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路線変更

ろせんへんこう

主にエンタメの世界において、作風や方針など売り出し方を変えることである。
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概要

エンターテインメント業界をはじめとする商業の場において、その商品やサービスの在り方、メインターゲットとする層や売り出し方、提供方法などの「方向性」のことを「路線」というが、この路線をなんらかの理由で変えて商品やサービス自体にも変化を与えるというもの。


Pixivでは主にテレビ番組や漫画などで、元から目指していた作風や成功のための目標を大きく変えることを指す。

例えば学園ラブコメものからハードなバトルものに変えるなど、作品のジャンルそのもの、主体とするテーマそのものが大きく変わってしまう事を指す事が多い(ジャンルを変えないまま軽く雰囲気を変える事自体はよくある事であり、それも含めるとキリがなくなってしまう)。


理由は様々だが、代表的なものとしては(メインとなる視聴者・読者に)元の作風がウケなかった事によるテコ入れや、時間的、予算的な都合やスタッフの急な異動などで、本来計画していた展開が難しくなった大人の事情、はたまた作者が元々変更後の路線を希望していた、もしくは飽きた等が挙げられる。


路線変更が成功して前よりも高い知名度を獲得する、安定した人気を確立することもあるが、安易な路線変更により過去のエピソードや設定がなかったことにされたり、元の作風が好きだった人からは反感を買ってしまったりして、ますます人気がなくなってしまう事もある。

このため、「路線変更はファンへの裏切り」と捉え、「ウケが悪くても路線変更するくらいなら」と放送短縮を選んだ作品もある


路線変更した漫画

当初は家族からいつも虐待を受けている雨野ダメ助の悲惨生活を描いたアナーキーなギャグ漫画だったが、「マイ・ウェイ編」でダメ助が社長令嬢と知り合ったことで一気に出世し、うんちく漫画へと変化。

作者曰く、妻から「まだダメおやじを描いていたの?」と言われたので「十年変えなかった設定を変えてみようと思った」との事。


今では野球漫画の金字塔として知られている本作も当初は柔道を題材に扱っていた。

作者は最初から野球漫画を描きたかったが、当時、ライバル誌で野球漫画である『男どアホウ甲子園』を連載中だったということもあって控えられていた。一応いつでも路線変更できるように最初から伏線は張られており、ライバル誌の方の野球マンガが終わるとすぐに野球へと題材を変更した。

無事路線変更は成功し、続編含めて数十年続く大人気漫画となった。


初期は一般的な「熱血スポ根人情もの」としての地味な展開が続き、人気も今ひとつだったが、強さがインフレするにつれて中盤には「リング上で殴られた相手が、試合会場の窓をぶち破って外まで吹っ飛ぶ」超人ボクシング漫画になり、遂には100対1の野試合やら手にダイヤモンドを埋め込んだヤツやらが出てくる完全なバトル漫画にシフトした。

小林よしのり曰く「ヤツ(車田)は何かを悟りやがった」らしい。


当初は『ウルトラマン』のような特撮ヒーローもののパロディ(※実際に連載前の読み切り版では「ウルトラの父が行きずりの相手とのあいだにもうけた子供」という設定であった)として、人々にまったく頼りにされないダメヒーロー・キン肉マンの奮闘を描いたギャグ漫画であったが、「超人オリンピック」の設定が登場したのを機にプロレス風の格闘バトル漫画へと転向し、記録的なヒットを遂げる。

もっとも、それでも下ネタやくだらないギャグが乱れ飛ぶノリは最後まで変わらなかった。


少年ジャンプにおけるバトル路線変更で、最も有名な作品であろう。

当初は西遊記風の冒険漫画だったが、天下一武道会を経て格闘バトル漫画へとチェンジした作品である。

バトル漫画へシフトした理由は不人気故のテコ入れと思われがちだが、実際の人気は中堅ポジションをキープしていた。

本作の路線変更が成功したのも関係してか、ジャンプでは決してバトル主体ではなかった冒険ものやファンタジー作品をテコ入れのために(能力)バトル漫画に仕立て上げる、という例が比較的多く、読者からは賛否両論ある。


