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西王母

せいおうぼまたはさいおうぼ

中国神話に登場する女神。女仙の長であるともいう。
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  1. 中国で古くから信仰された女仙、女神。
  2. 上記を題材にした能の演目の一つ。


中国の神仙「西王母」

界の女王にして女仙の主。不老不死果実仙薬)を管理しており、
崑崙山に住むという(實吉達郎『中国の鬼神』)。

道教の世界では美しい女神として表わされる。
しかしかつては、豹の尾に虎の牙を持ち百獣も逃げ惑う咆哮をあげるおそろしい姿とされた。
その権能も疫病と刑罰を司るとされたが、
後世には理想化されて、人の生命を救い長寿を与える神とされた(『中国の鬼神』)。

羿と嫦娥

かつて二つもあった太陽の一方を射落として世界に昼と夜を与えた羿という英雄がいた。
羿は天の神であり嫦娥という天女を妻としていたが、太陽を射たことで天界を追放される。
おまけに羿は洛水の女神と不倫をした為、夫婦仲はすっかり悪くなってしまった。
さらにこのまま地上で一生を終えると、死者として黄泉の国行きである。

羿は不老不死の仙薬を求めて苦労して崑崙山に登り、西王母に拝謁した。
西王母はこの英雄が人として死ぬ運命にあることに同情し、
「嫦娥と二人分の不老不死の仙薬を与える。一人で飲めば天に戻ることもできる」と答えた。

さて羿は、吉日を選んで二人で飲もうと嫦娥に仙薬を預ける。
しかし天女に戻りたかった嫦娥は、一人で仙薬を飲み干して月へと逃げ去ってしまった。
                               ――(『中国の鬼神』より)

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