
ネットの掲示板などに於いて
2ちゃんねるなど一部の掲示板のスレに於いて、衝動買いをしてしまったときに「イヤッッホォォォオオォオウ！」という掛け声のAAを、衝動買いの内容（時に画像）と共に晒すスレが存在する。（デジカメ・PCパーツetc）
同時に「ストン」（冷静になった後）のAAも、貼り付けるのがお約束である。
これらのスレでは衝動買いを「IYH」、してしまった人を「IYHer」と呼び、時折SNSなどでもこれらの用法を見かけることがある。
なお「イヤッッホォォォオオォオウ！」の元ネタは、2000年に発売されたアダルト向け美少女ゲーム・AIRの主人公である国崎往人が、「イヤッッホォォォオオォオウ！国崎最高ー！！」と叫んだセリフが派生して、衝動買いを表す掛け声に転じたものと思われる。