連載初期は軍国主義をテーマにしたギャグマンガであったが、連載3ヶ月程という短い期間で超人的身体能力を有す塾生達による格闘バトル漫画に路線変更した。…一部からは「え?この漫画は最後までずっとギャグマンガじゃないかって?」という声もある。


連載初期はターザンをパロディ化した一話完結でページ数7ページのショートギャグ漫画だったが、連載2年後にページ数を13~15ページに増やしタイトルを『新』に変更して作風も長編の格闘ものに路線変更された。

これだけならギャグ漫画からバトル物に路線変更した他のジャンプ作品と大差ないが、本作は格闘技路線が一段落した後に初期の一話完結ギャグ路線に戻し、一定期間がたつとまた格闘技路線に戻すという路線変更を連載終了まで繰り返したところに特徴がある。


路線変更した漫画としては珍しいバトル(スポーツ)路線からギャグ路線へ変更した漫画である。

初期は曲がりなりにもアイスホッケーをやっていたが、いつの間にやらアイスホッケーそっちのけで下ネタだらけのギャグ漫画になってしまった。

ついでに絵柄の変化も著しく、作中でもネタにするほどである。

なお、次作にあたる「太陽の戦士ポカポカ」では下ネタが少なくなり、「かってに改蔵」の中盤からは下ネタがほぼ消滅、時事ネタやサブカル、他作品のイジリが中心となっている。


最初は様々な「闇のゲーム」で悪人を懲らしめる漫画だったが、その中で扱った(当時はまだ珍しかった)「トレーディングカードゲーム」が読者の大反響を呼んだ。その後しばらくしてから完全にカードゲーム路線にシフトした。本作が生んだ「遊戯王OCG」は、後にTCG界のトップに登り詰める事となる。

本作は路線変更というよりは「(アナログ)ゲームバトル」という大きなジャンルが「TCGバトル」として細分化されただけともいえ、実際に主題や大きな要素は変わっていない。


連載初期は作者の前作『A・Iが止まらない!』『ラブひな』の流れをくむ学園エロラブコメ漫画だったが、3巻からバトル編が描かれるようになり、10巻辺りから本格的にファンタジーバトル漫画へと路線変更。作者曰く、この路線変更は「当初からの予定」とのことだが、途中でもラブコメを挟むことはあった。


当初は一話完結型のギャグコメディだったが、徐々にシリアスな要素も取り入れられるようになり、『黒曜編』を境に路線変更。少年漫画の王道である異能力バトル要素がメインとなり、主人公の心の成長や、複数のキャラクターによる群像劇部分が強くなってから一気に人気を集めた。


当初は母兆親子による下ネタギャグ漫画だったが、やがて野蛮な人食い土人白ハゲを中心とする風刺・自己啓発漫画へとシフトしていった。


連載当初はタイトルに反し主役一家が揃うことは殆どなく、ギャグのウケも悉く悪かった為、掲載順(≒読者アンケートの順位)が最後のこともザラだった。

しかし定期的に挟まれるシリアス回の評価は当初から高かったこともあり、5巻に入るころからシリアスバトル中心に方向転換。掲載順は向上し、アニメ化も決定するなど徐々に評価が高まっている。


路線変更したアニメ

当初は放映当時に流行したいわゆる「リアルロボット路線」のストーリーだったが、23話で反乱軍は地球侵略を企むジャーク星人が組織するジャーク帝国に乗っ取られ、物語は地球対ジャーク帝国との戦いというオーソドックスなものに変貌した。


当初は前作の反省を踏まえてコミカルな内容だったが、それが逆に旧来のファンから不評を買ってしまい、後半から従来までのシリアス展開へと回帰する形で路線変更した。


初代から第6世代までは、主人公達一行の各地方における旅路を描く内容だったが、それ以降から完結まではマンネリ対策として、シーズン毎で前提が大きく異なる内容にシフトした。

