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西武鉄道

せいぶてつどう

首都圏(東京都・埼玉県)に路線を持つ大手私鉄。
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都心から、埼玉県の所沢、川越秩父方面、都内の拝島方面を結んでいる。
基幹路線として新宿線系統各線・池袋線系統各線があり、このほかこれらとはつながりの無い多摩川線および山口線がある。

路線


新宿線系統

池袋線系統

その他


※ 秩父線と有楽町線は「西武」を入れたのが正式名称。

特徴

首都圏直通路線でも近郊電車型の停車パターン(千鳥配置型停車パターン)を採用する、専門車両メーカー並みの規模の車両工場(西武所沢車両工場 - 現在は廃止)を自前でもち、多数の鉄道車両を製作していたなど、大手私鉄の中ではやや特異な経営戦略をとっていた。かつて私鉄で唯一国鉄標準機と同等出力(2550kw)の大型電気機関車を保有していたことや、新型車両に旧型車の走行機器流用を徹底していたことでも有名。創業家による直接経営が終焉してからはこのような特徴は薄れつつあるものの、今でもその特異性を垣間見る機会は多い。

池袋線は沿線にトキワ荘跡・虫プロ石森プロ東映アニメーションなどがあり、今も沿線に漫画家が多く住むなど漫画・アニメと関係の深い路線として知られ、アニメによる振興条例を展開する東京都練馬区などと合同企画で、「銀河鉄道999ラッピングトレイン(車内に松本零士のサインがある)」を走らせたり、大泉学園駅に車掌さんの像を置いたりしている。

プロ野球球団「埼玉西武ライオンズ」のオーナー企業でもあり、球団の本拠地、西武ドームへの輸送も担っている。グループ会社には伊豆箱根鉄道近江鉄道が存在する。

創業家一族から最後に逮捕者の出る火遊び(土地取引による本業外収益やセゾングループ)があまりに有名なことや、車両が旧かったり新型車がニセモノ(いわゆる機器流用。後述)だったりしたことなどから、沿線住民以外からは「鉄道業に熱心ではない会社」と位置づけられがちであるが、とんでもない間違いである。実はダイヤと運行姿勢の変態度では京急に次ぐ関東大手私鉄No.2。特に登場時1067mm軌間では最強の怪力を誇った101系電車の導入から快進撃が始まる。

  • もともと軽便鉄道で線形がよくないにもかかわらず大出力主電動機に物を言わせて105km/hでぶっ飛ばす
  • 西武新宿駅のアクロバット運用。ターミナルのホーム・配線が2面3線という状況で、発列車本数最大40本/h「常時逝っとけダイヤ(レッドアロー以外の列車はまず到着と同じ種別で出て行かない、しかも3扉4扉お構いなし)とも。
  • 中央快速線との競合は、以前は勝負をほとんど投げていたがJRがあんまりに不甲斐ないので拝島線直通増発傾向に転じる。ちなみに拝島線の一部は未だに単線であるが、拝島からの所要時間は中央快速線で山手線乗り換え駅より西武新宿線・拝島線直通急行で東京メトロ東西線の方が速い。
  • 田無駅チキンレース。西武新宿駅行の急行が乗り継ぎの各停到着からどれだけドア開時間を稼げるかが乗務員の腕の見せ所。
  • 以前は、都立高校が「交通事情による休校」を決める際の基準として「西武が動いているか」が判断材料として使われていたという。
  • 機器流用車両の存在。先代レッドアロー5000系の走行機器類は当代レッドアロー10000系(最終編成を除く)へ流用。101系の走行機器類は9000系4000系へ流用されている(9000系はのちにVVVF改造)。
    • 101系は京急1000形と並ぶような走るオーパーツなので問題ないとして、なぜその増備途上でツリカケ式の更新車が濫造されファンから叩かれたのか。それはとにもかくにも冷房化を急いだからである。実は黄色車と言うのは元々冷房制御線の引き通しがあることを示す識別色だったのだ。そして冷房化の為には旧くて重い車体を捨てて軽量車体に取り換える必要があった。もうお分かりだろう。かつての西武への誹謗である“ニセ新車の濫造”とは、「お客様の求めているのはカルダン化によるわずかな時分短縮よりも快適性の向上と頻発ダイヤとその固さである」という西武の分析結果に基づいたものなのだ。決して、火遊びに興じていたからではないのである。
    • なお、黄色塗装に関しては「HSC-D電磁直通ブレーキ採用車の識別の為」とされていることもあるが、これは明確に誤り。HSC-D電磁直通ブレーキの識別色は黄色車に入れられたクリーム帯である。この為、ツリカケ車や西武の初期のカルダン車(電磁直通ブレーキ・電磁自動空気ブレーキは未採用)は冷房化による塗装変更後もクリーム帯を配していない。
  • そのうち、鉄道ファンには概ね好評である4000系の4009編成はさらに改造し2010年代流行のレストラン列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」に。関東私鉄では初。
  • 6000系20000系、と鋼製車時代の“黄色い電車”のイメージを払拭しようとしているように見せかけながら、パスネットなどのシンボルマークは相変わらず黄色い電車。そして30000系では部分的ながら黄色が復活。
  • 2017年春にデビューの40000系では、一部の編成にデュアルシート機能を装備。この機能を生かして東京メトロ東京急行電鉄方面へ直通する座席指定列車「S-TRAIN」を運行することになった。この結果、大手私鉄では珍しく『座席指定特急』と『通勤形による座席指定列車』の併存・運行重複区間があるということになる。