現在放送中の新世代も、1,2章の緩い旅から一転、3章では第1話で終わった学園もの路線をやり直すテコ入れが成された。


路線変更した特撮

悪役が番組タイトルを飾るという類を見ない特撮作品だったが、番組名の変遷そのものが路線変更を物語っている。


当初は改造人間の孤独とショッカーの怪奇性を描くハードな内容だったが、主人公・本郷猛役の藤岡弘、の負傷離脱、交替して主人公を務める一文字隼人の登場を機に変身ポーズの導入、明快なアクションを前面に出したエンターテインメント路線に軸足を移したことでメガヒットを果たし、現在に至るまでのシリーズの礎を築いた。


裏番組である『ミラーマン』との視聴率競争に勝つ為、11話より巨大化。

それまでさすらいの旅を続けてきた春日兄妹も科学機関・津山宇宙科学研究所に定住するようになる。


番組名は変わっているが主人公は同じで実質的に同一作品。前半の低視聴率を受けて後半の『F』ではむしろ子供向け要素を縮小し、ハードな人間ドラマを中心としたアダルトな路線に大胆にシフトチェンジ。このために今日までカルト的な人気を持って語り継がれる作品となり、大人向けに路線変更した上で成功した、昭和特撮でも稀有な例。


ジャッカーのサイボーグ故の悲哀や犯罪組織クライムのリアルな犯罪描写などを売りにしていたが、子供受けが悪く、23話より前作のレギュラーだった宮内洋演じる番場壮吉/ビッグワンが登場し、コメディ寄りのエピソードが増えた。


ウルトラマン80に変身する主人公・矢的猛UGM隊員にして中学校の理科教師でもあるという「ウルトラマン先生」の設定を最大の特徴としてスタートした本作だが、諸事情によりこの設定は1クールで姿を消し、中盤はもっぱらUGMを舞台とした従来通りのSF路線な作風となる。


さらに後半には児童との交流をメインとしたより低年齢層向けの作風にシフトし、最終クールにはもう一人のウルトラ戦士・ユリアンとの絡みを描くという具合に、何度も路線変更を重ねた。

初期の教師編の早々の終了を惜しむファンも多く、本編終了から26年後に放映された『ウルトラマンメビウス』にてようやくこの要素が回収された


放映時間の変更に伴い、後半は敵組織がジンドグマに交替、コミカル性の強いジンドグマ怪人や幹部、ジュニアライダー隊の登場など、より低年齢層にアピールする内容に路線変更された。

前半のメインであった「拳法」の要素が無くなったわけではなく、また元来の「惑星開発用改造人間」の設定も最終回できちんと回収されている。


『BLACK』が改造人間の孤独と悲哀を主題とし、怪奇性や肉弾戦中心の戦闘など仮面ライダーシリーズの原点回帰的な色合いが強い作品だったのに対し、続編の『RX』では一転して武器による決め技四輪車の乗用、フォームチェンジといった従来のシリーズに無かった要素を全面的に導入したエンターテインメント性の強い作品となった。

当然のように賛否両論が激しかったが、これらの設定は平成ライダー以降の作品にも大幅に取り入れられ、その礎となったのは確かである。


当初はミリタリー路線だったが、某事件によりコミカルな内容への変更が行われた。


歴代ライダー史上、最も目に見える形で路線変更が行われた作品。

当初は「大人向け」として重厚かつ神秘的な内容であったが、番組後半からのスタッフ交代や桐矢京介の投入などを機に、市街地が目立つ現代的な内容に変化した。

前半本来の作風を維持するための予算低迷や、それを賄う玩具も子供ウケが悪く売れなかった事が原因とみられる。


「戦隊の二枚看板」というコンセプトを上手く魅せ切る事が出来ず、途中から怪盗側に活躍や強化が集中する内容へシフトしていった。警察側も最後に挽回を見せたものの、反省点は多かったと製作陣は語っている。


初期構想とテレビ本編の内容が全く違うことがスタッフにより言及されている。当初は『主人公である神山飛羽真が修行の末に剣士として強くなり、様々な場所を旅していろいろな事件や人物と出会うロードムービー風な作品』だったとのこと。

前作「ゼロワン」同様パンデミックにより撮影上様々な制限を受けたのも関係しており、EDやアイキャッチも本編の時間を短くして撮影部分を減らすため当初は設定されていなかったという。


路線変更したドラマ

狂気のマザコン男を佐野史郎が演じることで有名なドラマ。

当初は現代版「ロミオとジュリエット」的な話になる予定で、そのような設定では無かったが、撮影開始後に母役・野際陽子によるアドリブが内外で話題となり、「マザコン夫と息子を溺愛する母親の狂気的な関係」が大きな軸となった。

結果当初高くなかった視聴率は鰻上りとなり、最終的には初期の2倍を記録。「冬彦さん」は流行語大賞に選ばれるなど社会現象を巻き起こした。


路線変更したバラエティ番組

元々はバラエティ番組だったのだが、東日本大震災による短期間の放送休止後は音楽番組となった。


元々は知識と体力で競う番組だったものの、2008年度から受験問題のような難問中心のクイズ内容となった。

しかし今まで視聴してきたファンから批判されただけでなく、挙げ句にはBPOからは「難問ばかりで視聴者が楽しめない」と審議されてしまったため、2013年度から親番組のアメリカ横断クイズを意識した内容となった。


元々「訴えてやる」と言ってしまうようなトラブルを、お笑い要素を取り入れながら弁護士が自身の見解を示しつつタレントと話し合う番組だったが、司会の島田紳助の方向性の模索や引退もあって法律に関する要素はわずかになっていった。のちに「行列のできる相談所」に番組名が変わり、法律相談というコンセプトも完全に消滅したが、一応弁護士がコメンテーターとして出演を続けている。


元々レギュラーたちがクイズをプレゼンする番組であり、番組の内容次第で点数が貰えた。

また、バナナマンといった本番組の企画への出演を機にブレイクした芸人もいた。

しかしゴールデン進出後は視聴率が取れなくなってしまうものの、当時クイズブームだったためそれの影響されて知識芸能人たちがクイズに挑戦するプレッシャスタディーがスタート。そのうち戻すと言いながらも、それを放送したことで視聴率が上がったこともありクイズ番組へと方向性を変えていった。


(クイズ番組となってからはレギュラー陣は総入れ換えされ、さまぁ~ず優香アンタッチャブル山崎を除く出演者は事実上の降板となった)

当初は賛否両論あったものの、今の方が好きという意見も少なくない。当初はリレー方式だったものの、2015年以降はサバイバル方式となっている。


元々は様々なVTRを見てその話が「深イイ話」だったかを判定し、全員一致で賞金等が貰えるというものだったが、2014年度から何故か賞金等が廃止されて有名人含む色んな人物への密着番組となった。おまけに話の数も激減した。

流石にこれも批判は少なくなかったが、結局番組終了までこの路線のままだった。


昭和のお父様が見ていたお色気番組。

当初はその様な要素は一切なく、真面目で硬派な番組だった。

しかし大橋巨泉の「遊びの要素を取り入れたら?」という鶴の一声でお色気番組として定着した。

その一方で硬派な話題もすることも少なくなかった。


吉本印天然素材の後番組ということもあり、当初はコント主体の番組として放送されていたものの、ゴールデン・全国進出してから「グルメチキンレース・ゴチになります」を主体とした番組となっていた。


当初は視聴者からの投稿されたダジャレを映像化した番組だったが、1コーナーに過ぎなかった「ボキャブラ発表会・ザ・ヒットパレード」を拡大する形で、芸人のネタ見せ番組となった。


トーク番組から始まり、一時期クイズ番組だったこともあったが、再びトーク番組に戻った。


当初はドラマの題材に選ばれることが多い職業の秘密にスポットを当てた番組だったのだが、後にコンビニやスーパーの商品、レストランの商品をプロの料理人がジャッジする内容になっていた。


エロ作品における路線変更

前述のような健全な作品における路線変更だけでなく、エロ漫画同人商業問わず)やエロゲそしてイラストCG動画小説といった形式のアダルト要素を含む作品においても『純愛イチャラブ和姦』といったライト系から『陵辱NTR(寝取り寝取られ)・鬼畜』といったダーク系に主な創作物の作風を変えることも『路線変更』の一つである。(ある意味で悪堕ち闇堕ちと言ってもいいかもしれないが……)