特急レッドアローでは先代5000系使用時代の末期に車内販売を廃止して以来、自販機の設置くらいしか飲食に縁がない。同じく観光要素も高い東武・小田急に比べるとサービス内容は簡素(なお、池袋線系統では新型特急車両を2018年度をめどに導入することが決まっているが、詳細は未確定)。

創業家堤一族

滋賀県出身の堤康次郎が一代で築き上げたのが西武グループである。堤は地元・滋賀県での近江鉄道経営や、伊豆・箱根・軽井沢の経営開発なども行った。
一方でその経営手法は強引そのものと言われ毀誉褒貶も激しかったとされる。
更に堤の特徴として有名なのは稀代の女好きであったところだろう。正妻とされた人物だけでも4人おり、婚姻関係を結んでいない愛人の類は何十人もいたという。中には姉妹全てが康次郎の愛人となった例もあるとか、部下の妻だとか、倒産して買収した企業の社長の娘とか、果ては華族の娘まで枚挙に暇がない始末であった。後継者・義明の子もまた愛人であったとされる。どこのエロゲの登場人物だ

さて、長男(であったとされる)清は、その妻と康次郎が関係を持ったことに激怒した結果父と袂を分かち、次男である清二はセゾングループを継承、西武鉄道は三男の堤義明が継承した。
バブル期には義明の総資産は実に3兆円にも上り、当時世界一の資産家と言われた。義明はヘリコプターで西武沿線や会社を回った。ヘリから見れるように、当時の西武バスは屋根上に車両番号を表示していたとか。
西武グループの開発した墓地には国王の霊廟かと言わんばかりの父・康次郎の巨大な墓地を建造し、グループの社員に交代で24時間勤務の守をさせたとされる。もはや単なるワンマン経営者の域を超え、どこかの国家の独裁者のような驚愕のエピソードを有した。
グループの保有する球団西武ライオンズでも絶対的オーナーとして君臨し、チームのオーダーにまで口を出したという。一方でスター選手とされていた選手にはダダ甘だったらしく、かの清原和博も数多くの遊びを覚えた。
清原へのこの過剰な甘やかしは後に彼の人生を破滅へと追いやることになるのだが…皮肉にも彼自身も不正取引などが原因で逮捕され、絶対王政ともいえるべき状態から一気に転落した。
義明の逮捕により西武グループは崩壊の危機を迎え、上場廃止などの苦難の道を経て、外資系ファンドの力添えでようやく再上場を果たした。この過程で西武百貨店やセゾングループとの縁は完全に切れてしまい、今や同じ沿線で商売を行うだけ程度の仲になっている。

しかし、創業家という絶対的安定株主を失ったことで今度は外資系特有のサバサバしすぎた経営方針に振り回されるハメになる。特に沿線内観光の要たる秩父線をはじめとした幾つかの路線の廃止提言がなされたというニュースは、世間に衝撃を与えた。

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