当然、概要に述べられている通りライト系の頃の作風が好きだったファン読者から幻滅されるリスクを伴うため、余程の覚悟や事情がない限りはライト系→ダーク系の路線変更はお勧めしない。(ちなみに、ダーク系→ライト系に路線変更した作者・サークルはほとんどいない。ダーク系は金と名を儲けたり有名になりやすい為だろうか。)


なお、エロゲがアダルトシーンをカット・変更して(コンシューマへ)移植されたり、ソーシャルゲームが同一の運営元でもDMMGAMES版(一般)とFANZAGAMES版(R-18)の2バージョンでリリースされたり、といったケースは路線変更というよりはメディアミックスなどの方が近いだろうか(なお、全年齢・R-18両方配信しているにじよめ(現:DLsiteにじGAME)では、他サイトで展開されているゲームを中心に配信しているが、R-18版が存在するゲームでも一般版だけリリースすることが多い)。

一方で、『リトルバスターズ!』(一般)→『リトルバスターズ!エクスタシー』(R-18)のように、全年齢向けの作品が18禁化してリリースされた事例も存在し、これを「エロに路線を変えた」と捉えることもできる。


エロゲメーカーが全年齢向けの一般作のみに転換することはあまりないが(ゲーム部門自体を廃止したり、そもそもエロゲ部門がメインではなかったりということも多い)、TYPE-MOONKeyのように、路線変更ではなくエロゲと一般向け作品の二足の草鞋で商品展開するブランドも存在する(ただし、両者ともエロゲブランドとしてはほとんど機能していないが)。


近年では、pixivにおいてもかつては自分で描いたり、カスタムメイド3Dシリーズを使用する等で作品を投稿していたが、現在はNovelAIで作成した作品のみを投稿するように路線変更したケースもみられるようになった。


エロ作品に関する路線変更の一例

現在活動中の同人作家及びエロ漫画家の一人。過去に発行されていたエロ漫画雑誌『ポプリクラブ』ではフツメン以上な容姿の男主人公とヒロインの純愛和姦というライト系な作品を執筆していたのだが、現在発行されているデジタルアダルトコミック『コミックグレープ』で掲載された主な作品は醜い容姿男主人公とヒロインの性行為、それも凌辱洗脳調教NTR等といった純愛好きが嫌悪するような要素を含んでいる、ダーク系な作風に路線変更した(ただしダーク系でもハッピーエンドで終わる作品が多い)。


こちらも現在活動中の同人作家及びエロ漫画家の一人で、ポプリクラブとは別のエロ漫画雑誌『漫画ばんがいち』に執筆した作品を掲載している。だが前述の肉そうきゅー。氏のように『ライト系からダーク系に変わった』というわけではなく、初期の頃の掲載作品に登場する主役ヒロインは『学生社会人に分類される容姿(身体つきもそれに見合ったものである場合もある)』だったのだが、現在の作品に登場する主役ヒロインは『ロリ(もしくは更に幼い)で身体つきも相応に幼い』と言った感じに『ヒロインの特徴』として路線変更している。


芸能人の路線変更

芸能人が活躍の分野を移したり、キャラクターを変えたりすることも路線変更と呼ばれる。

特にいわゆるアイドルと呼ばれる職業はある程度年齢に上限というものがあり、芸能界に残り続けようとするのであればどこかで路線変更するのが必須ともいえる。


那珂ちゃんは絶対、路線変更しないんだから!」…と言いたいところだが現実では簡単にはいかないのである。


芸能界にはよくあることであり、成功例も失敗例も枚挙にいとまがないが、有名どころを以下に何人か例示する。


もともとは売れっ子のメンズファッションモデルで、CDデビューするなどアイドル的な売り出し方で俳優の道を進み始める。しかしステレオタイプな二枚目キャラとして扱われた上、当時としては背が高すぎることから女優と並んだ時に画が凹凸になるというハンデがあり、当たり役に恵まれなかった。その後端役などで地道に経験を積んだ末、深夜ドラマTRICꞰで主役をつかみ、自虐ネタを交えたコミカルなキャラがうまくはまって演技派俳優としての評価を高めた。


アクションスターを目指してデビューしたが鳴かず飛ばずで、斬られ役やスーツアクターなど顔のほとんど出ない仕事を続ける。しかし本来の性格とは違う「爽やか路線」でオーディションに挑戦すると、トレンディードラマの仕事が増えてブレイクに成功した。無名時代の悪戦苦闘ぶりを積極的に語っており、特に「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」でライダーマンの中の人を務めたことは自慢にしている。

ちなみに、路線変更をアドバイスしたのは事務所の先輩だった浅野ゆう子で、彼女もまたアイドル歌手・グラビアモデルから女優への路線変更を成功させた経験者である。


学園ドラマを皮切りにアイドル歌手としてデビューし、大人気となる。しかし突如バンド結成とロック歌手への転向を発表。これがうまくいかず、バンドが1年で事実上解散となると今度は女優に転身する。結婚・出産を経てからはママタレント・コメンテーターとしての仕事がメインとなり、短大で教鞭をとったり首相の諮問機関の民間議員に選ばれたりと多方面に活躍。Wikipediaに「一度路線変更に失敗したタレントとしては異例の復活」と出典付きで書かれた。


幼い頃からの目標は演歌歌手であり、地元ののど自慢大会で注目を浴びスカウトされて芸能界入り。しかし演歌路線ではなかなか芽が出ず、所属先の事務所がつぶれるなど紆余曲折の末、アイドル声優となる。それでも夢をあきらめずインディーズで歌手活動をしていたのがレコード会社の目にとまり、(演歌ではなく)自ら作詞もするアニソン・ポップス歌手として紅白歌合戦に出るまでになった。

堀越高校の同級生に堂本剛がいるが、演歌志望の勉強熱心な女の子がアニメ界のスターになったギャップは衝撃的だったらしく、テレビで初共演した際「俺の知ってる近藤さん(本名)じゃない」という迷言が飛び出した。


甘いルックスから当初はイケメン俳優と称され、『新撰組!』の沖田総司などマトモな美男子キャラを演じることが多かった。しかし『DEATHNOTE』の夜神月での怪演を評価されたのを機に個性派俳優に転向し、その後も実写版『カイジ』、実写版『るろうに剣心』でも怪演を披露し、その強烈な役どころから「クズしか演じない俳優」と称されるようになった。


デビュー当初は優しい役や正義感の強い役、温厚な父親役を演じることが多かった。

しかし「DOCTORS」に出演以降、「暗殺教室」や「真田丸」において悪役を怪演することが目立つ。またちょうど自身の離婚裁判が泥沼化した時期に「DOCTORS」の放映が重なり、結婚生活の破綻ぶりがワイドショーなどで盛んに報じられてダーティーなイメージがついたのだが、結果的にはそれを逆手にとって「優等生」ポジションから脱却してみせたといえる。

2020年の「病院の治しかた」では、主人公の病院改革を支える元銀行マンという設定の、近年では珍しく誠実で穏やかな人物を演じたが、「DOCTORS」と同じ「経営難の病院」が舞台のためか視聴者からは「いつか裏切るんじゃないかと不安」という声も上がっていた。


若い頃は爽やか系の正統派二枚目俳優として売り出されており、青春映画トレンディドラマにも数多く出演していたが、大抵真面目で明るいスポーツマンや御曹司などであった。

しかし本人はもともとアクション志望(かつ学生時代はヤンチャしていた)ということもあって、徐々に素の自分と役柄のギャップに悩むようになり、やがて自分から志願してチンピラやヤクザ役を演じるようになる。

さらに加齢による顔の変化やミナミの帝王をはじめとするVシネマでの活躍もあって、元来の爽やかというイメージはなくなり、強面なイメージが付くようになった。


横浜銀蝿の弟分としてデビューし、「男の勲章」などで「不良」「ツッパリ」キャラをウリとしていたものの、『超獣戦隊ライブマン』でレッド役を演じてからはヒーローらしい爽やかなイメージを確立。ウルトラマンコスモスでは、ちょっと三枚目だが現場主義で部下に慕われる隊長役を好演した。

またグルメタレントとしても「イベリコ兄貴(※嶋が昔と比べてお腹が出てきた事と嶋がイベリコ豚CMに出演していたことが由来とされている)」というあだ名で知られるほど(『中井正広のブラックバラエティ』などでネタにされていた)。自身でも飲食店の経営に携わっている。


赤と青の全身タイツ姿で「ヌーブラヤッホー」というネタを披露していた女性のお笑いコンビ。

しかしヌーブラを販売している会社からネタに対するクレームが殺到し、ヌーブラを外して「ノーブラヤッホー」というネタに変更された。解散後はそれぞれ芸人時代とは全く別のキャラクターを売り出している。


20代までは高めの甘いボイスが特徴であり美形キャラを演じることも度々あったが、30代以降は野太い声に変わったこから中年キャラを中心に演じるようになった。顕著な例として『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎をドラマCDとカプコン版格闘ゲームにおいてそれぞれ演じているものの、前者では年齢相応の爽やかな声、後者ではドスの効いた不良らしい声と、どちらも同じ声優が同じ役を演じているとは思えない声となっている。


こりん星人」と自称する不思議ちゃんキャラだったのだが、結婚出産を機にママタレ及び主婦タレントとして活躍するようになった。前者のキャラは事務所の意向で演じていたらしく、後年本人は嫌だったと語っており、「こりん星は爆発した」とのこと。


デビュー当初は長髪・色白で澄んだ声の線が細いフォークシンガーだった。しかし自分の声はロック調の歌には合わないと思うようになり、焼酎でうがいをして喉を潰そうとしたり、肉体改造もしたりして、現在の短髪・色黒のしゃがれた声のマッチョなロックシンガーへと変貌していった。


神秘的な歌声を持った清純派歌手としてデビューしたものの、そんなイメージを自身が嫌っていた事や多忙による休業や暴行事件に巻き込まれるといった不幸もあり、ヘビメタ歌手を思わせる過激でエキセントリックなパフォーマンスを行う歌手に変貌した。


月亭方正

デビュー当初の芸名は本名の山崎邦正で、芸風も可愛らしい童顔を売りにしたアイドル芸人的な売り方だった。しかしコンビを解散して仕事が減ったことや、本来のキャラクターが先輩であるダウンタウンの目に留まり、「ヘタレ」「いじられキャラ」「リアクション芸人」として開花。一躍売れっ子となる。

しかし本人は人知れず限界を感じていたある日、先輩芸人からの勧めで落語を聞いたところ感銘を受け、39歳にして落語家「月亭方正」に転身。こちらでも一定の評価を得ている。



インフルエンサーの路線変更

「人がバグってしまうような出来事」をテーマに、日の目を見ることが少ない仕事の裏側や、一般的に知られない奇病、実際に起こった歴史上の出来事や事件といった実話を題材としたフィクションなど、社会風刺を中心とした短編ストーリーが展開されてきたものの、現在は任侠ものをテーマとした漫画を投稿がメインとなっている。但しその一方で、姉妹チャンネル共々解説やストーリーの根幹に社会問題を取り入れる事はある。


当初は企画系Youtuberだったものの、それらの動画は鳴かず飛ばずだった。しかし温泉に入浴した動画を投稿したら再生数が爆上がりする。それ以降その動画をメインとするようになった。



当初はYoutuberを紹介する投稿者だったものの、後に都市伝説系の動画が中心になった。


先述のヒューマンバグ大学同様の内容をメインとしていたが、こちらも現在は(中にはチート級の能力を持つ)御曹司や何でも屋、ヤクザがメインなったスカッと系がメインとなっている。


外部リンク

アニヲタWiki(仮)-路線変更(連載漫画)

アニヲタWiki(仮)-路線変更(特撮)

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